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モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番,ピアノソナタ第3番,第12番(チョ・ソンジン/ヤニク・ネゼ=セガン指揮/ヨーロッパ室内管弦楽団)

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モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K466
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第3番,第12番
チョ・ソンジン Seong-Jin Cho (Piano)
ヤニク・ネゼ=セガン指揮/ヨーロッパ室内管弦楽団
Baden-Baden, Festspilhaus, 6/2018(Concerto), Hamburg-Harburg, Friedrich-Ebert-Halle, 7/2018(Sonatas)
00289 483 5522 (P)(C)2018 Deutsche Grammophon (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo

オーケストラがヤニク・ネゼ=セガン指揮/ヨーロッパ室内管弦楽団ということなので,これは聴かねばと思い購入しました。オーケストラに関しては期待通りで,スピード感と躍動感が気持ちのよい演奏でした。ピアノも力強く溌剌としていてニュアンス豊かに自由に跳ね回る若々しい演奏だと思いました。

録音ですが,少し残響は多めでやや演出感が強めなのが気になるものの,それでも直接音がそれなりに感じられ,明瞭感もあり,音色も少し硬さが感じられるもののまずまず良好です。残響の影響が気にならない方なら良好な録音ではないでしょうか。私の好きな録音とは少し違うものの好録音と言えると思います。

チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71全曲(グスターボ・ドゥダメル指揮/ロサンジェルス・フィルハーモニック)

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チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71全曲
グスターボ・ドゥダメル指揮/ロサンジェルス・フィルハーモニック
Los Angeles, Walt Disney Concert Hall, 12/2013
00289 483 6274 (P)(C)2018 Deutsche Grammophon (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo

くるみ割り人形は組曲より全曲版で聴くのが好きです。新譜を見かけるとついつい手が出てしまう曲です。2018年末の発売ですが,録音自体は2013年です。

演奏は同曲にしては少しシンフォニックに振っているようにも感じられますがノーマルで無難にまとめていて良いと思います。

録音ですが,少し距離感があり残響が多めで直接音に被りがちではありますが,音質を損なうまでに至らず,聴きやすく整えられているという印象です。DGとしは標準的で欠点の少ない録音ではないかと思います。私としてはもう少し各楽器の質感を強めに出して音の伸びももう少し確保して欲しかったとは思いますが。少しオマケですが四つ星半です。

ブラームス:交響曲第3番,第4番(パーヴォ・ヤルヴィ指揮/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン)

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ブラームス:交響曲第3番,第4番
パーヴォ・ヤルヴィ指揮/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
2016年12月19-22日,2017年12月18-21日 ヴィースバーデン,クアハウス
SICC 10269 (P)(C)2018 The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

パーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィルのブラームスの交響曲第1番,第2番に続く第三弾。交響曲はこれで完結です。シリーズとしては,このあとセレナーデ2曲の発売が予定されているとのことです。

演奏については既発売の第1番,第2番と同様でした。中規模の室内管弦楽団による演奏は珍しくなくなりましたので,そういう意味でのインパクトはもはや感じないのですが,それでもキレが良く見通しの良いスピード感のあるこの演奏は好きですね。

そして録音なのですが,残念ながらこれも第1番,第2番と同様でした。スケール感に乏しくナローレンジで音色もくすみがちで,細かいところが聴き取りにくくやかましい感じがします。やはり演奏の素晴らしさ,この編成のオーケストラの良さを今ひとつ伝えてくれていないように思います。

このような録音に今ひとつ魅了のない全集になってしまったのがちょっと残念です。

タグ: [交響曲] 

初春のお慶びを申し上げます

初春のお慶びを申し上げます
本年もまた素晴らしい音楽と巡り逢える
喜びに満ちた一年になりますよう
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます
平成三十一年 元旦

本ブログは開設から約9年半,姉妹サイトのCD試聴記は約16年半になりました。

昨年の後半は仕事に追い詰められていつにも増して活動が鈍ってしまい,つい弱音も吐いてしまって大変失礼しました。今年もしばらくは同様の状態が続きそうなのですが,このような更新状況にも関わらず毎日のように訪問してくださる皆様のアクセスが大きな心の支えになっており,感謝の念に堪えません。少しずつでも更新を続けていきたいと思っておりますので,今後とも何とぞよろしくお願い申し上げます。

ショパン:練習曲集作品10,25(伊藤恵)

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ショパン:練習曲集作品10,25
伊藤恵 Kei Itoh (Piano)
14-16 Sep. 1990, YAMAHA Test Saal, Hamamatsu
FOCD3125 fontec (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

恣意的な表現がほとんどなく素直でストレートな表現が良いと思える演奏。技術的にも優れていますし打鍵も力強く速いテンポで淀みなくグイグイと押してくるところもエチュードらしく良いと思います。

録音ですが,残響感もあまりなくピアノの音を素直に演出色も少なく捉えていますが,ややこぢんまりとしており精彩にもやや欠ける感じがしてとても惜しいと思いました。悪くないのですが,好録音というには少し物足りません。

とはいえ,これは演奏も録音も良かったと思います。気に入りました。何度か再発売をされていますが,現役盤かどうかはちょっと微妙かもしれません...

■購入ディスクメモ(2018年12月) その2

最近購入したディスクのメモです。



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バッハ:ゴルトベルク変奏曲(アンサンブル編曲版)
アンサンブル『音楽三昧』
2018年1月10-13日 笠懸野文化ホール
CRT-1300 (P)2018 CRÉATION (国内盤)
参考: Tower Records,HMV Onlineicon

アンサンブル『音楽三昧』は1984年の結成で,チェンバロ,ガンバ,リコーダーなどのピリオド楽器と,フルート,ヴァイオリン,チェロ,コントラバスなどのモダン楽器を駆使し,ピアノやオーケストラの楽曲を編曲して演奏しているとのことです。編曲は田崎瑞博。



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バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番,第3番,第5番
ビョルグ・ルイス Bjørg Lewis (Cello)
2012年12月17日-19日 バッケ教会(ノルウェー)
LWC 1154 (P)(C)2018 LAWO Classics (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

蒐集盤。ビョルグ・ルイスはノルウェーで最も人気のあるチェリストの一人で,アマデウス四重奏団のマーティン・ロヴェットが使用していたジェンナーロ・ガリアーノ(1748年)(デクストラ・ムジカ財団から貸与)を使用しているとのこと。

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集よりVol.5, 6(エリアス弦楽四重奏団)

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Vol. 5
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第5番,第9番「ラズモフスキー」,第14番
エリアス弦楽四重奏団 Elias String Quartet
Recorded live at Wigmore Hall, London, on 10 January 2015
WHLive0092/2 (P)(C)2018 The Wigmore Hall Trust (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Amazom.co.uk

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Vol. 6
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第6番,第8番「ラズモフスキー」,第16番
エリアス弦楽四重奏団 Elias String Quartet
Recorded live at Wigmore Hall, London, on 7 March 2015
WHLive0093/2 (P)(C)2018 The Wigmore Hall Trust (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Amazon.co.uk

エリアス弦楽四重奏団のベートーヴェンはすでにVol. 4までレビューしていました(こちら)。これで全集として完結です。Vol. 4までは国内のショップで普通に購入できたのですが,これらVol. 5, 6はまだ日本にディスクが入ってきていないようです。仕方なく英Amazonから購入しました。

演奏はVol. 4までと変わりません。大胆で大げさな表現が聴きものです。それが結構痛快に決まっていてワクワクするのです。ライヴ録音の熱気が伝わってくるのも良いところです。これが全集として一貫しているのがいいですね。

録音もVol. 4までと同様です。ライヴ録音として自然であり,高域まですっきりと伸びていて悪くありません。若干音色に癖があるものの許容範囲です。好録音というには少々物足りなさはありますが,まずまず良好です。

皆さんにお勧めするものではありませんが,私としては全集として結構気に入りました。

■購入ディスクメモ(2018年12月) その1

最近購入したディスクのメモです。



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ブラームス:交響曲第3番,第4番
パーヴォ・ヤルヴィ指揮/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
2016年12月19日-22日,2017年12月18日-21日 ヴィースバーデン,クアハウス
SICC 10269 (P)(C)2018 The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen (国内盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

同顔合わせによる第1番,第2番は発売済みですでに取り上げていました。交響曲としてはこれで全集完成です。シリーズとしては,このあとセレナーデ2曲の発売が予定されているとのことです。



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ブラームス:交響曲第3番ヘ長調作品90
セーゲルスタム:交響曲第294番「Songs of a UNICORN heralding...」
レイフ・セーゲルスタム指揮/トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団
The Turku Concert Hall on 23-26 May 2016
ABCD 420 (P)2018 ALBA Records (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo

第1番,第2番はすでに取り上げていました。これまでもセーゲルスタムの自作交響曲とのカップリングで発売されていますが,今回も同様です。ほんとやめて欲しいです(^^;。



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チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71全曲
グスターボ・ドゥダメル指揮/ロサンジェルス・フィルハーモニック
Los Angeles, Walt Disney Concert Hall, 12/2013
00289 483 6274 (P)(C)2018 Deutsche Grammophon (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo

くるみ割り人形は好きなので入手しました。楽しみです。



seong-jin_cho_seguin_coe_mozart_piano_concerto_20.jpg
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K466
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第3番,第12番
チョ・ソンジン Seong-Jin Cho (Piano)
ヤニク・ネゼ=セガン指揮/ヨーロッパ室内管弦楽団
Baden-Baden, Festspilhaus, 6/2018(Concerto), Hamburg-Harburg, Friedrich-Ebert-Halle, 7/2018(Sonatas)
00289 483 5522 (P)(C)2018 Deutsche Grammophon (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo

オーケストラがヤニク・ネゼ=セガン指揮/ヨーロッパ室内管弦楽団ということなので,これは聴かねばと思い購入しました。



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バッハ:フーガの技法 BWV 1080(弦楽四重奏編曲版),他
デリアン四重奏団 delian::quartett
February 19-24, 2018, Deutschlandfunk Kammermusiksaal, Köln
OC 468 (P)(C)2018 OehmsClassics (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

フーガの技法は私には難解なのですが...弦楽四重奏版とあらば聴くしかありません。



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ブラームス:主題と変奏,バラード集,幻想曲集
デニス・コジュヒン Denis Kozhukhin (Piano)
2016年3月 MCOスタジオ5, ヒルフェルムス(オランダ)
PTC 5186568 (P)(C)2017 Pentatone Music (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

2018年度 第56回「レコード・アカデミー賞」特別部門 録音 受賞盤。いつも受賞盤といえど私としては好録音とは思えない場合が多いのですが,今回はどうでしょうか。



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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
テオ・オロフ Theo Olof (Violin)
1974年録音
DHR-8065/6 (C)2019(?) DOREMI (輸入盤)
参考: Tower Records,HMV Onlineicon

蒐集盤。CD試聴記で取り上げていたものと同じ録音と思うのですが,本盤は1974年頃の録音,以前取り上げていたものは1979年というメモ書きになっています。しまい込んだ盤を発掘して確認しなければなりません...



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バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
ドミトリー・フェイギン Dmitry Feygin (Cello)
5, 6, 23, 24 Apr. & 30, 31 May 2018 at Kirari-Fujimi Hall, Fujimi city in Japan
ENCL0001/2 (P)(C)2018 En-ciel (国内盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

蒐集盤。バッハ無伴奏チェロは大量の未聴盤が...少しずつ聴いていかなければ(^^;。



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バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番,第2番,第5番
ジェンジ・エレディ Gyöngy Erödi (Cello)
May 7-11, 2014, Kalvarienbergkapelle St. Peter Waldburg (Österreich)
CD-16318 (C)2018 Carpe Diem Records (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

蒐集盤。

ショパン:練習曲集作品10,25(藤原由紀乃)

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ショパン:練習曲集作品10,25
藤原由紀乃 Yukino Fujiwara (Piano)
1999.12.15-17 田園ホール・エローラ(埼玉県松伏町)
BZCD-1004 (P)(C)2000 Victor Entertainment (国内盤)
好録音度:★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

全体にかなり遅めのテンポで弾いておられることに加えてテンポが揺れるためにうしろにうしろに引っ張られる感じがあり少々もどかしく感じます。技術的にはそつがなくキッチリと弾いておられるのですが。私の好みとはだいぶ異なりました。技巧の冴えや鮮やかさが求められる同曲においては結構特異な演奏のように思います。

録音ですが,残響が多めでピアノの音に被っているため音色がくすんでいて伸びがなく明瞭感も良くありません。こういう演奏なので細部まで見通せる録音にして欲しかったと残念に思います。

ショパン:練習曲集作品10,25,3つの新練習曲(横山幸雄)

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ショパン:練習曲集作品10,25,3つの新練習曲
横山幸雄 Yukio Yokoyama (Piano)
Shimoda Shimin Bunkakaikan "Mai Mai Hall" on 7-9th October 1992
SRCR 9162 (P)1993 Sony Music Entertainment (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

横山氏21歳での録音。やや力で押し切る感のある演奏で,男前でカッコいいのだけれどちょっと直線的に突っ走り過ぎにも聴こえます。技術的な上手さはさすがです。チャレンジ精神溢れる若者らしい演奏と言えるのではないでしょうか。およそ26年前の演奏なので,氏の今の演奏も聴いてみたいものです。

録音ですが,残響を抑え気味に楽器の響きを明瞭に捉えていると思いますが,少し音色にクセがあってちょっと硬く金属的に聴こえます。もう少し自然に伸びのある音で録って欲しかったところです。四つ星半としましたがやや不満が残ります。
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