2019/12/15
二ノ宮知子原作の漫画のアニメ化作品。有名な作品なのでご存じの方も多いと思いますので説明不要かと思います。テレビでリアルタイムには観ていなかったのですが,レンタルビデオで借りて一時期はまりました。長い間観ていなかったのですが,先週の水曜日頃にAmazon Prime Video対象作品となり,会員は見放題となったので,平日少しずつ,そしてこの土日に一気に3シーズン全45話を観てしまいました。アホです(^^;。
基本的にコメディなので,随所に笑えるシーンがちりばめられているのですが,若い演奏家たちの音楽に向き合う真摯な姿,音楽の喜び,厳しい現実と苦悩が描かれた秀逸な作品だと思います。「指揮者志望のオレ様・千秋真一と変態ピアニストののだめ(野田恵)」の二人が主人公ですが,千秋真一の心理描写を中心に物語が進行していく一方,のだめの方は主人公でありながら心の声が台詞として全く出てこず,心の動きをなかなか掴めず何を考えているのかよくわからないところもこの作品を独特のものとしていると思います。
演奏シーンでは,主人公の千秋真一の心の声で作曲家や,作曲家がどのような思いを込めて曲を作ったのかなどの背景,曲の簡単な説明や聞きどころなどの解説が入るのも音楽の素人の私にとっては参考になりますし,曲を聴くときにのヒントになるほか,聴いたことのない曲は聴いてみようかなという気にさせてくれます。
また,どこまで現実を反映しているかはよくわからないのですが,演奏家が演奏会で演奏するに至るまでどういう勉強をしてどういう練習をしてどういう思いを込めて演奏しているのか,といったところにも光が当てられているので,演奏を聴く側の私も一つ一つの演奏にきちんと向き合って鑑賞しないと演奏家に失礼だということを改めて思い起こさせてくれました。
いつまでAmazon Prime Video対象になっているかわかりませんが,対象になっている間にまた何度か見直したいなと思っています(いつ対象でなくなるかわからないので要注意)。でも一度観始めると止まらないんですよね...これが。困ったものです(^^;。仕事が佳境で超絶忙しいときになにやってんだか。
P.S. Wikipediaによると,『主人公である「のだめ」に実在のモデルがいることは有名だが、彼女が「ゴミ屋敷のなかでピアノを弾いている写真」の鮮烈なイメージがきっかけだったという。』って実在のモデルがいたんかい!
基本的にコメディなので,随所に笑えるシーンがちりばめられているのですが,若い演奏家たちの音楽に向き合う真摯な姿,音楽の喜び,厳しい現実と苦悩が描かれた秀逸な作品だと思います。「指揮者志望のオレ様・千秋真一と変態ピアニストののだめ(野田恵)」の二人が主人公ですが,千秋真一の心理描写を中心に物語が進行していく一方,のだめの方は主人公でありながら心の声が台詞として全く出てこず,心の動きをなかなか掴めず何を考えているのかよくわからないところもこの作品を独特のものとしていると思います。
演奏シーンでは,主人公の千秋真一の心の声で作曲家や,作曲家がどのような思いを込めて曲を作ったのかなどの背景,曲の簡単な説明や聞きどころなどの解説が入るのも音楽の素人の私にとっては参考になりますし,曲を聴くときにのヒントになるほか,聴いたことのない曲は聴いてみようかなという気にさせてくれます。
また,どこまで現実を反映しているかはよくわからないのですが,演奏家が演奏会で演奏するに至るまでどういう勉強をしてどういう練習をしてどういう思いを込めて演奏しているのか,といったところにも光が当てられているので,演奏を聴く側の私も一つ一つの演奏にきちんと向き合って鑑賞しないと演奏家に失礼だということを改めて思い起こさせてくれました。
いつまでAmazon Prime Video対象になっているかわかりませんが,対象になっている間にまた何度か見直したいなと思っています(いつ対象でなくなるかわからないので要注意)。でも一度観始めると止まらないんですよね...これが。困ったものです(^^;。仕事が佳境で超絶忙しいときになにやってんだか。
P.S. Wikipediaによると,『主人公である「のだめ」に実在のモデルがいることは有名だが、彼女が「ゴミ屋敷のなかでピアノを弾いている写真」の鮮烈なイメージがきっかけだったという。』って実在のモデルがいたんかい!
タグ: [アニメ]
2015/03/23

478 3566 (P)(C)2011 Decca Music Group Limited (輸入盤)
参考:
1950年代前半から1960年代までの録音が含まれます。1950年代前半の録音はさすがに古いのですが,1950年代後半以降の録音の中には,これが本当に1950~60年代の録音なのだろうか,と疑いたくなるくらい鮮明に録られているものもあり,さすが録音に定評のあるレーベルだけはあるなと改めて感心しました。半分以上のディスクに好録音度★★★★,数枚は★★★★☆が付けられると思います。
オーディオのクオリティ自体は現代の録音に比べると当然劣りますし,音色も古臭いのは仕方ありません。録音の仕方も自然さを追求する現代の録音とは異なり,かなり誇張された不自然さがあるのも確かです。しかし,個々の楽器音に力が漲っており,音楽として文句なしに楽しいのです(まあ演奏自体の勢いも相当すごいものがありますが)。こういう意味で素晴らしい好録音だと思うのです。これらと比べて現代の残響にまみれた,音楽の面白さを全く伝えてくれない録音の何と多いことか!と思ってしまいますね。
なお,第2弾,第3弾のボックスセットも発売されているようです(→こちらをご参考に...
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主に音楽とオーディオについて書いています。特に録音にこだわって書いていきます。私の録音に対する考え方を『「好録音」の録音評価のスタンスについて』という記事で表明しました。ご一読いただければ幸いです。
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