チャイコフスキー,シベリウス:ヴァイオリン協奏曲(リサ・バティアシュヴィリ/ダニエル・バレンボイム指揮/シュターツカペレ・ベルリン)

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チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47
リサ・バティアシュヴィリ Lisa Batiashvili (Violin)
ダニエル・バレンボイム指揮/シュターツカペレ・ベルリン
Berlin, Funkhaus Nalepastraße, 6/2015(Tchaikovsky), 7/2016(Sibelius)
00289 479 6038 (P)(C)2016 Deutsche Grammophon (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

どちらの協奏曲も非の打ち所がありません。技術面の完璧さはもちろんのこと,表現においてももうこれ以上望むことがないくらいです。チャイコフスキーは技術の誇示に走ることなく,力強くも美しさと歌心が追求されていますし,シベリウスではさらにスケールの大きな演奏が展開されています。オーケストラもソロに合わせて変幻自在な表情を見せていて良いと思います。

さて録音なのですが,やや残響が多めであり,その響きがソロに付帯音としてまとわりついて音色を曇らせ,透明感を奪っています。生々しさがなく,微妙な質感も失われて少しもどかしさを感じます。オーケストラを含めて演出されパッケージングされた音楽としてちょっとまとめ過ぎと思います。音の滑らかさ,ダイナミックレンジ感などオーディオ的なクオリティは高いと思いますが。せめてもう少しソロをクリアに,生々しい質感を残して録って欲しかったと思います。一般的な評価は高いかもしれませんが,私としてはこの冴えない録音は少し残念です。

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