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バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV 988(弦楽三重奏版)(トリオ・ツィンマーマン)

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バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988(弦楽三重奏版)
トリオ・ツィンマーマン Trio Zimmermann
2017年8月,9月, 2018年6月 ノイシュタット,マンデルスロー,聖オスターグ教会
BIS-2347 SACD (P)(C)2019 BIS Records (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン),アントワーヌ・タメスティ(ヴィオラ),クリスチャン・ポルテラ(チェロ)の3人による演奏で,3人とも使用楽器がストラディヴァリウスという何とも豪華で贅沢なアンサンブルです。

編曲はシトコヴェツキー版ではなく,原曲の楽譜に立ち返って可能な限り「編曲 arrangement」も「書き換え transcription」もせず,バッハの楽譜そのままとなるようにしたとのことです。

それで演奏はというと,何というかそれぞれの奏者が思い思いに,自由闊達に,セッションを楽しんでいるのです。何と明るく軽快で爽やかなバッハなんだろうか。そしてサービス精神が旺盛というか,音楽が外に向かって皆に届けといわんばかりに広がっていくのです。こんな演奏は聴いたことがないです。手練れの成せる至芸の世界です。

一方録音なのですが,残響が多く,楽器音に被って明瞭感が落ち,音色も損ねています。あぁ!なんでこんな録り方なんだ!とため息が出てしまいます。演奏が素晴らしいだけにこの録音は残念でなりません。

最後にリピートですが,省略は最後のAria da capoだけでした。問題ありません。

演奏時間 約74分
リピート表
Aria ○○
Var.01 ○○ Var.02 ○○ Var.03 ○○
Var.04 ○○ Var.05 ○○ Var.06 ○○
Var.07 ○○ Var.08 ○○ Var.09 ○○
Var.10 ○○ Var.11 ○○ Var.12 ○○
Var.13 ○○ Var.14 ○○ Var.15 ○○
Var.16 ○○ Var.17 ○○ Var.18 ○○
Var.19 ○○ Var.20 ○○ Var.21 ○○
Var.22 ○○ Var.23 ○○ Var.24 ○○
Var.25 ○○ Var.26 ○○ Var.27 ○○
Var.28 ○○ Var.29 ○○ Var.30 ○○
Aria da capo ××

バッハ:ゴルトベルク変奏曲(ブルーノ・ジュランナ編 弦楽三重奏版)(トリオ・ブロズ)

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バッハ:ゴルトベルク変奏曲(ジュランナ編 弦楽三重奏版)
トリオ・ブロズ Trio Broz
Recorded live in the Orsanmichele Church in Florence on 10th March 2008
Velut Luna cvld 170 (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Amazon.co.jp,Amazon.co.uk
弦楽三重奏版への編曲ですが,シトコヴェツキー編曲ではなく,ブルーノ・ジュランナ(Bruno Giuranna)という人の編曲です。解説では世界初録音と書いてあります。しかし,私にはどこがシトコヴェツキー編曲版と違うのか明確にはわかりませんでした。もちろん細かいところでは違うのでしょうけど。ただ,解説書でもシトコヴェツキー編曲版のことには全く触れられていないようで,ここまで酷似していながら何も触れられていないことにちょっと違和感を感じたので...

ということはさておき,演奏は至って真面目,そつなくアンサンブルをこなしていてなかなか良いのですが,やや表情が堅く変化に乏しいので面白味という点では今一歩という気がします。リピートは気がついた範囲ではすべて行われているようでしたので,この点は好感を持ちました。

トリオ・ブロズはブロズ兄妹とのことです。

録音ですが,比較的近接で捉えられていて明瞭感はあるのですが,楽器音を濁す初期反射音が強めなのがマイナスです。基本的には悪くないので惜しいと思います。

試聴: iTunes Store(iTunesが必要です)
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