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モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集,他(リチャード・トネッティ/オーストラリア室内管弦楽団)

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モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番,第5番,協奏交響曲
リチャード・トネッティ Richard Tognetti (Violin)
オーストラリア室内管弦楽団
2010年2月, 2009年2月 シドニー,ACOスタジオ
BISSA17545 (P)2010 BIS (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

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モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1番,第2番,第4番,他
リチャード・トネッティ Richard Tognetti (Violin)
オーストラリア室内管弦楽団
2010年2月, 2009年2月 シドニー,ACOスタジオ
BISSA1755 (P)2011 BIS (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

モーツァルトの交響曲第39番-第41番がとても良かったリチャード・トネッティ/オーストラリア室内管弦楽団のモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集を見つけ,Apple Musicで聴いてみました。明るく溌剌としたソロが爽快な演奏で,ニュアンス豊かで音色も透明感があり美しいです。オーケストラの方はちょっと品格が今ひとつのかなというところもありましたが,ソロが良いので気になりません。

そして録音もこの美しいソロを直接音主体に明瞭にヌケよく伸びのある音で捉えています。ソロとオーケストラのバランスも良く,奏者の美質を上手く捉えた好録音と言えると思います。

BISの録音は以前は残響が多めであまり好きではなかったのですが,最近は直接音と間接音のバランスを上手く取ったものもあり,良い方向に変わってきたかなと思います。

バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988(ジルダ・ブッタ)

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バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
ジルダ・ブッタ Gilda Buttà (Piano)
Limen Studios, 2018
CPLT128C128 (P)2019 Limen (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,HMV Onlineicon

ジルダ・ブッタはイタリア出身のピアニスト。「ジャズ・ピアニスト,ミシェル・ペトルチアーニの2番目の奥さんで,映画「海の上のピアニスト」のサントラではモリコーネの楽団と演奏していた」とのことです。

演奏は,速めのテンポで軽快であり音の粒立ちがよく鮮やかな一方,表現は軟らかく優しいという,この対比が良い雰囲気を醸し出していますし,多声部の描き出しも見事だと思います。

そして録音がまた良いのです。わずかに音色に色づけが感じられるものの,直接音主体に楽器そのものの響きをすっきりとクリアに,くもりなくキレよく捉えているのが良いと思います。

演奏も録音も良い,私としては掘り出し物のディスクでした。

なおこのディスクは限定盤のようで,ケース裏面にNumbered Editionと記載があり,シリアル番号が印刷されていました。

最後にリピートですが,すべて行われていました。完璧です。

演奏時間 約82分
リピート表
Aria ○○
Var.01 ○○ Var.02 ○○ Var.03 ○○
Var.04 ○○ Var.05 ○○ Var.06 ○○
Var.07 ○○ Var.08 ○○ Var.09 ○○
Var.10 ○○ Var.11 ○○ Var.12 ○○
Var.13 ○○ Var.14 ○○ Var.15 ○○
Var.16 ○○ Var.17 ○○ Var.18 ○○
Var.19 ○○ Var.20 ○○ Var.21 ○○
Var.22 ○○ Var.23 ○○ Var.24 ○○
Var.25 ○○ Var.26 ○○ Var.27 ○○
Var.28 ○○ Var.29 ○○ Var.30 ○○
Aria da capo ○○

■購入ディスクメモ(2020年2月) その1

最近購入したディスクのメモです。



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バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲(ヴァイオリン編曲版)
ジョニー・ガンデスルマン Johnny Gandelsman (Cello)
Oktaven Studio, Mount Vernon, NY - February 28th & August 26, 2019
ICR013 (P)(C)2020 In A Circle Records (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

蒐集盤。ヴァイオリン編曲版。演奏者がどのような方なのかよくわからないのですが,バッハ無伴奏ヴァイオリン全曲もリリースされています(→こちら)。



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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集,弦楽五重奏曲集,他 (10 CDs)
パスカル四重奏団 Quatuor Pascal
録音 1950年代
600557 The Intense Media (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

パスカル四重奏団は1941年にフランスで結成された団体。主宰者はカルヴェ四重奏団で長年ヴィオラ奏者を務めたレオン・パスカルとのことで,ここから団体名が付けられたものと思います。第1ヴァイオリンは,バッハ無伴奏ヴァイオリン全曲の録音もされたジャック・デュモンとのことです。

録音は1950年代とありますが,2018年に発売された「パスカル弦楽四重奏団の芸術(32 CDs)」(参考Tower Records)によると,1952年頃の録音と思われます。なおこちらのディスクは入手していないので,音質がどの程度異なるのかなどはわかりません。



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バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
ジルダ・ブッタ Gilda Buttà (Piano)
Limen Studios, 2018
CPLT128C128 (P)2019 Limen (輸入盤)
参考: Tower Records,HMV Onlineicon

ジルダ・ブッタはイタリア出身のピアニスト。「ジャズ・ピアニスト,ミシェル・ペトルチアーニの2番目の奥さんで,映画「海の上のピアニスト」のサントラではモリコーネの楽団と演奏していた」とのことです。

Numbered Editionと記載があり,シリアル番号が印刷されていました。



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ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
ヴァイオリンのためのロマンス作品40, 作品50
レナ・ノイダウアー Lena Neudauer (Violin)
マルクス・ボッシュ指揮/カペッラ・アキレイア
May 11-13, 2018 Congress Centrum Heidenheim
777 559-2 (P)2019 cpo (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

モーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集が良かったレナ・ノイダウアーのベートーヴェン。比較的好きな録音の多いcpoレーベルからということもあって聴いてみることにしました。



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シェッファー四重奏団の芸術 (15 CDs)
シェッファー四重奏団 Schäffer Quartett
Ars Nova AN115 (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

LPからの板起こし盤。シェッファー四重奏団はドイツの弦楽四重奏団。次の曲が収録されています。

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
モーツァルト:弦楽四重奏曲集ハイドンセットより5曲(No.18以外)
シューマン:弦楽四重奏曲第3番
モーツァルト:オーボエ四重奏曲K. 370
モーツァルト:クラリネット五重奏曲K. 581
シューベルト:ピアノ・トリオ第1番D. 898
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番D. 810「死と乙女」
シューベルト:弦楽四重奏曲第12番D. 703「断章」
モーツァルト:フルート四重奏曲K. 285
モーツァルト:ホルン五重奏曲K. 407


ベートーヴェンの全集とモーツァルトのハイドンセットを聴きたくて入手しました。



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ショパン:ピアノ作品集 (10 CDs)
アダム・ハラシェヴィチ Adam Harasiewicz (Piano)
録音 1958-71年
442 8746 (P)2007 Universal Music Classics & Jazz (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

アダム・ハラシェヴィチはポーランド出身のピアニスト。第5回ショパン国際ピアノコンクールでウラディーミル・アシュケナージを抑えて優勝し,その後ショパン弾きとして活躍されたとのこと。このディスクは1958年から1971年にかけて録音されたショパンの作品を集めたボックスセット。練習曲集を聴いてみたいと思い入手しました。今は廃盤になっています。

リターン・トゥ・バッハ(日下紗矢子)

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リターン・トゥ・バッハ Return to Bach
日下紗矢子 Sayako Kusaka (Violin)
オリヴァー・トリエンドル Oliver Triendl (Piano)
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ
Mori-no-Hall Hashimoto, Kanagawa, 19 July 2012 (Ciaconna), Konzerthaus Berlin, Kleiner Saal, 2-3 October 2012
COCQ-84998 (P)2013 NIPPON CLUMBIA CO., LTD. (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

オールバッハのデビューアルバム。収録曲は下記の通りです。

シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 BWV1004より)
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1023
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV1042
アリオーソ(チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV1056~第2楽章 ラルゴ)
リュートのための前奏曲 ハ短調 BWV999(コダーイ編)
G線上のアリア(管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068~第2楽章 エア)


Apple Musicで試聴してヴァイオリン協奏曲第2番の録音がとても爽やかだったのでディスクを入手しました。残響はあるのですが直接音が主でバックでふわっと広がるように響くので明瞭感や音色にほとんど影響を与えず,雑味の全くない綺麗な録音だと思いました。とても気持ち良く聴くことが出来ました。

なお,その他の曲の録音は悪くはないのですが協奏曲ほど感銘を受けませんでした。

ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」,第6番「田園」(リチャード・トネッティ/オーストラリア室内管弦楽団)

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ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」,第6番「田園」
リチャード・トネッティ/オーストラリア室内管弦楽団
481 9075 (P)(C)2020 Australian Broadcasting Corporation (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: HMV Onlineicon,Apple Music

Apple Musicでの試聴です。ディスクのタイトルが「ベートーヴェン」となっており,ベートーヴェン生誕250周年の企画盤ではないかと思います。交響曲第5番,第6番のほか,弦楽四重奏曲作品130, 133の弦楽合奏版,ヴァイオリン・ソナタ第8番,第9番「クロイツェル」,その他リチャード・トネッティが過去に関わったと思われるベートーヴェン関連の曲の一部が収録されています。今回は交響曲のみのコメントです。

先に取り上げたモーツァルトの交響曲と同様,室内管弦楽団らしい機敏さと自在で柔軟な表現力を活かした演奏で,基本的には好きな部類の演奏なのですが,やり過ぎというかあざというというか,勢い任せでちょっと下品かなと思うところもありました。難しいところです。こういう演奏にスマートさ,上品さの両立を求めるのは欲張りなのですかね。

録音ですが,残響を抑え気味にして響きを締め,明瞭で力強いサウンドには仕上がっているのですが,ややごちゃごちゃ詰め込みすぎで雑味が感じられ汚く聞こえてしまうのが惜しいと思います。これも先に取り上げたモーツァルトの交響曲のような録り方をしてくれたら良かったのにと少々残念です。

タグ: [交響曲] 

モーツァルト:交響曲第39番,第40番,第41番「ジュピター」(リチャード・トネッティ/オーストラリア室内管弦楽団)

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モーツアルト:交響曲第39番,第40番,第41番「ジュピター」
リチャード・トネッティ/オーストラリア室内管弦楽団
City Recital Hall, Sydney
481 2880 (P)(C)2016 Australian Broadcasting Corporation (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Amazon.co.jp,Apple Music

リチャード・トネッティがヴァイオリンと指揮を務めるオーストラリア室内管弦楽団の演奏。拍手の入るライヴ録音。中規模のオーケストラらしく軽快で機動性があり,引き締まっているのが良いと思います。室内管弦楽団の良さを上手く引き出した演奏と言えると思います。

そして録音も,残響を取り入れつつも直接音を主体にすっきりと伸びのある音で捉えられており,見通しも良く,明瞭で気持ち良く聴けるサウンドにまとめられています。この演奏にふさわしい好録音と思いました。

演奏も録音も好みで,ちょっとした掘り出し物でした。

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲,懐かしい土地の想い出(ステファニー・マリー・デガン Vn/ヴァハン・マルディロシアン指揮/カーン管弦楽団)

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チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
チャイコフスキー:懐かしい土地の想い出作品42(*)
ステファニー・マリー・デガン Stéphanie-Marie Degand (Violin)
ヴァハン・マルディロシアン指揮/カーン管弦楽団
ヴァハン・マルディロシアン Vahan Mardirossian (Piano)(*)
June 21 2012 in Caen / August 2012 in Auditorium Jean Pierre Dautel
Vade-Mecum VM-MM16-04 (P)(C)2019 Maestria Records (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

ステファニー・マリー・デガンはフランス,ノルマンディーのカーン出身ヴァイオリニスト。協奏曲は拍手の入るライヴ録音。ライヴということもあってかもう少し安定感が欲しいと思うところは散見されるのと,もう少し技術的なキレと推進力があればと思うところはありますが,概ね満足できる出来かと思います。

録音ですが,ソロとオーケストラのバランスからいうと,少しソロが小さめでフォルテではソロが聴こえづらくなることがあります。協奏曲の録音としてはもう少しソロにフォーカスしていても良いのではないかと思います。一方オーケストラの方は少し残響が多めなのですが,その残響がふわっと自然に広がり空間を感じさせるものになっていて,また,楽器音への被りが少なく音色への影響も少ないので好感が持てました。このようなオーケストラ録音なら残響も許せますし良いのではないかと思います。

ブラームス:交響曲第1番,ハイドンの主題による変奏曲(尾高忠明指揮/大阪フィルハーモニー交響楽団)

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ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲変ロ長調作品56a
尾高忠明指揮/大阪フィルハーモニー交響楽団
2019年5月11日 大阪,ザ・シンフォニーホール
OVCL-00713 (P)(C)2019 Octavia Records (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,amazon music,HMV Onlineicon

尾高忠明指揮/大阪フィルハーモニー交響楽団によるブラームス・チクルスの第一弾。拍手の入るライヴ録音。尾高氏はブラームスの交響曲初録音とのことです。演奏はオーソドックスで,大オーケストラによる重厚でスケールの大きい,これぞブラームスの交響曲!という堂々とした立派なものでした。

録音ですが,かなり残響を多めに取り入れていて濃く密度が高いのですが,音色のバランスの崩れは少なく,明瞭感も残響量の割には悪くないです。しかし,演出感が強く生々しい質感が失われ,現実味が薄れてしまっているのが残念です。

タグ: [交響曲] 

ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」,第7番(アンドルー・マンゼ指揮/ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団)

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ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92
アンドルー・マンゼ指揮/ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
2019年1月21日-23日,3月11-14日 NDRハノーファー,放送局スタジオ大ホール
PTC 5186 814 (P)2019 Norddeutscher Rundfunk (C)2019 Pentatone Music (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

アンドルー・マンゼはバロック・ヴァイオリン奏者として有名ですが,指揮者としても活躍し,2014年からはハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めているとのことです。

そのオーケストラをしっかりと統率し,颯爽とした引き締まった音楽に仕上げていて良いと思いました。もう少し尖った演奏かと思っていたので意外に丸く抑えているなという印象ではありしたが(^^;。

録音ですが,少しマイク位置が遠めの印象で残響の影響を受けて音色と明瞭感に影響があるものの,楽器の質感は意外に保たれており,各楽器の分離感もあり,左右の広がり,ステージ感もあって悪くないと思いました。不満はあるもののこの録り方であれば許容範囲かなと思います。少しオマケですが四つ星半です。

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集(クロエ・ハンスリップ Vn/ダニー・ドライヴァー P)

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ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
クロエ・ハンスリップ Chloe Hanslip (Violin)
ダニー・ドライヴァー Danny Driver (Piano)
2017年3月2日, 5月4日, 10月17日 イギリス,サウサンプトン,ターナー・シムズ・コンサート・ホール
RCDB1000 (P)(C)2019 Rubicon Classics (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music(Vol.1,Vol.2,Vol.3)

ハンスリップは英のヴァイオリニスト。強い印象を残す演奏ではありませんが,表現が軟らかく上品で綺麗に整っているのが良いと思います。

録音ですが,少し距離感があり残響が被り気味ですっきりせず,ややもどかしさを感じます。少なくともヴァイオリンの方はもう少し寄って生々しさを残して欲しかったところです。惜しいです。

ブラームス:交響曲全集(パーヴォ・ヤルヴィ指揮/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン)

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ブラームス:交響曲全集
パーヴォ・ヤルヴィ指揮/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
2018年4月, 5月 パリ,シャンゼリゼ劇場
735004 (P)(C)2019 C Major Entertainment (輸入盤) (*Blu-rayディスク)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

パーヴォ・ヤルヴィ/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンのブラームスの交響曲のディスクはすでに一度発売されています(第1番,第2番,第3番,第4番)。これは2018年にパリ,シャンゼリゼ劇場で行われたコンサートのライヴ収録盤です。また,「ザ・ブラームス・コード」と題されたドキュメンタリーも収録されており,英独韓日の字幕が入っています(こちらは未視聴)。

それでその演奏なのですが,既発売のものと比べると,ライヴの高揚感,熱気がある一方で,表現はよりこなれてきていて,以前感じた違和感や独特さは薄れ,より普遍性をもった音楽へと進化したなぁと感心しました。一方でこの中規模編成のオーケストラの特徴や良さも薄れてきているようにも感じられ,でもそれはちょっとこの顔合わせに過度な期待をしすぎているのかもしれない,と思った次第です。

録音ですが,残響の質がいまいちで楽器音を濁している感が否めませんが,楽器音はしっかりと捉えられているので印象はそれほど悪くありません。TVでの鑑賞でも聴きやすいようにわずかにダイナミックレンジも狭めているかもしれません。もう少し音に伸びがあり濁り・雑味が少なければ良かったのにと思います。惜しいです。

タグ: [交響曲] 

シューマン:交響曲第1番,第3番「ライン」,マンフレッド序曲(ジョン・エリオット・ガーディナー指揮/ロンドン交響楽団)

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シューマン:交響曲第1番,第3番「ライン」,「マンフレッド」序曲
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮/ロンドン交響楽団

2019年2月10日, 2月7日 ロンドン,バービカン・ホール
LSO0844 (P)2020 London Symphony Orchestra (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

交響曲第2番,第4番はすでに発売されていますので,これで交響曲全曲録音プロジェクト完結です。基本的に演奏も録音も交響曲第2番,第4番と揃っています。録音の良さもあるのですが,雑味のないスッキリとした綺麗なサウンドが大変魅力的です。音楽の見通しも良く埋もれがちな内声まで聴こえてくるところもいいですね。

演奏も録音も良く好みであり,お気に入りの全集になりそうです。

グリーグ:ホルベルク組曲,弦楽四重奏曲(弦楽合奏版),シベリウス:ヴァイオリンと弦楽のための組曲(日下紗矢子/ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ)

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グリーグ:ホルベルク組曲(ホルベアの時代より)作品40
グリーグ:弦楽四重奏曲第1番ト短調作品27(弦楽合奏版)
シベリウス:ヴァイオリンと弦楽のための組曲ロ長調作品117
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ
日下紗矢子 (コンサートマスター)
2017年5月11日,2018年11月15日 ベルリン,コンツェルトハウス
KKC4179(BS 010) (P)(C)2019 b-sharp (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラはベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団を母体とし,2009年に日下紗矢子とミヒャエル・エルクスレーベンの二人をリーダーとして結成されたとのことです。グリーグの弦楽四重奏曲は日下自身の編曲です。

全体として速めのテンポで力強く攻める演奏なので,ホルベルク組曲と弦楽四重奏曲はまあ良いとして,シベリウスは元気がありすぎてだいぶ曲のイメージが違うかなと思いましたが,こういうのも嫌いではありません。ホルベルク組曲など第1楽章から勢いがあってノリが良くワクワクしました。

録音ですが,残響が多めで音の密度が高くやや濃いめの捉え方なのでちょっと暑苦しい感じがありますが,弦楽器の質感は良くでておりまずまず良好です。私としてはもう少しスッキリと録って欲しいとは思いましたが。
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