ショパン:練習曲集作品10,25,他(ヴァレンティーナ・リシッツァ)

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ショパン:練習曲集作品10,25
シューマン:交響的練習曲作品13
ヴァレンティーナ・リシッツァ Valentina Lisitsa (Piano)
Reitstadel, Neumarkt, Germany, 18-21 June 2014
478 7697 (P)(C)2014 Decca Music Group (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicone-onkyoApple Music

ショパンの練習曲のみのコメントです。

このアグレッシブな演奏は圧巻。特に作品10。尋常ではないスピードで突っ走りながらも細かく表情を付ける余裕を見せているのは立派です。作品25はやや抑え気味でより豊かな表現に注力されていますが,作品10を聴いたあとだと少し拍子抜けします。ただはやり全体として攻めすぎている感じがあるので好き嫌いははっきり出そうです。曲間がやや短めで次々と次の曲に進みライヴを聴いているような感覚に陥るのも面白いと思いました。

録音ですが,少し残響が多めで音像も少し遠いため,明瞭感も良くありませんし,音色もかなり濁っています。細かい音がくっきりと聞こえてこないのでイライラします。こういう演奏は細部までキッチリ聞こえてこないと面白くありません。録音で相当損していると思います。残念です。

なおこのディスク,収録時間が約85分で,持っているディスクの中でおそらく最長です。最後まできちんと再生できるのか心配でしたが,大丈夫でした。

最後に,作品10-4の動画が公開されていましたので載せておきます。録音はこの動画の方がはるかに良く,この録音でディスクを作ってくれていたら良かったのに!と残念でなりませんね。

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ショパン:練習曲集作品10,25,3つの新練習曲(ボリス・ベレゾフスキー)

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ショパン:練習曲集作品10,25,3つの新練習曲
ボリス・ベレゾフスキー Boris Berezovsky (Piano)
1991年 ベルリン
WPCS-21077 (P)1991 Teldec Classics (C)2000 Warner Music Japan (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music

技術的には申し分ありませんね。巧いです。技巧の誇示を抑え気味にして表現の追求に傾いているように思います(そうでない曲もありますが)。しかしこれが好きかというとちょっと微妙です。私としては技巧の誇示に走った演奏の方が好きかもしれないと思いながらこれを複雑な思いで聴きました(^^;。

録音ですが,直接音と間接音のバランスはまずまずで,響きで甘くなりすぎることなく,ドライになりすぎることもありません。逆に言うとちょっと半端な感じもあります。もう少しすっきり録って欲しかったと思いますね。ピアノ録音としては普通に入ると思います。一般的には受け入れられる方ではないでしょうか。

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ショパン:練習曲集作品10,25,3つの新練習曲(若林顕)

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ショパン:練習曲集作品10,25,3つの新練習曲
若林顕 Akira Wakabayashi (Piano)
2017年5月22-24日,6月28日,8月28-29日,12月21-22日 埼玉・富士見市民文化会館(キラリふじみ)
TRITON OVCT-00144 (P)(C)2018 Octavia Records Inc. (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

ピアニストには全く疎い私の中では若林氏は「デュオ職人」というイメージだったので(ごめんなさい),このショパンの練習曲集のリリースはとても意外に思えたのですが,実はソロ作品もたくさんリリースされていたのですね...失礼しました。ということもあって興味津々で聴かせていただきました。

それでこの演奏なのですが,とても丁寧でキッチリと正確に弾かれているように思ったのですが,何というか,とても説明的というか,「ここはじつはこうなっていてね,こう弾くんですよ」という言葉が聞こえてきそうな,曲の構造が見えてきそうな,ネタばらし的演奏のように思えて,そういう点で他の多くの演奏とは随分と違った印象を受けました。こういうのもとても良いと思いました。

それで録音なのですが,少し残響感があり響きのまとわりつきが気になるものの,音色自体は芯があって美しく伸びがあり,これはこれでまあアリかなと思いました。私としてはやはりちょっとウェットな感じがするので,もう少しドライに録ってくれた方が好きなんですけどね。ちょっとオマケですが四つ星半としました。多くの人に受け入れられやすい録音だと思います。

名盤ポリーニのショパン練習曲集のハイレゾ版を聴いてみました

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ショパン:練習曲集作品10,25
マウリツィオ・ポリーニ Maurizio Pollini (Piano)
1972年1月,5月 ミュンヘン
ファイルフォーマット FLAC 96kHz/24bit
参考: e-onkyo

ポリーニのショパン練習曲集をこのブログで取り上げるのは3回目です(→1回目2回目)。私がクラシックに興味を持つきっかけになったディスクなので思い入れがあります。ハイレゾ版があることに気が付いたので,古い録音なので意味あるかなとは思いつつも買って聴いてみました。

結論から言いますと,微妙です。CDと交互に聴き比べてみて,う~ん,違う気もするなぁ,という程度であり,ブラインドテストしたらまずわからないと思いました。あくまでも私の耳と装置では,ということです。

だからといって買って損した!とは思っていないところが自分のバカなところだなと正直思います(^^;。

最後に...クレーメルのバッハ無伴奏ヴァイオリンと同じようにCDと周波数成分を比較してみました。「微妙...」というのがこの図からもわかると思います(^^;。ビット数の差に関しても,差があったとしても元々微妙ですので...この図を出すこと自体ほとんど意味がないとは思いましたが,せっかく作ったので載せました(^^;。

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図1 CD vs Hi-Res スペクトルのピークホールド値
Chopin: Etude Op. 10 No. 1 in C major
■Hi-Res ■CD

この図の測定はWaveSpectraを用い,ハイレゾとCDの音源をそれぞれ再生し,1曲分のピーク値をホールドしたエンベロープを重ね書きしました。FFTのサイズは,CDは4096サンプル,ハイレゾは96kHzサンプリングであることを考慮して8192サンプルとしました。

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ショパン:練習曲集作品10,25(伊藤恵)

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ショパン:練習曲集作品10,25
伊藤恵 Kei Itoh (Piano)
14-16 Sep. 1990, YAMAHA Test Saal, Hamamatsu
FOCD3125 fontec (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music

この人のテクニックは本当に凄いですねぇ。積極果敢に攻める演奏でここまで淀みなく,一点の曇りもなく弾き切っているのは本当に立派です。表現はストレートで男性的であり,情緒的なところはあまりなく力で強引に突き進んでいく感はありますが,それがこの演奏の良いところでもあり,逆に物足りなく感じるところでもあるかもしれません。私はこういうのは大好きです。

さて録音ですが,残響は控え目で楽器自体の響きをダイレクトに捉えた好録音と言えると思います。少し高域の音色,響きに癖があり,きらびやかすぎるような気もしますが,まあ悪くはありません。不満はゼロではありませんが,フォンテックとしては良い方ではないでしょうか。

録音場所が「ヤマハ・テスト・ザール」とあり,楽器もヤマハ CF-IIIが使われていると書かれています。それにしてもテスト・ザールって...

HR(High Resolution)カッティングでSHM-CDな(^^; ポリーニのショパン練習曲集

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ショパン:12の練習曲作品10・作品25
マウリツィオ・ポリーニ Maurizio Pollini (Piano)
1972年1月,5月 ミュンヘン
UCCG-51087 (P)1972 Deutsche Grammophon (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

言わずとしれた名盤中の名盤。すでにこのブログでも取り上げていました(→こちら)。このディスクが私にとって特別な存在であることは繰り返し述べてきた通りです。今所有しているディスクがだいぶ古く,少し前から最新のマスタリングのものに買い換えたいと思っていたのですが,買いそびれていました。

たまたま昨日立ち寄ったタワーレコードで,発売日当日のこのディスクを見つけ,これは何かの縁と思って購入しました。DSDマスターということなので,私が持っているものより新しいマスタリングであることは間違いありません。

よく見てみると,SHM-CDというのはまあいいとして,HR(High Resolution)カッティングという聞き慣れない原盤の作り方?をしているようで,DSDマスターから一旦176.4kHz/24bitのマスターを作り,そこからダイレクトに?原盤を作っているようです。どういうことかさっぱり理解できませんが(^^;。

肝心の音質ですが,旧ディスクに比べると,わずかに鮮明さが増し,うっすらとかかっていたベールが取り払われたような音質の向上が感じられました。とはいってもそれはわずかであり,もっと劇的な改善を期待していたのですが,そこまでではなかったです。過剰に期待しすぎました(^^;。とはいえ,音質改善はあったので買い換えて良かったと思います。

なお,前回レビューでは好録音度は三つ星半としていましたが,少し辛すぎたと思い,今回四つ星にしています。やや音質が硬く癖のある音質なのですが,邪魔になる残響等はわずかであり,それほど悪くはないなと再評価しました。

ちなみに,これはユニバーサルミュージックのドイツ・グラモフォン ベスト100 Premiunの中の一枚で,クライバーのベートーヴェン第5番・第7番ムラヴィンスキーのチャイコフスキー第5番フリッチャイのチャイコフスキー第6番なども聴いてみようと今手配しているところです。名盤揃いなので,もっと手を出してしまいそうです(^^;。入手したらまたレポートしたいと思います。

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ショパン:練習曲全集(小菅優)

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ショパン:練習曲全集
小菅 優 Yu Kosuge (Piano)
August 1999 at Stadthalle Braunschweig
SICC 754 (P)1999 (C)2007 Sony Music Entertainment (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

小菅さん16歳の時の録音で,「小菅優の才能を認めた指揮者が自身のレーベルramに録音させたもの」であり,「ヨーロッパの権威ある最大の音楽専門誌フォノフォルムで5つ星をもらった記念碑的アルバム」とのことです。2007年にSony Musicから発売されました。作品10,作品25に加え,“3つの新しい練習曲”を含む練習曲全集です。

ショパンの練習曲集というと,私がクラシック音楽の世界に足を踏み入れるきっかけとなったポリーニの名盤で耳が出来上がってしまっていて,他の演奏者の演奏がなかなか受け付けられないのですが,この小菅さんの演奏は,そんな私にもすんなりと聴くことの出来る演奏でした。裏を返すと,あくまで個人的な印象ですが,ポリーニの演奏にかなり近いと思います。細部までコントロールが行き届き,まったく淀みなく,力強く突き進んでいく音楽が爽快です。16歳にしてこの完成度の高さ,素晴らしいです。今の小菅さんならもっと違う表現をされるのではないかと思いますが,16歳の小菅さんの無垢でストレートな演奏が残されたことをうれしく思います。

さて録音ですが,演出感の少ない素直な録音なので基本的には印象は悪くないのですが,わずかな残響というか響きによって音色がモワッと曇ってスカッとしておらず(こんな言い方ですみません(^^;),質感やニュアンスが感じ取りにくくなっているのは残念です。ピアノの録音としては標準的で悪くないとは思いますが,惜しいと思います。

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ショパン:練習曲集(蔵島由貴)

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ショパン:練習曲集
蔵島由貴 Yuki Kurashima (Piano)
2013年3月6-8日 埼玉・三芳町文化会館(コピスみよし)
TRITON OVCT-00097 (P)(C)Octavia Records Inc. (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
練習曲集作品10,作品25および3つの新しい練習曲を収録しています。曲を変にいじくり回すことなく極めて真摯に素直に,そして力強く堂々と表現されていると思います。テクニックも万全で不安は全くありません。どこかポリーニの演奏に通ずるところがあるように思います(私だけでしょうか?)。そういうこともあって,この演奏はとてもすんなりと耳に入ってきます。久しぶりに私好みの演奏に出会いました。

録音ですが,残響感はほとんどなくピアノの音を真正面からしっかりと捉えていてパッと聴いた感じではまずまずの印象なのですが,実はホールトーンが結構乗っていて音色がくすみ,ぼやけて透明感と輝きを失い,ガチャガチャとうるさい音色になってしまっているように感じます。おそらく制作者としては狙い通りで,客観的には決して悪い録音ではないとは思うのですが,私の聴きたいピアノの音,好録音とは少し方向性が違っています。演奏が素晴らしいだけに私としてはちょっと残念です。

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ショパン:練習曲集 作品10,作品25(マウリツィオ・ポリーニ 1960年録音)

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ショパン:練習曲集 作品10, 作品25
マウリツィオ・ポリーニ Maurizio Pollini (Piano)
1960年9月5-7,9,11-16日 アビーロード第1スタジオ,ロンドン
JSBT 8473 (P)(C)2011 Testament (国内盤)
好録音度:★★★☆
参考url: HMV Online
9月30日のエントリで紹介したポリーニの1960年録音のショパン練習曲集が発売されました。超有名な1972年のDG盤より10年以上前,ショパンコンクール優勝のすぐあとにEMIと専属契約を結び,録音されたものとのことです。

早速聴いてみると,紛れもない聴き慣れたポリーニのショパンのエチュードが流れ出しました。弱冠18歳にしてすでに9割5分は完成していたのか!と思ってしまいます。しかし,残りの5分がまた大きい。この演奏では後のDG盤にはない瑞々しさと覇気が感じられます。DG盤はDG盤で素晴らしいですし,このEMI盤も違った魅力があります。

録音ですが,解説書に「奥深いアコースティックな響きが魅力のアビー・ロードの第3スタジオで録音された。EMI盤は,ピアノ本来の透明感のある響きで,若き天才ポリーニの繊細で作品と共鳴するかのような激情を聴くことができる。」とあるとおり,残響がほとんどなくピアノの音が極めて明瞭に収められています。ただ,オーディオ的なクオリティは今ひとつで高域のヌケも良くなく,わずかにくぐもり,音にきめの細かさが感じられず,いかにも古臭い色が付いてしまっています。ヒスノイズも少し多めです。惜しいです。

なお,本盤は日本仕向けなのか解説書や裏面など日本語で記載されていて助かります(Made in Japanだから?)。

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ポリーニのショパン:練習曲集 1960年録音が発売!

ポリーニのショパン練習曲といえば1972年に録音されたDG盤が超有名ですが,1960年のショパンコンクール優勝後にEMIに録音したものが発売されるとのこと!(詳細はHMV Onlineをご参照下さい)

しかも「奥深いアコースティックな響きが魅力のアビー・ロードの第3スタジオで録音された。EMI盤は、ピアノ本来の透明感のある響きで、若き天才ポリーニの繊細で作品と共鳴するかのような激情を聴くことができる。」とあり,録音にもちょっと期待してしまいます。

10月31日の発売が待ち遠しいです。

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ショパン:練習曲集作品10,作品25(イリーナ・メジューエワ)

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ショパン:練習曲集 作品10, 作品25
イリーナ・メジューエワ(Irina Mejoueva)(Piano)
2009年7月&9月 新川文化ホール(富山県魚津市)
WAKA-4139 (P)(C)2009 若林工房 (国内盤)
好録音度:★★★
参考url: HMV Onlineicon

技巧を誇示するようなところはほとんどない,抑制が効いた,しかしほのかな叙情性が感じられる清潔感のある演奏だと思います。ポリーニで耳ができあがっている私には少し刺激に乏しいのですが,地味ながら技術力は確かであり,妙な癖もなく,安心してショパンの音楽に浸れるのがいいです。何度も聴いているうちに良さがじんわりとわかってきます。

録音ですが,残響が多いということはないのですが,それでも響きが被ってピアノの音に透明感がなく,また,粒立ちも不明瞭でもやっとしています。演奏が良いだけにこれは本当にもったいない録音です。

この録音が柔らかで優しいイメージを作り出すのに一役買っているとも言えますが,こういう演奏だからこそ透明感と音の粒の輝きを大切に録音して欲しかったと思います。残念です。

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ショパン:練習曲集作品10,作品25(ルイ・ロルティ)

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ショパン:練習曲集 作品10, 作品25
ルイ・ロルティ(Louis Lortie)(Piano)
Recorded at The Maltings, Snape, Suffolk in April 1986.
CHAN 8482 (P)1986 Chandos Records Ltd. (輸入盤)
好録音度:★★★
参考url: HMV Onlineicon

テクニックが優れているのは確かですが,それを前面に押し出してガンガンいくのではなく,その余裕度を表現に振り向けているといった感じで,この難曲から様々な表情を引き出しているのが印象に残ります。全体的な印象として,すごくなめらかに音が流れていくのですが,ピアノの音自体は粒立ちがはっきりとしていて鮮やかさがあります。

それにしても残念なのはこの録音! 明らかに残響過多で不鮮明です。せっかくの美しい音楽なのに...惜しいです。

[ショパン][器楽曲][ピアノ]

ショパン:練習曲集作品10,作品25(マウリツィオ・ポリーニ)

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ショパン:練習曲集 作品10, 作品25
マウリツィオ・ポリーニ(Maurizio Pollini)(Piano)
1972年1月,5月 ミュンヘン
DG F00G 27035 (P)1972 Polydor International GmbH, Hamburg (国内盤)
好録音度:★★★☆
参考url: HMV Onlineicon

言わずと知れた名盤中の名盤ですね。私が取り上げるまでもないのですが...それにしても,これを凌ぐ演奏が今後現れることはあるのだろうか,ポリーニ本人でも無理なんじゃないだろうか,と思ってしまいます。

この演奏,実は私にとって大変思い出深いものなんです。高校生の頃までは「クラシックなんて格好悪くて聴いてられるか!」と,洋楽ばかり聴いていました。大学受験を控えた三年生の夏頃,たまたまこの演奏を耳にして,「おぉっ! クラシックってすごい! 格好いい!」と大変なショックを受けたことをよく覚えています。私がクラシックの世界に足を踏み入れるきっかけの一つがこの演奏なんです。

録音は残響が控えめで悪くないのですが,少し音色がくすんでいて良いとも言えないのが残念なところです。とはいえポリーニの強靱なピアノを楽しむための最低限のクオリティは一応クリアしているので良しとします。



リマスター盤の情報を掲載しました。こちらも併せてご参照いただければと思います。
(記2016/09/10)

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