テラーク録音の好き・嫌い ~ リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」(チャールズ・マッケラス指揮/ロンドン交響楽団)

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リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」作品35
リムスキー・コルサコフ:スペイン奇想曲 作品34
サー・チャールズ・マッケラス指揮/ロンドン交響楽団
Walthamstow Town Hall, London, England on March 12-14, 1990
CD-80208 (P)(C)1990 TELARC (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music

テラークは優秀録音で有名なレーベルですのでご存じの方も多いと思います。その昔,チャイコフスキーの1812年のLPレコードの大砲の音がすごいと話題になっていたこともありました。しかし私自身は実のところあまりテラークの録音が好きになれず避けてきました。先日取り上げたロストロポーヴィッチののシェエラザードを聴いて,他の演奏も聴いてみたくなってApple Musicで物色して選んだのが実はこのディスクです。これはもしかしたら...と思ったのです。

で,ディスクが届いて聴いているのですが,半分は期待通り,半分は「あぁ,やっぱりテラークだ...」と思ってしまいました。テラークの好きなところは音色が自然で色づけが少ないところ,演出感が少ないところでしょうか。そして嫌い(というか好きでない...同じか)なところは,ダイナミックレンジを広くとりすぎているところですね。大音量のところでボリューム調整すると普通の音量のところが小さすぎてもの足りず,普通の音量のところが気持ちよく聴こえるようボリューム調整すると大音量のところが大きくなりすぎて思わずボリュームを絞ってしまうのです。

また,ワンポイント録音のような録り方をしているのか,全体のまとまりは良いのですが,個々の楽器の質感が弱く分離感も弱いため,少し物足りずもどかしく思うのです。

これが本来の音のバランスに近いのかもしれませんし,その意味では良質な録音と言えるのではないと思います。ただ,私としてはもう少し楽器の質感が強めに誇張され,ダイナミックレンジも広すぎない方が聴きやすいと思うのです。防音がきちんとなされたリスニングルームがあって大音量で遠慮なく聴ける環境があるなら楽しめるのかもしれません。ヘッドホンで少し大きめのボリュームに設定して聴くといい感じにになるのですが,大音量のところが少々つらいのです(今まさにヘッドホンで大音量に耐えて聴きながら書いています...(^^;)。

とはいえ,こういうダイナミックレンジの広い録音はハイレゾ時代の今でこそ生きてくる録音だなとは思いますね。

タグ: [管弦楽曲] 

オルフェウス室内管弦楽団の忘れ去られたディスク ~ プロコフィエフ,ブリテン,ビゼー:交響曲集

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プロコフィエフ:古典交響曲 作品25
ブリテン:シンプル・シンフォニー 作品4
ビゼー:交響曲ハ長調
オルフェウス室内管弦楽団
Performing Arts Center, State University of New York at Purchase, 12/1987
423 624-2 (P)1988 Polydor International (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

こういう比較的小規模な曲はオルフェウス室内管弦楽団の得意とするところですね。小気味よくメリハリの効いた演奏はさすがです。

録音は若干残響が多めですが,締まりのある音響は同楽団の長所をよく捉えていると思います。1990年代前半のすっきりと透明感のある良好な録音に比べるとやや落ちますが,まあ許容範囲です。

このディスクも廃盤になって久しく入手がしづらい状況です。また,Apple Musicにもアップされていません。オルフェウス室内管弦楽団の本領が発揮された好演奏だと思うので,せめて音楽配信で復活させてくれたらいいのに,と思いますね。ちなみに私はamazon.co.ukから購入しました。

タグ: [交響曲] 

ベートーヴェン:交響曲第4番,第7番(カルロス・クライバー指揮/コンセルトヘボウ管弦楽団) DVD

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ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調作品60
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92
カルロス・クライバー指揮/コンセルトヘボウ管弦楽団
1983年 Concertgebouw, Amsterdam
070 100-9 (C)1983 Unitel (P)1988 Universal International Music (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsHMV Onlineicon

ライヴを収録したDVD。この人が指揮した音楽には中毒性があることに注意しなければならないとつくづく思います(^^;。いずれの曲も両端楽章の速さと勢いに圧倒されるのですが,単にそれだけではなく,前のめりで突っ走る,ノリの良いスウィングするリズム感が他の指揮者の演奏からは得られない独特の高揚感を生み出しているのではないかと思います。

クライバーのベートーヴェンは,Orfeoからリリースされているバイエルン国立管弦楽団との第4番第6番第7番がありますが,オーケストラの上手さはこちらの方が上のように思います。音程はともかくアンサンブルが良く,指揮者にドライブに良く追従しています。(でもどちらが良いかは好みによるでしょうけど)

録音ですが,残響感はあまりなく明瞭に捉えているのは好印象なのですが,音色のバランスはやや崩れていて音質もややカスカスした感じがしてクオリティは今ひとつです。残響で濁った録音よりはずっと良いのですが,ビデオにオマケで付いている音声のようであり,もう少し品質が良ければなぁと惜しく思います。

なおDVDの映像もやはり1980年代の品質であり,VHSのビデオを見ているような感じです。これもまあ仕方のないことですね。映像が残っているだけでも感謝しなければなりません。

タグ: [交響曲] 

音圧競争の功罪を体感する ~ 「シルエット」(松田聖子)Stereo SoundのSACD Edition

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シルエット Silhouette
松田聖子
Recording Date: March, April 1981
SSMS008 (TDGD-90028) (P)(C)1981 Sony Music Records Inc. (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Stereo Sound STORE

ステレオサウンド誌がリマスタリングを行ったSACDハイブリッド盤。ご存じの方も多いと思います。前から気になっていていたのですが,先日行われた音展でたまたま見つけてようやく手にすることが出来ました。

解説書によると,このディスクはオリジナルの2トラック38cm/秒テープからのマスタリングとのことです。CD層はDSDで取り込んだものをPCM変換して収められています。マスタリングでは若干の低域の補強を行い,それによって音像イメージの立体感を著しく増すことが出来た,とあります。

私はこの中の「チェリーブラッサム」と「夏の扉」を,2011年に発売されたベスト盤“SEIKO STORY 80's HITS COLLECTION”で聴いていたので,このSACD盤と聴き比べてみました。パッと聴いた印象では,ベスト盤の方がメリハリのある元気な音であり,一方SACDの方は何だかショボい音だな...でした。しかし,SACDの方の音量を少し大きめにしてベスト盤と同じ音量感で揃えると,全く印象が違ってきました。

ベスト盤の方は明らかに音が硬く,歪みっぽくて濁っているのに対し,SACDの方は音に透明感と伸びがあり,輝きが感じられるのです(なおCD層でも同じ印象でした)。SACDがショボく聴こえたのは,単に平均音量が小さめになっているためでした。

次の図は,SACDハイブリッドのCD層(上)とベスト盤(下)の波形を比べたものです。ベスト盤の方はリマスタリング時にいわゆるコンプ(コンプレッサー)がかけられ,ダイナミックレンジを圧縮して平均音圧を上げたであろうことがわかります。一方,SACDハイブリッドのCD層はそのような処理がなされずに収録されていることがわかります。

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ダイナミックレンジを圧縮すると,インパクトのある音になることはわかります。しかし,その代償に失うものも大きいということがこれでよくわかりました。

なお解説書には次のような記述がありました。

お願い:本ディスクでは,SACD層とCD層を問わず,マスターテープに収められたダイナミックレンジを大切にするマスタリングを行っています。そのため,通常のボリュウム位置ではラウドネス効果により音の精彩を欠くように感じることがありますので,出来るだけボリュウムを上げてお聴きください

まさにその通りのことを体感した次第です。

タグ: [★★★★☆] 

MY ROOM side 3 (ウィリアムス浩子)

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MY ROOM side 3
ウィリアムス浩子(Vocal),馬場孝喜(Guitar)
December, 2014 - May, 2015 at u3chi and Aby Studio Japan
BSM009 Berkeley Square Music (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

ジャズシンガーのウィリアムス浩子さんのマイ・ルーム・プロジェクトは,第1弾(side 1)第2弾(side 2)と取り上げてきました。その第3弾です。今までは馬場孝喜さんのギターとのデュオでしたが,今回はそのギターに加えて,ベース,サックス,フルートのミュージシャンがゲスト参加しています。

録音の傾向としてはside 2と近い感じです。私としてはside 1の録音の方が好みに合い,それに比べるとside 2は<普通の>優秀録音になってしまって残念に思いました(side 2のレビューをご参照ください)。今回はゲスト奏者も加わって若干録り方は違う感じもしますが,感想はほぼ同じです。

折に触れて申し上げていますが,私は録音会場の音響・雰囲気を自室で再現したいとは思っていません。自室で目の前で自分のために演奏してくれているように録音され再生できるのが理想です。なのでホールの残響や演出感は私にとって有り難くないものなのです。まあこういう嗜好の方はごく少数だと思いますので,そのように録られないのは仕方ないことと半ば諦めていますが...

とはいえ,客観的にはジャズの優秀録音として十分な音質だと思います。録音レベルもかなり高めに設定されているのも好ましいです。ゲスト参加のベースなど締まった魅力ある音で録られていて,これがどう再生されるかで再生機器の能力がわかってしまうような,そんなソースとしても楽しめるのではないかと思います。

ブログの文字を大きくし,横幅も広げました

当ブログのPC表示用テンプレートに下記2点の修正を行いました。

 (1) 本文の文字サイズを大きくしました(13px->16px)
 (2) 横幅を広くしました

以前より当ブログの文字が小さすぎて読みづらいということがずっと気になっており,いつか大きくしたいと思っておりました。この度重い腰を上げてようやく手をつけた次第です。(横幅を広げることに関しては「読みやすさ」からすると少し悪くなる方向かもしれませんが)

この変更に伴い,レイアウトが崩れて変に見える記事もあるかもしれませんが,ご了承ください。本来はレイアウトに依存しないように記述すべきなのですが,そのように作れていなかったので...

さらに言うと,本来は閲覧する人の環境に応じて最適な文字の大きさ,レイアウトになるように自動的に調整されるようなページにしたいのだけれど,私の今の知識では残念ながらそこまで出来ない...

タルティーニ:30の小さなソナタ集 第1集~第3集(ピーター・シェパード・スケアヴェズ)

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タルティーニ:30の小さなソナタ集 第1集(Nos.1-6)
ピーター・シェパード・スケアヴェズ Peter Sheppard Skærved (Violin)
5 January 2011, St John the Baptist, Aldbury, Hertfordshire
TOCC 0146 (P)(C)2012 Toccata Classics, London (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music

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タルティーニ:30の小さなソナタ集 第2集(Nos.7-12)
ピーター・シェパード・スケアヴェズ Peter Sheppard Skærved (Violin)
5 January 2011, St John the Baptist, Aldbury, Hertfordshire
TOCC 0208 (P)(C)2012 Toccata Classics, London (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music

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タルティーニ:30の小さなソナタ集 第3集(Nos.13-18)
ピーター・シェパード・スケアヴェズ Peter Sheppard Skærved (Violin)
5 January 2011, St John the Baptist, Aldbury, Hertfordshire
TOCC 0297 (P)(C)2015 Toccata Classics, London (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music

タルティーニというと「悪魔のトリル」くらいしか思い浮かばないのですが,125曲に及ぶヴァイオリン協奏曲(→HMV Onlineicon)を残していたりと,おびただしい数の未知の作品があるのではないかと思います。この無伴奏で演奏される「30の小さなソナタ集(30 Sonate piccole)」もそんな作品の1つ。HMV Onlineに記載されている解説では,元々「25のソナタ」として知られていた曲集だが,演奏者のスケアヴェズの独自の研究により,見過ごされていた作品などを追加して「30のソナタ」として演奏しているとのことです。

当然ながら30曲全曲の録音は世界初とのことで,このうち第18番までが発売されているようです。このペースで行けば,第4集,第5集が出て30曲完結ということになるのでしょうね。既発売のものは全て2011年1月5日に録音されているので,録音自体はすでに終わっていて発売のタイミングを待っているだけなのかもしれません。

初めて聴く曲ばかりなので何とも言えませんが,演奏自体は技術的にも安定していて安心して聴けます。表現はどちらかといえばオーソドックスに無理せず無難にまとめようとしているように感じられ,やや面白味には欠けますが,資料的な価値も考えると一つのあるべきアプローチなのでしょう。これはこれで良いと思います。

さて録音ですが,わずかに残響感があるものの,直接音が支配的であり,ヴァイオリンの音色が極めて明瞭に,質感高く,細部やニュアンスまではっきりと聴き取れるように録られています。音色の自然さ,音の伸びも良好で,綺麗で美しく透明感があります。やや高域寄りのバランスで腰高な印象なので,もう少しボディの鳴りを実在感を持って捉えてくれていると良かったと思いますが,これでも十分に良好です。文句なしの四つ星半です(五つ星にするかだいぶ迷いました...)。

リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」(ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ指揮/パリ管弦楽団)

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リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ指揮/パリ管弦楽団
1974年7月 Salle Wagram, Paris
TOCE-7034 東芝EMI株式会社 (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

言わずと知れた名盤。少し前のNHKのらららクラシックで取り上げられていて久しぶりに聴きたくなり棚から引っ張り出してきました。アナログ盤の時代から愛聴してきたディスクで,この曲はこの演奏で耳が出来てしまっています(^^;。ドラマティックで怒濤のように展開していく壮大な音絵巻。油絵の具で塗りたくられたようなこの絢爛なコテコテ感がこの曲にピッタリで素晴らしいです。

そしてこのコテコテ感は録音に負うところも大きいと思います。それぞれの楽器を色濃く捉えているためです。ここに自然さはなく誇張された印象が強いのですが,舞台芸術を見ているような錯覚に陥る効果があって,これはこれで十分にアリだと思います。好録音と言えるか微妙ですが,EMIとしてはかなり良好な録音に入ると思いますし,残響まみれのくすんだ音質ではなく,この曲にふさわしい音質で録られたことを感謝したいですね。

タグ: [管弦楽曲] 

ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」(テオドール・クルレンツィス指揮/ムジカエテルナ)

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ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」
テオドール・クルレンツィス指揮/ムジカエテルナ
2013年10月7日~9日 ケルン,シュトルベルガー・シュトラーセ 7
88875061412 (P)2015 Sony Music Entertainment (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music

HMV Onlineでの紹介記事の中で,「間接音カットなしの優秀録音。クルレンツィスの『春の祭典』」という言葉が目にとまり,ちょっと意味がわからなかったのですが「間接音カットなし」というのがどういうことか確認したかったのでApple Musicにアップロードされている音源で試聴してみました。ということで,今回はApple Musicでの試聴による録音のみのコメントです。

それでその録音なのですが,残響はそれほど多くは感じないのですが,マイクが恐らく少し遠めに設置されているために,楽器の生々しい質感がかなり失われ,また,やや間接音が中心になっています。私の印象ではワンポイント録音に近い録り方のように感じられました。

全体としての音のまとまりは良いものの,楽器の質感が希薄で分離感も弱く,さらに高域のヌケもあまり良くないため,私としては残念ながらかなりもどかしさを感じる録音でした。一方で,演出感はあまりなく,また,中低域の音の締まりは良好で,この点は好感が持てました。

今回はApple Musicでの試聴であり,CDでは聴いておりませんが,今までの経験から,CDで聴いても上記の感想は変わらないであろうと思っております。なお,「間接音カットなし」というのが何を指しているのかはイマイチわかりませんでした。優秀録音と思われる方もおられるとは思いますが,好録音とはだいぶ異なりました。

なお,本ディスクは「春の祭典」だけが収められており,収録時間約35分という贅沢な内容となっています(^^;。

タグ: [管弦楽曲] 

シベリウス:交響曲第2番,他(マリス・ヤンソンス指揮/オスロ・フィルハーモニー管弦楽団)

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シベリウス:交響曲第2番ニ長調作品43,他
マリス・ヤンソンス指揮/オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
録音 1992年5月
TOCE-13183 (P)2005 東芝EMI株式会社 (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

交響曲第2番のほかに,トゥオネラの白鳥,悲しきワルツ,祝祭アンダンテ,が収録されています。

スケールが大きく,前向きでダイナミックにスピード感を持って展開していく演奏が実に気持ちが良いです。情緒感をたっぷり出しながらも決して流れない,引き締まった演奏であるところが良いと思います。第2番の伝統的スタイルを極めたように感じられます。これはこれで魅力的で聴き応えがあり素晴らしいと思います。

録音ですが,残響が適度に抑えられ,重厚ながら締まった音響であり,音色のバランスも崩れていませんし,高域の曇りもほとんど感じられません。EMIにしてはかなり良好です。もう少し各楽器の分離感,見通しの良さがあればなお良かったと思うのですが,一般的には十分受け入れられる録音でしょう。

ヤンソンス/オスロ・フィルのシベリウスの交響曲は,第1番,第2番,第3番,第5番の4曲が録音されたようです。何とかまだ入手可能なようです。第6番,第7番が録音されていたらどのような演奏が聴けたのだろう,と思います。録音されなかったのが残念です。

タグ: [交響曲] 

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲,ロマンスト長調,ヘ長調(クリスティアン・テツラフ(Vn)/デヴィッド・ジンマン指揮/チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団)

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ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
ベートーヴェン:ロマンスト長調作品40,ヘ長調作品50
クリスティアン・テツラフ Christian Tetzlaff (Violin)
デヴィッド・ジンマン指揮/チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
30 & 31 May 2005, Tonhalle Zürich, Switzerland
94857 (C)2014 Brilliant Classics (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

ソロもオーケストラもものすごく熱い,挑戦的な演奏。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲でここまで攻める演奏はそうないのではないでしょうか。特にオーケストラのスケールの大きさ,迫力には圧倒されます。それに負けないソロも立派。時折見せる激しい情熱のほとばしりに戸惑うところもありますが,面白い演奏であることは間違いないですね。

録音ですが,ソロはやや遠めの音像で,残響の被りもあり,質感が感じ取りにくいもどかしさがあります。一方オーケストラは残響もたっぷりと取り入れていますが,濃い音の捉え方で,協奏曲としては少し過剰感があります(オーケストラだけならこういう録音もありかもしれません...もちろん私の好みではありませんが...)。もう少しソロにフォーカスし,オーケストラをすっきりと見通しよく録って欲しかったと思います。演奏が面白いだけにこの録音は少し残念に思います。

オルフェウス室内管弦楽団の忘れ去られたディスク ~ 弦楽合奏のための英国音楽

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English Music for Strings
オルフェウス室内管弦楽団
New York, State University of New York at Purchase, Performing Arts Center, 12/1985 & 12/1987
445 561-2 (P)1986, 1988 Polydor International (輸入盤)
好録音度:★★★★

オルフェウス室内管弦楽団のディスクをさらにもう一つ。弦楽合奏のための英国の作曲家の曲を収録しています。

エルガー:序奏とアレグロ作品47(弦楽四重奏と弦楽合奏のための)
エルガー:弦楽セレナーデ作品20
エルガー:弦楽のためのエレジー作品58
ヴォーン・ウィリアムズ:グリーンスリーヴスによる幻想曲
ヴォーン・ウィリアムズ:タリスの主題による幻想曲
ブリテン:シンプル・シンフォニー作品4

この中ではエルガーの序奏とアレグロのアグレッシブな演奏が圧巻,オルフェウス室内管弦楽団の機動力,アンサンブル能力の高さを如実に示す好演奏。弦楽セレナーデも美しい。シンプル・シンフォニーは第1楽章のゆっくりしたテンポ取りに不満が残る以外は期待通り。

録音ですが,やや残響が多めに取り入れられていて音色に影響し,また量感たっぷりに捉えられていますがややくどく暑苦しく感じます。同楽団の良好な録音と比較するとやや落ちる印象です。ただ,弦楽器の魅力は十分に感じられるので,弦楽合奏の録音としては普通からやや良い方だとは思います。もう少しすっきりと透明感のある音で残して欲しかったですね。

さてこのディスクですが,オリジナルではブリテンは別のカップリング(プロコフィエフ:古典交響曲,ビゼー:交響曲ハ長調)だったようです。どちらも今では入手性が悪く,また,Apple Musicでも公開されていません。メンデルスゾーンの弦楽のための交響曲集と同様,忘れられてしまったディスクです。もったいないことです。

メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲全集(アヒム・フィードラー指揮/ルツェルン祝祭弦楽合奏団)

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メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲全集
アヒム・フィードラー指揮/ルツェルン祝祭弦楽合奏団
January 26-29 & March 20, 2009, Stalden, CH
OC 740 (P)(C)2009 OehmsClassics (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music

オルフェウス室内管弦楽団のメンデルスゾーンを聴いてもっとこの曲を聴きたくなり,だいぶ前に買って棚の奥底に眠っていたのを引っ張り出してきました。

ルツェルン祝祭弦楽合奏団は1956年にヴォルフガング・シュナイダーハンとルドルフ・バウムガルトナーによって創設されたスイスの団体とのことで,1998年までバウムガルトナーが音楽監督を務め,その後,本盤の指揮をしているアヒム・フィードラーが後を継いだということです。この弦楽のための交響曲は,メンデルスゾーンが12歳から14歳にかけて作曲した作品で,中学生くらいの年齢でこれだけの作品を残したということが本当にすごいと思います。第1番から第12番まで少しずつ作曲が進化してきているのも感じられて興味深い作品です。

モダン楽器による小編成の弦楽合奏による演奏で,キレの良い整った見通しの良いアンサンブルが素晴らしいと思います。速めのテンポで溌剌としていて実に気持ちの良い演奏です。モダン楽器ですが,ヴィブラートは控えめで透明感のある響きを作り出していて,ピリオド的な奏法も取り入れているようです。

録音ですが,録音会場の響きの影響が強く出て音色はかなり癖があります。ただ音色の曇りは少なく,また,弦楽器の質感はよく感じられるため,癖が強い割には弦楽器の魅力を上手く捉えられていると思います。中低域の締まりがある,キレの良いサウンドもこの録音を救っています。ただやっぱりもっとすっきりと綺麗な音色で録って欲しかったなと思いますね。惜しい録音です。

なお本ディスクはやや入手しづらい状況のようですが,Apple Musicで聴くことができます。有り難いことです。

シベリウス:交響曲全集(オッコ・カム指揮/ラハティ交響楽団)

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シベリウス:交響曲全集
オッコ・カム指揮/ラハティ交響楽団
2012年~2014年 フィンランド,ラハティ,シベリウス・ホール
BIS-2076 (P)(C)2015 BIS Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

シベリウスの音楽を克明に描き出す,透明感のある素晴らしい演奏。オーケストラから最も美しい表現を引き出しすくい取って組み立てられた音楽。北欧的な情緒感がことさら強調されることはなく,シベリウスの純粋で普遍的な音楽だけが静かに響くように感じられます。特に第1番,第2番がこのように演奏されると全く印象が変わってきますね。ここにまた新たな名盤が生まれたのではないでしょうか。

そして録音ですが,残響は控えめであり,楽器の音は透明さを保って伝わってきます。楽器の質感は若干弱めで,どちらかといえば控えめにまとめられています。音楽を純粋にありのまま伝えようとする黒衣に徹した録音。欠点の少なさがこの録音の美点となっています。まずまずの好録音です。

BISのオーケストラ録音は今まであまり良い印象を持ったことがないのでこの全集を手に入れるかさんざん迷ったのですが,手に入れて大正解でした。

スメタナ,ヤナーチェク:弦楽四重奏曲集(タカーチ四重奏団)

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スメタナ:弦楽四重奏曲第1番「わが生涯より」
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」
タカーチ四重奏団 Takács Quartet
2014年8月16-20日 モンマス,ワイアストン・エステイト
CDA67997 (P)(C)2015 Hyperion Records Ltd. (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

すっ,すごいハイテンションでダイナミックな演奏。聴き終えた時にはどっと疲れが押し寄せます。曲が曲だけに,聴く方にもそれなりの覚悟が必要(^^;。彼らはどんな曲の演奏も手抜きなし,遊びなし,常に真剣勝負。それがモロに音に現れ聴き手にビンビン伝わってきますね。非の打ち所のない完成度の高さ,世界最高峰の弦楽四重奏団と呼ばれるだけあります。

録音ですが,残響は多めですが,直接音比率が高いためクリアで音の伸びもあり好印象です。解像感も高く,楽器の質感も良く伝わってきます。やや濃いめの音の捉え方で情報量が多いのも特筆できます。聴き疲れする要因の一つかもしれませんが。好録音です。

ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」,バルトーク:弦楽四重奏曲第2番,ドホナーニ:弦楽四重奏曲第3番(モディリアーニ四重奏団)

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ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」
バルトーク:弦楽四重奏曲第2番
ドホナーニ:弦楽四重奏曲第3番
モディリアーニ四重奏団 Quatuor Modigliani
2015年3月 パリ,サル・コロンヌ
MIR 269 (C)2015 MIRARE (輸入盤)
好録音度:★★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

ドビュッシー,ラヴェル:弦楽四重奏曲ハイドン:弦楽四重奏曲集が良かったモディリアーニ四重奏団の最新録音です。バルトークとドホナーニは少し苦手に思いましたので(^^;,ドヴォルザークを中心に聴きました。やはりここでもモダンでスマートな演奏を聴かせてくれるのですが,歌心たっぷりにユーモアも交えて楽しい音楽を展開してくれますね。これも素晴らしかった! 期待通り,さすがです。

そして録音がまた素晴らしい。それぞれの楽器の音が分離良く極めて明瞭で,低域の締まりも高域の伸びも音色の自然さも申し分ありません。わずかに残響感はあるものの直接音が主体でほとんど楽器音を邪魔しません。楽器の質感も良く感じられます。先に取り上げた2つのディスクよりも良好です。文句なしで五つ星の好録音です。

シベリウス,ニールセン:ヴァイオリン協奏曲,他(バイバ・スクリデ(Vn)/サントゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮/タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団)

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シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47
シベリウス:2つのセレナード作品69
ニールセン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品33
バイバ・スクリデ Baiba Skride (Violin)
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮
タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団
2015年1月7-9日 フィンランド,タンペレ・ホール
C 896 152 A (P)(C)2015 ORFEO International Music (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

バイバ・スクリデはラトヴィア出身,1981年生まれということですので,30代半ば,若手というよりはもう中堅なんですね。このシベリウスは凛々しく端正に美しく演奏されています。技術面も万全。ほのかに叙情性は感じさせるものの感情はどちらかといえば抑え気味で冷静な演奏なので,そういう面を期待すると少し物足りなく感じるかもしれません。

あまり聴く機会のない2つのセレナードが収録されているのは嬉しいですね。ニールセンは実は初めて聴く気がするので,この機会にもう少しじっくりと聴いてみたいと思っています。

さて録音なのですが,ソロとオーケストラのバランスが同等,あるいはややオーケストラに偏っているため,ソロが引っ込みがちであり,ニュアンスや質感が感じ取りにくいのが欠点です(逆にオーケストラが出しゃばりすぎに聴こえる)。音色自体は悪くはないと思うのですが,ソロの録音レベルが低いために冴えない音になってしまっています。実にもどかしい! これが実際に近い自然なバランスなのかもしれませんが,録音で聴く場合はもう少しソロにフォーカスして明瞭にニュアンス豊かに聴かせてほしいものです。私としてはこの録音はかなり残念です。

R. シュトラウス:交響詩「ドンファン」,交響詩「英雄の生涯」(パーヴォ・ヤルヴィ指揮/NHK交響楽団)

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R. シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」作品20
R. シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」作品40
パーヴォ・ヤルヴィ指揮/NHK交響楽団
2015年2月18, 19日 サントリー・ホール
SICC 19003 (P)(C)2015 Sony Music (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
NHK交響楽団の第1804回定期公演Bプログラムのライヴ録音。N響の首席指揮者への就任を機に指導するプロジェクトの第1弾ということで,大注目,鳴り物入りでの登場ですね。指揮者の積極的なドライブに見事に応え,ダイナミックレンジの広さと精度の高さをハイレベルで両立した,実力を遺憾なく発揮した期待通りの演奏と言えるでしょう。指揮者がなぜN響との録音にR. シュトラウスを選んだのか,わかる気がします。

さて,肝心の録音ですが,響きを多く取り入れたホール音響再現重視の録音です。音のなめらかさ,緻密さなどオーディオ的なクオリティは良好,残響の量の割には音の濁りや曇りは少なく,その点は好感が持てます。ただ,全体の音のまとまりはあるものの,個々の楽器の質感,生の質感は希薄であり,分離感もあまりなく,細部が感じ取りにくいため,もどかしさがあります。また,残響の影響による若干のモゴモゴ感もあってすっきりしません。フォルテシモでの飽和感はないものの,混沌としてうるさく感じるのも音場偏重の音作りのためかと思います。

私としては上記の通り不満が残るのですが,おそらく雑誌等では優秀録音として取り上げられるであろうと予想します(もちろん私としては残念です(^^;)。

一点付け加えておくと,ヘッドホンで聴くと「英雄の生涯」のヴァイオリン・ソロが,位相がねじれたように不自然に聴こえ,かなり苦痛でした。ヘッドホンでの鑑賞はお勧めできません(ヴァイオリン・ソロだけなのですが...)。

また,いくつかのヘッドホンで聴き比べたのですが,例えばSennheiser HD650やbeyerdynamic T90のように音場が広いものよりも,Sennheiser HD25-1 IIのようにダイレクトに耳に入ってくるようなものの方が向いているようでした(あくまで個人の感想です(^^;)。

タグ: [管弦楽曲] 

It's Never Too Late (トミー・エマニュエル)

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It's Never Too Late
トミー・エマニュエル Tommy Emmanuel (Guitar)
(C)2015 CGP Sounds (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
オーストラリアのアコースティック・ギタリスト,トミー・エマニュエル爺さん(といっても1955年生まれなのでまだ60歳ですが)の新譜です。ギター1本でがんばっています。トミー節全開!嬉しいですね。

YouTubeでニューアルバムのプロモーションビデオをいくつかアップしておられます。その中からアルバムトップを飾る“Only Elliot”を。素敵な曲です。


そして,2曲目に収められているタイトル曲“It's Never Too Late”。渋い!

タグ: [ギター]  [YouTube] 

ベートーヴェン:交響曲第6番(カルロス・クライバー指揮/バイエルン国立管弦楽団)

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ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
カルロス・クライバー指揮/バイエルン国立管弦楽団
1983年11月7日 バイエルン国立劇場
C 600 031 B (P)(C)2003 ORFEO International Music (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
先日取り上げた第4番,第7番に続いて,Orfeoから発売されているもう一枚ある第6番です。HMV Onlineでは150件ものレビューが付いていて賛否両論ですね。欠点はいろいろとある演奏であるのは確かですが,私自身はライヴの熱気がストレートに伝わってくるこの演奏はけっこう楽しめました。

録音ですが,オーディオ的なクオリティはまったく良くありません。1950年代の録音かと思ってしまうような音質です。やはり帯域は狭いですし,歪感がすごくあります。この点では第4番,第7番よりだいぶ劣ります。単なる演奏会の記録であって,後にライブ録音としてリリースすることを前提としていなかった音源ではないかと推測します。クオリティの観点ではまったくお薦め出来るものではありません。

しかし,やはりこの録音に私は魅力を感じています。理由は第4番,第7番の録音と同様で,特に弦楽器の魅力をよく捉えていると思うからです。最新の録音でもまったく楽器の音に魅力を感じないものが多くありますが,そんな録音よりもずっと音楽を楽しめます(あくまで個人の感想です(^^;)。そういう意味で好録音度は四つ星評価です。

なおこのディスクはCCCD(コピーコントロールドCD)でした。私のPCではリッピングが出来ませんでした。もう絶滅したかと思っていたのですが,こんなところで生き残っていたとは...



いつも参考にさせていただいているClassical CD Information & Reviewsを運営されている加藤さんよりコメントをいただきました(有り難うございます)。このディスクの音源は,カルロスの息子のために制作されていたカセットテープからマスタリングされたものとのことで,正規音源が経年劣化で使えなかったため,とのことです。この音質も納得です。

加藤さんもこのCDの感想をアップされていますので,併せてご参照ください。発売当初はCCCDではなかったようですね。

(記2015/10/03)

タグ: [交響曲]