天上的な美しさ! アネルセン:マニフィカト(トロンハイム・ソロイスツ/ニーダロス大聖堂少女合唱団/他)

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アネルセン:マニフィカト
カーニス:天上の音楽(弦楽オーケストラのための)
ヤイロ:ツンドラ
ヤイロ:普遍者の歌
トロンハイム・ソロイスツ/ニーダロス大聖堂少女合唱団/他
2013年5月,2014年1月,5月 ノルウェー,トロンハイム,ニーダロス大聖堂
2L-106-SABD (C)2014 Lyndberg Lyd AS (輸入盤)
好録音度:★★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicone-onkyo

AV Watchの【匠のサウンド百景】という特集の中で,エミライ/OPPO Digital Japanの島 幸太郎氏が紹介されていた6曲の中の一つです。リリース当時に話題になったとのことですのでご存じの方も多いと思います。2Lというノルウェーのレーベルは高音質で有名なので幾つかは聴いたことがあるのですが,このディスクは初めてでした。私は全く声楽曲を聴かないのですが,この天上的な響きの美しさにちょっとばかり感激してしまいました。残響を豊富に取り込んでいますが,これはもう音楽の一部として欠かせないものですし,この音楽の美しさを損なうことなく取り込まれていますので問題ありません。

パッケージとしてはSACDとBlu-rayで構成され,ハイレゾの2chステレオのほか,マルチチャンネルの音声も収録されています。私は2chステレオで聴きましたがそれでも十分にこの美しい音楽を楽しむことが出来ました。

グリーグ:ホルベルク組曲,スクームスヴォル:ホルベア変奏(1B1(室内管弦楽団),クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ),他)

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グリーグ:ホルベルク組曲(弦楽合奏版,ピアノ独奏版)
スクームスヴォル:ホルベア変奏(ピアノと弦楽合奏のための)
1B1(室内管弦楽団),クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ),他
2014年1月2-5日,2月24-26日 ノルウェー,スタヴァンゲル・コンサートホール
Simax PSC1332 (P)2014 Grappa Musikkforlag AS (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music

Apple Musicでの試聴です。

ホルベルク組曲はグリーグの中で最も好きな作品です。このディスクでは,原曲のピアノ独奏版と作曲者自身の編曲による弦楽合奏版,そして,このホルベルク組曲を題材に,ジャズシーンで活躍しているスクームスヴォルが主導して即興的な演奏を試みたという「ホルベア変奏」が収録されています。

ピアノ独奏版は初めて聴いたのですが,これがまたかっこいいですねぇ。前奏曲にワクワクしますし,第3曲のガヴォットとミュゼットも洒落ています。ピアノ曲としては有名ではないと思いますが,弦楽合奏版を知っていれば結構楽しめる曲ですね。弦楽合奏版もスピード感と勢いがあり良いと思います。ホルベア変奏は...少し聴いたのですがあまり興味が湧かずパスしてしまいました(^^;。

録音ですが,弦楽合奏もピアノもまずまずの録音で,残響は適度であり録り方も自然で悪くないのですが,少し雑味というか濁りがあり,透明感や音の伸びに欠けています。録音機材があまり良くないのかもしれません。惜しいと思います。

ムラヴィンスキー・イン・モスクワ 1965 & 1972

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ムラヴィンスキー・イン・モスクワ 1965 & 1972
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
SC503 (P)(C)2015 Scribendum Ltd. (輸入盤)
好録音度:★★★★☆~★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

1965年と1972年のモスクワでのライブを集めた7枚組。元々1965年と1972年は別々のセットで販売され,ベストセラーだったとのことで,お持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

CD1の1曲目に収録されているのは先日紹介したルスランとリュドミーラとおそらく同じ演奏で,そのディスクの演奏はほとんどこのセットにも収録されているようです。

収録曲目は上に挙げたURLをご参照いただくとして,このセットはスクリベンダム・レーベルによる入念なリマスタリングが行われたということで,私の持っているビクターのCDに比べて,確かに大幅に音質が改善されていることがわかりました。ビクターのものはコンプレッサーをかけたかのごとく飽和感と音のつぶれがひどかったものが,極めて自然で鮮明な音で普通に楽しめる音で蘇っています。これはうれしいですね。

総じて1965年のものが良く,1972年のものはあまり冴えません。1965年のものでもマスターの状態による差か,大きく出来に幅があり例のルスランとリュドミーラやシベリウスの交響曲第7番などはかなり出来が良く,中にはシンバルが耳に痛いくらい高域が刺激的なものや,マスターテープの劣化によるドロップアウトが感じられるものもありました。

1965年の録音は生録的な演出感のない自然な音響が良く,音が鮮明でそれぞれの楽器の質感が良く感じられます。さすがにオーディオ的なクオリティは良くないのですが,この生々しさは近年の録音では滅多に(というか全く)お目にかかることのできないインパクトのあるものです。ムラヴィンスキーの貴重な演奏がこのような録音で残されたことに感謝です。1972年の方は残念ながら普通の録音に近く,生々しさはほとんど感じられず,録音自体もちょっとしょぼい感じです。こちらも1965年の録音のように残ってくれていたら良かったのにと少し残念です。

タグ: [管弦楽曲] 

ムラヴィンスキー/レニングラード・フィルの「ルスランとリュドミーラ」

昨日紹介したムラヴィンスキー管弦楽名品集に収録されているのと同じと思われる演奏の音源がYouTubeにアップされているのを,いつもTwitterでお世話になっている方が紹介してくださいました。よろしければご試聴ください。



これが私の「爆演」の基準です(^^;。

ルスランとリュドミーラ ~ ムラヴィンスキー管弦楽名品集(エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮/レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団)

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ルスランとリュドミーラ ~ ムラヴィンスキー管弦楽名品集
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

1965年2月 モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
VDC-1115 (P)1986 ビクター音楽産業株式会社 (国内盤)
好録音度:★★★☆
参考: Amazon.co.jp

古いディスク続きで失礼します。これも学生時代にLPで持っていてよく聴いていました。当時から有名な演奏だったと思いますのでご存じの方も多いのではないでしょうか。収録曲は下記の通りです。

グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲
ムソルグスキー:モスクワ河の夜明け
リャードフ:鬼婆(ババ・ヤガ)作品56
グラズノフ:フラグメント第10番
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
シベリウス:トゥオネラの白鳥作品22-2
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲

アルバムのタイトルでもある「ルスランとリュドミーラ」がド迫力の凄まじい演奏です。最初にこれを聴いてしまったらもう他の演奏はヌルくて聴いてられません(^^;。麻薬のような爆演です。レニングラード・フィルの力量を誇示するためのデモンストレーションなのかもしれません。一般にとてもお勧めできるものではありませんが(特に最初にこの演奏に触れるのは全くお勧めできません),一聴の価値アリです。久しぶりに聴いて熱くなってしまいました!

録音ですが,拍手の入る古いライヴ録音で,録音のクオリティは決して良くはありません。残響は多めですが高域は強調されていて曇っておらず,帯域バランスの著しく崩れた音色ながらストレスなく聴くことが出来るという点では良いと思います。

このディスクは1980年代に発売されたものですが,その後再発売されたのかはよくわかりませんでした。

タグ: [管弦楽曲] 

大植英次指揮/ミネソタ管弦楽団のReference Recordings録音から

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レスピーギ:「シバの女王ベルキス」組曲
レスピーギ:地の精の踊り
レスピーギ:交響詩「ローマの松」
大植英次指揮/ミネソタ管弦楽団
2001年5月28,29日 ミネアポリス,オーケストラ・ホール
RR-95CD (P)(C)2001 Reference Recordings (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazonHMV Onlineicone-onkyoApple Music
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ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(1919年版)
ストラヴィンスキー:交響詩「うぐいすの歌」
ストラヴィンスキー:春の祭典
大植英次指揮/ミネソタ管弦楽団
1996年1月18-20日 ミネアポリス,オーケストラ・ホール
RR-70CD (P)(C)1996 Reference Recordings (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazonHMV Onlineicone-onkyoApple Music

以前紹介したR.シュトラウス:英雄の生涯,「影のない女」組曲の録音が良かった大植英次指揮ミネソタ管弦楽団のReference Recordingsへの録音をもう2つ聴いてみました。

いずれもすっきりとした音調で楽器音の綺麗さが際立っていますし,特にストラヴィンスキーの方は低域の伸びとエネルギー感が良いと思いました。一方で,楽器音の質感は弱めであり,また,立体感,広がり感も控え目で,やや不満が残る面もあります。とはいえ,これはなかなかの好録音ではないかと思っております。

CDの他に,DVD-ROMによるハイレゾ音源の販売もあるようで,参考に挙げたe-onkyoの音源はこちらのものではないかと思います。

フィンジ:INTROIT(入祭唱~フィンジの音楽)(ニコラス・コロン指揮/オーロラ管弦楽団)

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フィンジ:INTROIT(入祭唱~フィンジの音楽)
ニコラス・コロン指揮/オーロラ管弦楽団
2015年7月,8月 イギリス,クロイドン,フェアフィールド・ホール
4789357 (P)2016 Decca Music Group (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicone-onkyoApple Music

Apple Musicでの試聴です。いつも参考にさせていただいているクラシック音楽CDの雑談で知ったディスク。ジャケ買いならぬジャケ聴きです(^^;。ジェラルド・フィンジはイギリスの作曲家(1901-1956)で,このディスクでは,編曲版を含めて室内オーケストラの作品を収録しています。(曲目等の詳細は前記のサイトをご参照ください...手抜きですみません)。

フィンジは初めて聴くのですが,郷愁を誘う,ほのぼのする音楽ですね。ジャケットデザインに影響されたわけではないのですが,深まりゆく秋のイメージです。そして底に綿々と流れる「英国」的品格も良いと思います。これはなかなかの掘り出し物でした。

録音ですが,残響感はあまり感じられず,個々の楽器の音色,質感がよく感じられる良好な録音に思います。特に特徴のある録音ではないのですが,ごく自然なイメージであり,欠点があまりありません。こういう何気ないのが実は意外に良いのですよね。

オルフェウス室内管弦楽団の忘れ去られたディスク ~ 弦楽合奏のための英国音楽

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English Music for Strings
オルフェウス室内管弦楽団
New York, State University of New York at Purchase, Performing Arts Center, 12/1985 & 12/1987
445 561-2 (P)1986, 1988 Polydor International (輸入盤)
好録音度:★★★★

オルフェウス室内管弦楽団のディスクをさらにもう一つ。弦楽合奏のための英国の作曲家の曲を収録しています。

エルガー:序奏とアレグロ作品47(弦楽四重奏と弦楽合奏のための)
エルガー:弦楽セレナーデ作品20
エルガー:弦楽のためのエレジー作品58
ヴォーン・ウィリアムズ:グリーンスリーヴスによる幻想曲
ヴォーン・ウィリアムズ:タリスの主題による幻想曲
ブリテン:シンプル・シンフォニー作品4

この中ではエルガーの序奏とアレグロのアグレッシブな演奏が圧巻,オルフェウス室内管弦楽団の機動力,アンサンブル能力の高さを如実に示す好演奏。弦楽セレナーデも美しい。シンプル・シンフォニーは第1楽章のゆっくりしたテンポ取りに不満が残る以外は期待通り。

録音ですが,やや残響が多めに取り入れられていて音色に影響し,また量感たっぷりに捉えられていますがややくどく暑苦しく感じます。同楽団の良好な録音と比較するとやや落ちる印象です。ただ,弦楽器の魅力は十分に感じられるので,弦楽合奏の録音としては普通からやや良い方だとは思います。もう少しすっきりと透明感のある音で残して欲しかったですね。

さてこのディスクですが,オリジナルではブリテンは別のカップリング(プロコフィエフ:古典交響曲,ビゼー:交響曲ハ長調)だったようです。どちらも今では入手性が悪く,また,Apple Musicでも公開されていません。メンデルスゾーンの弦楽のための交響曲集と同様,忘れられてしまったディスクです。もったいないことです。

Henry Purcell: Ayres for the Theatre (Peter Holman / The Parley of Instruments)

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Henry Purcell: Ayres for the Theatre
Peter Holman / The Parley of Instruments
6, 7 January 1986
CDA66212 (P)(C)Hyperion Records (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Amazon.co.jpHMV Onlineicon
今週のツィッターのタイムラインに「パーセル」がたくさん出てきたので久しぶりに聴きたくなって引っ張り出してきたディスク。恐らく私が持っている唯一のパーセルのディスク。最初に収録されているSuite from the play Abdelazar Z570(組曲「アブデラザール,もしくはムーア人の復讐」)は,だいぶ昔に弦楽合奏で演奏したことがあって,そのときによく聴いていた思い出深いディスクでもあります。Abdelazarは2曲目のロンドの主題がブリテンの青少年のための管弦楽入門に使われているのでご存じの方も多いと思います。

これは小編成のピリオド楽器での演奏で(1パート1楽器?),透明で輝きのある弦の響き,快活な楽しげな演奏が印象に残ります。この室内楽的な響きが気に入っています。私にとって古楽の雰囲気にどっぷり浸かりたいときに好適なディスクです。最近はあんまりそんな気分になるときは少ないですが(^^;。

録音はやや残響が多めですが,音色はあまり曇っていないためそれほど印象は悪くありません。ただ,少し遠めのマイクセッティングなのか,楽器の質感が感じ取りにくいのが残念に思います。

古いディスクなのですでに廃盤になっているようですが,ヘリオスレーベルで復刻されたようです(しかしこれもだいぶ前?)。

タグ: [管弦楽曲] 

弦楽オーケストラ名曲集(宮本文昭指揮/オーケストラMAP'S)

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パッヘルベル:カノン ニ長調
バッハ:G線上のアリア
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
ジャゾット:アルビノーニのアダージョ ト短調
グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」作品40
グリーグ:過ぎし春(2つの悲しい旋律作品34より)
宮本文昭指揮/オーケストラMAP'S
2013年3月4日-6日 稲城私立iプラザホール(セッション)
KICC 1097 (P)2013 King Record Co., Ltd. (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: HMV OnlineiconAmazon.co.jpTower Records

元オーボエ奏者の宮本文昭氏とオーケストラMAP'S(コンサートマスターは矢部達哉氏)による第3弾(第1弾はモーツァルト第2弾はチャイコフスキー,ブリテン,レスピーギ)。編成は6-5-4-3-2。「弦楽オーケストラ名曲集」ということで,パッヘルベルのカノンやG線上のアリア,アルビノーニのアダージョなど,ややライトな曲が中心です。グリーグの2つの悲しい旋律からは2曲目しか取り上げていないという中途半端なことをやってくれているのが残念ですが。

演奏は第1弾,第2弾と同じで,弦楽オーケストラの魅力に溢れています。特にホルベルク組曲は溌剌として勢いがあり,また緩徐楽章での熱のこもった歌も聴き応えがあります。小編成と思えない分厚い響きもすごいですね。今回も楽しませてもらいました。

弦楽オーケストラ曲はまだまだ良い曲がたくさんありますから,この調子で録音を続けて欲しいと思います。次回作にも期待! (私としてはドヴォルザーク,エルガー,ホルスト,ウォーロックあたりを期待してます)

録音ですが,前2作と会場は異なるものの,ほぼ録音の質は変わりません。弦楽器の魅力は十分に感じ取れますが,もう少し透明感と各楽器の分離感が欲しいところです。演出色がやや強いのも私としては不満に思います。

管弦楽名曲集(ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル)

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ムラヴィンスキー:管弦楽名曲集
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲
ムソルグスキー:モスクワ河の夜明け
リャードフ:鬼婆(ババ・ヤガ)作品56
グラズノフ:フラグメント第10番
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
シベリウス:トゥオネラの白鳥 作品22-2
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮(Evgeni Mravinsky)(Conductor)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(Leningrad Philharmonic Symphony Orchestra)録音:1965年2月 モスクワ音楽院大ホールにて
VDC-1115 (P)1986 ビクター音楽産業株式会社 (国内盤)
好録音度:★★★☆

グリンカの歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲を聴きたいがために買ったCDです。この演奏がすごいということでLPの時代からこの演奏を聴いてきました。相当前から有名なのでご存じの方も多いと思います。「背徳のクラシックガイド」(鈴木淳史著)でも触れられていますが,最初にこれを聴いたら他の演奏はちんたらとしていてとても聴けない,というのは本当です。

それにしてもこの演奏は本当にすさまじいです。もう言葉では言い表せません。尋常ではありません。しかもこれだけ爆発していてオーケストラは全く乱れません。これぞ真の爆演と言えるのではないでしょうか。

しかし,フィガロの結婚までこの調子なのはどうなんでしょう? 嫌いではないですが。(その他の曲はあまり聴いていません)

録音ですが,ライヴであまり状態は良くありません。しかし,どの楽器も比較的明瞭に聴こえるのと弦楽器がしっかりと聴こえてくるので我慢の範囲です。というよりもこの圧倒的な演奏の前に,録音のことなど忘れてしまいます。

このCD自体はもう廃盤になっています。今現役盤がどれなのかよくわかっていません。これかなと思うのですが定かではありません(→HMV Onlineicon)。違ったらごめんなさい。