ベートーヴェン:交響曲全集(リッカルド・シャイー指揮/ゲヴァントハウス管弦楽団)

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ベートーヴェン:交響曲全集
リッカルド・シャイー指揮/ゲヴァントハウス管弦楽団
録音 2007-09年 ライプツィヒ,ゲヴァントハウス
478 2721 (P)(C)2011 Decca Music Group Ltd. (輸入盤)
好録音度:★★★☆~★★★★
参考: HMV OnlineAmazon.co.jpTower Records
交響曲の他に,次の序曲が収められています。初めて聴く曲もあります。

・「プロメテウスの創造物」序曲作品43
・「レオノーレ」序曲第3番 作品72a
・「フィデリオ」序曲 作品72b
・「コリオラン」序曲 作品62
・「エグモント」序曲 作品84
・「アテネの廃墟」序曲 作品113
・「命名祝日」序曲 作品115
・「シュテファン王」序曲 作品117

曲にもよりますが,世界最速記録を狙っているのではないかと思うくらいすさまじく速くメリハリの効いた演奏には圧倒されます(一方で意外に普通の曲もある)。フルオーケストラを目一杯鳴らし切り,しかも全くアンサンブルが乱れないのも立派。しかし,快速演奏は好きなのですが,ここまで前のめりに突っ走るような演奏だとちょっと落ち着かない感じもありますし,ベートーヴェンの音楽に期待する品格にも欠ける気がします。これをどう聴くかは個々人によって大きく分かれそうです。私はまだちょっと馴染めません。

録音ですが,残響はかなり多めに入っていますが,音色のバランスはさほど崩れていないので,残響量の割には聴きやすい録音です。少しオフマイク気味で楽器の質感は弱いです。一方で音の分厚さ,密度感はものすごくあります。そのため見通しは良くなくすっきりはしていませんが,サウンドとしてのスケール感はあります。この録音を優秀録音とする方もおられるかもしれません。こういう録音は聴く度にコロコロと印象が変わってしまいます。良く聴こえたりそうでもなかったりとなかなか評価が一定しません。こういうのは残念ながら好録音とは言えません。

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シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」,第13番「ロザムンデ」(タカーチ四重奏団)

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シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D810 「死と乙女」
シューベルト:弦楽四重奏曲第13番イ短調 D804 「ロザムンデ」
タカーチ四重奏団 Takács Quartet
2006年5月22-25日 セント・ジョージ教会(プリストル)
CDA67585 (P)2006 hyperion (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: HMV OnlineAmazon.co.jpTower Records
ハイドンの弦楽四重奏曲も良かったのですが,このシューベルトはさらに良いです。エッジの立ったダイナミックで硬派な演奏がこの曲にとても良く合っています。この団体はこういう曲を弾かせると本当に上手いですね。言うことありません。

録音もこのキレの良い演奏を鮮明に捉えていて気持ちいいです。少し残響があり影響が皆無ではありませんがまあ許容できます。

演奏も録音も良い当たり盤でした。

ブロムシュテット/SKDのベートーヴェン交響曲全集~徳間盤とBerlin Classics盤の音質差

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徳間から1988年頃に発売されたブロムシュテット/SKDの交響曲全集を友人からお借りすることができましたので,これとの比較もしてみました(左のジャケット写真は第9番)。これについては明らかに音が異なりましたのでデータレベルでの比較は意味をなしません。音の周波数成分を調べてみました。

下の図は,第9番第1楽章の冒頭から約1分間のスペクトルのピークホールド値を示しています。赤線がBerlin Classics盤(=Brilliant Classics盤),青線が徳間盤です。

spectrum

Berlin Classics盤に比べて徳間盤の方は元々全体に数dB低いのですが,高域になるほどレベルの落ち方が大きく鳴っていることがわかります。友人曰くBerlin Classics盤の方が「鮮明だが音が硬い」ということで,これには私も同意しているのですが,この帯域バランスの差によるものと思われます。

音の柔らかい徳間盤か,鮮明なBerlin Classics盤か,どちらが良いかは好みによると思います。私はどちらかと言えばBerlin Classics盤の音の方が好きです。

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ブロムシュテット/SKDのベートーヴェン交響曲全集~Berlin Classics盤とBrilliant Classics盤の音質差(その2)

11/22のエントリー「 ブロムシュテット/SKDのベートーヴェン交響曲全集~Berlin Classics盤とBrilliant Classics盤の音質差」で,第9番の第1楽章のみを調べて結論を書いていました。その後少しWebを見てみると,多くの方が音質差があると報告されているのがわかりました。少し心配になりましたので,馬鹿馬鹿しいと思いつつも5枚全てについてデータレベルの確認を行いました。

再確認の結果,やはりデータレベルではBerlin Classics盤とBrilliant Classics盤は完全一致していました。もし音質差があるとすれば,それは製盤品質の差であろうと考えられます。従って,その音質差はCDプレーヤー依存となり,一概にどういう差があるとは言うことが出来ないということになると思います。

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ブロニスラフ・ギンペルのバッハ無伴奏ヴァイオリンがAmazonでMP3ダウンロード販売されていました

cover picture (a)Vol.1 cover picture (b)Vol.2

演奏者のブロニスラフ・ギンペル(Bronislav Gimpel)氏がどのような方なのか全くわかっていませんが,バッハ無伴奏ヴァイオリンの全曲録音があることは以前から知っていました。おそらくCD化されておらず,LPも探すのを諦めていたのですが,今日AmazonのMP3ダウンロードが出ていることに気がつきました。

全集で購入すると合計3,000円もするのでちょっと躊躇しましたが(MP3なのにちょっと高すぎると思いませんか?),他に手に入れる方法もないので購入してみました(ずっと安いamazon.comで最初試みましたが,US以外は購入できないということでやむなくこちらで...)。クオリティはMP3 256kbpsでした。また後日レポートしたいと思います。

参考: Amazon.co.jp(Vol.1Vol.2

バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲(パヴロ・ベズノシウク)

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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
パヴロ・ベズノシウク Pavlo Beznosiuk (Violin)
Recorded at St Martin's East Woodhay, Berkshire, UK on August 2007
CKD 366 (P)(C)2011 Linn Records (輸入盤)
好録音度:★★★
参考: HMV OnlineAmazon.co.jpTower Records
CD試聴記」からの転載記事です。

バロック・ヴァイオリンによる演奏。よく整った安定感のある演奏ですが,ひたすら安全運転であり,起伏に乏しく単調です。推進感もなく後ろに引っ張られる感じがしてもどかしいです。いったいどのような思いを込めて弾いているのか,残念ながら伝わってきません。

録音ですが,明らかに残響過多で明瞭感に乏しく音色も良くありません。さすがLinn Recordsだけあってオーディオ的にはとてもなめらかでクオリティが高いのですが,元の音がこれではこの高品質録音も全く意味をなしません。これは残念です。

ブロムシュテット/SKDのベートーヴェン交響曲全集~Berlin Classics盤とBrilliant Classics盤の音質差

cover picture Berlin Classics盤 cover picture Brilliant Classics盤

2011年10月22日のエントリでBrilliant Classics盤を紹介しましたが,Berlin Classics盤も手に入れましたので,音質比較してみました。

第9番の第1楽章だけですが,それぞれWAVファイルでリッピングし,波形編集ソフトで始点を合わせて波形比較をしたところ,両者はデータレベルで完全一致しました。全集のごく一部しか確認できていませんが,どの曲もデータレベルで一致することが想像できます。

従って,少なくともこの2つのボックスセットに関しては,データレベルでの音質差は全くなく,もし比較試聴で音質差が認められた場合は,ディスクの製盤精度などデータ以外の要因による差の可能性が考えられます。私が比較試聴した限りでは差はわかりませんでした。

以上,ご参考まで。

Berlin Classics盤: HMV OnlineAmazon.co.jpTower Records Online
Brilliant Classics盤: HMV OnlineAmazon.co.jpTower Records Online

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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲(アマンディーヌ・ベイエ)

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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
アマンディーヌ・ベイエ Amandine Beyer (Violin)
Du 19 au 21 Decembre 2010 et du 2 au 5 Fevrier 2011
ZZT110902 (P)(C)2011 Zig-Zag Territories (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考: HMV OnlineAmazon.co.jpTower Records
CD試聴記」からの転載記事です。

バロック・ヴァイオリンによる演奏。緩徐楽章の情感豊かな表現,急速楽章の推進力と安定感,それらの対比が見事です。技術力も確かです。楽器の特質を強調しすぎない自然な表現も好感が持てます。

録音ですが,かなり残響が多めに取り込まれていて楽器の音色に影響を与えていますが,それでもニュアンスはそれなりに感じられ,ヌケもそれほど悪くないため,残響量の割には意外に良いかもしれません。もちろん私の好みの録音ではありませんが,残響が許せる方には問題ないでしょう。環境音としての低域ノイズ(しかも少しブーンという感じ)が少し含まれています。密閉型ヘッドホンなどで聴くと顕著に感じられますが,それ以外の聴取環境であればあまり気にならないと思います。

ラファエル・クーベリックのベートーヴェン交響曲全集がタワーレコードから復刻

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ベートーヴェン:交響曲全集(9つのオーケストラによる)
ラファエル・クーベリック指揮
1970年録音のバイエルン放送交響楽団との第7番を特別収録
PROC-1146 (12/2発売予定)
※TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE COLLECTION
参考: Tower Records Online
ちょっと古い情報で恐縮です。クーベリックが1970年台に9つのオーケストラを振り分けて完成させたベートーヴェンの交響曲全集がタワーレコードから復刻されるようです。全集としては手に入りにくい状況でしたのでこの復刻はうれしいですね。

しかも!私が以前紹介した全集開始の直前に録音されたバイエルン放送交響楽団との第7番もおまけで付くというではないですか! これも長い間手に入りにくい状況だったのではないかと思います。こんな形での復刻ですが,とにかく入手可能になるということを素直に喜びたいと思います。

タワーレコード,相変わらずやってくれますねぇ。

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Circa Paleoのフィドラー Jenny O'Connor



Circa Paleoという民族音楽のグループのフィドラー,ジェニー・オコナー(Jenny O'Connor)の映像。いやぁ~いいですなぁ...ってオヤジになってしまいました(^^;。



ちょっとカメラぶれがひどくて見苦しいのですが,なかなか良かったので(なにが?...もちろん演奏がですよ(^^;)。



あと,レッド・ツェッペリンのカシミール,雰囲気がよく出ています。

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フィドルのリズム・テクニック 'The Chop' レッスン・ビデオ

ブルーグラスのフィドルでは一般的によく使われて,クラシックのヴァイオリンでは絶対に(たぶん...)使われないのがチョップ奏法。このレッスン・ビデオを2つ。

1つ目はダロル・アンガーのレッスン・ビデオ。以前CD試聴記のダロル・アンガーのページでも紹介した“Chops & Grooves”を出すくらいチョップ奏法が堪能です。



2つ目はダロル・アンガーの“Chops & Grooves”にも出演していたケイシー・ドリーセンのレッスン・ビデオ。ちょっと怪しいおっさんですが(^^;...なかなかユニークです。



このケイシー・ドリーセン,このチョップ奏法を駆使しフィドルの弾き語りもやっています。面白いですねぇ。

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ハイドン:弦楽四重奏曲 作品71,74 「アポニー四重奏曲集」(タカーチ四重奏団)

cover picture (a)Op.71 cover picture (b)Op.74

ハイドン:弦楽四重奏曲 作品71, 74「アポニー四重奏曲集」
タカーチ四重奏団 Takács Quartet
2010年11月15-17日,2011年1月30日-2月2日 ワイアストン・コンサート・ホール
(a)CDA67793 (b)CDA67781 (P)2011 hyperion (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: HMV Online(Op.71Op.74),Amazon.co.jp(Op.71, Op.74)

モダン楽器(ピリオド・アプローチでない(^^;)によるハイドン演奏。力の入った演奏で生真面目で丁寧ですが,躍動的でもあります。技術的にも冴え渡りアンサンブルも完璧,さすがです。楽しい演奏を目指しているという感じではなくハイドンらしくないようにも思いますが,かえってこれが微笑ましく感じられたりもします。一流の演奏でこういうハイドンが聴けるのがうれしいですね。

録音ですが,やや残響感があるものの,楽器音の明瞭さ,音の伸びは良好で好印象です。距離感も適切です。オーディオ品質も高いと思います。私の望む録音とは少し違うものの,弦楽四重奏の録音として良い部類に入ると思います。硬めのカチッとした音質はこの四重奏団のキレの良い演奏に合っています。

バッハ:さまざまな楽器による協奏曲集(カフェ・ツィマーマン)

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バッハ:さまざまな楽器による協奏曲集
ブランデンブルク協奏曲(全曲),管弦楽組曲(全曲),ヴァイオリン協奏曲(全曲),チェンバロ協奏曲,他
カフェ・ツィマーマン Cafe Zimmermann
2000~2010年録音
Alpha811 (C)2011 Alpha Productions (国内盤)
 愛聴盤   リファレンス音源  好録音度:★★★★★~★★★★☆
参考: HMV Online輸入盤),Amazon.co.jpTower Records
カフェ・ツィマーマンはヴァイオリニストのパブロ・バレッティとチェンバリストのセリーヌ・フリッシュが結成したバロック・アンサンブル(ピリオド楽器使用)で,グループ名は,バッハが毎週コンサートを行っていたライプツィヒのゴットフリート・ツィマーマンのコーヒーハウスにちなんでいるとのことです。基本編成は弦楽器5人とチェンバロ1人ですが,曲によりメンバーが入れ替わったり追加されたりしています。基本的には1パート1人で演奏されています。

この協奏曲集,とにかく録音の良さに驚きました。残響は多少多めに取り込まれていますので私の考える好録音とは少し違いますが,各楽器の音に伸びがありまた透明感があります。さらにオーディオ品質の高さも特筆でき,優秀録音とも言えると思います。概して編成の小さな曲が良好で,編成の大きな曲(ブランデンブルク協奏曲第1番や管弦楽組曲第3番,第4番など)は若干落ちるのが残念です。しかし,録音時期や録音場所が異なるにも関わらず全体として高いレベルで統一されているのは素晴らしいことだと思います。

演奏についてもピリオド楽器ながらそれが過度に強調されることのないナチュラルな演奏で,ピリオド楽器が苦手な私でもすんなりと受け入れられます(もちろんこれがモダン楽器だったらもっと良かったのに...とは思いますよ(^^;)。全体にテンポが速めでこの疾走感も良いですね。

このセットですが,過去1枚ずつ発売されてきたものが単純に集められています。値段が高い上にブランデンブルク協奏曲が1枚につき1曲ずつだったので買うのをためらっていました。最近のボックスセットは激安のものが多いので,このボックスセットも高価に感じてしまうのですが,1枚当たり1,000円と思うと決して高くないですね。やはり,ブランデンブルク協奏曲,ヴァイオリン協奏曲,管弦楽組曲が各CDにばらばらに収められていて聴く側としてはどのCDに何が入っているのかわからなくてちょっと扱いにくいのが欠点ですが...これは良い買い物をしたと思いました。当たりでした。

ショパン:練習曲集 作品10,作品25(マウリツィオ・ポリーニ 1960年録音)

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ショパン:練習曲集 作品10, 作品25
マウリツィオ・ポリーニ Maurizio Pollini (Piano)
1960年9月5-7,9,11-16日 アビーロード第1スタジオ,ロンドン
JSBT 8473 (P)(C)2011 Testament (国内盤)
好録音度:★★★☆
参考url: HMV Online
9月30日のエントリで紹介したポリーニの1960年録音のショパン練習曲集が発売されました。超有名な1972年のDG盤より10年以上前,ショパンコンクール優勝のすぐあとにEMIと専属契約を結び,録音されたものとのことです。

早速聴いてみると,紛れもない聴き慣れたポリーニのショパンのエチュードが流れ出しました。弱冠18歳にしてすでに9割5分は完成していたのか!と思ってしまいます。しかし,残りの5分がまた大きい。この演奏では後のDG盤にはない瑞々しさと覇気が感じられます。DG盤はDG盤で素晴らしいですし,このEMI盤も違った魅力があります。

録音ですが,解説書に「奥深いアコースティックな響きが魅力のアビー・ロードの第3スタジオで録音された。EMI盤は,ピアノ本来の透明感のある響きで,若き天才ポリーニの繊細で作品と共鳴するかのような激情を聴くことができる。」とあるとおり,残響がほとんどなくピアノの音が極めて明瞭に収められています。ただ,オーディオ的なクオリティは今ひとつで高域のヌケも良くなく,わずかにくぐもり,音にきめの細かさが感じられず,いかにも古臭い色が付いてしまっています。ヒスノイズも少し多めです。惜しいです。

なお,本盤は日本仕向けなのか解説書や裏面など日本語で記載されていて助かります(Made in Japanだから?)。

タグ: [器楽曲]  [ピアノ] 

ベートーヴェン:交響曲全集(岩城宏之指揮/NHK交響楽団)

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ベートーヴェン:交響曲全集
岩城宏之指揮/NHK交響楽団
1968~69年 東京厚生年金会館(No.1,3,8,9),世田谷区民会館(No.2,4,5),杉並公会堂(6,7)
DENON COCQ-84209-13 (P)2006 COLUMBIA (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考: HMV OnlineAmazon.co.jp
歯切れ良く締まった生気溢れる立派な演奏です。NHK交響楽団も上手い。さすがです。変な癖や誇張もほとんどなく純粋に音楽に浸ることが出来ます。

そして録音がまた良いですねぇ。邪魔になる残響はほとんどなく,自然な音色で質感良くすっきりと明瞭に録られています。

録音エンジニアは若林駿介氏(No.2,4,5,7,8,9)と林正夫氏(No.1,3,6)で,若林氏の担当された方が良好,林氏の方はやや残響が被ってすっきりしません。惜しいです。ただ,例えば第6番「田園」の第4楽章のティンパニーが妙にリアルで思わずニヤッとしてしまうところなど部分的に面白いところがあります。

オーディオクオリティも悪くないと思います(年代相応)。若干アナログテープ特有のサーっというヒスノイズがありますが,気になるものではありません。

演奏も録音も良く,私としては大当たりです。不満といえば第3番や第7番の第1楽章など慣習的な範囲でリピートが省略されていることくらいです(でもこれは結構大きな不満だったりします...)。

なお,リハーサルを収めたディスクが1枚おまけで入っています。