サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第三番,マルティヌー:ヴァイオリン協奏曲第二番(ショルツ/ランク=レッシンク/ハンブルク交響楽団)

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サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第三番 ロ短調 作品61
マルティヌー:ヴァイオリン協奏曲第二番 H.293
カトリーン・ショルツ(Katrin Scholz)(Violin)
ゼバスティアン・ランク=レッシンク(Sebastian Lang-Lessing)(Conductor)
ハンブルク交響楽団(Hamburger Symphoniker)
Hamburg, Friedrich-Ebert Halle, 3/2000
BERLIN Classics 0017112BC (P)(C)2000 edel records GmbH (輸入盤)
好録音度:★★★★☆

サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲は今まであまり聴いてこなかった曲ですが,ショルツ氏の力強くかつ美しい演奏でその良さを再認識しました。第二楽章などもうこれ以上何を望むことがあろうか,思うほどですし,激しいところでさえもその音色の美しさに魅了されてしまいます。

マルティヌーは今ひとつ曲の面白さがわかりませんでした...。

録音ですが,ソロに関しては残響などの付帯音の被りはほとんどなく,ショルツ氏の美しいヴァイオリンの音色,質感をよく伝えてくれます。オーケストラは多少の残響感を伴っていますが,音のヌケは悪くなく,またソロとのバランスも程良く収められており,協奏曲としてまずまずの好録音と言えます。

良い音楽,良い演奏,良い録音に出会うと,もっといろいろな演奏を聴いてみたくなる曲と,もうこれがあれば満足と思ってしまう曲があります。例えばベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタは後者の方で,オイストラフの演奏があればもうそれで満足してしまっているのですが,同様にサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲もこれで満足かなと思っています。

[サン=サーンス][協奏曲][ヴァイオリン]