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待望のリマスター盤! 天使と小悪魔 The Kick Inside(ケイト・ブッシュ)

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天使と小悪魔 The Kick Inside (2018 Remastered)
ケイト・ブッシュ Kate Bush
9029.556898 Parlophone
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo

待ちに待ったケイト・ブッシュのリマスター盤が発売になりました。17-19歳で製作され,1978年に発表されたこのデビューアルバム,姉がLPで購入していたのを専ら私が聴いていました。その後CDが発売された当初に購入,リマスター盤を期待して買ったCDがリマスター盤じゃなかったということもありました。ここまでは一度記事にしています(→こちら)。そして今回のリマスター盤の発売です。初期の頃のディスクがアナログ盤なども含めて発売になっています。今回はe-onkyoでダウンロード購入しました(44.1kHz/24bitの音源)。

元々それほどCD化のクオリティは悪くなかったのですが,今回のリマスターで,よりクリアで透明感が増していました。一応再購入の価値はありました。

HMV Onlineによると,長年の功績がたたえられ,2013年には大英帝国勲章を受賞されたとのことです。私自身はこのデビューアルバム以降は徐々に狂気の世界に突入していったのでついていけなかったのですが,これは,狂気が見え隠れするものの七変化する声色を駆使した楽曲すべてが大変素晴らしく,大好きな一枚なのです。

ということで,愛聴盤であるこのアルバム,久しぶりにじっくり聴きたいと思います。

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で,やっぱりジャケ写はこっちにして欲しかったと再度載せておきます(^^;。顔の半分が天使,半分が小悪魔なんですかね。

タグ: [愛聴盤] 

マーラー:交響曲第6番(サイモン・ラトル指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)

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マーラー:交響曲第6番
サイモン・ラトル指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
2018年6月, 1987年11月 ベルリン,フィルハーモニー
BPHR 18023 (P)2018 Berlin Phil Media
好録音度:★★★★☆
参考: Berliner Philharmoniker Recordings,Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

ベルリン・フィル首席指揮者としての最後の定期演奏会のライヴ録音。マーラーの第6番はラトルが1987年11月にベルリン・フィルにデビューしたときの演目でもあるとのことで,その録音も付属しています。

ベルリン・フィル・レコーディングスの録音は私の好きな録音とは少し違うものの比較的品質は良いので興味のある曲の時は買っています。今回はハイレゾ音源をダウンロードで入手しました。48kHz/96kHz/192kHz(24bit) STEREOの音源がダウンロード出来るほか,マルチチャンネルの音源もダウンロード出来ます。

録音は中低域が充実した密度の高いサウンドが特徴で,フィルハーモニーの豊かな響きも取り入れられているため少し輪郭が曖昧でモヤッとして楽器の質感が感じ取りにくいのと,全体のまとまりを重視した音作りなのか分離感があまりないのが残念なところですが,それでもまあオーケストラの録音としてはまだ良い方かなと思います。

マーラーは苦手であまり聴かないのですが,これはちょっと楽しんでみようと思います。

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド 50周年記念エディション(ザ・ビートルズ)

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サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
50周年記念エディション

ザ・ビートルズ The Beatles
UICY 15600/1 (P)2017 (国内盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo

先日取り上げたホワイト・アルバムのミキシングが2009年のリマスター盤とあまりに違っていたので,今更ですが,2017年に発売されたサージェント・ペパーズも聴いてみることにしました。

これも聴いてびっくり,ホワイト・アルバム以上の変わり様です。一番びっくりしたのが“シーズ・リーヴィング・ホーム”。2009年のリマスターでは3:35だったのが今回のは3:26に短くなっていて,それに伴って明らかにピッチが上がっているのです。いいのかこれ!これはいったいどういうことなんでしょうか。他の曲でもごくわずかですがピッチのシフトが見られるものがありました。

あとはやはり今風の中低域の充実した音作りで古臭さも緩和され,ステレオ感を強調したようなド派手に変貌を遂げた曲もありました(“グッド・モーニング・グッド・モーニング”など)。

これはさすがに賛否があったんじゃないでしょうか。私もちょっとこれは微妙です。初めて聴く人には良いかもしれませんが。

ホワイト・アルバム同様,これもLP,CD初期盤,2009年リマスター盤,そして50周年エディションと4回目の購入です。検索してみるとサージェント・ペパーズはいろんなエディションで溢れていてもはや何が何だかわからない状態ですね...

■購入ディスクメモ(2018年11月) その2

最近購入したディスクのメモです。



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Vol. 5
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第5番,第9番「ラズモフスキー」,第14番
エリアス弦楽四重奏団 Elias String Quartet
Recorded live at Wigmore Hall, London, on 10 January 2015
WHLive0092/2 (P)(C)2018 The Wigmore Hall Trust (輸入盤)
参考: Amazom.co.uk

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Vol. 6
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第6番,第8番「ラズモフスキー」,第16番
エリアス弦楽四重奏団 Elias String Quartet
Recorded live at Wigmore Hall, London, on 7 March 2015
WHLive0093/2 (P)(C)2018 The Wigmore Hall Trust (輸入盤)
参考: Amazon.co.uk

エリアス弦楽四重奏団のベートーヴェンはすでにVol. 4までレビューしていました(こちら)。これで全集として完結です。コテコテの「大阪のオバチャン風演奏」を堪能したいと思います(^^;。

日本ではVol. 5が音楽配信では聴けるようでしたが,ディスクが見つけられなかったので,英Amazonから購入しました。

ハイドン:弦楽四重奏曲集作品64(ロンドン・ハイドン四重奏団)

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ハイドン:弦楽四重奏曲集作品64
ロンドン・ハイドン四重奏団 The London Haydn Quartet
2017年12月5日-10日 ポットン・ホール(サフォーク)
CDA68221 (P)(C)2018 Hyperion Records (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

弦楽四重奏曲全集への第七弾。作品9,作品17,作品20と作品33,作品50,作品54,作品55はレビュー済みです。

演奏の内容はこれまでにリリースされている楽曲と基本的に変わりません。ピリオド楽器による演奏ですが,弦に吸い付くような弓遣いで密度の高い響きを創り出しているのが印象に残ります。技術的にも上手いですし,変に個性に走ることなくオーソドックスな表現の範囲で完成度の高い音楽に仕上げていると思います。全集を目指すにふさわしい内容ですね。

録音ですが,若干残響のまとわりつきが気になるものの,音の伸び,楽器の質感など良好であり,演出感の少ない生録的な音作りも好感が持てます。ちょっと濃厚すぎる感はありますが,良いと思います。

シベリウス:交響曲全集(パーヴォ・ヤルヴィ指揮/パリ管弦楽団)

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シベリウス:交響曲全集
パーヴォ・ヤルヴィ指揮/パリ管弦楽団
2012年10月(No.1), 2014年1月(Nos.6, 7) パリ,サル・プレイエル,2015年3月(No.2), 2015年9月(No.5), 2016年3月(Nos.3, 4) パリ,フィルハーモニー・ド・パリ
SICC 19027-9 (P)(C)2018 Sony Music Japan (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

う~ん... 私はいったいこの全集に何を期待してたんだろう... とちょっと頭を抱えています。演奏はどちらかといえばオーソドックスな印象でもちろん悪くはないと思っています。シベリウスにしてはちょっと色彩感がある感じがしますが,それ自体は別に悪いわけでもありません。でもなぜかこう心を掴まれるところがあんまりないのです。唯一第3番はコントラストのくっきりした今までにあまり聴いたことのないような表現が良かったと心に残りました。

録音がいまいち冴えないせいかもしれません。オーケストラの録音としては平均的な範囲には入るとは思うのですが,少し遠めでありこぢんまりとなんとなく全体がまとまりすぎているようにも思います。悪くはないと思います。でもなんか<録音として>つまらないのです。この演奏の良さを最大限に引き出す録音ではないように思います。

私としてはこのモヤモヤ感,録音のせいにしたい。

すでに聴かれた方も多いと思います。皆様はどんな感想をお持ちになられたでしょうか。

個人的には3番以降はドイツ・カンマーフィルで聴いてみたいです。

タグ: [交響曲] 

ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム) and イーシャー・デモ 発売50周年記念盤 2018ステレオ・ミックス

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ザ・ビートルズ The Beatles (ホワイトアルバム) and イーシャー・デモ
発売50周年記念作品(3CD デラックス・エディション)
UICY-78857/9 (P)2018 (国内盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo

発売50周年記念作品,ジャイルズ・マーティンによる2018ステレオ・ミックス,イーシャー・デモ27曲収録,という3枚組を購入しました。アナログ・ディスクや,CD6枚組のスーパー・デラックス・エディションなどもありますが,さすがにこれは高価すぎて手が出せません。昨年発売されたSgt. Pepper'sの50周年記念盤の第二弾という位置づけでしょうか。

ホワイトアルバムは,Sgt. Pepper'sの次に発売されたアルバムで,バラエティに富む内容で好きな曲も多いですが(変な曲も多いですが(^^;),4人がバラバラになり始め,4人全員で録音した楽曲も少なかったということで,少し淋しい複雑な思いで聴いていました。

私はこのホワイトアルバムを多分4回は買っています。アナログ時代のLP,最初にCD化されたとき,2009年のリマスター盤,そして今回の2018年ステレオ・ミックス。ファン心理を突いて同じ音源を何度も買わせる商法にまんまと引っかかっています(^^;。腹立たしい思いもありますが,仕方ありません。

今回はアルバム収録前にジョージ・ハリスンの自宅にメンバーが集まって録音した通称「イーシャー・デモ」というアコースティック・バージョンが付属しているということで,これを聴きたくて購入しました。一部は「アンソロジー3」に収録されていたということですが,今回は初出音源もあるようです。少し聴いてみましたが,気楽な独特の雰囲気が面白く,これは期待通り楽しめそうな内容でした。

しかし,驚いたのはメインの楽曲の方です。2009年のリマスターと比較して全く違う音作りになっていました。2009年のリマスターは,どちらかといえばオリジナルのサウンドの再現を重視したような音作りだったのに対し,今回のステレオ・ミックスは,最新の技術で今風のサウンドに仕立てられています。もう少し具体的に言うと,(1)古臭さを感じない音の鮮度の改善,(2)中低域の厚みの増加,(3)ヒスノイズの低減,(4)ヘッドホンでの再生を意識したと思われるステレオ感の改善,などでしょうか。全体の傾向として(1)と(2)が顕著ですが,例えば(4)については,“マーサ・マイ・ディア”という楽曲は,オリジナルでは最初のピアノが左チャンネルに偏りすぎてヘッドホンで聴くとかなり違和感があったのですが,今回のミックスではだいぶ違和感が緩和されているといったところでよくわかります。

オリジナルのイメージにこだわる方にはあまり歓迎されないかもしれませんが,そういう方は2009年のリマスター盤で十分なクオリティが確保されているので,そちらで楽しめば良く,今回のステレオ・ミックスはたとえば初めて聴く方にとってよりふさわしい音作りになっていると思いました。私はどちらかと言えば歓迎です。

ということで,このあと出てくることが容易に想像されるアビー・ロードやレット・イット・ビーの50周年記念盤もまんまと買わされてしまうのだろうなぁ...とちょっと複雑な気持ちになっております。

■購入ディスクメモ(2018年11月) その1

最近購入したディスクのメモです。



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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
ジュリアーノ・カルミニョーラ Giuliano Carmignola (Violin)
Italy, Toblach (Dobbiaco), Eurogio Kultuzentrum, Gustav Hahler Saal, 9-14 February 2018
483 5050 (P)2018 Deutschlandradio / Deutsche Grammophon (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo

蒐集盤。バロック・ヴァイオリンの名手の演奏,楽しみです。



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バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
佐藤俊介 Shunske Sato (Violin)
ゼフィラ・ヴァローヴァ指揮(+Vn)/イル・ポモ・ドーロ
12-18.II.2018, Lonigo, Italy
0190295633875 (P)(C)2018 Parlophone Records (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

「2018年6月よりオランダ・バッハ協会芸術監督に就任」とのことで(どんなポストなのかよく知らないのですが(^^;),モダン楽器もバロック楽器も弾くスペシャリストの演奏がどのようなものなのか,じっくりと聴かせていただこうと思います。



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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
アマデウス四重奏団 Amadeus Quartet
録音 1959-1963年
00289 483 5645 (P)2018 Deutsche Grammophon (輸入盤)
参考: Tower Records,HMV Onlineicon

アマデウス四重奏団のベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集は実はすでに持っていてレビューもしていました(→こちら)。もう古いディスクでケースに入っていたスポンジの劣化で盤が少々痛み気味だったので,この機会に再入手。全曲を1枚に収めたBlu-ray Audioディスクが1枚付属しています。



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ヤンネ・プレイズ・シベリウス Janne plays Sibelius Works for Violin and Piano
ヤンネ舘野 Janne Tateno (Violin),マルッティ・ラウティオ Martti Rautio (Piano)
27&31 May 2016 青葉区民文化センター・フィリアホール, 7 December 2017 鶴見区民文化センター・サルビアホール
ZMM1801 Zele Music Office
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

ヤンネ舘野氏はピアニスト舘野泉氏のご子息で,現在は日本在住,山形交響楽団など日本の幾つかの団体に所属して活躍されているとのこと。シベリウスの好きなヴァイオリン曲が収められているので入手しました。



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チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番ニ長調作品11
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲楽章変ロ長調 op.post
チャイコフスキー:弦楽六重奏曲ニ短調「フィレンツェの思い出」作品70
メッコーレ弦楽四重奏団 Meccore String Quartet
01.05-05-05.2018, National Philharmonic Chamber Hall, Warsaw
MDG 903 2091-6 (P)(C)2018 MDG (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

比較的録音が好きなMDGレーベルなので,演奏とともに録音にも期待して入手しました。フィレンツェの思い出では,アルバン・ベルク四重奏団のイサベル・カリシウス(Va),ヴァレンティン・エルベン(Vc)が参加されているとのこと。

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