ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集作品18,作品59(ミロ・クァルテット)

cover picture
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集作品18
ミロ・クァルテット The Miró Quartet
Recorded at the American Academy of Arts + Letters, New York, NY, October 7-22, 2004
Vanguard Classics ATM CD 1655 (P)(C)2005 The Miró Quartet (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: HMV OnlineiconAmazon.co.jpTower Records

cover picture
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集作品59
ミロ・クァルテット The Miró Quartet
Recorded at the Butler School of Music, Jessen Recital Hall, May 13-28, 2012
LHM2012004 (P)(C)2012 Longhorn Music (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: HMV OnlineiconAmazon.co.jp
ミロ・クァルテットは1995年の結成で,すでに結成から18年を経ているということで,もう中堅どころのクァルテットなんですね。作品18の録音は2004年,作品59はそれから8年後の2012年ということで,出来るだけベートーヴェンの作曲時に近い年齢で録音したいということらしいです。ということは,作品74,作品95は4年後くらい,後期はおよそ20年後ですか...本当だとすると気の長い話です。

彼らの演奏はキレのよい緻密なアンサンブルが特徴で,現代的で洗練された美しさ,スマートさとダイナミックで力強く,そして歌心も持ち合わせていて,もう隙がありません。作品59の方がより洗練度が上がって,このクァルテットがさらに進化をし続けていることを示していると思います。最近聴いた中でもかなり良い演奏に入ります。

録音ですが,作品18はやや残響が多めで少し音色が曇りがちですが,作品59は残響時間が長いものの,楽器音とは分離されているため,残響の影響は最小で,曇ることもなく自然で伸びの良い音色で聴くことが出来ます。中低域もブーミーにならず締まっていて,たとえば作品59-2の第1楽章など,彼らのキレの良い演奏がさらに際だつ録音になっています。とても気持ちの良いサウンドで,これは当たりと言えましょう。

といういことで,特に作品59は素晴らしい演奏・録音で感動しました。

今の彼らの全集が聴けないのは本当に残念です。それぞれの年齢層,経験値でしか出来ない演奏があるのだから,作曲年にこだわらず全集録音して欲しいものです。

■ この記事へのコメント

■ コメントの投稿

:

:

:

:

:

管理者にだけ表示を許可する