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チャイコフスキー,ドヴォルザーク:弦楽セレナーデ(柳澤寿男指揮/バルカン室内管弦楽団)

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チャイコフスキー:弦楽セレナーデ ハ長調 作品48
ドヴォルザーク:弦楽セレナーデ ホ長調 作品22
柳澤寿男指揮/バルカン室内管弦楽団
2019年5月13-15日 長野県 軽井沢 大賀ホール
audite 20.045 (P)(C)2020 Ludger Böckenhoff (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

指揮者の柳澤寿男氏の公式Webサイトがあります。そこにバルカン室内管弦楽団について「日本人指揮者柳澤寿男が2007年にバルカン半島の民族共栄を願って設立したオーケストラ。」と説明されています。旧ユーゴスラヴィアという複雑な土地で日本人の指揮者がどのような思いでこの室内管弦楽団を設立されたのか,私には本当のところを理解することは正直難しいのですが,好きな曲なので聴いてみました。

このような団体なので技術面はどうなのかと失礼ながらちょっと心配したのですが,全くの杞憂でした。十分に上手いですしアンサンブルも整っています。オーソドックスで丁寧に誠実に仕上げられています。この団体の成立の経緯など抜きにして十分に良い演奏だと思いました。良かったです。

そして録音ですが,多少の残響感はあるものの,各楽器の音色を質感豊かに,分離良く,弦楽器の魅力を上手く捉えていると思います。若干中域の響きに癖があるように思いますが許容範囲です。優秀録音ではないかもしれませんがまずまずの好録音と思います。

ベートーヴェン:交響曲第5番,ゴセック:17声の交響曲(フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮/レ・シエクル)

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ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ゴセック:17声の交響曲
フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮/レ・シエクル
2017年3月 フィルハーモニー・ド・パリ,2020年2月 ブローニュ=ビヤンクール,ラ・セーヌ
HMM 902423 (P)2020 harmonia mundi musique (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

これもハルモニアムンディによるベートーヴェン・イヤー・シリーズの1枚と思われます。話題の一枚ですね。ベートーヴェンはEdition 2019のベーレンライター版の楽譜を使用しているようですが,録音自体は2017年ということでこの点はちょっと謎です。

で,このハイテンションで突き進む演奏は圧倒的ですね。しかもこれだけの迫力ある演奏ながらオーケストラが見事に完璧にコントロールされ揃っています。聴いている側も熱くなる演奏ですが,さすがにちょっと疲れるかなと思います。

一方録音ですが...残響が多めです。特に低域の残響は過多と思います。再生機の低域の特性によって聴こえ方が大きく変わってきます。低域の量感が控えめ,または低域の締まった再生機であれば問題ないのですが,音作りとして低域をブーストしているような再生機では,低域が多すぎて中高域に被り明瞭感が損なわれるほか,飽和して歪んでいるようにさえ聴こえました。これはちょっとやり過ぎではないかと思います。

また,わずかにダイナミックレンジを圧縮しているようにも思いました。そのためかどうかわかりませんが,全体に音が汚く濁り気味です。閉空間で音が飽和しているようでやかましくうるさい感じがします。音の伸び,開放感がありません。聴き疲れするのはこの録音も一因になっていると思います。

演奏は大変魅力的なのですが,この録音はちょっといただけないと思いました。ちょっと厳しいと思いましたが私としてはこの録音を良しと出来なかったので三つ星半としました。残念です。

なお,録音としてはゴセックの方がだいぶマシに聴こえました。同じように録っているのかもしれませんが,曲として楽器のバランスや音量感・密度感などがだいぶ異なるためではないかと思います。

タグ: [交響曲] 

フランツ・シュミット:交響曲全集,歌劇「ノートル・ダム」間奏曲(パーヴォ・ヤルヴィ指揮/フランクフルト放送交響楽団)

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フランツ・シュミット:交響曲全集,歌劇「ノートル・ダム」間奏曲
パーヴォ・ヤルヴィ指揮/フランクフルト放送交響楽団
hr-Sendesaal, Frankfurt, 3/2013(No.2), 3/2017(No.1); Alte Oper, Frankfurt, 2/2014(No.3), 4/2018(No.4, Intermezzo)
483 8336 (P)2020 Deutsche Grammophon (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

フランツ・シュミットの交響曲は聴いたことがありませんでしたので,パーヴォ・ヤルヴィ/フランクフルト放送交響楽団の演奏ということで,この機会に聴いてみることにしました。今回は録音のみのコメントです。

録音時期が2013-2018年,録音会場も2カ所での収録ですが,全体として似た音作りで統一感はあります。どちらかと言えばAlte Operで収録された第3番,第4番の方が良いように思いました。残響感は多すぎず少なすぎず,音は綺麗に整っています。若干全体を大きく捉えていてまとまりはあるものの個々の楽器の質感は弱めで実在感が薄くもどかしい感じはあります。ただ,ドイツ・グラモフォンとして標準的な録音という感じで悪くはないです。個人的にはもう少し楽器の質感を強めに生々しく録ってくれていたらと思いました。物足りなさを感じるところもありますが四つ星半の好録音としました。

リュート・チェンバロによるバッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ,無伴奏チェロ組曲,平均律クラヴィーア曲集(ヴォルフガング・リュプサム)

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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ第1集
ヴォルフガング・リュプサム Wolfgang Rübsam (Lute-Harpsichord)
録音不明
(P)(C)2018 COUNTERPOINT RECORDS
好録音度:★★★★★
参考: e-onkyo,HDtracks,Apple Music

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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ第2集
ヴォルフガング・リュプサム Wolfgang Rübsam (Lute-Harpsichord)
録音不明
(P)(C)2018 COUNTERPOINT RECORDS
好録音度:★★★★★
参考: e-onkyo,HDtracks,Apple Music

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バッハ:無伴奏チェロ組曲第1集
ヴォルフガング・リュプサム Wolfgang Rübsam (Lute-Harpsichord)
録音不明
(P)(C)2017 COUNTERPOINT RECORDS
好録音度:★★★★★
参考: e-onkyo,HDtracks,Apple Music

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バッハ:無伴奏チェロ組曲第2集
ヴォルフガング・リュプサム Wolfgang Rübsam (Lute-Harpsichord)
録音不明
(P)(C)2017 COUNTERPOINT RECORDS
好録音度:★★★★★
参考: Apple Music

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バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻Vol.1
ヴォルフガング・リュプサム Wolfgang Rübsam (Lute-Harpsichord)
録音 2016年
CR2.334G (P)(C)2017 COUNTERPOINT RECORDS
好録音度:★★★★★
参考: e-onkyo,HDtracks,Apple Music

いずれもリュート・チェンバロによる演奏。バッハのゴルトベルク変奏曲の演奏はちょっと苦手な感じでしたが,録音がとても良かったので入手しました。平均律クラヴィーア曲集は全曲(Vol.5まで)リリースされていますが,まずはVol.1だけ入手しました。

なお,物理メディアでのリリースは見つからず,ハイレゾの配信とApple Musicで見つけましたが,物理メディアでのリリースがあるかどうかはわかりませんでした。また,無伴奏チェロ組曲の第2集はなぜかApple Musicだけでした。なんでこんな中途半端なリリースになっているのかは不明です。私はHDtracksから入手しました。

演奏については,ゴルトベルク変奏曲同様,ゆっくりしたテンポでリズムを大きく崩して弾く独特のスタイルで,やっぱりちょっとついていけない感じがありますが,これからじっくり聴いてみようと思います。

録音については,ゴルトベルク変奏曲とはわずかに違うかなというところはありますが,基本的な音の捉え方はほぼ同一で,残響はほとんどなし,この素朴な楽器の音色を極めて素直に捉えています。ゴルトベルク変奏曲でもコメントしたとおり,私の好きな録音の典型と言える好録音です。

チャイコフスキー,ドホナーニ,ドヴォルザーク,スーク:弦楽セレナーデ集(アニマ・ムジケ室内管弦楽団)

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ドホナーニ:セレナーデ ハ長調 作品10(D. シトコヴェツキー編 弦楽合奏版
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ ハ長調 作品48
アニマ・ムジケ室内管弦楽団 Anima Musicæ Chamber Orchestra
2017年11月12, 13, 24-26日 ハンガリー,フンガロトン・スタジオ
HCD32764 (P)2019 Hungaroton (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Hungaroton,Apple Music

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スーク:弦楽セレナーデ 変ホ長調 作品6
ドヴォルザーク:弦楽セレナーデ ホ長調 作品22
アニマ・ムジケ室内管弦楽団 Anima Musicæ Chamber Orchestra
2017年11月12, 13, 24-26日 ハンガリー,フンガロトン・スタジオ
HCD32824 (P)2020 Hungaroton (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Hungaroton,Apple Music

モーツアルトのディベルティメント,アイネ・クライネ・ナハトムジークが良かったアニマ・ムジケ室内管弦楽団の弦楽セレナーデ集。アンサンブルがとても上手くスマートに上品に仕上がっています。響きも透明で美しいです。フォルテでも熱くならず丁寧に澄まして弾いているのが良いところでもあり,ちょっと物足りないところでもあります。もう少し躍動感があればと思いますが,これがこの団体のカラーなんでしょうね。

録音ですが,残響控えめでスッキリと明瞭に録っているのですが,先に取り上げたモーツアルトの録音に比べると少しベールがかかったようで音のキレと生々しさは少し失われているように思います。十分に好録音ではあるのですが,少々惜しく思います。

弦楽セレナーデ集の第一弾,第二弾,ということですが,弦楽オーケストラの作品をもっと録音して欲しいですね。録音はモーツァルトの録り方で...期待しています。

モーツァルト:ディベルティメントK136-138,アイネ・クライネ・ナハトムジーク(アニマ・ムジケ室内管弦楽団)

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モーツァルト:ディベルティメント K.136-138
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525
アニマ・ムジケ室内管弦楽団 Anima Musicæ Chamber Orchestra
2014年9月7-10日 ブダペスト,フンガロトン・スタジオ
HCD32752 (P)2015 Hungaroton (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Hungaroton,Apple Music

アニマ・ムジケ室内管弦楽団は2010年にリスト音楽院の首席メンバーで創設された団体とのことで,これがデビュー盤とのことです。演奏も良かったのですが,録音が気に入ったので紹介します。

スタジオでの録音とのことですが,残響感は少し多めにあるのですが,楽器の直接音が支配的であり,明瞭感,音色も悪くありません。分離感も良好で,特に個々の楽器の弓が弦を擦って音を出している楽器の質感が感じられるところがとても良いです。適度な距離感で演奏を聴いているような生々しさ,左右のステージ感があります。これも私の聴きたい弦楽器の音ですね。気に入りました。

このディスクですが,Hungarotonのサイトからダウンロード購入しました(→アルバムのページ)。価格は2,899フォリントで日本円に換算すると約1,000円です(実際には何かの割引で2.630フォリントでした)。カード払いの換算レートがわかりませんが,日本でディスクメディアを購入するよりは安く手に入りました。なお,ハイレゾではなく44.1kHz/16bitのFLACでした。

グリーグ:弦楽オーケストラのための作品集(リチャード・トネッティ指揮/オーストラリア室内管弦楽団)

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グリーグ:弦楽オーケストラのための作品集
リチャード・トネッティ指揮/オーストラリア室内管弦楽団
2010年10月 シドニー,ユージン・グーセンス・ホール
BIS-SACD-1877 (P)(C)2012 BIS Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

比較的好きな録音が多いリチャード・トネッティのディスクを探していて見つけた一枚です。収録曲は下記の通りです。

グリーグ:
弦楽四重奏曲第1番ト短調作品27(トネッティ編)
2つの悲しい旋律作品34
恋愛詩作品43-5(トネッティ編)
ホルベルク組曲作品40

グリーグの弦楽四重奏曲の弦楽オーケストラ版は珍しいと思いますが,以前ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラの演奏を取り上げていました。弦楽オーケストラのレパートリーになりつつあるのでしょうか。しかし,元々弦楽四重奏でもちょっと響きが重く暑苦しいと思っていたのですが,弦楽オーケストラになってそれがさらに助長されています。これはちょっと苦手です。他の曲は良いですね。溌剌としていますし,弦楽器の豊潤で艶やかな響きがとても魅力的です。

録音ですが,残響はやや多めで楽器音への被りが少し気になるものの,弦楽器を自然な音色で質感豊かに捉えていて好印象です。私の聴きたい,好きな弦楽器,弦楽オーケストラの音に近いです。好録音です。

チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」抜粋(サントゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮/フィルハーモニア管弦楽団)

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チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」抜粋
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮/フィルハーモニア管弦楽団
2019年11月3日 ロンドン,サウスバンク・センター,ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
SIGCD648 (P)(C)2020 Signum Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

ロウヴァリ指揮の演奏は今までシベリウスの交響曲を取り上げていました(→こちら)。シベリウスでも感じたことですが,この人が振ると,オーケストラの個々のプレーヤーの躍動が音楽を通して伝わってくる感じがするのです。そしてこの白鳥の湖ではそれがより顕著に思います。バレエ音楽ということも影響しているかもしれませんが。

そして録音なのですが,ライヴ録音のようなのですが,残響はあるものの控えめであり,演出感の少ない生の雰囲気がそのまま伝わってきます。高域の伸びと音の透明感に若干不満はあるものの,やや近めの音像で分離も良く各楽器の質感が感じられる点も良いと思います。中低域の響きも締まっています。優秀録音ではないかもしれませんが好録音です。

バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988(ヴォルフガング・リュブサム) ※リュート・チェンバロ版

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バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
ヴォルフガング・リュプサム Wolfgang Rübsam (Lute-Harpsichord)
18-21 September 2017, Immanuel Lutheran Church, Valparaiso, Indiana, USA
8.573921 (P)(C)2018 Naxos Rights (輸入盤)
好録音度:★★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

リュート・チェンバロ(ラウテンヴェルク)による演奏。演奏者のヴォルフガング・リュプサムは「ヘルムート・ヴァルヒャとマリー=クレール・アランに師事し,二度のバッハ全集を含む膨大な録音を成し遂げたオルガニスト」とのことです。

このリュート・チェンバロですが,通常のチェンバロは金属弦であるのに対し,ガット弦が張ってあるとのことで,その音色はチェンバロとは異なり,その名前の通りリュートに近い感じがします。素朴で温かみのある音色が特徴です。当時の楽器は現存しないそうで,この録音では,製作者キース・ヒルが復元した楽器が用いられているとのことです。

演奏ですが,ゆっくりしたテンポでリズムを大きく崩して弾く独特のスタイルです。ビート感ゼロ,というかマイナス?です。音楽が前に流れていかず,音楽に全く乗れないので私はこのスタイルは苦手です。しかし,半端なく崩しているのでかえって潔く,全く違う感覚で聴ける気はします。

そして録音なのですが,これが大変素晴らしい! 残響は皆無,楽器の音,楽器の響きだけをダイレクトに捉えていて,極めて明瞭,音のヌケも全く問題なく,音色も自然です。こういう録音はあざとい感じになりがちですが,そういう嫌みな感じも全くありません。この珍しい楽器の音色を何にも邪魔されることなく堪能できます。「こういう音で聴きたい!」という見本のような録音です。

ということで,文句なしの好録音です。演奏が苦手なのが残念なのですが,録音が素晴らしいため,聴き入ってしまいます。

あとリュート・チェンバロの演奏では,バッハの平均律クラヴィーア曲集,無伴奏ヴァイオリン編曲版,無伴奏チェロ組曲編曲版があるようですので(ダウンロード販売のみ?),これらも聴いてみようと思います。

ハイドン:チェロ協奏曲集,他(ダニエル・ミュラー=ショット/リチャード・トネッティ指揮/オーストラリア室内管弦楽団)

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ハイドン:チェロ協奏曲第1番,第2番
ベートーヴェン:ロマンス第1番作品40,第2番作品50
ダニエル・ミュラー=ショット Daniel Müller-schott (Cello)
リチャード・トネッティ指揮/オーストラリア室内管弦楽団
2001年10月18ー22日 ノンマウスシャー,ニンバス・コンサートホール
C 080 031 (P)(C)2003 ORFEO International Music (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

先日ブラームスのチェロ・ソナタ集を取り上げたダニエル・ミュラー=ショットがまだ若い頃にリチャード・トネッティ/オーストラリア室内管弦楽団と共演したディスク。ベートーヴェンの方は演奏者本人の編曲のようです。低音から高音まで柔らかくふくよかで透明感のある美音が素晴らしいですね。惚れ惚れします。

録音ですが,残響はやや多めでチェロの音に被って若干モゴモゴする感じはありますが,ソロの楽器音がフォーカスされていて協奏曲の録音としては好ましい録り方だと思います。全体として悪くはないのですが,ただやっぱりこの残響による音色への影響が気になります。好録音というには少し物足りません。本当に惜しいです。
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