書籍:シベリウス 交響曲第六番 のミニチュアスコア

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シベリウス:交響曲第六番のミニチュアスコア
EDITION WILHELM HANSEN No.3343B
参考url: amazon.co.uk

シベリウスの交響曲の中ではこの第六番が一番好きなので,以前よりヤマハに行くたびに探していたのですがなかなか見つからずもうあきらめていたのですが,もしやと思いamazon.co.ukを探してみたところ中古があり,無事に入手することが出来ました。

スコアをきちんと読めるわけではありませんが,眺めながら聴いていると,今まで意識していなかった音符が見えてきたり,いろいろと発見があって楽しいですね。

4/30現在,一つだけマーケットプレイスに出品されています(→amazon.co.uk)。なぜかElectronics & Photoのカテゴリにも出品されていますが,こちらは取り寄せのようです(→こちら)。

P.S. 今 4/30 20:15。ついさっきまであったのに今見たら売れていました...どなたか買われたのかな? →今 20:52,また出品されていました。気のせいだったのかな?

[書籍][スコア]

バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第三番,パルティータ第二番,第三番(イザベル・ファウスト)

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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第二番
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第三番
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第三番
イザベル・ファウスト(Isabelle Faust)(Violin)
2009年9月1-4日 ベルリン,テルデックス・スタジオ
HMC 902059 (C)2010 harmonia mundi (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考url: HMV Onlineicon

CD試聴記」からの転載記事です。

意外に普通で地味だなぁ...というのが第一印象でした。装飾音を上手く取り入れたりしているものの,突出した特徴はありません。しかし,音色の美しさ,キレの良さ,推進感,どれもが高いレベルで均整の取れた素晴らしい演奏であることが次第にわかってきました。個性で楽しませるタイプのアプローチではなく,音楽そのものの魅力で聴き手を惹きつける,これは本物だと思います。特に感心したのが音程の良さで重音の美しい響きには聴き惚れてしまいます。

パルティータ第三番は装飾音が多めでリズムを崩し気味にして少しくだけた感じに仕上げています。Gavotte en Rondeauでは最後に楽譜にないリピートをしたり,普通省略されるMenuet Iに戻ったときのリピートがされてたりします。

録音ですが,少し残響が多めであり,私の好みとは少し違いますが,楽器音をしっかりと捉え,ニュアンスも十分伝わってくるため,かなり印象は良いです。こういう録音なら私もまずまず納得できます。

それにしても,なんで後半の三曲だけなんでしょう?早く全集を完成させて欲しいです。

シベリウス:交響曲第六番,第七番,他(アシュケナージ/ロイヤル・ストックホルム・フィル)

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シベリウス:交響曲第六番,第七番,カレリア組曲,悲しきワルツ
ウラディーミル・アシュケナージ(Vladimir Ashkenazy)(Conductor)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団(Royal Stockholm Philharmonic Orchestra)
2006年11月8-11日,2007年1月30,31日,2月1-3日 ストックホルム・コンサートホール
OVCL-00293 (P)(C)2007 Octavia Records Inc. (国内盤)
好録音度:★★★☆
参考url: HMV Onlineicon

シベリウスの7曲の交響曲の中では第六番が一番好きなのですが,アシュケナージのこの第六番は,ベルグルンドに慣れた耳には少し落ち着きがなく聴こえてしまいます(特に終楽章)。他の楽章,他の曲はそれほど気にならないのですが,残念ながらこの終楽章の印象が全体を支配してしまいます。これは私の感じ方の問題ですね。

録音ですが,これはとても惜しいのですが,ところどころでヴァイオリンの魅力的な音色が聴けるので,ここだけ聴けばなかなか良いのですが,いかんせん,残響が少し多めでフォルテなどは混沌として細部や内声が聴き取りづらくなってしまいます。もう少しすっきりしていれば文句なかったと思うのですが。オーディオクオリティはさすがに悪くありません。

タグ: [交響曲] 

ブルックナー:交響曲第八番(ヨッフム/シュターツカペレ・ドレスデン)

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ブルックナー:交響曲第八番ハ短調
オイゲン・ヨッフム指揮(Eugen Jochum)(Conductor)
シュターツカペレ・ドレスデン(Staatskapelle Dresden)
Recorded: 3-7 November 1976: Lukaskirche Dresden
CE28-5847 東芝EMI株式会社 (国内盤)
好録音度:★★★☆
参考url: HMV Online(全集)icon

ヨッフム2回目の全集の中の1枚です。HMV Onlineの全集の紹介文iconによれば「当全集は,わが国におけるヨッフムの名声確立の決定打となったもの」とのことです。

ブルックナー初心者なので,この曲の素晴らしさ,この演奏の素晴らしさをまだまだ理解出来ていません。もう少し継続して聴いていきたいと思っています。

それにしても残念なのがこの音質! パッと聴いた感じは弦楽器の質感もそれなりに感じられて悪くなかったのですが,フォルテシモが何となく抑圧された感じがあるのと,鮮度が今ひとつ良くない感じがして,どことなくすっきりしません。ダイナミックレンジが圧縮されているのかもしれません。

HMVを見る限り分売およびこれを含む全集は現在入手がしづらい状況のようです。こんなに定評のある盤であっても廃盤になってしまうところがクラシックの悲しいところですね...

タグ: [交響曲] 

シベリウス:交響曲全集,ヴァイオリン協奏曲(マゼール/ウィーン・フィル)

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シベリウス:交響曲全集
ロリン・マゼール(Lorin Maazel)(Conductor)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Wiener Philharmoniker)
Sofiensaal, Vienna, September 1963(No.1), April 1964(No.2), March 1966(No.5,7), March-April 1968(No.3,4,5)
430 778-2 (P)1963,1964,1966,1968 (C)1996 The Decca Record Company Limited (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考url: HMV OnlineiconAmazon.co.jp


何ともパワフルで威勢の良い演奏ですねぇ。ツボにはまっているところはすごく良いのですが,ちょっとこれはやり過ぎではないかと思うところもあります。例えば第六番の終楽章などすごい推進力でちょっと違うんじゃないかと思ってしまいます。でも全体を見れば総合的には良いと思いますし,結構好きだったりします(でもこの第六番だけは勘弁して欲しい...)。

録音ですが,DECCAらしい音の捉え方でそつなくまとめた良い録音だと思います。古い録音のせいか,少しヌケの悪さも感じますが,嫌な響きも少なくすっきりしているので印象は悪くありません。

タグ: [交響曲] 

シベリウス:交響曲全集(ブロムシュテット/サンフランシスコ交響楽団)

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シベリウス:交響曲全集
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮(Herbert Blomstedt)(Conductor)
サンフランシスコ交響楽団(San Francisco Symphony)
Davies Symphony Hall, San Francisco, May & June 1989(No.4,5), May 1991(No.2), May 1993(No.7), May 1994(No.1), November 1994(No.3), March 1995(No.6)
475 7677 (P)1991,1992,1995,1996 (C)2006 Decca Music Group Limited (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考url: HMV OnlineiconAmazon.co.jpTower Records

私にはベルグルンド/ヨーロッパ室内管弦楽団と同じような指向の演奏に感じます。北欧の薫り(って?(^^;)のする演奏ではありませんし,派手さや個性を主張するようなところのないどちらかといえば少し地味な演奏かもしれませんが,端正で引き締まっていて,シベリウスの普遍的な魅力だけが凝縮されたような素晴らしさがあります。

録音も,響きが抑えられすっきりと見通しよく録られています。誇張のない自然さを持ちながら,弦楽器の艶やかさもしっかりと捉え,フォルテシモでも埋もれることなく,非常にバランス良く仕上げられています。不満をほとんど感じません。録音は数年にわたっていますが,かなりきちんと揃えられています。

ということで,演奏も録音もよいのでこれは間違いなくお薦め出来ます。

シベリウス:交響曲全集(ベルグルンド/ヘルシンキ・フィル)

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シベリウス:交響曲全集
パーヴォ・ベルグルンド指揮(Paavo Berglund)(Conductor)
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団(Helsinki Philharmonic Orchestra)
1986,1987年 Culture Hall, Helsinki(No.1-6), 1984年 All Saints Church, Tooting, London(No.7)
5 68643 2/5 68646 2 (P)1987,1988,1984 (C)1995 EMI Records Ltd. (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考url: HMV Online(No.1-4,icon, No.5-7icon)

ベルグルンドはシベリウスの交響曲全集を3回録音していますが,その2回目にあたります。1回目はボーンマス交響楽団で1970年代の録音,3回目はヨーロッパ室内管弦楽団で1995-97年の録音です。

3回目のヨーロッパ室内管弦楽団の全集と比較すると,3回目が理知的,透明でモノトーンであるのに対し,この2回目は情緒的で色彩感があります。3回目は精進料理のようであり,2回目は郷土料理のような素朴なコクのある味わいが感じられます(^^;。こう書くとまるで全く違うように思われるかもしれませんが,どちらもやっぱりベルグルンドなんです。

それで,どちらかといえばヨーロッパ室内管弦楽団との全集の方が好きなのですが,ヘルシンキ・フィルとの全集を聴くと,こちらも捨てがたい魅力があると思うのです。(で,その後ヨーロッパ室内管弦楽団の方を聴くとやっぱりこっちかな...と思ってしまいます(^^;)

録音ですが,EMIにしては各楽器の音色を艶やかに捉えていて悪くないと思います。残響も多少あり,音色への影響もゼロではありませんが,これなら十分許容できます。

この名演奏が,まずまずの録音で残されたことに感謝! 入手性も悪くありません。

タグ: [交響曲]  [愛聴盤] 

シベリウス:交響曲全集(ベルグルンド/ヨーロッパ室内管弦楽団)

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シベリウス:交響曲全集
パーヴォ・ベルグルンド指揮(Paavo Berglund)(Conductor)
ヨーロッパ室内管弦楽団(Chamber Orchestra of Europe)
RFO Hall, Hilversum, The Netherlands, X/1997 (No.1,2,3)
Watford Colosseum, London, UK, IX/1995 (No.4,6,7)
Nijmegen Town Hall, The Netherland, XII/1996 (No.5)
WPCS-6396/9(3984-23389-2) (P)(C)1998 FINLANDIA RECORDS (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考url: HMV OnlineiconTower Records

ベルグルンド3度目の全集。総勢約50名の室内管弦楽団による演奏ですが,第一番,第二番,第五番は弦楽セクションを拡大しているということです。

どちらかというと情緒感は希薄で,ストイックに,感情に流されず,シベリウスの音楽を純粋に表現しようとしているように感じられます。こういう透明かつキリッと引き締まったところがとても気に入っています。ヘルシンキ・フィルとの全集とはかなり趣を異にしていますが,やっぱりベルグルンドだなぁと思いますし,ヨーロッパ室内管弦楽団という極めて能力の高いオーケストラを得てさらに洗練度を増していると思います。こういうところが逆に好まない方も結構おられるようですが。

録音ですが,特にここが良いというポイントはないのですが,逆に不満も全く感じないという点で,すごく絶妙にバランスの取れた良い録音に仕上がっていると思います。誇張も色づけもありません。残響も多少はありますが気にならないレベルで,見通しも良いです。録音は3年にわたり3回行われ,それぞれ収録場所も異なりますが,ほとんど意識されないほど統一感があります。強いて言えば1997年の第一番から第三番が一段鮮明さに優れているかなと思います。

で,この素晴らしい全集ががこともあろうか廃盤なんですかね...シベリウスの交響曲全集はそれほど多く聴いたわけではないのですが,これが一番気に入っているので...ちょっとショックです。


タワーレコードの企画盤として復刻されました!→Tower Records

で,改めてHMV Onlineの輸入盤の方を見てみると...「お取り寄せ - 通常ご注文後 2-5 日以内に入荷予定」となっていて,輸入盤でも入手可能のように見えます...本当でしょうか?→HMV Online でも,今となってはタワーレコードの企画盤の方が安いですし,もう意味はないのですが。

(追記2012/01/06)

実はCD-Rでした...オスカー・シュムスキーのバッハ無伴奏ヴァイオリン

名盤復活! オスカー・シュムスキーのバッハ無伴奏ヴァイオリン」のエントリでNIMBUS盤はプレスCDであると報告しましたが,同じくNIMBUS盤をご購入された読者の方からのご指摘で同盤はCD-Rであることが判明しました。

信号面の色とレーベル面の印刷状態からプレスCDと判断してしまいました。CD-Rであるとご指摘を受けてなお自信を持ってCD-Rだと言えるだけの証拠を確認できずにいるのですが,ご指摘通りCD-Rというのが正解であろうと考えます。

誤報,申し訳ございません。訂正いたします。プレスCDとCD-Rの見分けも出来ないとは情けない限りです。

参考: Amazon.co.jp(Nimbus盤ASV盤

ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ集(ジーン・キム/岡田龍之介)

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ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ集 (Op.1-3, 6, 12, 13, 14, 15, HWV412)
ジーン・キム(Jin Kim)(バロック・ヴァイオリン)
岡田龍之介(Ryunosuke Okada)(チェンバロ,オルガン)
Recorded on 30-31 August & 1 September 2007 at Yamanashi-City Hanakage Hall
ALCD-1097 (P)(C)2008 ALM RECORDS (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考url: HMV Onlineicon

CD試聴記」からの転載記事です。

バロック・ヴァイオリンによる透き通った音色が美しい,伸びやかな佳演。全体に大人しめで装飾も控えめですが,癖のない素直で優しさのある音楽が良いと思います。曲によってチェンバロとオルガンが使い分けられていて,華やかなチェンバロと落ち着いたオルガンのコントラストが面白い効果を出しています。どちらかといえば心休まるオルガンの方がいいかなと思います。

録音ですが,わずかに響きの被りが感じられるものの,直接音主体で明瞭感が高く,高域のヌケも良好です。すこしマイク位置が近く濃い音の捉え方で,高域もかなりきつめで刺激的なので,これを良しとするかは好みで分かれるかもしれませんが,私としては問題ありません。もう少しすっきり録って欲しいとは思いますが。

ムソルグスキー:展覧会の絵,他(アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団)

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アンセルメ:管弦楽名曲集
ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」
ボロディン:交響詩「中央アジアの草原にて」
ボロディン/リムスキー・コルサコフ編:歌劇「イーゴリ公」~ダッタン人の踊りと合唱
ムソルグスキー/リムスキー・コルサコフ編:交響詩「はげ山の一夜」
リムスキー・コルサコフ:歌劇「サルタン皇帝の物語」~くまばちは飛ぶ
エルネスト・アンセルメ指揮(Ernest Ansermet)(Conductor)
スイス・ロマンド管弦楽団(Orchestre de la Suisse Romande)
録音年記載なし
PF-9516 (P)(C)1991 Della Inc. (国内盤)
好録音度:★★★★~★★★★☆
参考url: HMV Onlineicon(DECCA盤)

選曲は少し異なりますが,展覧会の絵は恐らくDECCA盤(→HMV Onlineicon)と同じものと思われます。録音年の記載がないのですが,1959年の録音ではないかと思われます。

もう半世紀も前の録音になりますのでやはりオーディオクオリティ面では少し粗があるのは仕方ないのですが,この録音は本当に魅力的です。ワルターのベートーヴェン全集と同様,楽器の質感の素晴らしさ(特に弦楽器),個々の楽器の分離の良さなど,音の捉え方が抜群です。そして音楽のエッセンスを上手く抽出して詰め込んでいるこの感じ,何とも言えません。

何度も繰り返しになってしまいますが,現代の録音技術でこのような音の捉え方をしたらどんなに素晴らしい録音になるだろうと思うのですが,なぜそうしてくれないのか,全く残念でなりません。

ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ全集(桐山建志/大塚直哉)

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ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ全集 (Op.1-3, 6, 10, 12, 13, 14, 15, HWV359a)
桐山建志(Takeshi Kiriyama)(バロック・ヴァイオリン)
大塚直哉(Naoya Otsuka)(チェンバロ)
Recorded at Chichibu Muse Park Music Hall 15-17 March 2009
ALCD-1112 (P)(C)2009 ALM RECORDS (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考url: HMV Onlineicon

CD試聴記」からの転載記事です。

バロック・ヴァイオリンでの演奏ですが,楽器のことがほとんど意識されないほど素直でストレート,私にはどちらかといえばモダン・テイストに聴こえます。なんでバロック楽器で演奏しているのだろうと不思議に思います。同氏のバッハの無伴奏ヴァイオリンでも感じたことですが,モダン楽器の方がキレの良い伸びやかな素晴らしい演奏になるんじゃないかと思うのですが。演奏としては好きな方ので,余計にそう思います。

録音ですが,残響は多めですが,楽器音をすごく濃く捉えているため明瞭感はあります。私としてはもっとすっきりと自然な距離感で録音して欲しかったところですが,残響まみれの録音に比べればずっと良く,音楽を楽しむ上でも支障がないことから,まずまず納得は出来ます。

バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲(イアゴバ・ファンロ)

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バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
イアゴバ・ファンロ(Iagoba Fanlo)(Cello)
2007年9月17-18,28日 アレレ(スペイン),サンティアゴ教会
ARSIS 4228 (P)(C)2009 GEASTER S.L. (輸入盤)
好録音度:★★★
参考url: TOWER RECORDS ONLINE

演奏については「CD試聴記」にてコメントしていますので,そちらをご参照ください。

録音ですが,残響時間はそれほど長くありませんが少し多めで被り気味なので,ヌケが悪く音色が曇りがち,濁りがちであまり良くありません。

タグ: [器楽曲]  [チェロ] 

ベートーヴェン:交響曲全集(ワルター/コロンビア交響楽団)

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ベートーヴェン:交響曲全集
ブルーノ・ワルター指揮(Bruno Walter)(Conductor)
コロンビア交響楽団(The Columbia Symphony Orchestra)
録音に関する情報の記載なし(1958-59年?)
KSG DIST A 21354-9 (輸入盤)
好録音度:★★★★~★★★★☆
参考url: HMV Online(SONY盤)icon

KSG DISTというメーカー(?)はよく知らないのですが,音源はSONYの全集と同じだと思われます。ただし,おそらくマスタリングは異なり音質も異なると思われます。

おそらく1950年代終盤の録音なので基本的なオーディオ品質はその年代相応なのでお世辞にも音質が良いとは言えませんが(といっても悪くもないです),それぞれの楽器の質感をしっかりと捉え,音楽のエッセンスが見事に詰め込まれているので,そのオーディオ品質が気になることはなく,音楽を心底楽しむことが出来る,これぞ好録音の見本と言えます。

こういう録音を現代の品質で聴きたいものです。なぜ皆さんこういう録音をしてくれないのか不思議です。

演奏自体は私がここで触れるまでもないと思いますが,旧来のベートーヴェンの交響曲のイメージそのものであって,質実剛健でスケールが大きく,また懐の深さを感じます。古さも感じますが安心して聴けます。

蛇足ですが,Columbiaは“コロンビア”なのか“コロムビア”なのかどちらなのでしょう?

ブラームス:交響曲全集(ベルグルンド/ヨーロッパ室内管弦楽団)

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ブラームス:交響曲全集
パーヴォ・ベルグルンド指揮(Paavo Berglund)(Conductor)
ヨーロッパ室内管弦楽団(Chamber Orchestra of Europe)
2000年5月11/14日 バーデン・バーデン・フェステヴァル・ホール(ライヴ)
KKCC-4336/8(ODE 990) (P)2001 Ondine Inc. (国内盤)
好録音度:★★★★
参考url: HMV Onlineicon

室内管弦楽団という小編成によるブラームスの交響曲全集。軽量級で機敏でキレが良く,また透明感ある音色(特に弦楽器)が旧来の大編成による演奏とは全く異なるブラームス像を打ち立てています。見通しが良くて今まで意識されなかった内声やアンサンブルの絡みが見えてきて聴く度に新たな発見があり(あるような気がする...(^^;),新鮮な思いで聴くことができます。

でもこういう演奏なので好き嫌いがはっきりと分かれるだろうなぁと思います。お薦めできるかというと正直なところ微妙です。

録音ですが,帯域バランスとしては中高域寄りの印象(低域もそれなりにはありますが),少し音色に独特の癖はありますが,残響はあまり多くなくすっきりとしていて全体の印象としてはかなり良いです。弦楽器(特にヴァイオリン)の捉え方がやや弱く,透明感はありますが,ボディ感に乏しく質感も捉えきれていないのが少し残念です。

ということで,私としては演奏,録音ともまずまず気に入っている愛聴盤で,ブラームスの交響曲では一番よく聴いています。この盤,現在ちょっと入手がしにくい状況になっているようです。

第一番 15:09/8:35/4:34/16:13 計44:32 提示部リピートあり
第二番 20:09/9:08/5:09/9:03 計43:30 提示部リピートあり
第三番 12:41/8:35/6:00/8:37 計36:00 提示部リピートあり
第四番 11:39/10:12/6:13/9:37 計37:43

P.S. ベルグルンド&ヨーロッパ室内管弦楽団でベートーヴェンの交響曲全集を録音して欲しいと思っているのですが,実現しないですかね...こんなこと考えているのは私くらいでしょうか?

タグ: [交響曲]  [愛聴盤] 

名盤復活! オスカー・シュムスキーのバッハ無伴奏ヴァイオリン

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3/23に報告したNimbusのオスカー・シュムスキーのバッハ無伴奏ヴァイオリンですが,入手して内容を調べ,ASV盤と同一音源,同一音質(データレベルで一致)であることを確認しました。名盤復活です!

なお,CD-Rかもしれないというコメントをいただいていましたが,プレスCDでした。(→訂正:やっぱりCD-Rでした。こちらをご参照ください。)

編集日録からの転載記事です)

参考: Amazon.co.jp(Nimbus盤ASV盤

ハイドン:弦楽四重奏曲 作品76 「エルデーディ四重奏曲」(タカーチ四重奏団)

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ハイドン:弦楽四重奏曲 作品76 「エルデーディ四重奏曲」
タカーチ四重奏団(Takács Quartet)
Schubertsaal, Konzerthaus, Vienna, August 1987 (No.1-3), St Barnabas Church, London, September 1988 (No.4-6)
475 6213 (P)1988,89 (C)2004 Decca Music Group Limited (輸入盤)
好録音度:★★☆(No.1-3)~★★★☆(No.4-6)
参考url: HMV Onlineicon

硬派な演奏ですねぇ。推進力もすごくあります。すごく技術力があって余裕でこなしている感じです。この余裕が直球勝負の演奏にも関わらず懐の深さを感じさせる要因になっているのでしょう。

録音ですが,前半3曲がひどいです。どこの銭湯で録音したんだ?と思ってしまうほど残響過多もいいところです。残響まみれで明瞭感がなく,細部が埋もれ,質感が大きく失われています。それに対して後半3曲はかなりマシで,これならまあ十分許せます。後半の録音で統一されていたら愛聴盤になったかもしれないのに...残念です。

マーラー:交響曲第一番,第四番,第六番,第七番(ピエール・ブーレーズ指揮)

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マーラー:交響曲第一番ニ長調「巨人」
ピエール・ブーレーズ指揮(Pierre Boulez)(Conductor)
シカゴ交響楽団(Chicago Symphony Orchestra)
1998年5月 シカゴ
POCG-10142(459 610-2) (P)1998 Deutsche Grammophon GmbH, Hamburg (国内盤)
発売元:ポリドール株式会社
好録音度:★★★★
参考url: HMV Onlineicon

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マーラー:交響曲第四番
ピエール・ブーレーズ指揮(Pierre Boulez)(Conductor)
クリーヴランド管弦楽団(The Cleveland Orchestra)
Cleveland, Masonic Auditorium, 4/1998
463 257-2 (P)(C)2000 Deutsche Grammophon GmbH, Hamburg (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考url: HMV Onlineicon

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マーラー:交響曲第六番イ短調《悲劇的》(エルヴィン・ラッツによる改訂版)
ピエール・ブーレーズ指揮(Pierre Boulez)(Conductor)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Wiener Philharmoniker)
1994年5月 ウィーン
POCG-1848(445 835-2) (P)1005 Polydor K.K. (国内盤)
好録音度:★★★★
参考url: HMV Onlineicon

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マーラー:交響曲第七番
ピエール・ブーレーズ指揮(Pierre Boulez)(Conductor)
クリーヴランド管弦楽団(The Cleveland Orchestra)
Cleveland, Masonic Auditorium, 11/1994
447 756-2 (P)1996 Deutsche Grammophon GmbH, Hamburg (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考url: HMV Onlineicon

第一番第四番は以前取り上げました。第六番,第七番を加えて一つのエントリにまとめます。

マーラーは今までほとんど聴いてこなかったため,演奏に関してはコメントできるほどわかりませんので,録音のみコメントします。

これら4枚はオーケストラも録音時期も録音場所も異なりますが,音質や音の捉え方はかなり似ています。これだけ統一感があればシリーズ物としては十分納得性があります。

残響はあまり感じられません。ダイナミックレンジ,周波数帯域ともに非常に大きいのが特徴です。帯域は特に低域側の伸びがすごく感じられます。残響が抑えられているためかドライな印象で,低域もこれだけ伸びているにもかかわらず締まっていてブーミーな感じはありません。

ダイナミックレンジが広いので平均レベルが若干低く抑えられていて少しゼネラルオーディオ向きではないかなと思います。それぞれの楽器の質感にもう少し生々しさが欲しいのと,少し遠くから聴いている感じで全体に団子になっているので,各楽器の分離感がもう少しあればと思います。しかし,いろいろな録音を聴いてもこれらを満足するものには滅多に出会いませんし,それ以外の不満はほとんどないので,オーケストラの録音としてはまずまず良好と言えるのではないでしょうか。

タグ: [交響曲]