FC2ブログ

ブラームス:チェロ・ソナタ集,他(アシエル・ポロ/エルダー・ネボルシン)

asier_polo_eldar_nebolsin_brahms_cello_sonatas.jpg
ブラームス:チェロ・ソナタ集
アシエル・ポロ Asier Polo (Cello)
エルダー・ネボルシン Eldar Nebolsin (Piano)
2-4th July 2018, Auditorio Manuel De Falla (Granada-Spain)
IBS82019 (C)2019 IBS Classical (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

アシエル・ポロは1971年生まれのスペインのチェリスト。4月の中旬にバッハ無伴奏チェロ組曲全曲が発売されるということで(配信系はすでに入手可能のようですが),検索してみるとブラームスのちぇろ・ソナタ集がリリースされていて,Apple Musicで聴いてみるとなかなか良かったのでディスクを入手しました。

いままで名前も聞いたことのないチェリストですが,すごく上手くて驚きました。隅々まで神経の行き届いた表現,低域から高域まで雑味がなく艶やかで張りのある音色も素晴らしく思いました。

録音ですが,残響は控えめで楽器音を素直に捉えており,明瞭感,音色の自然さなど良好でまずまずの好録音と思いました。チェロとピアノのバランスがわずかにピアノに傾いていて,もう少しチェロを前に出した方が良いかなとは思いました。

演奏も録音も良い,私としては掘り出し物のディスクでした。もうすぐリリースされるバッハ無伴奏チェロ組曲も楽しみです。

ブラームス:チェロ・ソナタ集,他(ソニア・ヴィーダー・アサートン Vc/モージェン・クーパー P)

sonia_wider-atherton_imogen_cooper_brahms_bach.jpg
ブラームス:チェロ・ソナタ集,他
ソニア・ヴィーダー・アサートン Sonia Wieder-Atherton (Cello)
イモージェン・クーパー Imogen Cooper (Piano)
2006年6月 La Ferme de Villefavard
88697 201872 (P)(C)2007 Sony BMG Music International (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

Apple Musicでブラームスの2曲のソナタを聴いて深々とした音色が大変魅力的で良かったのでディスクを探したところ,このディスクが見つかり入手しました。2枚組で,2枚目にヴァイオリン・ソナタ第1番のチェロ編曲版が収録されています。

濃く深い響きからダイナミックで激しい感情の表出まで,幅広い表現力が素晴らしいです。そして激しい表現であっても荒れない美音の持ち主です。大変魅力的なブラームス演奏でした。

録音ですが,わずかに距離感があって生々しさはあまり感じられないのですが,直接音主体に録られていて好ましいと思います。もう少し寄って楽器の質感をもう少し強くニュアンス豊かに捉えて欲しかったとは思いますが,この魅力的なチェロの音色は伝わってきます。まずまずの好録音だと思います。

ブラームス:チェロ・ソナタ集(ダニエル・ミュラー=ショット/フランチェスコ・ピエモンテージ)

daniel_muller-schott_brahms_cello_sonatas.jpg
ブラームス:チェロ・ソナタ集
ダニエル・ミュラー=ショット Daniel Müller-Schott (Cello)
フランチェスコ・ピエモンテージ Francesco Piemontesi (Piano)
2018年1月7-10日 ミュンヘン,バイエルン放送第2スタジオ
C979201 (P)(C)2020 ORFEO International Music (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

Apple Musicでの試聴。私の中ではジャン=ギアン・ケラスと並ぶ美音チェリストと思っているダニエル・ミュラー=ショットのブラームス。第1番,第2番とヴァイオリン・ソナタ第1番のチェロ編曲版が収録されています。

演奏はふくよかで深々としたチェロの響きが期待通りです。特に低い音の美しさは格別です。彼の美質とブラームスはよく合っていると思います。

録音ですが,スタジオでの録音のようで,残響は控えめに抑えられていて,その点では好感が持てるのですが,少し捉え方が弱いというか,マイクが少し遠いのか,質感が意外に弱い気がします。もう少し寄ってボディ感を強く出して欲しかったところです。悪くはないのですが,好録音と言うには少し物足りません。惜しいです。

ブラームス:チェロ・ソナタ第1番,第2番,ハンガリー舞曲集より5曲(ジャン=ギアン・ケラスVc/アレクサンドル・タローP)

jean-guihen_queyras_brahms_cello_sonatas.jpg
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番,第2番,ハンガリー舞曲集より5曲
ジャン=ギアン・ケラス Jean-Guihen Queyras (Cello)
アレクサンドル・タロー Alexandre Tharaud (Piano)
14-18 IV 2017. ARSONIC / Mars - Mons arts de La scène, 138 rue de Nimy, 7000 Mons, Belgique.
ERATO 0190295723934 (P)(C)2017 Parlophone Recoreds Lts. (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

クールでサラッとした演奏を想像していたのですが,全く違いました。深々とした呼吸感の感じられる熱くダイナミックな演奏でした。フォルテでも決して荒れず,深い響きの低域äと中高域の同鳴りを伴う音色の美しさはさすがです。

しかし...なんか録音が変です。ピアノはまずまずクリアでキレがあってまあ良いのですが,どう形容したものかと悩みますが,チェロがものすごく窮屈に押し込められ,モゴッとしているのと,左右の位相がおかしいのか,音の芯が感じられず現実感,実在感の薄い音になってしまっています。そのためチェロとピアノのバランスがピアノ優位で崩れたように聴こえてしまいます。このような録音ではケラスの魅力の半分も伝わってきていないのではないでしょうか。これではせっかくの素晴らしい演奏を心から楽しめません。これは残念でなりません。

ブラームス:チェロ・ソナタ全集(長谷川陽子/パーヴェル・ギリロフ)

cover picture

ブラームス:チェロ・ソナタ全集
第一番,第二番,F.A.E.ソナタよりスケルツォ
シューマン:アダージョとアレグロ
長谷川陽子(Yoko Hasegawa)(Cello)
パーヴェル・ギリロフ(Pavel Gililov)(Piano)
Recorded on November 13-17, 1995 at Funkhaus, Saal 2 WDR Koln
VICC-195 (P)(C)1997 VICTOR ENTERTAINMENT, INC (国内盤)
 æ„›è´ç›¤ ã€€ ãƒªãƒ•ã‚¡ãƒ¬ãƒ³ã‚¹éŸ³æº ã€€å¥½éŒ²éŸ³åº¦ï¼šâ˜…★★★☆
参考url: HMV Onlineicon

まず録音から触れます。このCDでは,長谷川陽子さんの深々としてかつキレのあるチェロの響きをHi-Fi調で魅力たっぷりに捉えています。この録音の音の捉え方自体が理想的かどうかは判断が難しいのですが,どうであれこのチェロの音は間違いなく魅力的で大好きです。ヘッドホンやイヤホンの音質を確認する際,チェロの音を聴きたいときはまずこのCDを使います。すなわち,私のリファレンス音源の一つになっています。

演奏も若々しく健康的な情熱に満ち,力強さと繊細さを併せ持ち,歌心に溢れていて,音楽面でも気に入っています。
-->