2023/02/26

アンネ=ゾフィー・ムター Anne-Sophie Mutter (Violin)
ジェームズ・レヴァイン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1992年11月 ウィーン,ムジークフェラインザール
UCCG-51074 ユニバーサルミュージック (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
もう一つムターを。有名なディスクなのでご存じの方も多いと思います。収録曲は下記の通りです。
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン作品20
ヴィエニャフスキ:伝説曲ト短調作品17
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ第4番ト短調「悪魔のトリル」
ラヴェル:ツィガーヌ
マスネ:タイスの瞑想曲
サラサーテ:カルメン幻想曲作品25
フォーレ:子守歌ニ長調作品16
カルメン幻想曲はヒラリー・ハーンの圧巻の演奏を取り上げていました。ムターはこういうこってりと濃厚に民族臭を漂わせ歌い上げる演奏が本当に上手いですよね。もう彼女の独壇場です。
録音ですが,残響は少し多めですが,響きに立体感があり,空間性の演出が上手くいっているので,残響量の割には印象は悪くありません。暑苦しさと圧迫感はありますが許容範囲です。ソロはやはり少し距離感があり残響がまとわりつきますが,これも許容範囲です。
この録音で特徴的なのは平均音圧の高さでしょうか。一般的なクラシック音楽の録音よりも明らかに一段平均音圧が高いと思います。このため音量調整したとしても少し大きめの音で聴くことになりますので,聴き栄えがすると思います。ダイナミックレンジの操作をしているのではないかと思いますが,多少のあざとさを感じるものの違和感はありませんので,上手く音作りをしていると思います。
そういえばこのディスク,発売当時にオーディオ関係のイベントの試聴によく使われていた気がします。聴き栄えのするサウンドが試聴向きだったのかもしれないと思いました。
2023/02/11

アンドリス・ネルソンス指揮/バーミンガム市交響楽団
2008-2013 Birmingham, Symphony Hall
C 987 199 (P)(C92019 Orfeo International Music (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考:
ネルソンスが2008年から2013年にかけてバーミンガム市交響楽団と行った録音を集めたボックスセット。以下の曲が収録されています。
チャイコフスキー:交響曲第4番,第5番,第6番「悲愴」,マンフレッド交響曲
チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」
チャイコフスキー:幻想的序曲「ハムレット」
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」(1880年第3稿)
チャイコフスキー:スラヴ行進曲
R. シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
R. シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
R. シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」
R. シュトラウス:アルプス交響曲
R. シュトラウス:「サロメ」より7つのヴェールの踊り
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」全曲
ストラヴィンスキー:詩篇交響曲
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」
上記のうちチャイコフスキーとR. シュトラウスを聴きました。力強くエネルギッシュで勢いのある演奏が良いと思いました。
一方で録音ですが,R. シュトラウスは多少マシなのですが,チャイコフスキーは音色が曇りがちでこの点は惜しいと思います。オルフェオのオーケストラ録音はこのようなものが多いという印象です。
2021/11/03

ニコラウス・アーノンクール指揮/ヨーロッパ室内管弦楽団
録音 1989年-2007年
ICAC5161 Ica Classics (輸入盤)
参考:
ヨーロッパ室内管40周年記念盤で,全曲初CD化とのことです。拍手の入るライヴ録音です。音源の素性はよくわかりませんが,コンテンツとして提供することを前提に収録したものではない音源を集めてきたという感じがします。ライヴならではの熱い演奏が聴けるのがうれしいですね。
録音は寄せ集め音源なのでそれぞれ異なります。曲ごとに簡単にコメントしたいと思います。
[CD 1]
1. ハイドン:交響曲第100番ト長調 Hob.I:100「軍隊」 (好録音度:★★★★☆)
2. ハイドン:交響曲第101番ニ長調 Hob.I:101「時計」 (好録音度:★★★★)
録音 1999年12月4日 アムステルダム,コンセルトヘボウ(1),2004年6月21日 グラーツ,シュテファニエンザール(2)
「軍隊」の録音が残響控えめでスッキリと見通しが良くサウンドがキュッと締まっていて良かったです。「時計」も同傾向ながら少し詰まり気味で明瞭な感じが落ちるのが惜しいです。
[CD 2]
1. モーツァルト:交響曲第29番イ長調K201 (好録音度:★★★☆)
2. モーツァルト:行進曲ニ長調K.335 (好録音度:★★★★)
3. モーツァルト:セレナード第9番ニ長調K.320「ポストホルン」 (好録音度:★★★★)
録音 1989年7月12日 グラーツ,シュテファニエンザール(1),1996年4月17日 べルリン,フィルハーモニー(2, 3)
第29番が残響過多で良くありません。銭湯で聴いているような感じで残響が大きく被って明瞭感がありません。行進曲とセレナードはそれより残響は控えめですが,少しやかましい感じの独特の癖があり,また少し粗い感じがします。
[CD 3]
1. ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調作品67「運命」 (好録音度:★★★★☆)
2. ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92 (好録音度:★★★★)
2007年6月24日 グラーツ,ヘムルート・リスト・ハレ(1),2002年6月23日 グラーツ,シュテファニエンザール(2)
第5番「運命」は残響はありますが音色や明瞭感への影響は少なめで,ライヴの自然な音響が楽しめる点が良いと思いました。少しオマケですが四つ星半。第7番は第5番と似ていますがややモヤッとした感じがあって,もう少しスッキリ感がほしかったところです。惜しいです。
[CD 4]
1. ブラームス:悲劇的序曲作品81 (好録音度:★★★★)
2. ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品96 (好録音度:★★★★)
録音 1999年6月28日(1),1997年7月10日(2) グラーツ,シュテファニエンザール
この2曲はオーケストラ録音としてはこのセットの中では一番標準的と思いました。残響はやや多めでライヴらしい生録的な生々しさはありませんが,上手くまとめていると思います。好録音というには少し物足りなさがありますが悪くありません。
ということで,このセット,アーノンクールとヨーロッパ室内管弦楽団の貴重な演奏が聴けるので本当にうれしいのですが,録音の出来はバラバラで状態があまり良くないのも含まれているのがちょっとばかり残念です。
2021/08/21

Complete Recordings on Deutsche Grammophon
オルフェウス室内管弦楽団 Orpheus Chamber Orchestra
00289 483 9948 (P)2021 Deutsche Grammophon (輸入盤)
参考:
5月頃に発売がアナウンスされていたオルフェウス室内管弦楽団のドイツ・グラモフォン録音全集が予定通り発売されました。好きな団体なのでこのボックスセットは本当にうれしいです。いままでにも聴きたいディスクは集めていましたが,まったく知らなかったディスクも多数あって興味津々です。全55枚と枚数がとても多いですが,少しずつ聴き進めていきたいと思っています。

2020/03/21

0289 482 1836 3 (P)(C)2015 Universal Music Italia (輸入盤)
録音 1968-1980年
好録音度:★★★★☆
参考:
メータが30歳代前半から40歳代前半にかけてDECCAに録音されたものから集められています。活力のあるダイナミックな演奏が楽しめました。
DECCAのアナログ後期の録音が主で,多少のばらつきはあるものの,一定以上の水準の好録音揃いというのもうれしいところです。特に1970年代中盤から後半にかけてのマーラーやR.シュトラウスの録音が明瞭感や分離感も良好で良かったです。
まだすべてを聴ききれていませんが,じっくりと楽しみたいと思います。
収録曲は下記の通りです。
マーラー:交響曲第1番(*),第2番(**),第3番,第4番(*),第5番
チャイコフスキー:交響曲全集
チャイコフスキー:「1812年」,「ロメオとジュリエット」,スラヴ行進曲
チャイコフスキー:「白鳥の湖」ハイライト,組曲「胡桃割り人形」,イタリア奇想曲(*)
シューベルト:交響曲全集(*)
ドヴォルザーク:交響曲第7番(*),第8番,第9番
R. シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき,英雄の生涯,アルプス交響曲,家庭交響曲
ベルリオーズ:幻想交響曲(***),イタリアのハロルド(*)
ベートーヴェン:交響曲第7番
ブルックナー:交響曲第9番(**)
リスト:前奏曲(**)
ロサンジェルス・フィル
*イスラエル・フィル
**ウィーン・フィル
***ニューヨーク・フィル
2019/08/16

ユージン・オーマンディ指揮/フィラデルフィア管弦楽団
録音 1950年代~1970年代
88883737162 (P)(C)2013 Sony Music Entertainment (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考:

ユージン・オーマンディ指揮/フィラデルフィア管弦楽団
録音 1950年代~1980年代
88875108582 (P)(C)2015 Sony Music Entertainment (輸入盤)
好録音度:★★★★~★★★★☆
参考:
オーマンディがフィラデルフィア管弦楽団を指揮し,SonyとRCAに残した音源からセレクトされた音源を収録したボックスセットです。チャイコフスキーはオーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団の得意とするレパートリーとのことで,録音は多くの曲で複数回行われているとのことですが,この2つのレーベルに残された最も遅い時期の録音をセレクトしているとのことです。一方シベリウスの方は時期の違う録音を複数収録している曲がいくつもあります。同じようなボックスセットですが収録のポリシーが少し異なるようです。
収録曲は下記の通りです。
●チャイコフスキー
交響曲全集 (1968-76年)
交響曲第7番(ボガティレフ補筆完成版) (1962年)
マンフレッド交響曲 (1976年)
ピアノ協奏曲第1番(テッド・ジョセルソン(P)) (1974年)
ピアノ協奏曲第2番,第3番(ゲイリー・グラフマン(P)) (1965年)
ヴァイオリン協奏曲(アイザック・スターン(Vn)) (1958年)
バレエ音楽「白鳥の湖」ハイライト (1972年)
バレエ音楽「眠れる森の美女」ハイライト (1973年)
バレエ音楽「胡桃割り人形」ハイライト (1972年)
弦楽セレナーデ (1960年)
大序曲「1812年」(1970年)
スラヴ行進曲 (1972年)
イタリア奇想曲 (1972年)
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 (1976年)
幻想序曲「ロミオとジュリエット」 (1973年)
ロココ風の主題による変奏曲(レナード・ローズ(Vc)) (1965年)
アンダンテ・カンタービレ (1966年)
ただ憧れを知る者だけが (1966年)
「四季」より「舟歌」 (1968年)
ワルツとポロネーズ(エフゲニー・オネーギンより) (1965年)
●シベリウス
交響曲第1番 (1962年)
交響曲第1番 (1978年)
交響曲第2番 (1957年)
交響曲第2番 (1972年)
交響曲第4番 (1978年)
交響曲第5番 (1975年)
交響曲第7番 (1960年)
交響曲第7番 (1975年)
ヴァイオリン協奏曲(アイザック・スターン(Vn)) (1969年)
ヴァイオリン協奏曲(ディラーナ・ジョンソン(Vn)) (1980年)
交響幻想曲「ポホヨラの娘」 (1976年)
交響詩「トゥオネラの白鳥」 (1960年)
交響詩「トゥオネラの白鳥」 (1973年)
交響詩「フィンランディア」合唱あり (1959年)
交響詩「フィンランディア」 (1968年)
交響詩「フィンランディア」合唱あり (1978年)
交響詩「大洋の女神」 (1978年)
交響詩「エン・サガ」 (1963年)
交響詩「エン・サガ」 (1975年)
交響詩「タピオラ」 (1976年)
「カレリア」序曲 (1977年)
「カレリア」組曲 (1968年)
「カレリア」組曲 (1975年)
悲しきワルツ (1959年)
悲しきワルツ (1973年)
オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団というと,「ゴージャスなオーケストラ・サウンド」と言われることが多いと思います。良い意味でも悪い意味でも使われているのではないかという気がします。私自身はこの顔合わせの演奏は今まであまり意識して聴いてこなかったので,今こうして聴いてみると,確かにそうだなと思います。
演奏でいうと,オーケストラを気持ち良く存分に鳴らしているところ,そして,聴かせどころのツボをきちんと押さえて少々誇張気味に表現しているように思いました。こういったところが好かれるところであり,これが鼻につく人もいるということなのでしょう。私は好意的に受け取りました。
録音ですが,音源の中心はチャイコフスキーが1970年代前半,シベリウスは1970年代後半です。シベリウスの方は1950年台後半から1960年台前半の音源も含まれています。演奏もさることながら,録音の面でも少しデフォルメして「ゴージャスなサウンド」を演出しているように思いました。
ただ不思議なことに,チャイコフスキーとシベリウスで音質の傾向が若干異なり,チャイコフスキーの方はやや派手めでキツい割にナローレンジの感じがしますが,シベリウスの方はそれからすると少し大人しめでフラットな印象です。音作りとしてはシベリウスの方が私の好みに合いました。特に1975年録音の「エン・サガ」や1976年録音の「タピオラ」あたりが最もバランス良く録れていて,普段あまり聴かない楽曲を楽しむことが出来ました。
まだそれほど聴けていないので,もう少しじっくりと聴いてみたいと思います。
2019/08/15

SC502 (P)2015 Scribendum (輸入盤)
好録音度:★★★☆~★★★★
参考:
過去にScribendumから発売されていたものを集めてボックス化したようですが,ブルックナーの第8番はこのボックス化に際してリマスタリングされたとのことです。収録曲は下記の通りです。
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 (1971年)(*)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 (1971年)(*)
ブラームス:交響曲全集 (1975年)(**)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 (1975年)(**)
ブルックナー:交響曲第5番 (1976年)(**)
ブルックナー:交響曲第8番 (1971年)(*)
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕への前奏曲 (1972年)(**)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 (1972年)(**)
ドヴォルザーク:交響曲第8番 (1972年)(**)
R. シュトラウス:交響詩「ドンファン」 (1964年)(***)
レスピーギ:交響詩「ローマの松」 (1964年)(***)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 (1962年)(***)
(*)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
(**)ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
(***)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽楽団
このうちブラームスの交響曲全集については以前,ARTS盤とXRCD盤でレビューしていました。
今回は録音のみコメントします。チューリヒ・トーンハレ管弦楽団との録音は少し残響が多めで,直接音もそれなりにあり骨太のサウンドになっている点は良いものの,やはり残響の影響を受けて質感や見通しが今ひとつです。またちょっと飽和気味です。
ミュンヘン・フィルとの録音は,ブラームスの交響曲は以前レビューしたARTS盤相当であまり印象が良くありません。一方,ブルックナーの第4番,第5番は残響が少なめで音色の癖もなく聴きやすい録音です。このボックスセットの中で最も良いのではないでしょうか。1972年の録音はライヴですが,残響控えめで基本的な音の捉え方は良いものの,全体に質感が弱めであり,音色も若干古臭くオーディオ的にあまり良くありません。リマスター盤であるXRCD盤や先日取り上げた2016年リマスター音源使用のベートーヴェンの交響曲全集と比べると見劣りするのは否めません。
ロイヤル・フィルとの録音は1960年代前半なので歪み感が多く帯域も狭めでクオリティ的に時代なりという印象が否めません。基本的な音の捉え方は悪くはないと思うのですが。
実直さが好印象のケンペの諸演奏ですが,どちらかといえば,音の捉え方というよりも録音品質そのものに恵まれていないという気がします。その点でこのボックスセットも録音だけで言えば(ブルックナーを除いて)魅力に乏しいという印象でした。
2018/09/09

セルジウ・チェリビダッケ指揮/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
1987~1996年 ミュンヘン,ガスタイク・フィルハーモニー,ヘルクレスザール
0855662 (P)(C)2011 Warner Classics (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考:
ミュンヘン・フィルとのライヴ録音?を集めたエディションで,この第1集は交響曲集(14 CD),第2集はブルックナー交響曲集(12 CD),第3集はフランス・ロシア音楽集(11 CD),第4集は宗教音楽・オペラ序曲集(11 CD)が出ています。チェリビダッケの指揮はほとんど聴いたことがありませんでしたので,比較的馴染みの曲の多い第1集を入手しました。
第1集の収録曲は以下の通りです。いずれも拍手の入るライヴ録音です。
ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」, 第103番「太鼓連打」, 第104番「ロンドン」
モーツァルト:交響曲第40番
ベートーヴェン:交響曲第2番~第9番(第4番は2種)
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
ブラームス:交響曲全集
シューマン:交響曲第2番~第4番
ベートーヴェンとシューマンがいずれも第1番抜けていて全集になっていないのが残念なのですが,コンサートのライヴを集めているようなので仕方ありません。
録音ですが,録音時期や会場が違ってもほぼ統一感がありました。残響はやや多めに取り入れているものの,それぞれの楽器の音を直接音主体に捉えているので,印象は悪くありません。特に弦楽器の豊潤な響きを中心に据えて全体のサウンドを構成しているのが良いです。演出感が少なく良い意味でライヴらしい雰囲気も感じられます。好録音というには少しどうかなと思いますが,ライヴ録音としてはまずまず良好と言えるのではないでしょうか。
演奏自体はまだ聴き始めたところで,これからじっくりと楽しみたいところですが,遅めのテンポですが独特の語り口が魅力的で,それほど好きなタイプの演奏とは思えないのですが,どこか惹かれるところがあります。熱烈なファンがいらっしゃるというのも納得です。
タグ: [交響曲]
2018/05/20

ミカラ・ペトリ Michala Petri (Recorder)
19075821022 (P)(C)2018 Sony Music Entertainment (輸入盤)
参考:
ミカラ・ペトリ60歳を記念して(この人に対しては年齢を言うことはタブーではないのか!),1987年から2001年にかけてRCAからリリースされたアルバム17枚が収録されています(収録されている曲目は参考で挙げたサイトでご確認ください)。一応ファンなので,アルバムはできるだけ購入してきたつもりだったのですが,何枚か未聴のものがあったので,これは買わなければなりませんでした(^^;。
まだ聴けていませんが,これはじっくりと楽しみたいと思います。
実はこの時代の録音よりもフィリップス時代のものの方が好きなのですが,こちらは廃盤になってから久しく現役盤がほとんどありません。こちらも全録音ボックスセットが出てくれることを期待したいと思います。
タグ: [リコーダー]
2014/04/19
更新 4/19 ブラームス:ヴァイオリンソナタ集/ヴィオラ・ソナタ集のコメントを追記しました。
The Art of Oscar Shumsky
CSM1033 Nimbus Records (輸入盤) ※韓国盤
参考:
Tower Records,HMV Online
バッハの無伴奏ヴァイオリンが名盤として有名となりながら一時期入手困難でなかなか聴くことが出来なかったシュムスキーの演奏が,数年前(2010年)にNimbusから再発売となり,入手困難な状況は改善されたものの,CD-Rでの発売だったのがとても残念でした。今回このバッハ無伴奏を含むMusic MastersとNimbusでの録音を集めたボックスが発売になり,プレスCDで入手できるようになりました。有り難いことです。
このボックスセットについては加藤幸弘氏の有名なクラシック音楽CDの雑談の2014年3月21日のエントリーで詳しく解説されています。(いつも参考にさせていただいています。有り難うございます。)
16枚組で,大きく分けて8種類の曲集がありますので,その録音について少しずつコメントを追記していきたいと思います。
[CD1, CD2]
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
オスカー・シュムスキー Oscar Shumsky (Violin)
Original release (P)(C)1979 Music Masters Inc.
録音は1975年と思われる
好録音度:★★★☆2003年にCD試聴記で取り上げていましたので,以下コメントを転載します。
まさに入魂の演奏! 武骨で不器用なほどにストレート,かつ,全編に渡って極めてテンションが高く圧倒されます。 ただただひたすら無心に演奏に打ち込んでいる姿が目に浮かんできます。 決して個性の強い演奏ではありませんし(むしろ地味),洗練されているわけでもなく, その気迫が時に息苦しささえ感じさせることもありますが, 無垢の魅力に溢れており,素直に「すごい!」と言える好演だと思います。
録音ですが,やや残響感を伴っているものの,明瞭感,解像感はそこそこあり,この点では好ましいです。 ただ,音色はかなり硬質でギスギスして刺激的,少々聴き疲れします。 また,高域の伸び感が今ひとつで,スカッとしません(こもった感じではありませんが)。 1975年の録音にこのような文句を付けるのもどうかとは思いましたが,やっぱり1975年の録音にしてはちょっと古臭い音質に感じます。 演奏が良いだけに少々残念です。
(記2014/04/06)(元記事2003/10/02)
[CD3]
バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
オスカー・シュムスキー Oscar Shumsky (Violin)
スコットランド室内管弦楽団,他
Recorded at the Queens' Hall, Edinburgh, January 1984
好録音度:★★★★本ブログの2009年9月11日のエントリーで取り上げていたディスクと同じものです。以下コメントを転載します。なお,そのときの録音評価は四つ星半としていましたが,今改めて聴いてみると少し過大評価していたようにも思いますので,今回は四つ星とし,最後に少し追記しました。
シュムスキー氏というと私にとってバッハ無伴奏ヴァイオリンの印象がとても強いヴァイオリニストです(ディスクの入手に苦労したので特に...(^^;)。ピリオド奏法やスマートで洗練された演奏が多くなった昨今の演奏と比べると,いかにも旧世代の真面目で堅くきっちりと弾く(ビブラートもきっちりとかける)スタイルですが,バッハ無伴奏で見せたような厳しさは影を潜め,どことなく優しくおっとりした雰囲気を醸し出していて,これはこれで良いなぁと思います。
Nimbusというと残響過多でモワモワの録音が多いというイメージでしたが,この録音はそのイメージを払拭するものでした。ソロにフォーカスした音の捉え方をしており,オーケストラに対してソロの音量,明瞭度を高めにとってあるため,オーケストラはやや遠く,ソロがしっかり前に出てきます。やや誇張された感じはありますが,協奏曲の録音としてはこれくらいが好ましく,気持ちよく聴けます。(以下,追記)ただ,音色はくすんだ金属のようにやや硬質で1984年のデジタル録音ですが,だいぶ古臭く感じられます。
(記2014/04/06)(元記事2009/09/11)
[CD4 - CD7]
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
オスカー・シュムスキー Oscar Shumsky (Violin)
アルトゥール・バルサム Artur Balsam (Piano)
Original release (P)(C)1979 MusicMasters Inc.
好録音度:★★★★~★★★★☆氏の芯の強い快活で歯切れの良い弾き方が活きています。モーツァルトらしくないと思われるかもしれませんが,こんなモーツァルトもアリだと思います。
そしてこの録音がまたなかなか良いのです。多少のばらつきはあるものの,残響感はほとんどなく自然な音色で明瞭に録られています。弓の毛が弦にぶつかる瞬間のニュアンスまでも感じられます。一方ピアノはヴァイオリンと比較するとやや響きを多めに取り入れています。もう少しクリアに粒立ちを際だたせて欲しかったと思うのですが,バランス的にはこれで良かったのかもしれません。
このボックスセットの中では録音が最も良い部類に入ると思います。これは当たりでした。
(記2014/04/08)
[CD8]
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番,第5番
オスカー・シュムスキー Oscar Shumsky (Violin)
スコットランド室内管弦楽団,他
Recorded at the Queens' Hall, Edinburgh, April 1983
好録音度:★★★これもシュムスキー流の巨匠的演奏ですが,他の曲に比べると少しキレに欠けノリが良くない感じがします。しかし,カデンツァでの見得の切り方などとても格好が良く,このあたりはさすがです。
録音ですが,マイクポイントが遠いのか,明らかに間接音が主体になっていて音色を大きく汚しています。明瞭感も良くありません。オーディオ品質以前に録り方が良くなさ過ぎると思います。1983年の録音なのですが... これは残念です。
(記2014/04/09)
[CD9, CD10]
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ集
オスカー・シュムスキー Oscar Shumsky (Violin)
レオニード・ハンブロ Leonid Hambro (Piano)
Original release (P)(C)1991 MusicMasters Inc.
好録音度:★★★★~★★★★☆バッハの無伴奏ヴァイオリンで見せた厳しさは影を潜め,穏やかに音楽が流れていきます。枯れた味わいが深くしみる秀演です。
そしてなによりこの録音が良いです。モーツァルトのヴァイオリン・ソナタと並んでこのボックスセットの中で最も良い中の一つです。残響がなく極めて明瞭です。ホール音響とは全く異なるのでこの点で少し不自然さはありますが,シュムスキー氏の演奏を何にも邪魔されずに堪能できるので,このような録音を好ましく思います。
特にヴィオラ・ソナタでこの録音が活きています。ただでさえ音色が地味なヴィオラなので,これに少しでも残響が被って音色がくすむともう聴いていらないのですが,この録音はヴィオラの音色をストレートに伝えてくれるので全くストレスを感じることなく聴けるのがうれしいです。
(記2014/04/19)
[CD11]
ブラームス:ハンガリー舞曲集
オスカー・シュムスキー Oscar Shumsky (Violin)
フランク・マウス Frank Maus (Piano)
Original release (P)(C)1998 MusicMasters Inc.
※コメントは後日記載予定
[CD12]
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集
オスカー・シュムスキー Oscar Shumsky (Violin)
Recorded at Wyastone Leys, Monmouth, UK on Oct. 16-18, 1982
※コメントは後日記載予定
[CD13 - CD16]
クライスラー作品集
オスカー・シュムスキー Oscar Shumsky (Violin)
ミルトン・ケイ Milton Kaye (Piano)
ウィリアム・ウォルフラム William Wolfram (Piano)
Original release (P)(C)1983, 1984 MusicMasters Inc.
※コメントは後日記載予定

CSM1033 Nimbus Records (輸入盤) ※韓国盤
参考:
このボックスセットについては加藤幸弘氏の有名なクラシック音楽CDの雑談の2014年3月21日のエントリーで詳しく解説されています。(いつも参考にさせていただいています。有り難うございます。)
16枚組で,大きく分けて8種類の曲集がありますので,その録音について少しずつコメントを追記していきたいと思います。

バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
オスカー・シュムスキー Oscar Shumsky (Violin)
Original release (P)(C)1979 Music Masters Inc.
録音は1975年と思われる
好録音度:★★★☆2003年にCD試聴記で取り上げていましたので,以下コメントを転載します。
まさに入魂の演奏! 武骨で不器用なほどにストレート,かつ,全編に渡って極めてテンションが高く圧倒されます。 ただただひたすら無心に演奏に打ち込んでいる姿が目に浮かんできます。 決して個性の強い演奏ではありませんし(むしろ地味),洗練されているわけでもなく, その気迫が時に息苦しささえ感じさせることもありますが, 無垢の魅力に溢れており,素直に「すごい!」と言える好演だと思います。
録音ですが,やや残響感を伴っているものの,明瞭感,解像感はそこそこあり,この点では好ましいです。 ただ,音色はかなり硬質でギスギスして刺激的,少々聴き疲れします。 また,高域の伸び感が今ひとつで,スカッとしません(こもった感じではありませんが)。 1975年の録音にこのような文句を付けるのもどうかとは思いましたが,やっぱり1975年の録音にしてはちょっと古臭い音質に感じます。 演奏が良いだけに少々残念です。
(記2014/04/06)(元記事2003/10/02)

バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
オスカー・シュムスキー Oscar Shumsky (Violin)
スコットランド室内管弦楽団,他
Recorded at the Queens' Hall, Edinburgh, January 1984
好録音度:★★★★本ブログの2009年9月11日のエントリーで取り上げていたディスクと同じものです。以下コメントを転載します。なお,そのときの録音評価は四つ星半としていましたが,今改めて聴いてみると少し過大評価していたようにも思いますので,今回は四つ星とし,最後に少し追記しました。
シュムスキー氏というと私にとってバッハ無伴奏ヴァイオリンの印象がとても強いヴァイオリニストです(ディスクの入手に苦労したので特に...(^^;)。ピリオド奏法やスマートで洗練された演奏が多くなった昨今の演奏と比べると,いかにも旧世代の真面目で堅くきっちりと弾く(ビブラートもきっちりとかける)スタイルですが,バッハ無伴奏で見せたような厳しさは影を潜め,どことなく優しくおっとりした雰囲気を醸し出していて,これはこれで良いなぁと思います。
Nimbusというと残響過多でモワモワの録音が多いというイメージでしたが,この録音はそのイメージを払拭するものでした。ソロにフォーカスした音の捉え方をしており,オーケストラに対してソロの音量,明瞭度を高めにとってあるため,オーケストラはやや遠く,ソロがしっかり前に出てきます。やや誇張された感じはありますが,協奏曲の録音としてはこれくらいが好ましく,気持ちよく聴けます。(以下,追記)ただ,音色はくすんだ金属のようにやや硬質で1984年のデジタル録音ですが,だいぶ古臭く感じられます。
(記2014/04/06)(元記事2009/09/11)

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
オスカー・シュムスキー Oscar Shumsky (Violin)
アルトゥール・バルサム Artur Balsam (Piano)
Original release (P)(C)1979 MusicMasters Inc.
好録音度:★★★★~★★★★☆氏の芯の強い快活で歯切れの良い弾き方が活きています。モーツァルトらしくないと思われるかもしれませんが,こんなモーツァルトもアリだと思います。
そしてこの録音がまたなかなか良いのです。多少のばらつきはあるものの,残響感はほとんどなく自然な音色で明瞭に録られています。弓の毛が弦にぶつかる瞬間のニュアンスまでも感じられます。一方ピアノはヴァイオリンと比較するとやや響きを多めに取り入れています。もう少しクリアに粒立ちを際だたせて欲しかったと思うのですが,バランス的にはこれで良かったのかもしれません。
このボックスセットの中では録音が最も良い部類に入ると思います。これは当たりでした。
(記2014/04/08)

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番,第5番
オスカー・シュムスキー Oscar Shumsky (Violin)
スコットランド室内管弦楽団,他
Recorded at the Queens' Hall, Edinburgh, April 1983
好録音度:★★★これもシュムスキー流の巨匠的演奏ですが,他の曲に比べると少しキレに欠けノリが良くない感じがします。しかし,カデンツァでの見得の切り方などとても格好が良く,このあたりはさすがです。
録音ですが,マイクポイントが遠いのか,明らかに間接音が主体になっていて音色を大きく汚しています。明瞭感も良くありません。オーディオ品質以前に録り方が良くなさ過ぎると思います。1983年の録音なのですが... これは残念です。
(記2014/04/09)

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ集
オスカー・シュムスキー Oscar Shumsky (Violin)
レオニード・ハンブロ Leonid Hambro (Piano)
Original release (P)(C)1991 MusicMasters Inc.
好録音度:★★★★~★★★★☆バッハの無伴奏ヴァイオリンで見せた厳しさは影を潜め,穏やかに音楽が流れていきます。枯れた味わいが深くしみる秀演です。
そしてなによりこの録音が良いです。モーツァルトのヴァイオリン・ソナタと並んでこのボックスセットの中で最も良い中の一つです。残響がなく極めて明瞭です。ホール音響とは全く異なるのでこの点で少し不自然さはありますが,シュムスキー氏の演奏を何にも邪魔されずに堪能できるので,このような録音を好ましく思います。
特にヴィオラ・ソナタでこの録音が活きています。ただでさえ音色が地味なヴィオラなので,これに少しでも残響が被って音色がくすむともう聴いていらないのですが,この録音はヴィオラの音色をストレートに伝えてくれるので全くストレスを感じることなく聴けるのがうれしいです。
(記2014/04/19)
[CD11]
ブラームス:ハンガリー舞曲集
オスカー・シュムスキー Oscar Shumsky (Violin)
フランク・マウス Frank Maus (Piano)
Original release (P)(C)1998 MusicMasters Inc.
※コメントは後日記載予定
[CD12]
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集
オスカー・シュムスキー Oscar Shumsky (Violin)
Recorded at Wyastone Leys, Monmouth, UK on Oct. 16-18, 1982
※コメントは後日記載予定
[CD13 - CD16]
クライスラー作品集
オスカー・シュムスキー Oscar Shumsky (Violin)
ミルトン・ケイ Milton Kaye (Piano)
ウィリアム・ウォルフラム William Wolfram (Piano)
Original release (P)(C)1983, 1984 MusicMasters Inc.
※コメントは後日記載予定
2009/08/01



(a) リコーダー協奏曲集
ヴィヴァルディ:ソプラニーノ・リコーダーのための協奏曲 ハ長調 RV.443
G.サマルティーニ:ソプラノ・リコーダーのための協奏曲 ヘ長調
テレマン:アルト・リコーダーのための協奏曲 ハ長調
ヘンデル:アルト・リコーダーのための協奏曲 ヘ長調 作品4の5
日本語解説書の記載:1979.6.26-27, Henry Wood Hall
オリジナルの解説書の記載:London, 7/1980
Philips 32CD-42(400 075-2) (C)1980 Phonogram International (国内盤)
愛聴盤 リファレンス音源 好録音度:★★★★★
(b) リコーダー協奏曲集
ベイベル:ソプラノ・リコーダーのための協奏曲 ハ長調 作品3の1
ヘンデル:アルト・リコーダーのための協奏曲 変ロ長調 作品4の6
バスタン:ソプラノ・リコーダーのための協奏曲第二番 ニ長調
ジェイコブ:アルト・リコーダーのための組曲
1982年6月20-30日,ロンドン
Philips 32CD-433(411 056-2) (C)1983 Phonogram International (国内盤)
愛聴盤 好録音度:★★★★★
(c) リコーダー協奏曲集
マルチェッロ:ソプラノ・リコーダーのための協奏曲 ニ短調
ヴィヴァルディ:ソプラニーノ・リコーダーのための協奏曲 ハ長調 RV.444
テレマン:ソプラノ・リコーダーのための協奏曲 ヘ長調
ノード:ソプラノ・リコーダーのための協奏曲 ト長調 作品17の5
1984年6月8-10日,ロンドン,ヘンリー・ウッド・ホール
Philips 32CD-211(412 630-2) (C)1985 Phonogram International (国内盤)
愛聴盤 好録音度:★★★★★
ミカラ・ペトリ(Michala Petri)(Recorder)
アイオナ・ブラウン(Iona Brown)(Conductor)(a)
ケネス・シリート(Kenneth Sillito)(Conductor)(b)(c)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(Academy of St Martin in the Fields)
参考url: オフィシャルWebサイト,HMV Online
ミカラ・ペトリの初期の頃の協奏曲集です。完璧な技巧に加えて純粋無垢で透明な音色は何物にも代え難い魅力があります。もう何も言うことはありません。やっぱり特に素晴らしいのはソプラニーノ・リコーダーで演奏される(a)のヴィヴァルディです。曲も良いし演奏も最高! もう何百回聴いたかわかりません。あとは,親しみやすいメロディーが印象的な(a)のサマルティーニ,短いながらも愛らしい佳作の(b)のベイベル,楽しさ溢れる(c)のノード,などが気に入っています。
そしてこれらの録音がまた最高に良いのです。わずかに感じられる残響もほとんど邪魔にならず,リコーダーの澄んだ音色を余すところなく捉えているほか,バックの弦楽器も明瞭かつ自然な音でリコーダーの音を支えています。もう30年近く前の録音なんですねぇ...昔のフィリップスの録音は本当に良かった...(←年寄り臭いですなぁ) 好録音度は文句なしに最高です。
ということで,これらのCDは長い間私の愛聴盤になっています。
これらのCDは単体では現役盤はないようですが,リコーダー・ソナタ集と組み合わせた4枚組の企画盤「ミカラ・ペトリ:リコーダーの芸術」というセットが出ているようです(→HMV Online
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