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ブラームス:弦楽四重奏曲全集,ピアノ五重奏曲(ベルチャ四重奏団,ティル・フェルナー)

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ブラームス:弦楽四重奏曲全集,ピアノ五重奏曲
ベルチャ四重奏団 Belcea Quartet
ティル・フェルナー Till Fellner (Piano)
16-17 November 2014(No.1), 6-7 March 2015(No.2), 16-17 May 2015(No.3), 21-22 December 2015(Piano Quintet), Aldeburgh Music, Britten Studio, Snape (United Kingdom)
ALPHA 248 (P)(C)2015 ALPHA CLASSICS (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

このディスク,以前一度検討して購入を見合わせていました。レコード芸術誌の2020年5月号の特集「新時代の名曲名盤500」で1位に選出されていて,Apple Musicで試聴してみて良かったので購入することにしました。

演奏ですが,個々の奏者の奏でる音が大変魅力的で,その絡み合いの結果生み出されるドラマティックな音楽にとても惹きつけられます。技術的にも上手いですし,キレも抜群,アンサンブルも隙がありません。さすが前述の通り1位に選出されるだけのことはあります。

そして録音ですが,残響感というか録音会場の響きの付帯音が少し多めですが,それぞれの楽器の質感はしっかり濃いめに捉えられていて好感が持てます。ただ,演出感も強めなため,現実感の薄い作り物という感じがしてしまうのが惜しいところです。とはいえ,弦楽四重奏曲の録音としてまずまずの好録音と思います。

これは買って正解でした。

ブラームス:弦楽四重奏曲第3番,ピアノ五重奏曲(ハーゲン四重奏団,キリル・ゲルシュタイン(P))

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ブラームス:弦楽四重奏曲第3番,ピアノ五重奏曲
ハーゲン四重奏団,キリル・ゲルシュタイン(Piano)
2014年12月, 8月 ブレーメン,ゼンデザール,ドイチュラントフンク室内楽ホール
MYR021 (P)2019, 2014 myrios classics (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

一聴してこの圧倒的な表現力に心が震えました。というのは少々大げさですが,この美しく深々とした響きに本当に魅了されました。ブラームスでこんな演奏に出会えるとは! 現役の弦楽四重奏団の中でも最高峰の団体の一つであろう,ということを改めて認識しました。録音が散発的にしかリリースされないのが本当に残念です。

録音ですが,若干残響のまとわりつきはあるものの,音色を損なうほどではなく,明瞭感,透明感,高域の伸び,そしてオーディオ的なクオリティ,音のきめの細かさ,いずれも及第点と思います。弦楽四重奏の録音としてまずまず良好な好録音と言えると思います。

ブラームス:弦楽四重奏曲,ピアノ五重奏曲,弦楽五重奏曲(タカーチ四重奏団)

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ブラームス:ピアノ五重奏曲,弦楽四重奏曲第2番
タカーチ四重奏団 Takács Quartet
2007年5月21-24日 セント・ジョージ教会(ブランドン・ヒル)
CDA67551 (P)(C)2007 Hyperion Records (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon
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ブラームス:弦楽四重奏曲第1番,第3番
タカーチ四重奏団 Takács Quartet
2008年5月23-26日 セント・ジョージ教会(ブランドン・ヒル)
CDA67552 (P)(C)2008 Hyperion Records (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon
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ブラームス:弦楽五重奏曲第1番,第2番
タカーチ四重奏団 Takács Quartet
2013年5月19-22日 ワイアストン・コンサート・ホール
CDA 67900 (P)(C)2014 Hyperion Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon
現代最高の弦楽四重奏団の一つとも言われるタカーチ四重奏団によるブラームスの弦楽四重奏曲,ピアノ五重奏曲(ピアノ:スティーヴン・ハフ),弦楽五重奏曲(ヴィオラ:ローレンス・パワー)。高度な技術に支えられた演奏で,非常に引き締まっているにも関わらず叙情的で歌心に溢れています。自己主張的な表現はなく,純粋なブラームスの姿が浮かび上がってくるようです。最上級の標準型と呼びたい素晴らしい演奏です。

でも弦楽四重奏はやっぱり地味で渋いです。弦楽五重奏曲の明るくどこか長閑さを感じさせる音楽が良いですね。

録音は標準的で,残響は適度に抑えられ,弦楽器の音色を質感良く捉えていますし,高域のヌケも悪くありません。この中では弦楽五重奏曲が最も良い状態で録られていると思います。

あとはクラリネット五重奏曲と弦楽六重奏曲の録音を期待したいところですが...

ブラームス,シューマン:弦楽四重奏曲集(メロス四重奏団)

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ブラームス:弦楽四重奏曲第1番~第3番
シューマン:弦楽四重奏曲第1番~第3番
メロス四重奏団 Melos Quartet
1986年5月,1987年6月 バンベルク,ツェントラルザール
F90G 20300/2 (P)1988 POLYDOR K.K. (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon
※←参考はNewton Classics盤
どちらかといえば地味でマイナーなブラームスとシューマンの弦楽四重奏曲。特にシューマンはディスクの数も少なくあまり聴く機会がありません。これらがこのメロス四重奏団の充実した演奏で聴けることに感謝しなければなりません。この四重奏団の演奏はどれもオーソドックスですが,実に堂々としていて高いレベルでまとめてきますね。本当に素晴らしいと思います。

録音ですが,ややホールトーンを多めに取り入れているので音色のくすみが気になりますがぎりぎり許容範囲内,直接音と間接音のバランスとしては,室内楽の録音として標準的で,各楽器の質感もまずまず感じられるので,悪くはないと思います。もう少しすっきりとヌケ良く見通し良く録って欲しいところではありますが。

メロス四重奏団の多くの録音がカタログから消えているのは本当に残念なことです。
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