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エルガー:チェロ協奏曲ホ短調作品85(新倉瞳 Vc/飯森範親指揮/山形交響楽団)

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エルガー:チェロ協奏曲ホ短調作品85,他
新倉瞳 Hitomi Niikura (Cello)
飯森範親指揮/山形交響楽団
2015年5月8-10日 山形テルサ,テルサホール
MECO-1032 (P)2015 ART INFINI (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

Apple Musicでの試聴。フォルテでも決して荒れない美音が素晴らしい,気品のあるエルガー。良かったです。

録音ですが,ソロがキッチリとフォーカスされオーケストラに埋もれることなくきちんと聴き取れるところは良いのですが,ソロに少し残響が多めに乗って音色がわずかにくすみ,まとわりつく感じがやや鬱陶しいです。とはいえ,楽器の質感も豊かでありニュアンスも感じ取れるので悪くはないです。私としては少し不満が残りますが,良い録音だと思う方も多いのではないかと想像します。

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番,第6番,第7番,第8番(ロレンツォ・ガット Vn/ジュリアン・リベール P)

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ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番,第6番,第7番,第8番
ロレンツォ・ガット Lorenzo Gatto (violin)
ジュリアン・リベール Julien Libeer (Piano)
2019年4月, 5月 ブリュッセル,スタジオ・フラジェー,スイス,ラ・ショー=ド・フォン,ロマンド大衆劇場音楽ホール
ALPHA 565 (P)(C)2019 ALPHA CLASSICS (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

Apple Musicでの試聴。第1番,第5番「春」,第10番,第2番,第4番,第9番「クロイツェル」は既発売で取り上げていました。これは第三弾で全集が完結しました。これまでの演奏と同様,若い二人による生き生きとしたフレッシュな演奏が魅力的です。

そして録音なのですが,これまでの録音と場所が異なり,多少時間が経っていることもあって音質の傾向がわずかに違うものの,基本的な録り方はそう違わず似ています。少し残響があるので楽器音への影響はありますが,明瞭であり楽器の質感もよく捉えていて良好です。好録音です。

ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」,第6番「田園」(マレク・ヤノフスキ指揮/WDR交響楽団)

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ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」,第6番「田園」
マレク・ヤノフスキ指揮/WDR交響楽団
2018年9月24-29日 ケルン・フィルハーモニー
PTC 5186 809 (P)2019 Pentatone Music (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

速めのテンポで力強く推進力のある演奏を展開しています。大オーケストラですが,一糸乱れぬアンサンブルで指揮者の要求にしっかりと追従し引き締まった,そしてスケールの大きな音楽に仕上げています。ただ第6番はちょっと威勢が良すぎる感もありますが(^^;。

録音ですが,残響はやや多めですが,中低域の響きが締まっており,音のキレが良いため,音色や明瞭感への影響は少なめで印象は悪くありません。音の密度は高めで,もう少しスッキリと見通しよく伸びのある音で録って欲しかったとは思いますが,大オーケストラの魅力は十分に捉えられており,これでもまあ好録音としても良いかなと思いました。

ブラームス:弦楽四重奏曲第3番,ピアノ五重奏曲(ハーゲン四重奏団,キリル・ゲルシュタイン(P))

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ブラームス:弦楽四重奏曲第3番,ピアノ五重奏曲
ハーゲン四重奏団,キリル・ゲルシュタイン(Piano)
2014年12月, 8月 ブレーメン,ゼンデザール,ドイチュラントフンク室内楽ホール
MYR021 (P)2019, 2014 myrios classics (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

一聴してこの圧倒的な表現力に心が震えました。というのは少々大げさですが,この美しく深々とした響きに本当に魅了されました。ブラームスでこんな演奏に出会えるとは! 現役の弦楽四重奏団の中でも最高峰の団体の一つであろう,ということを改めて認識しました。録音が散発的にしかリリースされないのが本当に残念です。

録音ですが,若干残響のまとわりつきはあるものの,音色を損なうほどではなく,明瞭感,透明感,高域の伸び,そしてオーディオ的なクオリティ,音のきめの細かさ,いずれも及第点と思います。弦楽四重奏の録音としてまずまず良好な好録音と言えると思います。

■購入ディスクメモ(2019年11月) その2

最近購入したディスクのメモです。



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ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」,第6番「田園」,第7番,第9番「合唱」
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮/ゲヴァントハウス管弦楽団
収録 2015, 2016年 ライプツィヒ,ゲヴァントハウス・コンサートホール
ACC 60479 accentus music (輸入盤) (*Blu-ray)
参考: Tower Records,HMV Onlineicon
交響曲の他に,イザベル・ファウスト(Vn),ジャン=ギアン・ケラス(Vc),マルティン・ヘルムヒェン(P)がソリストを務める三重協奏曲が収録されています。以前に単売されていたBlu-rayディスク3枚を単に外箱を付けてまとめただけのセットのようです。

同顔合わせのベートーヴェン交響曲全集は以前取り上げていました(→こちら)。ちゃんと確認せずに入手してしまったのですが,演奏自体はどうもこれと同じもののような気がします... 音声のマスタリングに差があるのかどうかは確認しておこうと思います。



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ブラームス:交響曲全集
パーヴォ・ヤルヴィ指揮/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
2018年4月, 5月 パリ,シャンゼリゼ劇場
735004 (P)(C)2019 C Major Entertainment (輸入盤) (*Blu-rayディスク)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

パーヴォ・ヤルヴィ/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンのブラームスの交響曲のディスクはすでに一度発売されています(第1番,第2番,第3番,第4番)。これは2018年にパリ,シャンゼリゼ劇場で行われたコンサートのライヴ収録盤で異なるものです。また,「ザ・ブラームス・コード」と題されたドキュメンタリーも収録されており,英独韓日の字幕が入っているとのことで,こちらも楽しみです。

Blu-rayとDVD,輸入盤と国内流通仕様盤の計4種類が出ています。



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チャイコフスキー:交響曲全集,他
ウラディーミル・ユロフスキ指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音 2004~2016年
LPO-0101 (P)2017 London Philharmonic Orchestra
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

ユロフスキ/ロンドン・フィルのチャイコフスキーは,第1番,第6番,第4番,第5番,マンフレッド交響曲を今まで取り上げてきています。第2番,第3番は新録音,フランチェスカ・ダ・リミニ,弦楽セレナーデは単独リリースがないとのことで,ほぼ弦楽セレナーデ聴きたさで入手したようなものです(^^;。



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チャイコフスキー:交響曲第4番,第5番,第6番「悲愴」,ロメオとジュリエット
クラウディオ・アバド指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/ロンドン交響楽団/ボストン交響楽団

録音 1970-1975年
PROC-1137/9 (P)1971, 1972, 1974, 1976 Deutsche Grammophon (国内盤)
参考: Tower Records ※タワーレコード企画盤

タワーレコードの企画盤。アバドのこういう録音があることを知りませんでした。



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ショパン:練習曲集作品10, 25
ルステム・サイトクロフ Roustem Saïtkoulov (Piano)
Salle Gaveau, Paris, 14-II-2008
VOC7524 (P)2008 (輸入盤)
参考: Amazon Music,Apple Music

とある中古店で見つけた盤。ライヴ録音とのこと。確かに最後に拍手が入っています。ルステム・サイトクロフはロシア出身のピアニストのようですが,情報があまりなくよくわかりません。



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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
トーマス・ツェートマイアー Thomas Zehetmair (Violin)
2016年8月23-27日 オーストリア,聖ゲロルド教会
ECM 2551/52 (P)(C)2019 ECM Records (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

蒐集盤。バロック・ヴァイオリンでの演奏。ツェートマイアーは1982年に1度録音していますので(→こちら),これが2度目の録音です。これが2016年の録音ですので実に34年ぶり! 前の演奏が変態的(?!)だが癖になる素晴らしいものでしたので,今回の演奏がどのようなものか,興味津々です。



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バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
エマニュエル・ベルトラン Emmanuelle Bertrand (Cello)
2018年2, 3月 ノートル=ダム・ド・ボン・スクール教会
HMM 902293, 94 (P)2019 harmonia mundi musique (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

蒐集盤。バロック・チェロでの演奏。ベルトランはフランスのチェロ奏者。私は知らなかったのですが,ハルモニア・ムンディから多数のディスクをリリースされているようです。

シューマン:交響曲第2番,第4番(フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮/アントワープ交響楽団)

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シューマン:交響曲第2番,第4番
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮/アントワープ交響楽団
2018年6月18-20日, 2018年4月17-19日 ベルギー,アントワープ,エリザベート王妃記念音楽堂
PHI LPH 032 (P)(C)2019 OUTHERE (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

ヘレヴェッヘは1996年/2006年にシューマンの交響曲全集をピリオド楽器のオーケストラのシャンゼリゼ管弦楽団と録音しています。今回はモダン楽器のオーケストラです。Apple Musicで試聴してみました。これも録音についてのみコメントします。

残響は少し多めに取り入れられていて,しかも残響時間長めです。ですが,直接音もそれなりに感じられること,音色のバランスが絶妙に調整されていて曇りも少なく,高域の伸びもギリギリ確保されていることなどから,最初は「ん?」と思ったものの,聴き慣れるとまあ意外に聴けるというのが正直な感想です。弦楽器の質感が良いためかもしれません。好みの録音とはだいぶ違いますが,まあまあ許容範囲かなと思いました。この録音ならまぁ多くの人に受け入れられそうな気がします。音も滑らかで緻密であり,オーディオ品質も悪くありません。

残りの第1番,第3番も録音されて全曲盤となることを期待します。

ブルックナー:交響曲第6番(サイモン・ラトル指揮/ロンドン交響楽団)

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ブルックナー:交響曲第6番イ長調
サイモン・ラトル指揮/ロンドン交響楽団
2019年1月 ロンドン、バービカン・ホール
LSO0842 (P)2019 London Symphony Orchestra (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

ロンドン交響楽団の自主レーベルLSO Liveから。Apple Musicでの試聴です。ガーディナーのシューマンの録音が結構好みだったので,同じレーベル,同じホールでの録音ということで聴いてみました。録音のみのコメントです。

聴いた瞬間の録音の印象はガーディナーのシューマンに似ていると思ったのですが,なんかどうも魅力がありません。残響を抑え気味にして直接音比率高めに録ってはいるのですが,音色に艶がなく詰まった感じなのです。ドライなのはまあ良いとしてカサカサしているのが良くないように思います。同じようでありながらほんのわずかな音の質感の差でこうも印象が変わるものなのかと。単に残響が抑えられていたら私の好みになるのか,という単純な話ではありませんでした。楽器そのものの音色がいかに魅力があるのかが大切ということを改めて感じました。

ブルックナーという音楽がその傾向を助長しているのかもしれません。

タグ: [交響曲] 

エルガー:チェロ協奏曲,他(宮田大 Vc/トーマス・ダウスゴー指揮/BBCスコティッシュ交響楽団)

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エルガー:チェロ協奏曲,他
宮田大 Dai Miyata (Cello)
トーマス・ダウスゴー指揮/BBCスコティッシュ交響楽団
2019年8月25, 26日 グラスゴー,シティ・ホール
COCQ85473 (P)2019 BBC/NIPPON CLUMBIA CO., LTD (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

Apple Musicでの試聴。宮田氏は第74回日本音楽コンクール第一位,2009年の第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人として初優勝するなどのコンクール歴を持つ実力者とのこと。今回は録音についてのみコメントします。

で,その録音ですが,チェロの音は適度な距離感で明瞭に捉えられ,オーケストラよりも前に出る形で分離され協奏曲として好ましい録り方となっていますが,特に印象に残ったのはオーケストラの密度感とスケール感です。濃厚なオーケストラサウンドなのですが,暑苦しくならないギリギリのところを狙ったようであり,音色のバランス,自然さもまずまずといいうところです。それでいてチェロが埋もれることなくちゃんと聴こえてくるので,上手く録っていると思います。好みの録音とは少し違うのですが,これは上手くまとめていると思いました。良かったです。

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集(ウート・ウーギ Vn/ラマール・クラウソン P)

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ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
ウート・ウーギ Uto Ughi (Violin)
ラマール・クラウソン Lamar Crowson (Piano)
録音 1978年
19075956262 (P)(C)2019 Sony Music Entertainment (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

イタリアを代表するヴァイオリニスト,ウート・ウーギによる全集。当初の発売はイタリア・リコルディで,今回初CD化とのことです。それにしてもこのアルテュール・グリュミオーを彷彿とさせるような(私だけ?)美音が素晴らしいです。こういう音色を出すヴァイオリニストは現代では少ないような気がします。この美音に触れられただけでも本当に良かった!と思える全集です。

録音ですが,曲により多少のばらつきがあるのですが,ヴァイオリンはかなりのオンマイクで,残響がほとんど感じられません。極めて明瞭でニュアンス豊かであり,楽器の質感も大変良く感じられ,このヴァイオリニストの美音を堪能するのにうってつけと言えます。一方で,ピアノは控えめで,ヴァイオリンが主,ピアノは従と,主従関係がはっきり分かれているような録り方です。私としてはヴァイオリンの音が良い捉えられ方なので問題ありませんが,ヴァイオリン・ソナタの録り方としてはちょっと極端であざといかなとは思います。

また,1978年の録音にしてはクオリティが今ひとつです。マスターテープの品質があまり良くない感じで,ブツブツというノイズや,ドロップアウトのような音の乱れがわずかではありますが感じられ,これだけが惜しいと言わざるをえません。

とはいえ,この貴重な録音がCD化されたのは喜ばしいことだと思います。

■購入ディスクメモ(2019年11月) その1

最近購入したディスクのメモです。



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ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
シューマン:交響曲第4番ニ短調作品120
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1988年11月,1987年5月 ウィーン,ムジークフェライン
UCCG-4737/8 (P)1989/1990 Deutsche Grammophon (国内盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

ブルックナーの交響曲はどちらかというと苦手な部類であまり聴きません。ですが,時々聴きたくなることがあります。今更という気がしたのですが,今回は第8番をカラヤン晩年のウィーン・フィルとの演奏で。



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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
ミロ・クァルテット Miró Quartet
2004å¹´-2019å¹´
PTC 5186 827 (P)2019 Pentatone Music (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

ミロ・クァルテットのベートーヴェンは,作品18と作品59が既発売でレビューしていました(→こちら)。その後ずっと続きを待っていたのですが,またいきなり全集化かよ!と思ったら,実はMiro Quartet Mediaという自主レーベルで少しずつ発売されていたようです。完全に見逃していました。今まで聴いてきたものが大変よかったので,これも楽しみです。



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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
グァルネリ四重奏団 Guarneri Quartet
1966年11月-1969年12月 ニューヨーク,ウェブスター・ホール
19075971162 (P)2003 (C)2019 Sony Music Entertainment (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

グァルネリ四重奏団は1964年結成,2001年まで同じメンバーで活躍したとのことで,同一メンバーによる弦楽四重奏演奏の記録保持者でもあるということです。この全集は結成から数年後に録音された1回目の全集です(1987-1991年にPHILIPSレーベルに2回目の全集録音)。

で,あぁ,これ実は2003年に発売されたものを持ってたんだった...またやっちゃいました。



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ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
ウート・ウーギ Uto Ughi (Violin)
ラマール・クラウソン Lamar Crowson (Piano)
録音 1978年
19075956262 (P)(C)2019 Sony Music Entertainment (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

イタリアを代表するヴァイオリニスト,ウート・ウーギによる全集。当初の発売はイタリア・リコルディで,今回初CD化とのことです。



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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲(チェロ版)
マリオ・ブルネロ Mario Brunello (Cello)
2018年10月1-3, 20-22日 イタリア,カステルフランコ・ヴェネト,パルコ・ボラスコ荘祝宴ホール
ARCANA A469 (P)(C)2019 Outhere Music France (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

蒐集盤。チェロによる演奏。ブルネロは無伴奏チェロ組曲を1993年と2009年に録音していて取り上げていました(→1回目,2回目)。今回は無伴奏ヴァイオリンです。

チェロによる演奏というと,全曲盤ではヴィト・パテルノステル,ノルベルト・ヒルガー,マルック・ルオラヤン=ミッコラ,ターニャ・アニシモワの4種類を聴いたことがあります。これはどんな演奏を聴かせていただけるのか,大変楽しみです。



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バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番,第2番,第3番
フランチェスコ・ガッリジョーニ Francesco Galligioni (Cello)
2018年10月8-10日 イタリア,ニゴリネ,サンテウフェーミア教会
FB1904783 (P)(C)2019 fra bernardo (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

蒐集盤。バロックチェロによる演奏。輸入元情報によると,フランチェスコ・ガッリジョーニは「パドヴァのC.ポッリーニ音楽院で学んだあとバロック・チェロやヴィオラ・ダ・ガンバも専門的に学び,ヴェニス・バロック・オーケストラの創設メンバーとしてジュリアーノ・カルミニョーラらと多くの演奏・録音に参加」とのことです。第1集とのことですので,全集化されるようです。

シベリウス:交響曲全集,他(コリン・デイヴィス指揮/ロンドン交響楽団)

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シベリウス:交響曲全集,管弦楽曲集
コリン・デイヴィス指揮/ロンドン交響楽団
1992-2000å¹´
88765431352 (P)2013 Sony Music Entertainment (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

コリン・デイヴィスのシベリウス交響曲全集2回目の録音。1回目はボストン交響楽団でした。3回目は2002年から2008年にかけて同じロンドン交響楽団で録音されました。

収録曲は次の通りです。今回は主に交響曲についてのコメントです。

交響曲全集
クレルヴォ交響曲作品7
組曲「恋人」作品14
交響詩「伝説」作品9
4つの伝説曲作品22
交響詩「ポホヨラの娘」作品49
交響詩「吟遊詩人」作品64
「カレリア」組曲作品11
交響詩「大洋の女神」作品73
交響詩「フィンランディア」作品26
「悲しきワルツ」作品44-1
交響詩「タピオラ」作品112
交響詩「夜の騎行と日の出」作品55


演奏ですが,基本路線は1回目の録音と似ていますが,1回目がどちらかと言えばストレートであったのに対し,2回目はそれぞれの曲の表情の彫りが深くなっているように思います。そして3回目の録音とほぼ同じ印象です。1回目はそれはそれで素晴らしかったのですが,2回目は別の良さが出ています。再録音された理由がわかる気がします。

そして録音ですが,残響はあるものの,それぞれの楽器が明確に分離し,質感豊かに,適度なステージ感で聴こえること,高らかに鳴る金管を飽和感なく捉えていること,など,なかなか良いオーケストラ録音だと思いました。

演奏の質も高く,録音の品質も良好な,良い全集だと思いました。さすが「シベリウスの演奏をライフワークと位置づけてきた」というだけのことはありますね。この全集,入手困難ではないと思いますが,現役盤ではないような気がします。良い全集だと思いますので,現役盤復帰を願います。

ハイドン:弦楽四重奏曲集(ハンソン四重奏団)

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ハイドン:弦楽四重奏曲集
ハンソン四重奏団 Quatuor Hanson
2018年11月, 2019年3月 Little Tribeca at Théâtre d'Arras
AP213 (P)(C)2019 Little Tribeca (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

ハンソン四重奏団は2013年に結成された若手の四重奏団。2016年ジュネーヴ国際音楽コンクール第2位,同年のヨーゼフ・ハイドン室内音楽コンクール第2位などの実績があるようです。これがデビューCDとのことです。収録曲は次の通りです。

弦楽四重奏曲ニ長調作品50-6「蛙」
弦楽四重奏曲ニ短調作品76-2「五度」
弦楽四重奏曲ハ長調作品54-2
弦楽四重奏曲ト長調作品33-5
弦楽四重奏曲ヘ短調作品20-5
弦楽四重奏曲ヘ長調作品77-2


生き生きとした躍動感のある演奏が印象的です。ちょっと大げさなところもありますが,これくらいユーモアをもって演奏してくれた方がハイドンの音楽としては楽しいですね。これは良かったです。

そして録音ですが,少し残響を伴っていますが,直接音が主体であり,明瞭で楽器の質感も良く感じられます。高域の伸びも問題ありません。わずかな残響の付帯音がなければもっと良かったのにとは思いますが,それでも好録音です。

選曲からするとハイドンの録音は当面なさそうですね。この演奏ならエルデーディ四重奏曲作品76はまとめて聴きたかったなぁとちょっと残念に思いいます。今後の活躍に期待!

ハイドン:弦楽四重奏曲集作品20 Vol. 1 (No. 2, 3, 5)(アムステルダム・デュドック四重奏団)

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ハイドン:弦楽四重奏曲集作品20 Vol. 1 (No. 2, 3, 5)
アムステルダム・デュドック四重奏団 Dudok Quartet Amsterdam
2019年5月13-15日, Studio 1, Muziekcentrum van de Omroep, Hilversum, The Netherlands
RES10248 (P)(C)2019 Resonus Limited (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

デュドック四重奏団はオランダの若手奏者で結成された四重奏団とのことです。収録曲は,作品20から3曲が収録されています。モダン楽器による素直でとても生真面目な感じの演奏です。技術的にも上手く,丁寧で音色や響きがとても美しいです。

録音ですが,少し残響が多めで,マイクも少し遠い感じがあって,残響が被って音色が少しくすんでいますし,明瞭感も落ちています。楽器の質感も感じ取りにくいです。もう少し残響を抑えてスッキリとクリアに録って欲しいところです。ちょっと惜しいです。

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲,二重協奏曲(ヤン・ティエンワ Vn/ガブリエル・シュヴァーベ Vc/アントニ・ヴィット指揮/ベルリン・ドイツ交響楽団)

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ブラームス:ヴァイオリン協奏曲,二重協奏曲
ヤン・ティエンワ Tianwa Yang (Violin)
ガブリエル・シュヴァーベ Gabriel Schwabe (Cello)
アントニ・ヴィット指揮/ベルリン・ドイツ交響楽団
2017年7月5-7日 ベルリン,イエス・キリスト教会
8.573772 (P)(C)2019 Naxos Rights US (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

ヤン・ティエンワ(Tianwa Yang 楊天堝)は中国出身,1987年生まれの若いヴァイオリニスト。私はあまり意識していなかったのですがNaxosで多数リリースがあり,サラサーテの一連の録音が高い評価を受けているとのことでした。

今回はヴァイオリン協奏曲のみのコメントです。

演奏はどちらかといえばオーソドックスですが,技術のキレが素晴らしく,力強く推進力のある曲運びとヴィブラートを絶妙に効かせた美音が印象的でした。個性的ではないので強い印象は残しませんが,真っ当な好演奏だと思います。

録音ですが,オーケストラは残響が少々多めで,ソロも少し遠い感じがありますが,直接音の比率が高めなので音色も曇ることなく,伸びがあり,印象は悪くありません。協奏曲なのでもう少しソロにフォーカスし,質感強めに出して欲しかったとは思いますが,ソロとオーケストラのバランスは誇張がなく自然でこれが適正なのかもしれません。全体にまずまず良好なのですが,でもまあちょっと惜しいかなと思います。

バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988(マレイ・ペライア)

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バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
マレイ・ペライア Murray Perahia (Piano)
July 9-14, 2000 Musica - Théâtre, La Salle de Musique, La Chaux-de-Fonds, Switzerland
SK 89243 (P)(C)2000 Sony Music Entertainment (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

ショパンの練習曲集がとても良かったので,大好きなゴルトベルク変奏曲も聴いてみることにしました。これはモダンピアノの表現力を最大限に活かした演奏ですね。それぞれの変奏に合わせて様々な表情が与えられています。元々技術力のあるピアニストですが,ベースをしっかりと固めた上でその技術力の大半が練り上げられた表情付け注がれている印象です。大変多くのディスクが存在する曲ですが,なんか次元がちがう感じですね。ショパンの練習曲でポリーニの対極であったように,グールドの対極にあるような演奏だと思いますし,その中でも最高峰に位置するのではないでしょうか。

録音ですが,録音会場の響きが楽器音に被って音色をわずかにくすませていますが,ピアノの音はしっかりと明瞭感をもって捉えられていますので,十分許容半に入りますし,一般的には良好な録音の部類に入るのではないでしょうか。私としてはもう少し響きを抑えてスッキリと伸びのある音で録って欲しかったとは思いますが。大変惜しいと思います。

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲,他(ダニエル・ロサコヴィッチ Vn/ウラディーミル・スピヴァコフ指揮/ロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団)

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チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35,他
ダニエル・ロザコヴィッチ Daniel Lozakovich (Violin)
ウラディーミル・スピヴァコフ指揮/ロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
2019年4月 モスクワ
483 6086 (P)2019 Deutsche Grammophon (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

ダニエル・ロサコヴィッチは2001年スウェーデン生まれの若いヴァイオリニスト。収録曲は次の通りです。

ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
レンスキーのアリア(「エフゲニ・オネーギン」第2幕,アウアー編曲/マイケル・ロット管弦楽編曲)
ただ憧れを知る者のみが(6つのロマンス作品6より,ミッシャ・エルマン編曲)(*)
メロディ(なつかしい土地の思い出作品42 第3曲,エドゥアルト・ハーマン編曲)(*)
感傷的なワルツ(6つの小品作品51 第6曲)(*)
瞑想曲(なつかしい土地の思い出作品42 第1曲,アレクサンドル・グラズノフ編曲)
ワルツ・スケルツォ作品34

(*)スタニスラフ・ソロフィエフ(Piano)


なんというか風貌そのままに,往年の巨匠を彷彿とさせるヴィルトゥオーソ・スタイルですねぇ。チャイコフスキーの名協奏曲を朗々と歌い上げます。スマートな演奏をするヴァイオリニストが多い中,こういう自己主張の強いヴァイオリニストは貴重な気がします。これから先どのように成長していくのか楽しみです。

録音ですが,ソロがきちんとオーケストラから分離して前に出てくる点が良く,音質がやや中低域の支えが薄く,もう少ししっかりと捉えて欲しいところですが,明瞭感,質感もまずまずで悪くありません。オーケストラも左右に適切に広がりが持たせられていて,各楽器の分離,見通しも良く,オーケストラの録音としても良好です。協奏曲としてまずまずの好録音だと思います。

ショパン:即興曲集,スケルツォ集,演奏会用アレグロ(藤田真央)

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ショパン:即興曲集,スケルツォ集,演奏会用アレグロ
藤田真央 Mao Fujita (Piano)
2019年2月11-13日 ワイアストン・リーズ・コンサート・ホール(イギリス)
NYCC-27311 (P)2019 Naxos (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

現在20歳,2019年6月のチャイコフスキー国際コンクール第二位,という若手の実力者。そのコンクールの少し前に録音されたショパンのアルバムです。どんな演奏か興味津々で聴いたのですが...残念ながら私には合いませんでした。一拍目の次の音の微妙な間合いに呼吸が合わずウッとなって胸が苦しくなるのです。また,ゆっくり演奏されるところが,永遠に曲の終わりがやってこないんじゃないかと思ってしまうテンポ感(遅いという意味ではなく)がその苦しさを助長させてしまいます。好きかどうか以前に私には生理的に合わなかった,単に相性が悪かった,ということです。最近あまりこういう演奏に出会わなかったのですが...なんか申し訳ないです。

録音ですが,ピアノ録音としてはごく普通の感じで,決して悪くなく,一般的には問題なく受け入れられる録音だと思います。私としてはもう少し残響を抑えて透明感のある音で録って欲しかったということで,好録音と言うには少し物足らないかなと思いました。惜しいです。

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集Vol. 1(千住真理子 Vn/横山幸雄 Piano)

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ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集Vol. 1
千住真理子 Mariko Senju (Violin)
横山幸雄 Yukio Yokoyama (Piano)
2019年6月 群馬県,笠懸野文化ホール
UCCY1101 (P)2019 Universal Music (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

これも2020年のベートーヴェン生誕250年に向けてのプロジェクトとのことです。このVol. 1は2枚組で,第1番,第2番,第3番,第9番「クロイツェル」,第10番が収録されています。それにしても...この美しくも危うい自由奔放なヴァイオリンを真面目で安定感抜群のピアノが一所懸命に支えるというこの構図が面白く楽しいですね。Vol. 2も楽しみです。

録音ですが,ヴァイオリンが少し前,ピアノが少し後に広がる位置関係で,残響は控えめなものの,やや距離感のあるこぢんまりした録音で,もう少し寄って質感豊かに録って欲しかったとは思うものの,ストレスなく聴きやすい録音ということで,少々オマケですが四つ星半としました。
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