モーツァルト:フルート四重奏曲全集(ジャン=ピエール・ランパル,アイザック・スターン,サルヴァトーレ・アッカルド,ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ)

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モーツァルト:フルート四重奏曲全集
ジャン=ピエール・ランパル Jean-Pierre Rampal (Flute)
アイザック・スターン Isaac Stern (Violin)
サルヴァトーレ・アッカルド Salvatore Accardo (Viola)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ Mstislav Rostropovich (Cello)
March 12 & 13, 1986 Studio Cle d'Ut, Paris
SICC 30108 (P)(C)1987 Sony Music Entertainment (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

Twitterでどなたかが紹介をしておられたのを見つけ,この顔合わせなら聴くしかない!と入手したディスク。というのも,ランパル,スターン,ロストロポーヴィチが演奏したハイドンのロンドン・トリオが演奏も録音も大好きな愛聴盤で,このモーツァルトでもその演奏が聴けるに違いない,と思ったからです。

そして,演奏はその期待を裏切られませんでした。巨匠たちによる肩肘張らないお気楽な室内楽。このモーツァルトの作品はこういう雰囲気が本当に似合います。

で,残念だったのが録音。先に触れたロンドン・トリオの録音は残響のないスタジオで親近感のわく音づくりが曲とぴったりとマッチして最高に良かったのですが,この録音もスタジオで録音されているにもかかわらず演出がきつく生の音がしません。CMに使われそうな作り物の音になってしまっています。せっかくの楽しい演奏を台無しにする録音に落胆しました。残念です。

蛇足ですが,ロンドン・トリオのディスクは廃盤になって久しく,AmazonやApple Musicでも配信されていません。あまりにもマイナーなディスクなので仕方ないかもしれませんが残念です。Amazon.co.jpで中古が辛うじて入手可能です。ご興味があれば是非聴いてみてください。

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モーツァルト:弦楽五重奏曲全集(シネ・ノミネ四重奏団,ラファエル・オレグVa)

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モーツァルト:弦楽五重奏曲全集
シネ・ノミネ四重奏団 Quatuor Sine Nomine
ラファエル・オレグ Raphael Oleg (Viola)
2012年9月, 10月 スイス,コルソー
GEN 13275 (P)(C)2013 GENUIN classics (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music

ベートーヴェンの中期弦楽四重奏曲集が良かったシネ・ノミネ四重奏団のモーツァルトということで聴いてみました。1986年チャイコフスキー国際コンクールのヴァイオリン部門第1位のラファエル・オレグがヴィオラで参加しています。ベテランの四重奏団の演奏らしく,明るく自由闊達な雰囲気が楽しいです。モーツァルトとしてはちょっと威勢が良すぎる感はありますが(^^;。

さて録音なのですが,残響というよりは録音会場の音響がやや強めに取り込まれていて,音色が損なわれています。明瞭感はそんなに悪くないのですが,すっきりしません。残響や響きが許せるならそんなに悪くはないとは思うのですが,私としては少し残念な録音です。

この弦楽五重奏曲全集,普通は3枚組なのですが,このセットはなんと2枚組です。そして2枚とも収録時間が84分もあります。無理やり詰め込んでますね。2枚で収めてくれるのはうれしいのですが...

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モーツァルト:弦楽五重奏曲全集(アウリン四重奏団,今井信子)

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モーツァルト:弦楽五重奏曲全集
アウリン四重奏団 Auryn Quartet
今井信子 Nobuko Imai (Viola)
April 2014 - Mai 2015, Wuppertal, Germany
TACET 217 (P)(C)2016 TACET (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordesAmazon.co.jpHMV Onlineicon

アウリン四重奏団と今井信子さんという顔合わせならこれは聴くしかないですね(^^。快活で躍動的な演奏なのにあくまで上品で柔らかく,情感豊かに表現しています。さすがです。モーツァルトの弦楽五重奏曲はあまり聴かないのですが,見直しました! これはじっくりと楽しみたくなる好演奏ですね。

そして肝心の録音なのですが,TACETの録音は残響を多めに取り入れているものが多いのであまり私の好みではないというのが正直なところです。この録音も残響は多めに取り入れられているのですが,それでもまだ直接音比率が高いので,悪い印象はありません。残響が効果的に使われている気がしないのであまり納得は出来ないのですが,まあ十分許容範囲です。残響が気にならない方,好まれる方には全く問題ないと思います。

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モーツァルト:ディヴェルティメント K.563(ZilliacusPerssonRaitinen)

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モーツァルト:ディベルティメント K.563
ZilliacusPerssonRaitinen
Recorded april 23-25 2007 at Nybrokajen 11, Stockholm, Sweden
CAP 21795 (P)(C)2010 Caprice Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: HMV OnlineiconAmazon.co.jpTower Records
ZilliacusPerssonRaitinenはスウェーデンの弦楽三重奏団(3人のファーストネームをつなげたようですが,いったいどう読むのか...)。公式Webサイトがあります。バッハのゴルトベルク変奏曲のシトコヴェツキー編曲版の録音もあります。技術的には少しチェロが弱いかなぁ...というところはありますが,モーツァルトの楽しさを素直に伝えてくれる好演奏ですね。

録音ですが,少し残響が多めで付帯音としてまとわりつきはありますが,弦楽器の質感を良く伝えてくれるまずまずの録音です。室内楽の録音としては標準的な捉え方で良好です。個人的にはもう少し残響を抑えて付帯音をなくし,明瞭感,透明感を上げて欲しかったところですが。

なお,このディスクは読者の方からご紹介いただいたものです。有り難うございました。