2016/05/29

サイプレス弦楽四重奏団 Cypress String Quartet
録音:2015年8月19日~9月6日
AVIE AV2348 (P)(C)2016 Cypress String Quartet (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考:

サイプレス弦楽四重奏団 Cypress String Quartet
録音 2012-2014年
AVIE AV2418 (P)(C)2014 Cypress String Quartet (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考:

サイプレス弦楽四重奏団 Cypress String Quartet
録音時期不明
CSQBC012 (C)2012 Cypress Performing Arts Association (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考:
サイプレス弦楽四重奏団は1996年に米サンフランシスコで結成されたとのこと。アンサンブルもしっかりした堅実な演奏を聴かせてくれます。オーソドックスですが,ここぞというところでしっかりと盛り上げる,ツボもきちんと押さえています。実力のある団体だと思いました。
今まで中期,後期が先行して発売されていましたが,この2016年5月に前期が発売になり,全集として完成したことになります。また,後期はほとんどプライベート盤的なリリースであったものが,Avieレーベルから発売となり,めでたく同一レーベルで揃ったことになります。
録音ですが,前期,中期,後期で少し差があるものの,統一感のある録音です。残響は少なめですが,残響までにならない,部屋の反響音が若干多めで音色はくすみ気味です。生録的な自然な雰囲気の録音で基本的にはこのような録音は好きなのですが,もう少し反響音を抑えて透明感のある音で録って欲しかったですね。少し残念です。
なお,以前にも報告しましたが(→こちらをご参照ください),最初に入手したものは中期のDISC 3,Track 6の4:22あたりでノイズが入り,返品交換してもらったものも同様にノイズが入るということで諦めかけたのですが,公式Webサイトから四重奏団に直接問い合わせたところ,作り直した正常なディスクを送ってもらうことができ,一件落着したということがありました。もし入手されたディスクに同様な欠陥があった場合は,直接問い合わせてみるという手段もありますので,ここに紹介しておきます。
2016/05/29

ベートーヴェン:コリオラン序曲作品62
ジョルディ・サヴァール指揮/ル・コンセール・デ・ナシオン
1994年1月 カルドナ
AVSA9916 (P)(C)2016 Alia Vox (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
ピリオド楽器による演奏。快速で引き締まった当時のピリオド系らしい鮮烈な印象を残す。快速の演奏は嫌いではないけれど,全体のバランスとして弦楽器に対し管楽器と打楽器が勝ちすぎていることと,ちょっとリズムが立ちすきていることから,ガチャガチャとやかましい感じがします。こういう狙いなのでしょうけど。私としてはもう少し弦楽器の響きの美しさを前に出した演奏がやっぱり良いかなと思ってしまいます。
一方で,録音はそれぞれの楽器を抜けよく鮮明に捉えていて好印象,やや高域側に寄ったバランスで,演奏の鮮烈さ,やかましさを助長している気はしますが,残響で曇った録音よりはずっと良いと思います。
演奏が好みに合えば痛快な一枚になったのになぁ...実に惜しい!
2016/05/29

マーク・キャプラン Mark Kaplan (Violin)
The American Academy of Arts and Letters, December 10-12 and 16-18, 2011
BRIDGE 9460A/B (P)(C)2016 Bridge Records (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Amazon.co.jp
「CD試聴記」からの転載記事です。
キャプラン氏のほぼ10年ぶりとなる2回目の全集録音。 演奏の基本的な解釈は1回目からあまり変わっていないように思います。 そして,技術力の高さ,キレの良さはそのままに,細やかな緩急強弱によって, 柔らかくそして深みのある陰影に富んだ音楽に進化しています。 1回目のストレートな演奏も大変魅力的でしたが, この演奏も大変素晴らしいです。
録音ですが,わずかに残響感があるものの,楽器音をしっかりと捉えているので印象は悪くありません。 ただ少し高域の伸びが不足してモゴモゴしているのが惜しいです。 1回目の録音と今回の録音の中間くらいの録音が良かったのですが。
キャプラン氏は2005年からインディアナ大学ジェイコブズ音楽院の教授とのことです。
2016/05/29

マーク・キャプラン Mark Kaplan (Violin)
Recorded at Concordia College: 1/1991, 6/1991, 1/1992
MMM 14630-2 (C)1995 Mitch Miller Music (輸入盤)
好録音度:★★★★
「CD試聴記」からの転載記事です。本ディスクは2004年に一度レビューしており,今回少し改訂しております。
一聴しただけで情感溢れる表現に魅了されてしまいました。 技術力の高さ,抜群の切れ味にも脱帽! 奇を衒わないストレートな表現と相俟って,この曲の造形的美しさをくっきりと浮き彫りにしています。 気持ち良いくらいにシャープなのに,緊張感よりもむしろ暖かさを感じる, そんな豊かな表現力が本当に素晴らしい。 細身で透明感ある音色もとても美しいです。 感動しました!
録音ですが,残響感はあるものの,直接音が主であり,残響の被りの影響は少ないです。 明瞭感,解像感が高く,演奏の細部までしっかりと聴こえてきて好印象です。 帯域バランスが高域に偏っていて音色のバランスがやや崩れているのは惜しいところですが, 残響による音色への影響は最小限で,全体として良いとは言えませんが,これならまあ納得できます。
キャプラン氏は2004年のレビュー当時はUCLAの教授とのことでした。レビュー当時にはすでに廃盤で入手が困難で,残念ながら今も入手しづらい状況に変わりはないようです。
2016/05/22

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47
シベリウス:ユーモレスク作品87-2, 作品89-2, 3
オーガスティン・ハーデリッヒ Augustin Hadelich (Violin)
ハンヌ・リントゥ指揮/ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
2013年6月21-24日 リヴァプール,ザ・フライアリー
AVIE AV2276 (P)(C)2014 Augustin Hadelich (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考:
ハーデリッヒはハイドンのヴァイオリン協奏曲やテレマンのファンタジアのモダン楽器らしい演奏が印象に残っています。このシベリウスはスケールの大きい巨匠的というか伝統的?なスタイルで,ちょっとコテコテ感のある濃い表現がなされていて聴き応えがあります。シベリウスよりも演奏者の個性がやや勝っている気がします。昨今のクールでスマートな演奏とはだいぶ印象が違いますが,これはこれで良いかと。オーケストラも良いのですが,時折気の抜けたように緩んでしまうところがありますね(もっともこれは好みの問題ですが)。
アデスの協奏曲は現代曲で面白さが今ひとつわかりませんでした(^^;。これはちょっと苦手です。
さて録音ですが,ソロがやや遠めで,響きで音の濁りが感じられるものの,オーケストラより一段明瞭に捉えられていてはっきり聴き取れるのは良いと思います。しかし,やはり響きの影響で高域の伸びがなく詰まった感じに聴こえるのは残念です。もう少し寄ってクリアーに録って欲しいところです。さらにオーケストラではごく一部の箇所で,フォルテッシモで飽和して歪みで汚くなってしまっているところがあります。惜しい録音です。
2016/05/22

収録曲: ブラームス/交響曲全集,ハイドンの主題による変奏曲,大学祝典序曲,悲劇的序曲,ヴァイオリン協奏曲,ピアノ協奏曲第1番・第2番
ユリア・フィッシャー Julia Fischer (Violin)
イェフィム・ブロンフマン Yefim Bronfman (Piano)
フランツ・ヴェルザー=メスト指揮/クリーヴランド管弦楽団
Belvedere Label BELVED08005 (輸入盤) (*DVD)
好録音度:★★★★☆(ヴァイオリン協奏曲)
参考:
ヴェルザー=メスト指揮/クリーヴランド管弦楽団による2014年から2015年にかけて収録されたブラームス・ツィクルスのライヴ映像です。クリーヴランド,ウィーン,ロンドンの3つの会場で収録されています。Blu-ray Disc版とDVD版の2種類リリースされており,私が聴いたのはDVD版の方です。
今回はユリア・フィッシャーがソロを務めるヴァイオリン協奏曲へのコメントです。映像で見る彼女の演奏は端正で全く無駄のない動きが美しく,また一点の迷いもなく自信に満ちていて堂々としています。そしてそこから出てくる音は見た目以上に力強く推進力があり,熱がこもったライヴらしい高揚感を持っています。さらに卓越した技術で正確無比に弾ききっています。このような素晴らしい演奏が映像で鑑賞できるというのは本当にうれしいことです。
録音ですが,少し残響を伴いながらも,ソロは明瞭でニュアンスが豊かであり,またオーケストラはステージの広がり感とそれぞれの楽器の質感が良く感じられます。またソロとオーケストラのバランス,分離感も適切に感じられ,協奏曲の録音としてまずまず良好と言えると思います。ライヴ録音としても自然で演出感も控え目であり,映像との違和感もありません。オーディオ的に魅力のある録音ではありませんが,クオリティは悪くないと思いますし,欠点が少ない好録音だと思います。
他の収録曲はまた別途...
2016/05/17

ラッシュ Rush
1978年
314 534 629-2 (P)(C)1978 Mercury Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
ラッシュはカナダのプログレッシブ・ロック・バンド。これは彼らの6作目のアルバム。ラッシュといえば有名なアルバム,“パーマネント・ウェイヴス”,“ムーヴィング・ピクチャーズ”の一部の楽曲しか聴かないのですが,たまたま聴いた本アルバムのサウンドがなかなか良かったので入手して聴いてみました。
プログレッシブ・ロック・バンドですが,このアルバムのサウンドは,シンプルで力強く,引き締まったストレートなもので,プログレッシブというよりはハードロックに通じる骨太なものです。エフェクトをあまり使っていないところも好感をもちました。
それにしても,どこをとってもラッシュサウンド。どことなく薄気味悪さとほのかな狂気を感じさせる楽曲が何とも言えませんねぇ...
タグ: [★★★★☆]
2016/05/14

ハ長調 Hob VIIa:1, イ長調 Hob VIIa:3,ト長調 Hob VIIa:4
ジル・コリャール Gilles Colliard (Violin)
トゥールーズ室内管弦楽団
Studio Elixir du 28 au 30 octobre 2009
好録音度:★★★★
参考: Amazon.co.jp
ハイドンのヴァイオリン協奏曲も,見つけると手を出してしまう大好きな曲です(^^;。
バックを務めるトゥールーズ室内管弦楽団の弦楽器の編成は[3-3-2-2-1]と少人数です。ソロを務めるジル・コリャールは2004年から音楽監督とのことです。
モダン楽器による演奏と思われますが,バックを含めてピリオド奏法を取り入れているのではないかと思います。躍動感があり,溌剌としていて気持ちの良い演奏です。技術的にも問題ありません。ニュアンスが豊かで,また,前向きで推進力があるところが良いと思います。バックのアンサンブルも引き締まっていてこの点でも好印象です。
録音ですが,残響は控え目であり,演出感のない生録的な親近感のあるリアルな雰囲気が好印象です。直接音主体に分離感も良く,明瞭感もあるのですが,なぜか若干高域の帯域が狭く感じられます。バランスの問題だと思うのですが,わずかにヌケが悪く感じられるのが本当に惜しいと思います。バックも個々の楽器の質感が感じられ,また,ステージの広がりも感じられます。繰り返しになりますが,帯域感の不足だけが残念でなりません。私としては好きな録音です。
ディスクは入手困難ではありませんが,少々入手しづらい状況です。Apple Musicでも見あたりませんが,Amazonの音楽配信
2016/05/14

Pacificmodern
山下美音理(Violin),佐々木友子(Viola),山下いずる(Cello)
Recorded at Sengawa avenue hall "ve quanto ho.....", 3-4 January 2013
HPM-8501(P)(C)2013 Pacificmodern (国内盤)
好録音度:★★★
参考:
見つけるとついつい手を出してしまうゴルトベルク変奏曲のシトコヴェツキー編曲弦楽三重奏版。とても真面目できっちりした演奏です。技術的にも優れていますし,細部まで丁寧に美しく仕上げています。このあたりはさすがと思います。欲を言うならばもう少し歌心,遊び心,そしてノリの良さとワクワク感が欲しいというところでしょうか。教科書的というか模範演奏的なんですよね。
リピートですが,ゆっくりした変奏はリピートが省略され,さらにいくつか省略されています。結構ちゃんとリピートをしている方なのですが,ここまでやったのなら全部やって欲しかった...
演奏時間 約71分
リピート表
Aria ○○
Var.01 ○○ Var.02 ○○ Var.03 ○○
Var.04 ○○ Var.05 ○○ Var.06 ○○
Var.07 ○○ Var.08 ○○ Var.09 ○○
Var.10 ○○ Var.11 ○○ Var.12 ○○
Var.13 ×× Var.14 ○○ Var.15 ××
Var.16 ○○ Var.17 ×× Var.18 ○○
Var.19 ○○ Var.20 ○○ Var.21 ××
Var.22 ○○ Var.23 ○○ Var.24 ××
Var.25 ×× Var.26 ○○ Var.27 ××
Var.28 ○○ Var.29 ○○ Var.30 ○○
Aria da capo ××
録音ですが,ディスク紹介の中で「日本を代表するエンジニア,オノセイゲン氏によるマスタリングが施されています。オノセイゲン氏の耳と,24bit/96kHzを越える圧倒的な高音質を誇るDSDによるマスタリングが弦楽三重奏の響きをより美しく際立たせています。」とあります。確かに録音自体のクオリティは高いかもしれません。しかし,残響はあまりないものの部屋の響きが勝ちすぎて楽器の音色がものすごく濁って透明感が全くありません。楽器本来の美しい音色が大きく損なわれています。録音のクオリティ以前の問題です。響きが音色を損なう悪影響だけで全く音楽的に貢献しない典型例です。これは本当に残念でなりません。
公式Webサイトがあります。Pacificmodernはヴァイオリンの山下美音理とチェロの山下いずるの姉弟を中心に活動するグループとのことです。
タグ: [室内楽曲]
2016/05/07

オッターヴィオ・ダントーネ指揮/アカデミア・ビザンティーナ
2011年1月 ラヴェンナ,聖ジローラモ教会
4782718 (P)(C)2011 Decca Music Group (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
私はカンタータは全く聴かないのですが,カンタータに含まれる器楽曲が集められているということで聴いてみました。無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番Preludio(#29),ブランデンブルク協奏曲第1番第1楽章(#52),同第3番第1楽章(#174)などの別編曲バージョン?やその他にも耳にしたことのある楽曲がいくつかありましたが,ほとんどは初めて聴く曲で興味深く聴かせていただきました。ダントーネの弾くオルガン・ソロも聴きものです。
そして録音なのですが,残響は控え目で整理された綺麗なサウンドが気に入りました。ちょっと綺麗にまとめ過ぎている気もしますし,もう少し生々しさが欲しいなと思うところもありますが,鑑賞を阻害する要素がほとんどない,欠点の少ない好録音だと思います。こういう録音はオーディオ的にはあまり評価されないかもしれませんが,私は好きです。
2016/05/07

レスピーギ:地の精の踊り
レスピーギ:交響詩「ローマの松」
大植英次指揮/ミネソタ管弦楽団
2001年5月28,29日 ミネアポリス,オーケストラ・ホール
RR-95CD (P)(C)2001 Reference Recordings (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:

ストラヴィンスキー:交響詩「うぐいすの歌」
ストラヴィンスキー:春の祭典
大植英次指揮/ミネソタ管弦楽団
1996年1月18-20日 ミネアポリス,オーケストラ・ホール
RR-70CD (P)(C)1996 Reference Recordings (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
以前紹介したR.シュトラウス:英雄の生涯,「影のない女」組曲の録音が良かった大植英次指揮ミネソタ管弦楽団のReference Recordingsへの録音をもう2つ聴いてみました。
いずれもすっきりとした音調で楽器音の綺麗さが際立っていますし,特にストラヴィンスキーの方は低域の伸びとエネルギー感が良いと思いました。一方で,楽器音の質感は弱めであり,また,立体感,広がり感も控え目で,やや不満が残る面もあります。とはいえ,これはなかなかの好録音ではないかと思っております。
CDの他に,DVD-ROMによるハイレゾ音源の販売もあるようで,参考に挙げたe-onkyoの音源はこちらのものではないかと思います。
2016/05/07

フランシス・コルプロン Francis Colpron (Recorder)
2013年4月 ケベック,ミラベル,サン・トギュスタン教会
ACD22677 (P)2014 ATMA Classics (輸入盤)
好録音度:★★★★★
参考;
無伴奏ヴァイオリンのための作品,ほかをリコーダーに編曲したものとのことで,以下の曲を収録しています。
パガニーニ:無伴奏ヴァイオリンのためのカプリース第24番
テレマン:無伴奏ヴァイオリンのためのファンタジア第8番
マラン・マレ:スペインのフォリアによる変奏曲
バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータBWV.1013
タルティーニ:コレッリの主題による変奏曲Op.5-10
テレマン:無伴奏ヴァイオリンのためのファンタジア第4番
リコーダーというと私はほとんどミカラ・ペトリしか聴いたことがなかったのですが(あと栗コーダー・カルテットくらい(^^;),この人もとても上手いですね。キレのある発音,透明感のある音色,リコーダーという楽器の表現力の幅広さに感心します。私としてはヴァイオリンで聴き慣れたテレマンのファンタジアが特に良かったです。
そして録音なのですが,残響が多く残響時間も長く,楽器音への影響はかなりあるものの,直接音もしっかりと捉えられていて,楽器そのものの透明感ある音色が上手く録られていると思います。私としてはもちろん残響をもっと抑えてクリアに録って欲しいとは思いますが,残響の質も取り入れ方もこれなら悪くないと思いますし,響きの心地よさも幾分あるかなと。残響を取り入れるなら一つの好例ではないかと思います。私の望む録音とは方向が違いますが,五つ星評価です。
2016/05/05
今までにも何度となく紹介してきたNPR Music Tiny Desk Concertで,あのピーター・フランプトンが出演していました! 懐かしいです。しかもアコースティック・ギターの弾き語りのライヴ! これはうれしいです。それにしても,もうすっかりおじいちゃんですね。
このビデオでは,"All I Want To Be (Is By Your Side)", "Lines On My Face", "Baby, I Love Your Way"の3曲を演奏しています。
調べてみると,今年,下記のアルバムを出していたんですね。あのヒット曲"Show Me the Way"も収録されています。
アコースティック・クラシックス Acoustic Classics
ピーター・フランプトン Peter Franpton
57527 (P)2016 Phenix Phonograph (輸入盤)
参考:
Tower Records,Amazon.co.jp
,HMV Online
,Apple Music
こういうギターの弾き語り,大好きです。このディスク,入手しようかすごく迷っています(^^;。
このビデオでは,"All I Want To Be (Is By Your Side)", "Lines On My Face", "Baby, I Love Your Way"の3曲を演奏しています。
調べてみると,今年,下記のアルバムを出していたんですね。あのヒット曲"Show Me the Way"も収録されています。

ピーター・フランプトン Peter Franpton
57527 (P)2016 Phenix Phonograph (輸入盤)
参考:
こういうギターの弾き語り,大好きです。このディスク,入手しようかすごく迷っています(^^;。
タグ: [YouTube]
2016/05/05
姉妹サイトの「CD試聴記」が開設14周年を迎えました。アクセス数も75万を越えました。変わらぬご支援に本当に感謝します。
本ブログも開設してからもうすぐ7年になります。更新に波があって申し訳なく思いますが,今後も少しずつではありますが更新を続けていきたいと思っておりますので,何とぞよろしくお願い致します。
本ブログも開設してからもうすぐ7年になります。更新に波があって申し訳なく思いますが,今後も少しずつではありますが更新を続けていきたいと思っておりますので,何とぞよろしくお願い致します。
2016/05/04

エルファ・ルーン・クリスティンスドティル Elfa Rún Kristinsdóttir (Violin)
録音不明
品番なし (C)2014 Elfa Rún Kristinsdóttir (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Apple Music
「CD試聴記」からの転載記事です。
バロック楽器による演奏。 透明感のある,伸びのあるトーンと,キレの良い発音でコントラストのはっきりした, 美しくまた溌剌とした音楽に仕上げています。 バロック楽器ながらモダン楽器のようなスマートさを持ち合わせているところが良いと思います。
録音ですが,残響が多く,また,残響時間がながいため,まとわりつきと音色への影響が気になります。 なんとか楽器の音色の透明さは感じられるのと,くすんではいるものの音色の伸びは感じられるので, ぎりぎり許容範囲です。 せっかくの美しい音色をもっとすっきりと透明感をもって録って欲しいとは思いますが。
公式Webサイトがあります。音楽配信のみでディスクでの販売はないようです。今回はApple Musicでの試聴です。CD BabyというサイトではMP3 320kbpsとFLACで販売されているようです。
2016/05/03

アニコ・コヴァーチュ Anikó Kovács (Violin)
録音不明
品番なし (C)2008 TON 4 RECORDS (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考; Apple Music
「CD試聴記」からの転載記事です。
モダン楽器による演奏。 無骨で不器用なくらい生真面目な印象を受ける演奏で,少し一本調子な気がします。 決して技術的に下手ではないのですが,ちょっとキレに欠けるかな思うところが散見されます。 カップリングのイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタが意欲的な演奏で, それに比べるとバッハは少しかしこまり過ぎのように思います。
録音ですが,残響感がほとんどなく,演出感もほとんどない生録的な録音で, 目の前で(しかし適切な距離感で)弾いているような生々しい感じがすごく良いです。 細かいニュアンスまで聴き取れる,私の好きな録音です。 ただ,オーディオ的なクオリティが良くなく,特にパルティータ第2番ではブツブツといったノイズが乗ることがあったり, 編集の痕ではないかと思われるような不自然な音のつながりがあったりします。 これはとても残念です。
“Masterpieces for Solo Violin”と題されたアルバムで,イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番,第3番がカップリングされています。 今回はApple Musicでの試聴であり,ディスクの発売があるかどうかは確認できませんでした。
2016/05/03

エルファ・ルーン・クリスティンスドティル Elfa Rún Kristinsdóttir (Violin)
録音不明
品番なし (C)2016 Elfa Rún Kristinsdóttir (輸入盤) ※自主制作?
好録音度:★★★★
参考; Amazon.co.jp
「CD試聴記」からの転載記事です。
バロック楽器による演奏。 すっきりとしたスムーズな表現が良いと思います。 技術的にも上手いですし,細やかで神経が行き届いた整った演奏です。 音色も透明感があり美しいです。 インパクトの強い演奏ではありませんので印象が残りにくいですが, そつなく上手くまとめた佳演だと思います。
録音ですが,やや残響が多めで残響時間も長め,まとわりつきが気になり, 音色も少しくすんでしまっていますが,ヌケが悪いところまでは行かず,ぎりぎり許容範囲というところです。 残響が許せる方なら問題ないと思います。 もちろん私としてはもっと残響を抑えてすっきりと録って欲しかったと思いますが。
公式Webサイトがあります。 今のところ配信のみでディスクでの販売はないようです。 私はAmazon
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プロフィール
Author: 𝕥𝕤𝕪𝟚𝟚𝟟 (@tsy227)
主に音楽とオーディオについて書いています。特に録音にこだわって書いていきます。私の録音に対する考え方を『「好録音」の録音評価のスタンスについて』という記事で表明しました。ご一読いただければ幸いです。
【関連サイト】
掲載ディスク一覧: 取り上げたCD一覧(休止中)
CD試聴記: バッハ無伴奏Vn/Vc聴き比べ
ヘッドホン・イヤホン 周波数特性 測定結果
T.S. @tsy227: ツィッターアカウント
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