2019/11/09

ハンソン四重奏団 Quatuor Hanson
2018年11月, 2019年3月 Little Tribeca at Théâtre d'Arras
AP213 (P)(C)2019 Little Tribeca (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
ハンソン四重奏団は2013年に結成された若手の四重奏団。2016年ジュネーヴ国際音楽コンクール第2位,同年のヨーゼフ・ハイドン室内音楽コンクール第2位などの実績があるようです。これがデビューCDとのことです。収録曲は次の通りです。
弦楽四重奏曲ニ長調作品50-6「蛙」
弦楽四重奏曲ニ短調作品76-2「五度」
弦楽四重奏曲ハ長調作品54-2
弦楽四重奏曲ト長調作品33-5
弦楽四重奏曲ヘ短調作品20-5
弦楽四重奏曲ヘ長調作品77-2
生き生きとした躍動感のある演奏が印象的です。ちょっと大げさなところもありますが,これくらいユーモアをもって演奏してくれた方がハイドンの音楽としては楽しいですね。これは良かったです。
そして録音ですが,少し残響を伴っていますが,直接音が主体であり,明瞭で楽器の質感も良く感じられます。高域の伸びも問題ありません。わずかな残響の付帯音がなければもっと良かったのにとは思いますが,それでも好録音です。
選曲からするとハイドンの録音は当面なさそうですね。この演奏ならエルデーディ四重奏曲作品76はまとめて聴きたかったなぁとちょっと残念に思いいます。今後の活躍に期待!
2019/11/09

アムステルダム・デュドック四重奏団 Dudok Quartet Amsterdam
2019年5月13-15日, Studio 1, Muziekcentrum van de Omroep, Hilversum, The Netherlands
RES10248 (P)(C)2019 Resonus Limited (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考:
デュドック四重奏団はオランダの若手奏者で結成された四重奏団とのことです。収録曲は,作品20から3曲が収録されています。モダン楽器による素直でとても生真面目な感じの演奏です。技術的にも上手く,丁寧で音色や響きがとても美しいです。
録音ですが,少し残響が多めで,マイクも少し遠い感じがあって,残響が被って音色が少しくすんでいますし,明瞭感も落ちています。楽器の質感も感じ取りにくいです。もう少し残響を抑えてスッキリとクリアに録って欲しいところです。ちょっと惜しいです。
2019/10/01

ロンドン・ハイドン四重奏団 The London Haydn Quartet
2017年12月5日-10日 ポットン・ホール(サフォーク)
CDA68221 (P)(C)2018 Hyperion Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:

ロンドン・ハイドン四重奏団 The London Haydn Quartet
2018年10月1-6日 ポットン・ホール(サフォーク)
CDA68230 (P)(C)2019 Hyperion Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
弦楽四重奏曲全集への第七弾と第八弾。作品9,作品17,作品20,作品33,作品50,作品54,作品55はレビュー済み,作品64も以前取り上げていましたが,今回一つのレビューにまとめます。このプロジェクトも着々と進み,いよいよ大詰めに来ました。
演奏の内容はこれまでにリリースされている楽曲と基本的に変わりません。ピリオド楽器による演奏ですが,弦に吸い付くような弓遣いで密度の高い響きを創り出しているのが印象に残ります。楽器をたっぷりと鳴らすのでどちらかといえばテンポは遅めです。そして,結構揺れるのですが,自然な呼吸感で歌っているので違和感がありません。ピリオド楽器の良い面を活かしていると思います。技術的にも優れており,完成度の高い音楽に仕上げていて,全集を目指すにふさわしい内容となっていると思います。
録音ですが,若干残響のまとわりつきが気になるものの,音の伸び,楽器の質感など申し分なく,演出感の少ない生録的な音作りも好感が持てます。ちょっと濃厚すぎる感はありますが,間違いなく好録音です。
次はいよいよ作品76「エルデーディ四重奏曲集」ですね。本当に楽しみです。
2019/09/28

モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番ト長調K.387
シューベルト:弦楽四重奏曲第12番ハ短調D.703「四重奏断章」
アキロン四重奏団 Quatuor Akilone
2017年10月30日-11月3日 パリ音楽院
MIR388 (P)(C)2018 Mirare (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
Apple Musicでの試聴です。アキロン四重奏団は2011年にパリで結成され,第8回ボルドー国際弦楽四重奏コンクール優勝したという,女性4人による若い弦楽四重奏団です。最近ディスクがリリースされる若手の四重奏団はいずれも上手いのですが,この団体も上手いですね。現代的で洗練された表現力を持っています。アンサンブルも優れていると思います。今後の活躍に期待します。
録音ですが,どのような会場で録音されたのかはよくわからないですが,残響感はほとんどなく,個々の楽器を明瞭に分離良く質感豊かに捉えています。高域のヌケも問題ありません。少し中高域に偏った腰高な印象ではありますが,間近で聴いているような生々しさ,リアルさがあって良いと思います。
2019/05/06

ジュビリー四重奏団 Jubilee Quartet
2018年8月2-6日 イギリス,サフォーク,ポットン・ホール
RCD1039 (P)2019 Rubicon Classics (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
Apple Musicでの試聴です。ジュビリー四重奏団は2006年にロンドンの王立音楽アカデミーで結成されたとのことで,これがデビューアルバムとのことです。
良い意味で教科書的な素直な演奏かなと思います。丁寧で細部にまで神経が行き届いていますし,緩急強弱が絶妙で癖がほとんど感じられず個性の押しつけもありません。技術力もありますしアンサンブルも優秀です。良いと思います。あまりに落ち着き過ぎている感があり個人的にはもう少し推進力があればと思いますが。でもまあこれがかえってユーモラスに聴こえないでもないですが。
録音ですが,残響が付帯音としてわずかにまとわりついて気になるものの,直接音が主体であり明瞭感,高域の伸びともに良好で好録音と言えると思います。
2019/04/21

ツァイーデ四重奏団 Quatuor Zaïde
(P)2015 NoMadMusic
好録音度:★★★★☆
参考:
ツァイーデ四重奏団は2010年結成のフランスの四重奏団で,2012年のハイドン国際コンクールで優勝したとのことです。Apple Musicで試聴しました。海外の通販サイトではディスクの販売が確認できましたが(amazon.fr),国内の通販サイトでは見つかりませんでした。(→2019年8月に発売になりました 追記2019/8/17)
表現のダイナミックレンジが広く,力強さと細やかさを兼ね備えたなかなかに聴き応えのある演奏です。技術力も確かでアンサンブルも良く,隅々まで神経が行き渡っていますし,ニュアンスも豊かです。良いと思います。
録音ですが,直接音主体に明瞭に捉えられていて好印象です。わずかな響きの影響からか少し音色に濁りが感じられるのが惜しいところですが,まあ許容範囲です。少々おまけですが四つ星半です。
2019/03/31

マクスウェル四重奏団 Maxwell Quartet
2018年4月11-14日 UK,サリー,ストーク・ダバノン,メニューイン・ホール
CKD602 (P)(C)2019 LINN RECORDS (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
Apple Musicで試聴。マクスウェル四重奏団は2010年にイギリスで結成された若い四重奏団で,これがデビュー盤とのことです。モダン楽器によるスマートな演奏で,良い意味で教科書的で,癖がなく,綺麗で美しく,個性よりも理想を追求したような演奏です。
録音ですが,さすがLINN RECORDS,残響はそれなりにありますが,直接音に被りすぎず,音色の劣化も少なめに抑えられています。オーディオ品質も高いです。強いていうと,個人的にはもう少しマイクを寄せて楽器の質感をもう少し強めに出して欲しかったところですが,それでもまぁ好録音と言って良いと思います。
カプリングとして,スコットランドのトラッド音楽を弦楽四重奏曲に編曲したものがそれぞれの曲のあとに挿入されています。これも良かったです。
2019/02/13

ペーターセン四重奏団 Petersen Quartet
録音 1995-1996年 インマヌエル教会(ドイツ)
10 786/87 (P91997 CAPRICCIO (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Amazon.co.jp,Apple Music
いつも参考にさせていただいているハイドン音盤倉庫で「Op.1の超名演」と絶賛されていたディスクです(有り難うございます!)。ディスクの入手が困難というわけではなかったのですが,まずはApple Musicで聴いてみました。
これは確かに痛快な演奏でした! こんなに溌剌とした躍動感溢れる作品1があっただろうか,全く別の曲に聴こえるほどに生き生きと息づいています。テクニックも万全,疾走するPrestoも全く乱れることなく弾ききっているのも見事です。素朴で美しいこの作品をこんな風に洗練された姿で聴かせてくれるとは驚きです。これ以外にハイドンの録音がないのが残念でなりません。
録音ですが,少し残響が多めなのですが,直接音成分もそこそこあって音色の曇りも少なく,聴きやすい音質に仕上げてあるのですが,好録音というには少し物足りない感じです。惜しいと思います。
なお,ペーターセン四重奏団はモーツァルトの録音とベートーヴェンの録音があり取り上げていました。いずれも素晴らしい演奏でした。
2018/11/11

ロンドン・ハイドン四重奏団 The London Haydn Quartet
2017年12月5日-10日 ポットン・ホール(サフォーク)
CDA68221 (P)(C)2018 Hyperion Records (輸入盤)
参考:
弦楽四重奏曲全集への第七弾。作品9,作品17,作品20と作品33,作品50,作品54,作品55はレビュー済みです。
演奏の内容はこれまでにリリースされている楽曲と基本的に変わりません。ピリオド楽器による演奏ですが,弦に吸い付くような弓遣いで密度の高い響きを創り出しているのが印象に残ります。技術的にも上手いですし,変に個性に走ることなくオーソドックスな表現の範囲で完成度の高い音楽に仕上げていると思います。全集を目指すにふさわしい内容ですね。
録音ですが,若干残響のまとわりつきが気になるものの,音の伸び,楽器の質感など良好であり,演出感の少ない生録的な音作りも好感が持てます。ちょっと濃厚すぎる感はありますが,良いと思います。
2018/04/05

ドーリック弦楽四重奏団 Doric String Quartet
2017年5月5-7日,10月23-25日 ポットン・ホール(サフォーク)
CHAN 10971 (P)(C)2018 Chandos Records Ltd. (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考:
エルデーディ四重奏曲が良かったドーリック弦楽四重奏団のハイドン・シリーズのVol.3。語り口の巧さはこの曲集でも最大限発揮されてます。技術的にも申し分なくモダン楽器の表現力を活かして自在に演奏していますね。リピートも行っているようでこの点でも○です。
一方録音なのですが,音質の傾向としてはエルデーディ四重奏曲に近いものの,若干遠めであり,音像に立体感がなく平板に聴こえるため,今ひとつ冴えません。前の録音が地味ながら良かっただけにこの録音は少々残念です。
演奏は良かったので今後の録音にも期待したいです。録音は改善して欲しいところです。
2018/02/18

アイブラー四重奏団 Eybler Quartet
2012年1月,トロント
AN29842 (P)2012 Analekta (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
Apple Musicでの試聴です。
まるで模範演奏のように教科書的に見事に整っています。個性的な表現はほぼないのですが,「標準」を結構いい線で極めているかなという感じがします。ちょっとおっとりしていて独特の雰囲気はあります。私はこういうのも好きですね。
録音ですが,響きが被って少し音色を濁してはいるものの,それでも直接音が多く明瞭感もあり,高域の伸びも感じられてまずまず良好と言えます。これなら弦楽四重奏の録音として十分許容範囲です。少々オマケですが四つ星半です。
2017/07/16

フェシュテティーチ四重奏団 Quatuor Festetics
(C)2014 Arcana
参考:
当ブログの読者から情報をいただきました。有り難うございます! 以前,分売のCDを取り上げていたのですが(→こちら),
私は分売で入手したのですが,その後全集としてCD 19枚組で発売されていました。1万円以上していましたが,
演奏と録音の感想は以前の記事を参考にしていただければ幸いです。
2017/06/24

エルデーディ四重奏団
2002年4月 東京都下三鷹市 風のホール
PAU-0001 (P)2002 PAU CD (国内盤)
好録音度:★★★
参考: 公式Webサイト

エルデーディ四重奏団
2004年2月25~27日 山梨県牧丘町文化ホール
PAU-0002 (P)2002? PAU CD (国内盤)
好録音度:★★★
参考: 公式Webサイト
おぉ!これは驚くほど完成度が高いですねぇ!一音たりともおろそかにせず,細部に至るまで神経を行き届かせ,整然と,きっちりと仕上げていますね。オーソドックスで特徴的なところはそんないないのですが,ここまで極められると「お見事!」と言うしかありません。生真面目な日本人の美質が活かされた素晴らしい演奏だと思います。
しかし,この録音はいけません。残響が多く,また直接音よりも残響が支配的なために,音色は大きくくすみ,全く冴えません。ニュアンスもかなり失われ,楽器の質感も感じ取りにくいです。残響が音楽的にまったくプラスに働かず,鑑賞の邪魔にしかなっていません。せっかくの素晴らしい演奏を台無しにしています。少々厳しめですが抗議の意味を込めて三つ星評価です。
録音が良ければ間違いなく愛聴盤になっていたと思うのですが...残念でなりません。
エルデーディ弦楽四重奏団は1989年に東京芸術大学の卒業生で結成された弦楽四重奏団とのことです。メンバーは蒲生克郷(Vn),花崎淳生(Vn),桐山建志(Va),花崎薫(Vc)。
このディスクは一般には市販されていないのか,店頭や通販ショップでも見かけません。公式Webサイトからメールで注文して購入します。
2017/03/04

ロンドン・ハイドン四重奏団 The London Haydn Quartet
Concert Hall, Wyastone Estate, Monmouth, on 25-30 June 2012
CDA67955 (P)(C)2013 Hyperion Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:

ロンドン・ハイドン四重奏団 The London Haydn Quartet
Potton Hall, Dunwich, Suffolk, on 24-28 October 2014
CDA68122 (P)(C)2016 Hyperion Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:

ロンドン・ハイドン四重奏団 The London Haydn Quartet
Potton Hall, Dunwich, Suffolk, on 5-10 November 2015
CDA68160 (P)(C)2017 Hyperion Records (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考:
少し前に作品9,作品17,作品20を取り上げた続きです。全集に向けて録音されているのかはわからないのですが,現在作品番号順に作品55まで発売されています。演奏スタイルはこれまでの録音と変わらず一貫していますが,より大胆に変化を付ける表現が増えているようには思います。技術的にも上手いですし,響きの美しさも特筆できますし,ハイドンとしてはロマンティックで,かつ素直な表現にも好感を持ちました。今後の録音が楽しみです。
録音ですが,作品33と作品50は少し残響が気になるものの,音の透明感,輝き,伸びが感じられ,ストレスなく聴くことが出来る好録音です。一方作品54, 55はややマイクポイントが遠く,音色がくすみがちで楽器の質感も失われてしまっていますし,音場の広がり感も少し希薄です。そんなに悪くはないのですが,作品33, 50と同じ録音で統一して欲しかったところです。惜しいです。今後の録音が元に戻されることを切に希望します。
2017/02/25

ロンドン・ハイドン四重奏団 The London Haydn Quartet
St Paul's Church, Deptford, on 28-31 January and 2 February 2007
CDA67611 (P)(C)2007 Hyperion Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:

ロンドン・ハイドン四重奏団 The London Haydn Quartet
St George's Brandon Hill, on 6-11 August 2008
CDA67722 (P)(C)2009 Hyperion Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:

ロンドン・ハイドン四重奏団 The London Haydn Quartet
All Saints' Church, East Finchley, London on 6-10 September 2010
CDA67877 (P)(C)2011 Hyperion Records (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考:
ピリオド楽器での演奏。急速楽章は快活ですが,全体としては柔らかいタッチが印象に残ります。そして美しくロマンティックな節回し。気負いなく素直に表現していて好感が持てます。私の初期の弦楽四重奏曲のイメージを大きく塗り替えてくれました。特に作品17がこんなに魅力的な曲集だったのか!とちょっとうれしくなりました。おそらく全集を目指して作品9から順番に録音をしているのだと思いますが(2017年2月時点で作品55までリリース済み),これは楽しみです。
録音ですが,それぞれ異なる場所で録音されています。作品17が最も良く,残響を控え目に透明感ある美しい音で楽器音を捉えています。次いで作品9で,やや残響感は多めですが,直接音が主体で曇りのない音で録られています。作品20はやや残響が多めでマイクポイントも遠めであり,音色が少し曇っています。許容範囲ですが,作品17のように録ってくれなかったのが残念です。
2017/02/21

The London Fox Players
録音不明
好録音度:★★★☆
(P)2006 Classic Fox Records
参考: Amazon.co.jp,Apple Music

The London Fox Players
録音不明
(P)2006 Classic Fox Records
好録音度:★★★☆
参考: Amazon.co.jp,Apple Music
ディスクでの販売は見あたりません。配信のみと思われます。詳細がよくわかりません。The London Fox Playersという団体も全く情報が見つけられませんでした。弦楽四重奏団なのかどうかさえわかりません。モダン楽器による演奏のようです。技術的にはかなり巧いと思いますが,淡泊です。あまり曲をいじることなく素直にすっきり表現していて嫌いではありません。むしろ他の弦楽四重奏団の演奏にはない独特の味を出しているとも言えるかもしれません。あまり評価される演奏ではないかもしれませんが,私は楽しめました。
さて肝心の録音ですが,少々残響過多で演出が過ぎるように思います。明瞭感に乏しく音色も残響による影響で色がついてしまっています。もっとすっきりと見通しよく録ってほしいものです。
2016/11/27

アポーニー四重奏団 Appónyi Quartet
May 1993, DLF Köln, Sendesaal
ARS MUSICI 232160 (P)1993 Freiburger Musik Forum (C)2009 M.A.T. Music Theme Licensing Ltd. (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
フライブルク・バロック管弦楽団のトップ奏者で編成されたアポーニー四重奏団によるハイドンのロシア史重奏曲集です。ボッケリーニの弦楽四重奏曲集が良かったので,このハイドンも聴いてみることにしました。バロック楽器による演奏です。
快活で明るく音楽の喜びに溢れた演奏ですね。技術的にも申し分なく,透明感のある美しい響きが素晴らしいと思います。
そして録音なのですが,わずかに残響を伴っているものの,直接音を主体にすっきりと響きを美しく捉えています。もう一歩寄って楽器の質感を強めに録ってくれていたら完璧だったと思うのですが,これでも十分に好録音です。
私が探した限りでは,アポーニー四重奏団の演奏はボッケリーニとこのハイドンしか見つけられませんでした。もう少し多くの録音を残してくれたら良かったのに,と少々残念です。
2016/10/02

ザ・サンライズ・クヮルテット The Sunrise Quartet
1998年3月13,14日 Xavier Chapel, Melbourne, Australia
PRCD-5282 (P)(C)1998 VICTOR ENTERTAINMENT (国内盤)
好録音度:★★★★
参考:
ザ・サンライズ・クヮルテットは,オーケストラ・アンサンブル金沢の名誉コンサートマスター,マイケル・ダウスが率い,坂本久仁雄(2nd Vn),石黒靖典(Va),大澤明(Vc)が参加しています。きっちりした安定感,安心感のあるアンサンブルはさすがというところですが,音楽作りとしてはちょっと守りに入っているような気がします。緩徐楽章の歌心ある叙情的な表現は良いのですが,両端楽章はあっさりとしていてもうひと味欲しいのと,テンポが落ちつきすぎてワクワク感に欠けます。上手いんですけどね。オーケストラと違ってもう少し個々の楽器の魅力が強く聴こえてきて欲しいですね。
録音ですが,残響は低域の響きを中心に少し多めに取り入れられていますが,直接音がそれなりに感じられるので,ぎりぎり許容範囲というところです。音像が全体にこぢんまりとしていて分離感がなく,もう少し左右の広がりを持たせて分離感とスケール感を持たせて欲しいところです。音色と雰囲気の自然さはあるので惜しいと思います。
この団体,今でもまだ活動を続けておられるのか,よくわかりませんでした。また余談ですが,サンフランシスコ交響楽団のメンバーで構成されるSunrise String Quartetという全く別の団体がありますね...
2016/10/02

キアロスクーロ四重奏団 Chiaroscuro Quartet
February 2015 at hte Sendesaal Bremen, Germany
BIS-2158 (P)(C)2016 BIS Records (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考:
アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団のハイドン弦楽四重奏曲集となれば聴かざるを得ません(^^;。このカルテットは,ピリオド奏法を現代的な感覚で取り入れた演奏が特徴ではないかと思っているのですが,それがこのハイドンでも遺憾なく発揮されています。ただあまりにも流麗で美しすぎるこの演奏はハイドンを聴いているという感じではなく,ちょっと違うかなという印象です。あくまで個人的嗜好で,それがこの演奏の良さでもあるとは思うのですが。
さて録音なのですが,ややオフマイクで残響豊かに録っていて,直接音比率が低めで明瞭感が低く,また音色も残響の影響で冴えず曇りがちです。せっかくの美しい演奏がこれでは台無しです。そんなに悪くはないと思うのですが,このカルテットの魅力を半減させています。もったいないです。BISへの初めての録音とのことですが,BISはこういう録音が多くあまり好きなレーベルではなく,これでは先が思いやられます。
全くの余談ですが,“Chiaroscuro”というと,ブルーグラスの大御所,フィドラーのダロル・アンガーとマンドリン奏者のマイク・マーシャルが1985年にウィンダム・ヒル・レーベルから発表したニューエイジの名盤のタイトルが“Chiaroscuro”でした。私にとって“Chiaroscuro”というとこちらの印象が強いです。Apple Musicでも聴くことができますので,よろしければ一度聴いてみてください(^^)。
2016/09/19

パノハ四重奏団 Panocha Quartet
録音不明
(P)1993 Supraphon (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Amazon.co.jp,Apple Music

パノハ四重奏団 Panocha Quartet
録音不明
(P)1989 Supraphon (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Amazon.co.jp,Apple Music
Apple Musicでの試聴です。
いつも参考にさせていただいてるハイドン音盤倉庫でパノハ四重奏団のハイドン弦楽四重奏曲集作品55が取り上げられていて,ちょっと聴いてみようとApple Musicで検索してみたところ,作品76も録音されていることがわかり,まずこちらを聴いてみることにしました。
速めのテンポで音楽が全く淀みなく流麗に前に前に流れていくのが良いですね(前のめりすぎる?)。技術的なキレもあります。あまりにもあっさりと音楽が進んでいくのが逆に物足りなく感じられなくもないのですが,変に溜めが入ったり,いじくり回されたりしていない潔さが良いとも言えますね。結構気に入りました。他の演奏も聴いてみたくなります。
さて録音ですが,No.1-3とNo.4-6で少し差があります。前者の方は少し残響が多めでわずかながら音色がくすんでいて明瞭感,音の伸びが劣ります。一方後者は残響が控えめで前者よりもずっと音色がクリアで伸びがあり自然です。音像はどちらも少しこぢんまりしているので,もう少し左右の広がり感,立体感が欲しいところです。質感もほんのわずかに強めだったらなと思います。惜しい面もありますが,少なくとも後者は十分好録音です。スプラフォンは好きな録音が多いのですが,ちょっとばらつきがありますね。
これらのディスクはすでに廃盤になっているのか,少し入手しづらいようです。もったいないですね。Apple MusicやAmazonなどの音楽配信で聴けるのは有り難いことですね。
2016/04/02

モードゥス四重奏団 Quartett Modus
STR33874 (P)2010 Stradivarius (輸入盤)
好録音度:★★★
参考:

モードゥス四重奏団 Quartett Modus
STR37019 (P)2015 Stradivarius (輸入盤)
好録音度:★★★
参考:
ハイドンのエルデーディ四重奏曲のフルート四重奏版で,ヴァイオリン1本がフルートに置き換わっています。フルートという楽器の制約上,音型が変更されていたり,重音のところを分散和音にしたりと編曲がなされていますが,意外と違和感がなく楽しむことが出来ました。フルートのさわやかな響きが良いですね。
しかし,録音が今ひとつ良くありません。残響過多でモワモワと浮ついています。明瞭感が良くなく,楽器の質感も感じ取りにくいです。そしてなぜか歪みっぽいです。せっかくの楽しい演奏なのにこの録音では存分に楽しめませんね...残念です。
2016/02/21

ドーリック弦楽四重奏団 Doric String Quartet
2015年6月12日-13日, 7月26日-28日 ポットン・ホール(サフォーク)
CHAN 10886 (P)(C)2016 Chandos Records Ltd. (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
見つけると買ってしまうハイドンのエルデーディ四重奏曲集です。こっ,これはなかなかに曲者の熱い演奏ですねぇ。伝統的な演奏にとらわれず,好き勝手に楽しんで演奏しています(^^;。遊び心満載のワクワクする演奏です。大胆にデフォルメしたり,突然内声が普通やらない奏法で主張し出したり,結構いっぱい仕掛けがあって面白いです。モダン楽器の表現力をフルに活かしています。技術的にも上手いです。リピートもきっちりとやっているようです(たぶん...)。好き嫌いが分かれると思いますが私は気に入りました。
録音ですが,残響は控えめですが,少し録音会場の響きが被っているように感じられます。そのためか第一印象は冴えない録音のように感じられるのですが,脚色の少ない自然な音色であり,楽器の質感も悪くありません。ドライで地味な印象を受ける録音ですが,残響の影響がほとんど気にならない好録音だと思います。
2016/02/18

アルベルニ四重奏団 Alberni Quartet
録音不明
(P)2012 Collins Classics (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Apple Music

アルベルニ四重奏団 Alberni Quartet
録音不明
(P)2011 Collins Classics (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Apple Music
Apple Musicでの試聴。モダン楽器の流麗さが気持ちの良い好演奏。古典であることを思わず忘れてしまいそうな歌心がいいですね。全てかどうかは未確認ですが,普通省略されることの多いリピートを結構ちゃんとやっていそうで,その点でも好感を持ちました。
録音ですが,少し残響を多めに取り入れていて音色に影響はあるものの,それほど楽器音を濁しておらず許容範囲です。残響が気にならない方には良いかもしれません。私としてはもう少し残響を抑えて楽器そのものの美しい音色を聴かせて欲しかったとは思いますが。
このディスクは,いつも参考にさせていただいているハイドン音盤倉庫の記事で知りました。有り難うございます。この記事が掲載されたころはAmazon.co.jp
Apple Musicでは,“Alberni Quartet”で検索してもVol. 1しか出てこず,なぜだろうと相当悩みましたが,Vol. 2は“Alberini Quartet”と誤った団体名で登録されていたせいでした。
2015/08/23

モディリアーニ四重奏団 Quatuor Modigliani
2013年4月21-24日 ラ・グランジュ,エヴィアン=レ=バン
MIR231 (P)2013 mirare
好録音度:★★★★☆
参考:
録音は,やや誇張された感のあったドビュッシー他の録音に比べると,演出感がなくなり随分と自然な印象の録音になっています。その分,各楽器の明瞭感と分離感は薄まっていますが,残響がほぼ影響のない程度に抑えられているため音色のくすみも少なく,透明感のある綺麗な音で録られています。やや地味で控えめな感じのする録音ですが楽器の音を大切にした誠実な?好録音です。
彼らのハイドンは2作目で,1作目は作品54-1, 74-3「騎手」, 76-4「日の出」でした。個人的には作品番号でまとめて録音して欲しいんですけどね(特にエルデーディ四重奏曲)。そういう気はないようですね...
2015/05/04

ミネッティ・クァルテット Minetti Quartett
Feb./Oct./Dec. 2008, Lisztzentrum Raiding, Burgenland, Austria
CD 98.589 (P)(C)2009 hänssler CLASSIC (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考:
同クァルテットの最初のCDです。個々の奏者の高い技量と抜群のアンサンブル力が遺憾なく発揮された素晴らしい演奏。モダン楽器の特質を活かした美しい音色で奏でられるフレッシュな音楽に感動します。この中では騎士の終楽章に最もこのクァルテットの良さが出ていると思います。一方Op.76-5は少し軽めの表情付けで,終楽章はスリリングな演奏を期待したのですが,すごく丁寧な演奏でした。もう少し攻めの演奏が聴きたいところですが,これはちょっと贅沢な要求かもしれません。
録音ですが,比較的オンマイクで大きな音像なのですが,残響が多くヌケが悪くなり音色が損なわれてしまっているのは残念です。このクァルテットの演奏はクリアーにすっきり録ってこそ活きてくると思うので,この録音は少し残念に思います。とはいえ,客観的にはそんなに悪くないと思いますけどね。
最近の若手の四重奏団は優秀な団体が多いと思いますが,この四重奏団はそんな中でも特に注目に値する実力を持っているように思います。今後の録音にも注目していきたいですね。ハイドンではエルデーディ四重奏曲Op.76を全曲まとめて録音して欲しいところです。
2014/06/29

スールベリ:弦楽四重奏曲ロ短調
グリーグ:弦楽四重奏曲
エンゲゴール四重奏団 Engegårdkvartetten
2007年10月 ヤール教会(オスロ,ノルウェー)
2L53SACD (P)(C)2008 Lindberg Lyd AS (輸入盤)
好録音度:★★★★★
参考:
演奏もスピード感のあるキレの良さが痛快,緻密で隙のないアンサンブルが素晴らしいです。こういう現代的なハイドンは大歓迎。ハイドン,モーツァルト,ベートーヴェンなどをもう少しまとめて録音してくれるとうれしいのですが...
このディスクもリファレンス音源候補となりました。
2013/12/01

ジョヴァンヌ・クァルテット・イタリアーノ Giovane Quartetto Italiano
1990年 ミラノ
(P)1995 Claves ※iTunes Music Storeにてダウンロード購入
好録音度:★★★★★
参考: Amazon.co.jp
いつも参考にさせていただいている「ハイドン音盤倉庫」で知ったディスクです。有り難うございます。このブログで絶賛されていましたのでiTunes Music Storeで試聴してみたところ,演奏も良さそうだったのですが,録音も良さそうだったので,ダウンロード購入しました。本当はオリジナルのディスクを入手したかったのですが,Amazon.co.jp
演奏に関してはハイドン音盤倉庫で述べられているとおりです。伸びやかで明るく溌剌とした演奏がハイドンにピッタリと合っています。技術的にもしっかりしています。
そして録音ですが,オンマイクで極めて明瞭に各楽器を捉えています。オンマイクといっても適切な距離感があり,ドライになりすぎない程度に控えめに響きが取り入れられています。若干中域に癖を感じるものの,自然さを失うほどではありません。オーディオ的観点からは少し不満が残るかもしれないので優秀録音とは言いませんが,間違いなく好録音です。
この弦楽四重奏団は,Giovane Quartetto Italiano から Nuovo Quartetto Italiano と楽団名が変わっているようです。ハイドン音盤倉庫のコメントでもあるように「若手イタリア四重奏団」から「新イタリア四重奏団」となったというところでしょうか。このハイドンは,配信はあるものの,ディスクは現役盤ではないようです。演奏も録音も良いので残念です。
なお,iTunes Music Storeで購入したものはAAC 256kbpsでエンコードされたものでDRMフリーでした。価格は\1,800です。
2013/05/24

東京藝術大学音楽学部室内楽科とウィーン音楽演劇大学ヨゼフ・ハイドン室内楽研究所との共同プロジェクト
2008年~2012年
東京藝術大学出版会 (P)(C)haydn total project (国内盤)
好録音度:★★★☆~★★★★
参考: HMV Online
また,録音指導と録音技師の養成もこのプロジェクトの重要な要素であったとのことで,多くの録音プロデューサとバランスエンジニアが名を連ねています。
収録曲は,最新の研究の成果を反映して,Opp.1 & 2, Op.9, Op.17, Op.20, Op.33, Op.42, Op50, Opp.54 & 55, Op.64, Opp.71 & 74, Op.76, Op.77, Op.103の計68曲で,十字架上の七言は編曲ものということで省かれています。
というような企画なので,いったいどんな演奏が聴けるのだろうかと半ば不安に思いながら聴き始めましたが,多くの団体が分担しているにも関わらず,全体としての統一感があり,水準も高いことに驚かされました。指導が行き届いているのでしょう。演奏者の“個性”は抑えられている感がありますが,逆にそれが功を奏し,ハイドンの音楽の素朴さ,楽しさが浮き彫りになっているように思いますし,またこの統一感が全集としての価値を上げているとも思います。
さて,期待の録音ですが...う~ん,私としてはちょっと期待はずれでした。残響はそれほど多くないのですが,初期反射音と残響との間くらいの反響音が多く,これが楽器音の明瞭感を奪い,音色を大きく曇らせる原因になっています。この反響音は残念ながら音楽的には何の役にも立っていません。楽器の質感を,鮮度を,精彩を奪っているだけです。演出臭はあまりなく生録的な素朴な録音で場の雰囲気はある程度伝わってくるのですが。
多少のばらつきはありますが,録音も概ね全体的には揃っています。この録音で揃ってしまっているというのは本当に残念なのですが...
余談ですが,この箱のでかさには閉口します。存在感ありすぎです。80枚組くらいかと思ってしまいました(22枚組です)。保管場所の確保が大変ですし,持ちにくいですし,箱も開けにくいですし,ディスクも取り出しにくいですし...力を入れたい気持ちはわかるんですけどね。
2012/02/16

エンジェルス四重奏団 Angeles String Quartet
参考: HMV Online,
エンジェルス四重奏団のハイドン弦楽四重奏曲全集は以前に取り上げました(2010年11月6日のエントリー)。録音はあまり感心しなかったものの,全集がこの価格(6~7,000円)で買えるのであればかなりお買い得ですね。
2012/01/08

ライプツィヒ弦楽四重奏団 Leipziger Streichquartett
2009年11月4~6日 マリエンミュンスター修道院
MDG 307 1683-2 (P)(C)2011 MDG (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: HMV Online,Amazon.co.jp
演奏は流麗で香り高く上品。アクセントを抑制したなめらかな旋律が心地よく響きます。しかもそれでいて小気味よさを失っていません。強い個性があるわけではありませんが,これはなかなかいいですね。全集に向けた今後の録音が楽しみです。
録音ですが,残響の楽器音への被りがやや多く明瞭感と音色が少し損なわれています。残響の質もあまり良いとは思いません。それでも何とか高域の伸びが確保されて曇った感じは少ないので何とか許容範囲というところです。音自体はきめが細かくなめらかでオーディオ品質は良好です。残響が気にならない人には良い録音かもしれません。まあそんなに悪くはないのですが,私としてはもう少し残響を抑えてすっきりと明瞭に録って欲しかったと少し残念に思います。演奏が上質なだけに...う~ん,もったいない...
プロフィール
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