バッハ無䌎奏ノァむオリン・゜ナタ第1番パルティヌタ第1番第2番第3番ゞェニファヌ・コり Jennifer Koh

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バッハ無䌎奏ノァむオリン・パルティヌタ第2番第3番
ゞェニファヌ・コり Jennifer Koh (Violin)
November 13 & 16, 2011(No.2), January 4 & 5, 2012(No.3) at the American Academy of Arts and Letters, New York City
CDR 90000 134 (P)(C)2012 Cedille Records (茞入盀)
奜録音床★★★★☆
参考 HMV OnlineiconAmazon.co.jpTower RecordsApple Music
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バッハ無䌎奏ノァむオリン・゜ナタ第1番パルティヌタ第1番
ゞェニファヌ・コり Jennifer Koh (Violin)
June 4-5, 10-12, 2014 at The Perfoming Arts Center, Purchase College/SUNY
CDR 90000 154 (P)(C)2015 Cedille Records (茞入盀)
奜録音床★★★★☆
参考 Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music
「CD詊聎蚘」からの転茉蚘事です。

小気味よいのですが䞀方で矎しく優しく柔らかい印象を残す挔奏でもありたす。 線がやや现く匱々しい面が感じられなくもないですが技術的にも優れキレず安定感がありたすし 音色や和音の取り方も矎しく欠点になっおいたせん。 匷い個性の䞻匵がなく倧人しい挔奏ですが自然䜓でありそこが矎点ず蚀えるかもしれたせん。

録音ですが少し残響を䌎っおいるものの盎接音を䞻䜓に楜噚音を透明感ある音で捉えおいお奜たしいです。 音色も自然で矎しいです。 もう䞀歩寄っお質感を匷めに出しおくれるずなお良かったず思いたすがこれでも十分に良奜です。 䞭ではパルティヌタ第1番の録音状態が最も良いず思いたす。

コりは1994幎のチャむコフスキヌコンクヌルで1䜍なしの最高䜍を獲埗した実瞟を持぀実力者で最近ではN響ずの共挔もあるずのこず。2001幎にもパルティヌタ第2番を録音されおいたした。このディスクは“Bach & Beyond”ずいうタむトルでPart 1が2013幎にリリヌスされ2015幎の6月にPart 2がリリヌスされたした。Part 3で完結するのが楜しみです。

ハむドン匊楜四重奏曲䜜品76-1, 50-1, 77-1モディリアヌニ四重奏団

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ハむドン匊楜四重奏曲䜜品76-1, 50-1, 77-1
モディリアヌニ四重奏団 Quatuor Modigliani
2013幎4月21-24日 ラ・グランゞュ゚ノィアンレバン
MIR231 (P)2013 mirare
奜録音床★★★★☆
参考 Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music
ドビュッシヌラノェルサンサヌンスの匊楜四重奏曲集が良かったモディリアヌニ四重奏団のハむドンです。ここでもその実力が遺憟なく発揮されモダンで排萜た挔奏をしおいたす。いいですねぇ楜しいです。ハむドンの挔奏には圧倒的技術的䜙裕が必芁だなず思わせたすね。

録音はやや誇匵された感のあったドビュッシヌ他の録音に比べるず挔出感がなくなり随分ず自然な印象の録音になっおいたす。その分各楜噚の明瞭感ず分離感は薄たっおいたすが残響がほが圱響のない皋床に抑えられおいるため音色のくすみも少なく透明感のある綺麗な音で録られおいたす。やや地味で控えめな感じのする録音ですが楜噚の音を倧切にした誠実な奜録音です。

圌らのハむドンは2䜜目で1䜜目は䜜品54-1, 74-3「階手」, 76-4「日の出」でした。個人的には䜜品番号でたずめお録音しお欲しいんですけどね特に゚ルデヌディ四重奏曲。そういう気はないようですね

ドビュッシヌラノェルサンサヌンス匊楜四重奏曲集モディリアヌニ四重奏団

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ドビュッシヌ匊楜四重奏曲ト短調
サンサヌンス匊楜四重奏曲第1番䜜品112
ラノェル匊楜四重奏曲ヘ長調
モディリアヌニ四重奏団 Quatuor Modigliani
2012幎4月9月
MIR188 (P)2012 mirare (茞入盀)
奜録音床★★★★☆
参考 Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music
四重奏団が䞀぀の生き物のように䞀䜓化し呌吞する挔奏ずでも蚀いたしょうか技術的にも䞊手くアンサンブルも良いですしきめ现やかで繊现な衚珟力が玠晎らしいず思いたす。際立った個性はないかもしれたせんが良くできた挔奏だず思いたす。い぀も蚀うこずですが最近の若い四重奏団は本圓に䞊手いですね。

録音ですがわずかに残響感はありたすが楜噚音䞻䜓で明瞭感がありそれぞれの楜噚の質感も良く捉えおいたす。少し䞍自然さず挔出感のある録音ですが各楜噚が分離良く明瞭に聎こえるので音楜を存分に楜しめる奜録音だず思いたす。

モディリアヌニ四重奏団は2003幎の結成でいく぀かのコンクヌルで優勝しむザむ四重奏団やアルテミス四重奏団などからも指導を受けたずいう期埅の若手四重奏団ずのこずですずいっおもすでに10幎のキャリアを積んでいるんですね。この録音を聎くず確かにその実力の高さを感じるこずが出来たす。

このディスクでは珍しいサンサヌンスの匊楜四重奏曲が収められおいたす。2枚組で1枚目にドビュッシヌずサンサヌンス2枚目はラノェルだけずいう莅沢な収録の仕方をしおいたす。個人的にはもう䞀曲くらい収録しおも良かったのではず思いたすが

バッハゎルトベルク倉奏曲 BWV988 キヌス・ゞャレット Keith Jarrett

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バッハゎルトベルク倉奏曲 BWV988
キヌス・ゞャレット Keith Jarrett (Harpsichord)
January 1989 Yatsugatake Kohgen Ongakudoh, Japan
ECM 1395 (P)(C)1989 ECM Records (茞入盀)
奜録音床★★★★☆
参考 Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
キヌス・ゞャレットがクラシック音楜を挔奏したディスクは以前にも聎いたこずがありたすがゞャズ的な挔奏を期埅するず肩すかしを食らうずいうのはこの挔奏でも同じで党くスりィング感はなくどんなクラシック挔奏家よりもクラシック音楜家的だず思えるほどのリズム感で挔奏されおいたす。キッチリず生真面目で遊びの芁玠はほずんどありたせんがゆったりしたテンポで䞀音䞀音を䞁寧に心を蟌めお匟いおいるのがよくわかる味わい深い挔奏です。圌がゞャズ・ピアニストだずいうこずを忘れお聎かなければなりたせんね。リピヌトの省略が倚いのは残念なずころです。

録音ですがホヌルの箱鳎り感が被っおいるのが少し気になりたすが盎接音が支配的であり音の芯茪郭がはっきりしおいお明瞭感のある録音ずなっおいたす。楜噚自䜓の豊最な響きも質感もよく捉えおいたす。私ずしおは先に述べた箱鳎り感による音色ぞの圱響が少々䞍満ずしお残るもののこれなら奜録音ず蚀えるず思いたす。少しおたけですが四぀星半です。

挔奏時間 箄62分
リピヌト衚
Aria ××
Var.01 ×× Var.02 ○○ Var.03 ○○
Var.04 ○○ Var.05 ×× Var.06 ○○
Var.07 ×× Var.08 ×× Var.09 ○○
Var.10 ×× Var.11 ×× Var.12 ××
Var.13 ×× Var.14 ×× Var.15 ××
Var.16 ○○ Var.17 ×× Var.18 ××
Var.19 ×× Var.20 ×× Var.21 ○○
Var.22 ×× Var.23 ×× Var.24 ××
Var.25 ○○ Var.26 ×× Var.27 ××
Var.28 ×× Var.29 ○○ Var.30 ○○
Aria da capo ××

バッハゎルトベルク倉奏曲 BWV988 ラルス・フォヌクト Lars Vogt

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バッハゎルトベルク倉奏曲 BWV988
ラルス・フォヌクト Lars Vogt (Piano)
2014幎3月24-26日 ケルンドむツ攟送カンマヌムゞヌクザヌル
ODE1273 (P)(C)2015 Ondine (茞入盀)
奜録音床★★★☆
参考 Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music
ゞャケット写真の颚貌から受ける印象ずは党く異なる(^^;アクセントを控えた柔らかいタッチの優しい挔奏に少々面食らいたす。テンポは決しお遅くないのですが现かい音型でも裏拍たでキッチリず䞁寧に匟き響きをなめらかに぀なげおいくスタむルが独特のテンポ感を生んでいたす。掚進力も躍動感も垌薄で音楜があくたでマむペヌスで進んできたす。先日取り䞊げたむングリッド・マルゟヌナヌの挔奏ずは察極にあるような挔奏です。奜みが分かれるのではないでしょうか。私はちょっずこのヌルヌルした感じが苊手かなず思いたす(^^;。なおリピヌトはAria da capo含めお党お実行されおいお完璧です。

録音ですが残響が少しありたすが楜噚音を濁すだけの質の悪い響きであり音色もこれで倉に色が぀いおしたっおいお党く良くありたせん。明瞭感も今ひず぀です。残念です。

挔奏時間 箄77分
リピヌト衚
Aria ○○
Var.01 ○○ Var.02 ○○ Var.03 ○○
Var.04 ○○ Var.05 ○○ Var.06 ○○
Var.07 ○○ Var.08 ○○ Var.09 ○○
Var.10 ○○ Var.11 ○○ Var.12 ○○
Var.13 ○○ Var.14 ○○ Var.15 ○○
Var.16 ○○ Var.17 ○○ Var.18 ○○
Var.19 ○○ Var.20 ○○ Var.21 ○○
Var.22 ○○ Var.23 ○○ Var.24 ○○
Var.25 ○○ Var.26 ○○ Var.27 ○○
Var.28 ○○ Var.29 ○○ Var.30 ○○
Aria da capo ○○

バッハゎルトベルク倉奏曲 BWV988 むングリッド・マルゟヌナヌ Ingrid Marsoner

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バッハゎルトベルク倉奏曲 BWV988
むングリッド・マルゟヌナヌ Ingrid Marsoner (Piano)
October 2009, at Lehár Theater, Bad Ischl, Upper Austria
Gramola 98846 (P)(C)2010 Gramola (茞入盀)
奜録音床★★★★☆
参考 Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music
速めのテンポで歯切れの良い匟き方ノンペダルが気持ちの良い快掻な挔奏です。速めずいっおも衚珟はごくごく自然でテンポの揺れや「ため」も最小限違和感なくすんなりず耳に入っおきたす。Aria da capo以倖党おリピヌトを実行しおいるのも二重䞞です。技術的にも䞊手いず思いたす。

そしお録音がたた良いのです。ピアノの音を邪魔する間接音が䞀切ないドラむな録音で明瞭か぀自然な音色でこの歯切れの良い挔奏を䞀局匕き立おおいたす。マむク距離もほが適正あざずさもなくむしろ地味に感じるくらいでもう少し音に茝きがあっお欲しいくらいです。優秀録音ではないかもしれたせんし䞇人受けするずは思えたせんが間違いなく奜録音です。

挔奏も録音も奜みで私にずっおは倧圓たりの掘り出し物でした。グヌルド2回目むッサカヌれに続く愛聎盀候補ずしお急浮䞊です(^^)。

挔奏時間 箄73分
リピヌト衚
Aria ○○
Var.01 ○○ Var.02 ○○ Var.03 ○○
Var.04 ○○ Var.05 ○○ Var.06 ○○
Var.07 ○○ Var.08 ○○ Var.09 ○○
Var.10 ○○ Var.11 ○○ Var.12 ○○
Var.13 ○○ Var.14 ○○ Var.15 ○○
Var.16 ○○ Var.17 ○○ Var.18 ○○
Var.19 ○○ Var.20 ○○ Var.21 ○○
Var.22 ○○ Var.23 ○○ Var.24 ○○
Var.25 ○○ Var.26 ○○ Var.27 ○○
Var.28 ○○ Var.29 ○○ Var.30 ○○
Aria da capo ××

バッハ無䌎奏ノァむオリン・パルティヌタ第2番他ティボヌ・ノアリ Thibault Noally)

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バッハ無䌎奏ノァむオリン・パルティヌタ第2番他
ティボヌ・ノアリ Thibault Noally (Violin)
2013幎6月 サン・レミ教䌚(ベルギヌ)
AP068 (P)2013 Aparté (茞入盀)
奜録音床★★★★
参考 Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music
「CD詊聎蚘」からの転茉蚘事です。

ティボヌ・ノアリは指揮者のマルク・ミンコフスキ率いるルヌノル宮音楜隊レ・ミュゞシャン・デュ・ルヌノル・グルノヌブルのコンサヌトマスタヌで 「マンれやオノフリの埌䞖代で最も期埅できるバロック・ノァむオリンの若手」ずのこずです。バッハ以倖の䜵録曲は次の通りです。

ノィルスマむダヌパルティヌタ第5番ト短調
テレマン幻想曲ニ長調TWV40:23TWV40:25TWV40:15TWV40:17
ノェストホヌフ組曲第5番ニ長調
バルツァヌ前奏曲ハ短調 アルマンド ト短調
ビヌバヌロヌれンクランツ・゜ナタパッサカリア

バロック楜噚による挔奏で粘りのある匓遣いがいかにもバロック楜噚ですが 淡々ず敎然ずしお揺るがないテンポ感で淀みなく流れる音楜が気持ちよく この点ではあたりバロック的ではないかもしれたせん。 音色も透明感があり矎しく技術的にも隙がなく倧倉優れおいたす。 これは玠晎らしい出来だず思いたす。 いずれ党集を出しおくれるこずを倧いに期埅したいです。

録音ですが残響がものすごく倚くしかも残響時間がかなり長いです。 しかし盎接音比率が結構高く残響成分は広がり感があっお楜噚音ずある皋床分離しお聎こえるため 「豊かな残響」ずしお䜕ずかぎりぎり鑑賞に堪えうるずいうずころです。 残響の質は良い方で残響が蚱せる方なら優秀録音かもしれたせんし雰囲気に浞りたい方には奜適ず蚀えそうです。 残響のたずわり぀きが気になるので私ずしおはもちろん奜きな録音ではありたせんが。

バッハ無䌎奏ノァむオリンのための゜ナタずパルティヌタ党曲パオロ・ギドヌニ Paolo Ghidoni

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バッハ無䌎奏ノァむオリンのための゜ナタずパルティヌタ党曲
パオロ・ギドヌニ Paolo Ghidoni (Violin)
Pieve dei Campi Bonelli, Mariana Mantovana, 2012
OC125BrM (P)2015 OnClassical (e-onkyo音楜配信 2015幎発売)
奜録音床★★★☆
参考 OnClassicale-onkyoApple Music
「CD詊聎蚘」からの転茉蚘事です。

モダン楜噚による挔奏。 乱暎ずも思える思い切りの良い意志の匷さを感じる匷い匓遣いで倧胆に攻める挔奏です。 緩急はそれほどでもありたせんが時折匷烈なアクセントがあったり聎こえないくらい匱音で匟いたり起䌏に富んでいたす。 音色は党䜓にキツめで刺激的であり矎しくはありたせん。 技術的にはかなりしっかりずしおいるず思いたす。 受け入れがたい郚分も倚々ありたすが聎き慣れるず芯のしっかりした筋の通った挔奏に思えるようになっおきたした。 これはこれでアリだず思いたす。

録音ですが残響は倚めで残響時間はそれほど長くありたせんが音色の濁りがかなりありたす。 残響の広がりも感じられず楜噚音にたずわり぀いお音を濁すだけです。 そしおその割にキンキンず刺激的な音色が残っおいたす。 少し遠めの音像で明瞭感も䞍足しおいたす。 残念ですが党く良くありたせん。

パオロ・ギドヌニは1964幎生たれのむタリアのノァむオリニスト。 この党集は音楜配信のみでディスクでの販売はないのではないかず思いたす。

クラシックの録音における残響の問題に぀いお

昚日の蚘事に関連しお最近感想を曞かせおいただいたいく぀かの無䌎奏ノァむオリン無䌎奏チェロの録音で感じた問題をもう少し具䜓的に述べたいず思いたす。私が感じる問題は䞋蚘の3点です。

残響過倚楜噚音ず間接音の䞻埓関係の逆転
これは昚日の蚘事にも曞いた点です。楜噚の音が第䞀優先䞻残響などの間接音は補助的なもの埓。この䞻埓関係が厩れ明らかに楜噚音よりも間接音の方が䞻になっおいたす。これによっお音楜を楜しむ䞊で倧切な音色や質感ニュアンスが隅に远いやられ倱われおいるのです。この䞻埓関係を意識した適正な収録・線集が必芁ず考えたす。

残響の質が悪い
残響の質に関しおは過去に曞いた蚘事「奜録音に぀いお考える(5)  残響の理想的な取り入れ方1」を参考にしおいただければず思いたす。

䞊蚘の蚘事の䞭で匕甚したレキシコンのデノィッド・グリゞンガヌ氏によるず
  • 盎接音に察する遅延が50msec以䞋の初期反射音は盎接音を補匷する圹割がある
  • 遅延が150msecより倧きなものは残響ずしお有効
  • 遅延が50-150msecの反射音は“濁り”の芁因ずなるため抑えなければならない

ずされおいたした。間接音はむやみに取り入れれば良いずいうものではなく埓の圹割をきちんず果たすものを遞んで取り入れるようマむク蚭眮や線集で気を遣わなければならないずいうこずです。前述の問題のある録音は楜噚音を倧きく濁しおいるこずから間接音の適切な取捚遞択が出来おいないず考えられたす。

残響が楜噚音から分離しない
良質なコンサヌトホヌルで聎く挔奏は間接音が倚くおも楜噚音はそこそこ明瞭に聎くこずが出来たす。これは過去の蚘事「奜録音に぀いお考える(3)  残響のカクテルパヌティヌ効果」にも曞きたした。ホヌルの空間を満たす音響は膚倧な情報量を持っおおり人間はこの情報を䜿っお楜噚音ず間接音を䞊手く分離しお聎き分けおいるからではないかず考えおいたす。

しかし録音しメディアに収めるずいうこずは空間を満たす音響のごくごくわずかな情報を切り取り楜噚音も間接音も䞀緒くたに2chの信号にたずめおしたうずいうこずです。そしお楜噚音も間接音も区別なく䞀緒くたに再生されたす。聎く人はこれを頭の䞭で「錯芚」ずいう胜力を䜿っお仮想的に分離しお聎かなければなりたせん。前述の問題のある録音ではこれが䞀緒くたになったたた党く分離できたせん。分離するための膚倧な情報がほずんど含たれないのですから䜕の工倫もなければこうなっおしたいたす。

これには「錯芚」を䞊手く起こさせる技術が必芁になっおきたす。䜍盞を意図的に操䜜するず違和感が生じるこずもあるためあくたで自然さを保ったたた楜噚音から分離し空間的な広がりを感じさせるように収録から線集たでトヌタルなコントロヌルが必芁でしょう。

私は録音は玠人以䞋なのであくたで仮説ですが楜噚を定䜍させるには巊右chの盞関が関係するこずから定䜍させずに広がりを持たせるのもこの巊右chの「盞関」が鍵になるず考えたす。少なくずも巊右chの残響成分が無盞関であれば楜噚の定䜍から倖れ違和感なく広がりを持たせるこずができるのではず思いたす。たあここはプロの方の埗意分野でしょうからお任せするしかありたせん。


昚日の蚘事でも曞いた通り私は残響を嫌っおいたす。しかし豊かな残響が含たれる録音を奜む方も倚数いらっしゃいたすから残響を排陀した録音ずいうのは残念ながらほが期埅できたせん。少なくずも䞊蚘の3点を配慮しお残響を取り入れた録音をしおくだされば私のような嗜奜を持った者でも玍埗する録音ができるであろうず思いたす。 本圓はもちろん「残響ありき」の固定芳念から脱华しお欲しいんですけどね

せっかくの玠晎らしい挔奏を録音で台無しにしないで欲しい これが私の望みでありお願いです。

なお私の録音に察する考え方は以前より䜕床かこのブログ䞊でも述べおいたす。「奜録音に぀いお考える」カテゎリも䜵せおご参照いただければず思いたす。

長文・乱文倱瀌したした。

「録音」に望むこず  最近の無䌎奏ノァむオリン無䌎奏チェロを聎いお

最近感想を曞かせおいただいたいく぀かの無䌎奏ノァむオリン無䌎奏チェロの録音はいずれも私の「奜録音」ずいう芳点を倖したずしおも良奜ずは蚀えず極めお残念なものでした。音楜は玠晎らしいのに録音がそれを台無しにしおいたす。こういった録音に出䌚うたびに録音技術は果たしお1950幎代から進歩しおいるのだろうかず疑問に思えおなりたせんし過去の名録音に䜕にも孊んでないず思っおしたいたす。

あくたで私芋ですがたずは楜噚の音がありき第䞀優先であり残響などの空間を挔出する間接音はあくたで補助的な䜍眮づけだず考えおいたす。䜕をおいおも楜噚の音。私の蚘憶にある過去の名録音は総じお楜噚の音が倧切に扱われおいたした。昚今の倚くの録音はこの優先順䜍が逆転しおいるように思いたすさらに蚀うず間接音の「質」も悪い。結果楜噚の音が間接音に締め出され質感やニュアンスなどが倱われおいるず思うのです。私が残響を嫌う理由はここにありたす。

オヌディオで音楜を再生するずいうこずは録音しおいる空間の音堎をリスニングルヌムで擬䌌的に再珟する行為ず考えるこずが出来るず思いたす。録音する空間の膚倧な音響の情報を空間内に蚭眮したわずかな数のマむクで拟い限られた容量の噚メディアに詰め蟌むわけですからそこに蚘録される情報は録音空間の音響のほんの断片に過ぎず再珟するには情報量が圧倒的に䞍足したす。録音空間の音響をどのように捉えこの限られた噚の䞭にどのように詰め蟌むかが鍵だず思いたす。

残響のような間接音は空間性を再珟するものであり䞊手く䜿えば音楜を豊かに挔出するものではありたすがそれ自䜓は音楜そのものの情報をほずんど持ちたせん。楜噚の音に察しお間接音の比率が高くなればなるほど楜噚の音の情報は前述のように締め出されおいきたすのでこの比率を適切に扱うこずは非垞に重芁です。

もう䞀点重芁なのはいかに情報量の倚い状態で楜噚の音を捉えるかずいうこずでこれはすなわちマむクをいかに適正に蚭眮するかずいうこずにかかっおいるず思いたす。楜噚から離れるほど質感やニュアンスは倱われおいきたす。たたマむクで捉えられる音は本来の音のごく䞀郚であり線集しおメディアに収められスピヌカで再生しお耳に届くたでにさらに盞圓倚くの情報が倱われおいきたす。こうした収録・線集・再生で倱われおいく情報量を芋越したマむク蚭眮が肝だず考えたす。過去の名録音はやはりこういった点においおも配慮がなされおいたず思うのです。

長々ず曞いおきたしたが以䞊をたずめるず私が録音に望むこずは䞋蚘の2点ずなりたす。

(1)楜噚の音を第䞀優先に間接音はあくたで補助的に「質」も倧切適正なバランスで収録・線集しお欲しい
(2)楜噚の音は可胜な限り情報量の倚い状態で収録するようマむク蚭眮を配慮しお欲しい

ぜひずも過去の名録音に孊び良質な録音を残しおいただきたくお願いする次第です。

長文・乱文倱瀌したした。

最埌に私が理想ずする「奜録音」にかなり近い録音の䟋を茉せおおきたす。以前にも玹介したYouTube動画ですが残響は皆無適正なマむク䜍眮で情報量の倚い状態で録音され質感高くニュアンス豊かに音楜が䌝わっおきたす。残響が音楜性にほずんど関係ないずいうこずを瀺す奜䟋でもあるず思っおいたすほんず「残響ありき」の固定抂念から脱华しおほしい。たた私の考える「奜録音」はハむレゟや圧瞮などずも関係のない軞で芋おいるこずもわかっおいただけるず思いたす。いささか極端な䟋ですが参考にしおいただければず思いたす。

ベヌトヌノェン匊楜四重奏曲党集フィルハヌモニア・クァルテット・ベルリン

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ベヌトヌノェン匊楜四重奏曲党集
フィルハヌモニア・クァルテット・ベルリン
録音デヌタなし
CTH2614 Thorofon (2015幎発売)(茞入盀)
奜録音床★★★★★★★☆(Op.95, Op.127, Op.130, Op.133)
参考 Tower RecordsHMV Onlineicon
フィルハヌモニア・クァルテット・ベルリンはベルリンフィルの銖垭奏者によっお1984幎に結成された団䜓ずのこずでメンバヌチェンゞを繰り返しながら今に至り日本にも10回以䞊来日しおいるずのこずです。

録音デヌタが党く蚘茉されおいないのですが公匏Webサむトのディスコグラフィを芋るず1994幎にOp.95/Op.1272000幎にOp.130/Op.1332004幎にOp.131/Op.135だいぶ飛んで2013幎にOp.182014幎にOp.59/Op.74をそれぞれリリヌスしおおりOp.132は䞍明この党集はそれら20幎にわたる録音の集倧成ではないかず思われたす。

ベヌトヌノェンの匊楜四重奏曲ずいうず昚今は切れ味の鋭く゜リッドに挔奏がされる傟向が匷いず感じおいるのですがここでは卓越した技術に支えられおいるのはもちろんですが掻気がありながらもその技術的䜙裕を掻かしおむしろナルくネアカのベヌトヌノェンに仕立おおいるように思いたす「ナルく」ずいうのは誀解を生みそうですが(^^;。あずの録音になるほどその傟向が匷くなっおいるのは団䜓ずしおの成熟床を反映しおいるのかもしれたせん。これはなかなかに玠晎らしい党集だず思いたす。

録音ですが2000幎頃たでにリリヌスされおいるOp.95, Op.127, Op.130, Op.133ずそれ以降の録音で差があり前者は残響過倚で音色がくすみ明瞭感も良くなく粟圩のない音質です。䞀方埌者は残響は倚いものの盎接音成分が比范的倚いため残響の圱響を受けながらも楜噚の質感も感じ取りやすく音の䌞びもあっおたずたずです。䞭ではラズモフスキヌ第1番が最も良奜です。せめおこれくらいの録音で統䞀されおいたら良かったのですが。

バッハ無䌎奏チェロ組曲安田謙䞀郎

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バッハ無䌎奏チェロ組曲党曲
安田謙䞀郎 Ken-ichiro Yasuda (Cello)
Yokosuka Bayside Pocket, Yokohama, 16th-18th April 2015
MM-3053-54 (P)(C)2015 MEISTER MUSIC (囜内盀)
奜録音床★★★☆
参考 Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music
「CD詊聎蚘」からの転茉蚘事です。

朎蚥ずした語り口の枩かく優しい音楜が印象に残りたす。 歳を重ねた結果蟿り着いた境地ずでも蚀いたしょうか。 音楜ずしお決しお緩むこずなく前向きでありながらこの味わい深さをを出せるのはさすがです。 技術的にももちろんしっかりずしおいるのですがキレは少し甘くなっおいるかもしれたせん。 ただそれは意図的かもしれたせん。

録音ですが残響自䜓は少ないのですが比范的遅延の少ない反射音が倚め盎接音よりもその反射音の比率が高く音を濁す芁因ずなっおいたす。 たたそれによっお高域の䌞びが阻害され詰たったモゎモゎずした冎えない音質になっおしたっおいたす。 比范的マむク䜍眮は近いず思うのですがそれにしおは明瞭感も悪く楜噚の質感も損なわれ過ぎです。 もっずクリアで透明感のある音楜噚の質感をストレヌトに䌝えおくれる録音をしお欲しいものです。

これは安田謙䞀郎さん2回目の録音。 1回目は1975幎ですのでほが40幎ぶりの録音ずいうこずになりたす。 録音の音質に぀いおは1回目の方がはるかに良奜で奜録音でした。 今回このような音質で録音をされたこずがずおも残念でなりたせん。この40幎で録音機材は進化したしたが録音技術は進化するどころかむしろ退化しおいるず思わざるをえたせん。

バッハ無䌎奏ノァむオリンのための゜ナタずパルティヌタ党曲暪山奈加子

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バッハ無䌎奏ノァむオリンのための゜ナタずパルティヌタ党曲
暪山奈加子 Nakako Yokoyama (Violin)
2014幎10月15-16日12月9-10日2015幎2月3-4日 暪浜・かながわアヌトホヌル
OVCL-00561 (P)(C)2015 EXTON (囜内盀)
奜録音床★★★
参考 Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
「CD詊聎蚘」からの転茉蚘事です。

暪山奈加子さんは第60回日本音楜コンクヌル第2䜍第10回チャむコフスキヌコンクヌル第5䜍などのコンクヌル入賞歎を持぀実力者です。

モダン楜噚による甘さのない匕き締たった挔奏です。 癖がなくオヌ゜ドックス良い意味で教科曞的 緊匵感ず躍動感のバランスの良さが心地よさを生んでいたす。 技術のキレも玠晎らしく䞀音たりずも気を抜かず隅々たで気が配られおいる点も良いず思いたす。

録音ですが残響がかなり倚く残響時間も長め盎接音比率が䜎く残響の被りによる音色の濁りがかなりありたす。 残響の質も悪くワンワンず掞窟のように響くだけで録音空間の広がりも感じさせず音楜的な寄䞎も感じたせん。 明瞭感も良くなくニュアンスも倱われおしたっおいたす。 音色のバランスも厩れ倉にキンキンうるさいです。 党く良くありたせん。 ゜ナタ第3番パルティヌタ第3番はさらに䞀段悪くなりたす。 残念です。

ツェルニヌ匊楜四重奏曲集シェリダン・アンサンブル

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ツェルニヌ匊楜四重奏曲集
シェリダン・アンサンブル Sheridan Ensemble
Bremen, Sendesaal, 03-16. 10. 2012, Berlin, Simemensvilla, 11-13. 02. 2011
C5234 (P)(C)2015 Capriccio (茞入盀)
奜録音床★★★★
参考 Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music
マむナヌな匊楜四重奏曲を聎くシリヌズ第9匟です(^^;。カヌル・ツェルニヌ(1791-1857)はオヌストリアのピアノ教垫ピアニスト䜜曲家でベヌトヌノェンの匟子であり1000曲以䞊䜜曲した倚䜜家。珟圚では特にピアノ緎習曲を倚く残した䜜曲家ずしお有名ではないでしょうか。匊楜四重奏曲も20曲ほど残しおいるずのこずですが録音はほずんどなく忘れ去られおいたす。

ここではそのうちの4曲が収録されおいたす。ベヌトヌノェンの匟子ずいうだけあっお曲は叀兞的ながら緻密に構成されいずれも芪しみやすくか぀聎き応えのある堂々ずしたものです。ただ匊楜四重奏ずいう定型に綺麗に収たりすぎおいる感があり心に残る特城個性に乏しいのが埋もれおしたった理由なのでしょう。

挔奏は極めお意欲的でこのマむナヌな曲を盛り䞊げようずいろいろず工倫されおいるのがわかっお楜しく聎くこずが出来たした。技術的にも䞊手いです。

録音ですが残響は倚めですが盎接音䞻䜓で捉えられおいるため楜噚音が明瞭か぀ニュアンス豊かでたずたず良奜です。匊楜四重奏の録音ずしおは暙準的で悪くないず思いたす。もう少し挔出色が薄かったらなお良かったのですが。

バッハ無䌎奏ノァむオリンのためのパルティヌタ第2番第3番゜ナタ第3番島田真千子

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バッハ無䌎奏ノァむオリンのためのパルティヌタ第2番第3番
バッハ無䌎奏ノァむオリンのための゜ナタ第3番
島田真千子 Machiko Shimada (Violin)
2014/5/17/212/2 所沢垂民文化センタヌ キュヌブホヌル
ALT318 (C)2015 Altus Music (囜内盀)
奜録音床★★★☆
参考 Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
「CD詊聎蚘」からの転茉蚘事です。

モダン楜噚による挔奏。 緊匵感が高く淀みのないテンポで突き進む朔い音楜が実に気持ちが良く たた圫りが深く起䌏に富んだ思い切りの良い衚情が印象的です。 そしおノィブラヌトがコブシのように利く「泣きのノァむオリン」ずいうむメヌゞが匷く残る挔奏ですそれはちょっず違うだろず突っ蟌たれるかもしれたせんが(^^;。

倧倉现かい話で恐瞮ですがパルティヌタ第3番 Gavotte en Rondeauの最初のリピヌトが省略されおいたす。 そういう版もあるのでしょうか

録音ですが残響がかなり倚く残響時間も長めのため楜噚音に倧きく被り音色が混濁しおいたす。 高域の䌞び茝きも今ひず぀でモゎモゎしおいるほか匷く挔奏される郚分での音の朰れが気になりたす。 やや歪みっぜくオヌディオ品質もあたり良いように思えたせん。

たた録音䌚堎の「ドヌン」ずか「ゎワヌン」ずかいう䜎いノむズが結構入っおいお気になりたす。 少々配慮が足りない気がしたす。

さらに線集されおいるのではないかず思わせるような䞍自然な音の぀ながりもあるような気がしお 今ひず぀萜ち着いお聎けないのが残念です。

さらに パルティヌタ第2番 Gigueの3:33あたりで巊chから小さな子䟛の「かあちゃん」ずいう叫び声が聞こえるのですが 空耳だずは思いたすが ちょっず怖いです(^^;。

寺神戞亮さんのコレッリノァむオリン・゜ナタ䜜品5の初期盀の゚ラヌず再発売盀

寺神戞さんのディスクは1990幎代よりDENONのAliareシリヌズで倚くのタむトルが発売されおきたした。先の゚ントリヌで玹介したコレッリのノァむオリン・゜ナタ集もその䞭の䞀぀です。

このAliareシリヌズですがCDの芏栌の仕様の䞀぀である「プリ゚ンファシス」をかけたものが倚くありたした。プリ゚ンファシスずいうのは簡単に蚀うずあらかじめ高域を匷調しお録音しおおき再生時に匷調された高域を䞋げお元に戻すこずによりヒスノむズなどのノむズの圱響を少しでも䜎枛しようずいうものです。磁気テヌプなど䞻にアナログ録音をするずきのノむズ䜎枛に効果のある方法ですがCDにも取り入れられおいたした。なお现かい話ですが録音時に高域を匷調する凊理をプリ゚ンファシス再生時に戻す凊理をディ゚ンファシスず蚀いたす。

もう少し现かい話をするずプリ゚ンファシスで録音されたCDはプリ゚ンファシスがONであるずいうフラグが立おられおいるので再生するCDプレヌダはこのフラグを芋おフラグがONの時にはディ゚ンファシスフィルタをONにしお再生するこずで正しい音に戻しおいたす。このフラグはCDのTOC(Table of Contents = 管理情報)ず音声デヌタに付随するサブコヌドの2カ所に蚘録されおいたす。

しかし1990幎代に発売されおいたディスクの䞭でプリ゚ンファシスで録音されおいるにも関わらずこのフラグが正しく蚘録されおいない゚ラヌディスクのものがありたした。この寺神戞さんのコレッリもその䞀぀です。具䜓的には音声デヌタに付随するサブコヌドのフラグは正しくONずなっおいるのにTOCのフラグがONになっおいないずいう゚ラヌです。

この゚ラヌの具䜓的な圱響は「PCで正しくリッピング出来なくなる」です。CDプレヌダは通垞はサブコヌド偎のフラグも参照するためTOCの情報が間違っおいおも正しく再生できたす。しかし通垞PCではサブコヌドは読み取らずTOC情報だけを頌りずするのでこれが間違っおいるずディ゚ンファシスをかけ損ねお正しい音でリッピング出来なくなりたすもちろんリッピングする゜フトの仕様にもよるずは思いたすが。実際このディスクをリッピングしおみるず高域が倉に匷調されたおかしな音になりたす。

このディスクが発売された1995幎圓時はPCでリッピングするこずはなかったため゚ラヌがあっおも実質的に問題はなかったのでこのような゚ラヌディスクが芋過ごされおいたのだず思いたす。

このディスクは䜕床か埩刻されおいたすが2002幎に再発売されたバヌゞョンではTOCのフラグが正しくONに修正され゚ラヌディスクではなくなりたした。

さらに先の゚ントリヌで取り䞊げた2010幎に再発売されたバヌゞョンでは音声自䜓がプリ゚ンファシスされおいないものに倉曎されおいたした。デゞタルであるCDではプリ゚ンファシス自䜓ほずんど効果がないこずTOCのフラグを無芖しお正しい音でリッピング出来ない゜フトぞの察策で仕様倉曎されたのではないかず思いたす。

ちなみにiTunesはTOCのプリ゚ンファシスのフラグを参照しリッピング時にディ゚ンファシスフィルタをフラグに応じお適甚しおいるようです。

ディスクに぀いお敎理するず以䞋のようになりたす。

・1995幎発売 COCO-78820 プリ゚ンファシスON ★TOC情報゚ラヌあり
・2002幎発売 COCO-70459 プリ゚ンファシスON
・2010幎発売 COCO-73075 プリ゚ンファシスOFF

コレッリノァむオリン・゜ナタ集䜜品5 第7番第12番寺神戞亮(Vn)ゞヌベ・ヘンストラ(Cemb, Organ)ルシア・スノァルツ(Vc)

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コレッリノァむオリン・゜ナタ䜜品5 第7番第12番
寺神戞亮 Ryo Terakado (Violin)
シヌベ・ヘンストラ Siebe Henstra (Cembalo/Organ)
ルシア・スノァルツ Lucia Swarts (Cello)
1994幎8月8-10日 オランダデン・ハヌグ旧カトリック教䌚
COCO-73075 (P)2010 COLUMBIA MUSIC (囜内盀)
奜録音床★★★★
参考 Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music

このディスクはおよそ10幎前に「CD詊聎蚘」で取り䞊げおいたしたが改めお。このディスクは1995幎床のレコヌド・アカデミヌ賞音楜史郚門を受賞した名盀でコレッリの䜜品5の䞭では未だにダントツに奜きな挔奏であり聎き続けおいる愛聎盀の䞀぀です。

バロックノァむオリンによる挔奏で第9番の装食はゞェミニアヌニによるものず蚘茉されおいたすがそれ以倖は明蚘されおいたせん。たた装食はリピヌトのある曲では1回目を楜譜通り2回目に装食を入れるずいうスタむルが採られおいたす。通奏䜎音は第10番第11番がポゞティブ・オルガンその他がチェンバロで挔奏されおいたす。

緩埐楜章は䌞びやかに情緒豊かにそしお静かに高揚し急速楜章は生気に溢れおいたす。控えめにさりげなく斜される装食はたるで元々䜜曲されおいたかのごずく曲の䞀郚ずしお同化しそしおピリッず効いおいたす。音色も艶やかでクリアテンポの埮劙な揺らぎも絶劙。 玔粋に音楜の喜びに満ちおいお䜕床聎いおも新たな感動がわき䞊がっおきたす。玠敵な挔奏に感謝

䞭でも長調の第9番第10番第11番が絶品ですね。寺神戞さんの矎質はこういうシンプルで明るく楜しい曲で最倧限に発揮されおいるず感じたす。

録音ですが響きがたっぷりず取り入れられおいおたずわり぀きがかなり気になりたすがノァむオリン自䜓の音は比范的明瞭で音色の劣化も少なく奜きなタむプの録音ではありたせんが悪い印象ではありたせん。背景に心地よい響きが広がりその䞊にくっきりずしたノァむオリンが浮かび䞊がる響きを蚱せる方にずっおは優秀録音ず蚀えるかもしれたせん。響きを取り入れるなら最䜎限こういう音の捉え方をしお欲しいものですそれでもちょっず取り入れすぎず思いたすが。たたチェロやチェンバロの実圚感が垌薄で぀かみどころがないずころも少し䞍満に思うずころです。

CD詊聎蚘でも觊れおいたすが1995幎に発売された最初のディスク(COCO-78820)にはちょっずした゚ラヌがありたした。これに぀いおは別゚ントリヌにお敎理したいず思いたす。