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モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク,セレナータ・ノットゥルナ,音楽の冗談,他(オルフェウス室内管弦楽団)

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モーツァルト:セレナード第13番 ト長調 K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
モーツァルト:セレナード第6番 ニ長調 K.239「セレナータ・ノットゥルナ」
モーツァルト:音楽の冗談 ヘ長調 K.522
モーツァルト:コントルダンス K.534, K.535, K.587, K.607, K.610
オルフェウス室内管弦楽団 Orpheus Chamber Orchestra
1985年3月, 12月, 1989年12月 ニューヨーク,アメリカン・アカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ
PROC-1780 (P)1986,1990 Deutsche Grammophon (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records *Tower Records Premium Classics Vol.2

タワーレコード企画盤。指揮者を置かない室内管弦楽団で,颯爽と奏でられる音楽が素晴らしく,それが気に入って主要なディスクは購入していたのですが,このディスクは未入手でした。キレのよい爽やかな演奏が素晴らしく期待通りでした。しかしながら予想はしていたものの音楽の冗談は微妙...上手すぎるし演技が下手でまったく面白くない。もっともこの曲の正解の演奏ってどんなんだろうとは思いますね。

録音ですが,残響はそれなりにあるものの,直接音と間接音のバランスは音を濁すギリギリのところで留まり響きも綺麗であり,弦楽合奏の質感も保たれ魅力がそこそこ感じられて悪くありません。もう少し残響を抑えてクリアに録って欲しいは思いますが。ちょっとオマケですが四つ星半の好録音としました。

オルフェウス室内管弦楽団自体は活動が続いているようですが,最近は録音があまりないのが残念です。

モーツァルト:ディベルティメントK136-138,アイネ・クライネ・ナハトムジーク(アニマ・ムジケ室内管弦楽団)

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モーツァルト:ディベルティメント K.136-138
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525
アニマ・ムジケ室内管弦楽団 Anima Musicæ Chamber Orchestra
2014年9月7-10日 ブダペスト,フンガロトン・スタジオ
HCD32752 (P)2015 Hungaroton (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Hungaroton,Apple Music

アニマ・ムジケ室内管弦楽団は2010年にリスト音楽院の首席メンバーで創設された団体とのことで,これがデビュー盤とのことです。演奏も良かったのですが,録音が気に入ったので紹介します。

スタジオでの録音とのことですが,残響感は少し多めにあるのですが,楽器の直接音が支配的であり,明瞭感,音色も悪くありません。分離感も良好で,特に個々の楽器の弓が弦を擦って音を出している楽器の質感が感じられるところがとても良いです。適度な距離感で演奏を聴いているような生々しさ,左右のステージ感があります。これも私の聴きたい弦楽器の音ですね。気に入りました。

このディスクですが,Hungarotonのサイトからダウンロード購入しました(→アルバムのページ)。価格は2,899フォリントで日本円に換算すると約1,000円です(実際には何かの割引で2.630フォリントでした)。カード払いの換算レートがわかりませんが,日本でディスクメディアを購入するよりは安く手に入りました。なお,ハイレゾではなく44.1kHz/16bitのFLACでした。

モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク,ディベルティメントK.136-138(宮本文昭指揮/オーケストラMAP'S)

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モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
モーツァルト:ディベルティメントK.136-138
宮本文昭指揮/オーケストラMAP'S
録音:2012年1月19-20日 トッパンホール
KICC 995 (P)2012 King Records (国内盤)
好録音度:★★★☆
参考: HMV Online,Amazon.co.jp,Tower Records
元オーボエ奏者の宮本文昭氏が組織した弦楽アンサンブル(コンサートマスターは矢部達哉氏)を指揮しての演奏。ピリオド・アプローチが普通になった今日においては逆に珍しくなってしまったモダン楽器によるモダン流儀の演奏で,驚くほどオーソドックスと言えるのではないでしょうか。刺激的ではありませんが,隅々にまで神経が行き届き,細やかに表情付けされていて素晴らしい音楽に仕上がっていると思います。

さて録音なのですが,第一印象は良くありませんでした。残響が多く明らかにホールのキャラクターが前に出すぎていたからです。リアルといえばリアルなのかもしれませんが,ホールトーンが優勢すぎて弦楽器の本来の美しさ,質感がかなり損なわれていると思います。しかし,何度も聴いているうちに,こんな録音もアリかなと思うようになってきました。弦楽アンサンブルの響きの魅力は意外にもそれほど失われていないのです。ウェットで豊潤な残響を好む方には優秀録音と言えるかもしれません。もちろん私としてはこういう録音を積極的に肯定するつもりはありませんし,もっと弦楽器の生々しい質感を大切にして欲しいと思っています。

また,いわゆるピラミッド型と言えそうな中低域の充実した録音で,また録音レベルも高く,オーディオ的な面でもなかなか興味深い楽しめる録音です。
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