FC2ブログ

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(内田光子Piano/サイモン・ラトル指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)

mitsuko_uchida_simon_rattle_bpo_beethoven_piano_concertos_2.jpg
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
内田光子 Mitsuko Uchida (Piano)
サイモン・ラトル指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
2010年2月4-20日 ベルリン,フィルハーモニー
KKC 9372/6 (P)(C)2018 Berlin Phil Media (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Berliner Philharmoniker Recordings

2010年2月に行われたベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲ツィクルスのライヴ録音。相変わらず大きすぎるパッケージに閉口するボックスセットですが...以下のものが入っています。

・CD 3枚
・Blu-ray Audio 2.0 PCM Stereo(48kHz/24bit)/5.0 DTS-HD MA(48kHz/24bit)
・Blu-ray Full HD 1080/60i, PCM Stereo/5.0 DTS-HD MA
・ハイレゾ・ダウンロード・コード(48kHz/24bit)

Berliner Philharmoniker Recordingsでダウンロード販売もされています。当初96kHz/24bitとの記載があったのですが,現在は48kHz/24bitと記載が修正されており,ダウンロード・コードで入手できるものと同じものであろうことがわかりました。

大オーケストラを相手に一歩も引かない強靱で立派なピアノを聴かせてくれますね。聴き応えあります。さすがです。

録音ですが,オーケストラは中低域の厚みがもの凄く重厚でスケールの大きなサウンドが特徴で,交響曲ならいざ知らず,協奏曲の録音でこのオーケストラの録り方はちょっとどうかなとは思いました。ピアノはオーケストラに対して自然なバランスで収録されていますが,やや残響が被り気味で明瞭感が良くなく,音の輪郭がはっきりしません。一般的には受け入れられる録音だとは思いますが,もう少しピアノにフォーカスしてくっきりと浮かび上がるように録って欲しかったなと思います。惜しいです。

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(ジャン=フランソワ・エッセール(弾き振り)/新アキテーヌ室内管弦楽団)

jean-francois_heisser_beethoven_piano_concertos.jpg
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
ジャン=フランソワ・エッセール(弾き振り)/新アキテーヌ室内管弦楽団
2014年11月, 2015年3月
MIR374 (P)2017 Mirare (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

Apple Musicでの試聴。国内での輸入盤発売は1月末のようですが,Apple Musicで公開されていましたのでフライングで聴いてみました。今回は録音のみのコメントです。

室内管弦楽団との協奏曲ということですが,録音を聴いてみると室内管弦楽団とは思えないスケール感で捉えられています。しかし,そういう録音に仕立てるためか,比較的楽器の近くにマイクが設置されているようで,各楽器の質感が分離感良く聴こえてきます。残響が多めで響きに癖があり少しうるさく聴こえるのは好みとは異なりますが,サウンドも比較的締まっていてトータルの印象は悪くありません。ピアノももう少し響きを整理してすっきりしたサウンドにして欲しいところですが,まあ許容範囲です。少しオマケですが四つ星半です。

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番,第5番「皇帝」(総勢21名,初演時の編成による)(アルテュール・スホーンデルヴィルト/クリストフォーリ)

cover picture
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番,第5番「皇帝」
(総勢21名,初演時の編成による)

アルテュール・スホーンデルヴィルト (Pianoforte)
アンサンブル・クリストフォーリ
2004年9月 フレンデンブルフ音楽センター,ユトレヒト
ALPHA 079 (P)2004 (C)2005 Alpha (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考: HMV Online,Amazon.co.jp,Tower Records

最初,室内楽編曲版かと思ったら,管楽器はフル編成にもかかわらず弦楽器は(1-1-2-2-1)というなんともいびつな編成。なんでこんな変な編成でやるのかと思って聴いていたのですが,Tower Recordsに載っている解説によると,これが初演時の編成だという(詳しくはそちらをご参照下さい)。

今まで聴いたことのない演奏であることは間違いありませんが,どうしても全体の音響が管楽器中心になり,弦楽器は貧弱,これがたとえ初演時の編成であり,当時は別に何ら不足と見なされなかったとしても,私にはどうしても馴染むことが出来ませんでした。どちらかといえば第4番はまだ聴けます。第5番はティンパニーなども活躍しますがこれがやかましくて聴いていられません。HMV Online,Amazon.co.jp,Tower Recordsのユーザーレビューでは大好評で否定的意見は見られませんが...

そして録音ですが,カフェ・ツィマーマンのバッハ協奏曲集の録音が素晴らしかったAlphaレーベルなので期待していたのですが,残響が多めであり,しかも第5番は飽和気味でとても良いと思えませんでした。やかましく感じられたのはこのせいかもしれません。

私にとってはいろんな意味で残念なディスクでした...
-->