2020/09/30
最近購入したディスクのメモです。
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
橋本洋 Hiroshi Hashimoto (Violin)
2018年9月, 2019年1月, 2020年6月 東京,大田区民ホール・アプリコ小ホール
SONARE1050-51 (P)(C)2020 Sonare Art Office (国内盤)
参考:
Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Online
蒐集盤。私は全く存じ上げなかったのですが,解説書の経歴を見ると,東京藝術大学卒業後,ジュリアード音楽院でドロシー・ディレイに師事,その後日本および欧米各地で活躍され,2018年にはカーネギー・ホールでリサイタルを行うなど,相当の実力者のようです。楽しみです。
シューマン:交響曲第1番「春」,第3番「ライン」
パーヴォ・ヤルヴィ指揮/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
2009年12月20-22日,2010年4月9-11日 ベルリン,フンクハウス・ケーペニック
SICC 10102 (P)(C)2010 Sony Music Japan (国内盤)
参考:
Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Online
シューマン:交響曲第2番,「マンフレッド」序曲,「ヘルマンとドロテア」序曲,「メッシーナの花嫁」序曲,歌劇「ゲノフェーファ」序曲
パーヴォ・ヤルヴィ指揮/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
2011年4月8-10日,2011年12月-2012年3月 ベルリン,フンクハウス・ベルリン・ナレーパシュトラーセ
SICC 10119 (P)(C)2012 Sony Music Japan (国内盤)
参考:
Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Online
シューマン:交響曲第4番,序曲・スケルツォとフィナーレ,4本のホルンと管弦楽のためのコンツェルトシュトゥック
パーヴォ・ヤルヴィ指揮/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
2011年12月19-21日,2012年1月-12月 ベルリン,フンクハウス・ベルリン・ナレーパシュトラーセ
SICC 10208 (P)(C)2014 Sony Music Japan (国内盤)
参考:
Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Online
交響曲第1番,第3番のディスクは実は持っていてレビューもしていたのですが(→こちら),どこを探しても見つからず,買いそびれていた第2番,第4番と一緒に第1番,第3番も再購入してしまいました。以前聴いたときには録音の印象が今ひとつだったのですが,今聴くとまた違う印象になるかもしれません。
フォーレ:レクイエム作品48(大管弦楽 現行版)
フランク:交響曲ニ短調
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮/シャンゼリゼ劇場管弦楽団
2001年11月23-24日 アルスナル大ホール,メス,フランス
KICC 2470 (P)(C)2002 harmonia mundi (C)2018 King International (国内盤)
参考:
Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Online
,Apple Music
フランクの交響曲はレコード芸術誌の2020年10月号の特集「新時代の名曲名盤500」で1位に選出されていましたので,これは聴いてみようと思って入手しました。フォーレのレクイエムは今まで聴いたことがなかったので,この機会に聴いてみたいと思います。
ブラームス:チェロ・ソナタ集,他
ソニア・ヴィーダー・アサートン Sonia Wieder-Atherton (Cello)
イモージェン・クーパー Imogen Cooper (Piano)
2006年6月 La Ferme de Villefavard
88697 201872 (P)(C)2007 Sony BMG Music International
参考:
Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Online
Apple Musicでブラームスの2曲のソナタを聴いて深々とした音色が大変魅力的で良かったのでディスクを探したところ,このディスクが見つかり入手しました。2枚組で,2枚目にヴァイオリン・ソナタ第1番のチェロ編曲版が収録されています。

橋本洋 Hiroshi Hashimoto (Violin)
2018年9月, 2019年1月, 2020年6月 東京,大田区民ホール・アプリコ小ホール
SONARE1050-51 (P)(C)2020 Sonare Art Office (国内盤)
参考:
蒐集盤。私は全く存じ上げなかったのですが,解説書の経歴を見ると,東京藝術大学卒業後,ジュリアード音楽院でドロシー・ディレイに師事,その後日本および欧米各地で活躍され,2018年にはカーネギー・ホールでリサイタルを行うなど,相当の実力者のようです。楽しみです。

パーヴォ・ヤルヴィ指揮/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
2009年12月20-22日,2010年4月9-11日 ベルリン,フンクハウス・ケーペニック
SICC 10102 (P)(C)2010 Sony Music Japan (国内盤)
参考:

パーヴォ・ヤルヴィ指揮/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
2011年4月8-10日,2011年12月-2012年3月 ベルリン,フンクハウス・ベルリン・ナレーパシュトラーセ
SICC 10119 (P)(C)2012 Sony Music Japan (国内盤)
参考:

パーヴォ・ヤルヴィ指揮/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
2011年12月19-21日,2012年1月-12月 ベルリン,フンクハウス・ベルリン・ナレーパシュトラーセ
SICC 10208 (P)(C)2014 Sony Music Japan (国内盤)
参考:
交響曲第1番,第3番のディスクは実は持っていてレビューもしていたのですが(→こちら),どこを探しても見つからず,買いそびれていた第2番,第4番と一緒に第1番,第3番も再購入してしまいました。以前聴いたときには録音の印象が今ひとつだったのですが,今聴くとまた違う印象になるかもしれません。

フランク:交響曲ニ短調
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮/シャンゼリゼ劇場管弦楽団
2001年11月23-24日 アルスナル大ホール,メス,フランス
KICC 2470 (P)(C)2002 harmonia mundi (C)2018 King International (国内盤)
参考:
フランクの交響曲はレコード芸術誌の2020年10月号の特集「新時代の名曲名盤500」で1位に選出されていましたので,これは聴いてみようと思って入手しました。フォーレのレクイエムは今まで聴いたことがなかったので,この機会に聴いてみたいと思います。

ソニア・ヴィーダー・アサートン Sonia Wieder-Atherton (Cello)
イモージェン・クーパー Imogen Cooper (Piano)
2006年6月 La Ferme de Villefavard
88697 201872 (P)(C)2007 Sony BMG Music International
参考:
Apple Musicでブラームスの2曲のソナタを聴いて深々とした音色が大変魅力的で良かったのでディスクを探したところ,このディスクが見つかり入手しました。2枚組で,2枚目にヴァイオリン・ソナタ第1番のチェロ編曲版が収録されています。
2020/09/27

ドヴォルザーク:弦楽セレナーデ ホ長調 作品22
柳澤寿男指揮/バルカン室内管弦楽団
2019年5月13-15日 長野県 軽井沢 大賀ホール
audite 20.045 (P)(C)2020 Ludger Böckenhoff (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
指揮者の柳澤寿男氏の公式Webサイトがあります。そこにバルカン室内管弦楽団について「日本人指揮者柳澤寿男が2007年にバルカン半島の民族共栄を願って設立したオーケストラ。」と説明されています。旧ユーゴスラヴィアという複雑な土地で日本人の指揮者がどのような思いでこの室内管弦楽団を設立されたのか,私には本当のところを理解することは正直難しいのですが,好きな曲なので聴いてみました。
このような団体なので技術面はどうなのかと失礼ながらちょっと心配したのですが,全くの杞憂でした。十分に上手いですしアンサンブルも整っています。オーソドックスで丁寧に誠実に仕上げられています。この団体の成立の経緯など抜きにして十分に良い演奏だと思いました。良かったです。
そして録音ですが,多少の残響感はあるものの,各楽器の音色を質感豊かに,分離良く,弦楽器の魅力を上手く捉えていると思います。若干中域の響きに癖があるように思いますが許容範囲です。優秀録音ではないかもしれませんがまずまずの好録音と思います。
2020/09/27

ゴセック:17声の交響曲
フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮/レ・シエクル
2017年3月 フィルハーモニー・ド・パリ,2020年2月 ブローニュ=ビヤンクール,ラ・セーヌ
HMM 902423 (P)2020 harmonia mundi musique (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考:
これもハルモニアムンディによるベートーヴェン・イヤー・シリーズの1枚と思われます。話題の一枚ですね。ベートーヴェンはEdition 2019のベーレンライター版の楽譜を使用しているようですが,録音自体は2017年ということでこの点はちょっと謎です。
で,このハイテンションで突き進む演奏は圧倒的ですね。しかもこれだけの迫力ある演奏ながらオーケストラが見事に完璧にコントロールされ揃っています。聴いている側も熱くなる演奏ですが,さすがにちょっと疲れるかなと思います。
一方録音ですが...残響が多めです。特に低域の残響は過多と思います。再生機の低域の特性によって聴こえ方が大きく変わってきます。低域の量感が控えめ,または低域の締まった再生機であれば問題ないのですが,音作りとして低域をブーストしているような再生機では,低域が多すぎて中高域に被り明瞭感が損なわれるほか,飽和して歪んでいるようにさえ聴こえました。これはちょっとやり過ぎではないかと思います。
また,わずかにダイナミックレンジを圧縮しているようにも思いました。そのためかどうかわかりませんが,全体に音が汚く濁り気味です。閉空間で音が飽和しているようでやかましくうるさい感じがします。音の伸び,開放感がありません。聴き疲れするのはこの録音も一因になっていると思います。
演奏は大変魅力的なのですが,この録音はちょっといただけないと思いました。ちょっと厳しいと思いましたが私としてはこの録音を良しと出来なかったので三つ星半としました。残念です。
なお,録音としてはゴセックの方がだいぶマシに聴こえました。同じように録っているのかもしれませんが,曲として楽器のバランスや音量感・密度感などがだいぶ異なるためではないかと思います。
タグ: [交響曲]
2020/09/27

パーヴォ・ヤルヴィ指揮/フランクフルト放送交響楽団
hr-Sendesaal, Frankfurt, 3/2013(No.2), 3/2017(No.1); Alte Oper, Frankfurt, 2/2014(No.3), 4/2018(No.4, Intermezzo)
483 8336 (P)2020 Deutsche Grammophon (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
フランツ・シュミットの交響曲は聴いたことがありませんでしたので,パーヴォ・ヤルヴィ/フランクフルト放送交響楽団の演奏ということで,この機会に聴いてみることにしました。今回は録音のみのコメントです。
録音時期が2013-2018年,録音会場も2カ所での収録ですが,全体として似た音作りで統一感はあります。どちらかと言えばAlte Operで収録された第3番,第4番の方が良いように思いました。残響感は多すぎず少なすぎず,音は綺麗に整っています。若干全体を大きく捉えていてまとまりはあるものの個々の楽器の質感は弱めで実在感が薄くもどかしい感じはあります。ただ,ドイツ・グラモフォンとして標準的な録音という感じで悪くはないです。個人的にはもう少し楽器の質感を強めに生々しく録ってくれていたらと思いました。物足りなさを感じるところもありますが四つ星半の好録音としました。
2020/09/26

ヴォルフガング・リュプサム Wolfgang Rübsam (Lute-Harpsichord)
録音不明
(P)(C)2018 COUNTERPOINT RECORDS
好録音度:★★★★★
参考:

ヴォルフガング・リュプサム Wolfgang Rübsam (Lute-Harpsichord)
録音不明
(P)(C)2018 COUNTERPOINT RECORDS
好録音度:★★★★★
参考:

ヴォルフガング・リュプサム Wolfgang Rübsam (Lute-Harpsichord)
録音不明
(P)(C)2017 COUNTERPOINT RECORDS
好録音度:★★★★★
参考:

ヴォルフガング・リュプサム Wolfgang Rübsam (Lute-Harpsichord)
録音不明
(P)(C)2017 COUNTERPOINT RECORDS
好録音度:★★★★★
参考: Apple Music

ヴォルフガング・リュプサム Wolfgang Rübsam (Lute-Harpsichord)
録音 2016年
CR2.334G (P)(C)2017 COUNTERPOINT RECORDS
好録音度:★★★★★
参考:
いずれもリュート・チェンバロによる演奏。バッハのゴルトベルク変奏曲の演奏はちょっと苦手な感じでしたが,録音がとても良かったので入手しました。平均律クラヴィーア曲集は全曲(Vol.5まで)リリースされていますが,まずはVol.1だけ入手しました。
なお,物理メディアでのリリースは見つからず,ハイレゾの配信とApple Musicで見つけましたが,物理メディアでのリリースがあるかどうかはわかりませんでした。また,無伴奏チェロ組曲の第2集はなぜかApple Musicだけでした。なんでこんな中途半端なリリースになっているのかは不明です。私はHDtracksから入手しました。
演奏については,ゴルトベルク変奏曲同様,ゆっくりしたテンポでリズムを大きく崩して弾く独特のスタイルで,やっぱりちょっとついていけない感じがありますが,これからじっくり聴いてみようと思います。
録音については,ゴルトベルク変奏曲とはわずかに違うかなというところはありますが,基本的な音の捉え方はほぼ同一で,残響はほとんどなし,この素朴な楽器の音色を極めて素直に捉えています。ゴルトベルク変奏曲でもコメントしたとおり,私の好きな録音の典型と言える好録音です。
2020/09/21

チャイコフスキー:弦楽セレナーデ ハ長調 作品48
アニマ・ムジケ室内管弦楽団 Anima Musicæ Chamber Orchestra
2017年11月12, 13, 24-26日 ハンガリー,フンガロトン・スタジオ
HCD32764 (P)2019 Hungaroton (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:

ドヴォルザーク:弦楽セレナーデ ホ長調 作品22
アニマ・ムジケ室内管弦楽団 Anima Musicæ Chamber Orchestra
2017年11月12, 13, 24-26日 ハンガリー,フンガロトン・スタジオ
HCD32824 (P)2020 Hungaroton (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
モーツアルトのディベルティメント,アイネ・クライネ・ナハトムジークが良かったアニマ・ムジケ室内管弦楽団の弦楽セレナーデ集。アンサンブルがとても上手くスマートに上品に仕上がっています。響きも透明で美しいです。フォルテでも熱くならず丁寧に澄まして弾いているのが良いところでもあり,ちょっと物足りないところでもあります。もう少し躍動感があればと思いますが,これがこの団体のカラーなんでしょうね。
録音ですが,残響控えめでスッキリと明瞭に録っているのですが,先に取り上げたモーツアルトの録音に比べると少しベールがかかったようで音のキレと生々しさは少し失われているように思います。十分に好録音ではあるのですが,少々惜しく思います。
弦楽セレナーデ集の第一弾,第二弾,ということですが,弦楽オーケストラの作品をもっと録音して欲しいですね。録音はモーツァルトの録り方で...期待しています。
2020/09/21

モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525
アニマ・ムジケ室内管弦楽団 Anima Musicæ Chamber Orchestra
2014年9月7-10日 ブダペスト,フンガロトン・スタジオ
HCD32752 (P)2015 Hungaroton (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
アニマ・ムジケ室内管弦楽団は2010年にリスト音楽院の首席メンバーで創設された団体とのことで,これがデビュー盤とのことです。演奏も良かったのですが,録音が気に入ったので紹介します。
スタジオでの録音とのことですが,残響感は少し多めにあるのですが,楽器の直接音が支配的であり,明瞭感,音色も悪くありません。分離感も良好で,特に個々の楽器の弓が弦を擦って音を出している楽器の質感が感じられるところがとても良いです。適度な距離感で演奏を聴いているような生々しさ,左右のステージ感があります。これも私の聴きたい弦楽器の音ですね。気に入りました。
このディスクですが,Hungarotonのサイトからダウンロード購入しました(→アルバムのページ)。価格は2,899フォリントで日本円に換算すると約1,000円です(実際には何かの割引で2.630フォリントでした)。カード払いの換算レートがわかりませんが,日本でディスクメディアを購入するよりは安く手に入りました。なお,ハイレゾではなく44.1kHz/16bitのFLACでした。
2020/09/21

リチャード・トネッティ指揮/オーストラリア室内管弦楽団
2010年10月 シドニー,ユージン・グーセンス・ホール
BIS-SACD-1877 (P)(C)2012 BIS Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
比較的好きな録音が多いリチャード・トネッティのディスクを探していて見つけた一枚です。収録曲は下記の通りです。
グリーグ:
弦楽四重奏曲第1番ト短調作品27(トネッティ編)
2つの悲しい旋律作品34
恋愛詩作品43-5(トネッティ編)
ホルベルク組曲作品40
グリーグの弦楽四重奏曲の弦楽オーケストラ版は珍しいと思いますが,以前ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラの演奏を取り上げていました。弦楽オーケストラのレパートリーになりつつあるのでしょうか。しかし,元々弦楽四重奏でもちょっと響きが重く暑苦しいと思っていたのですが,弦楽オーケストラになってそれがさらに助長されています。これはちょっと苦手です。他の曲は良いですね。溌剌としていますし,弦楽器の豊潤で艶やかな響きがとても魅力的です。
録音ですが,残響はやや多めで楽器音への被りが少し気になるものの,弦楽器を自然な音色で質感豊かに捉えていて好印象です。私の聴きたい,好きな弦楽器,弦楽オーケストラの音に近いです。好録音です。
2020/09/21

サントゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮/フィルハーモニア管弦楽団
2019年11月3日 ロンドン,サウスバンク・センター,ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
SIGCD648 (P)(C)2020 Signum Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
ロウヴァリ指揮の演奏は今までシベリウスの交響曲を取り上げていました(→こちら)。シベリウスでも感じたことですが,この人が振ると,オーケストラの個々のプレーヤーの躍動が音楽を通して伝わってくる感じがするのです。そしてこの白鳥の湖ではそれがより顕著に思います。バレエ音楽ということも影響しているかもしれませんが。
そして録音なのですが,ライヴ録音のようなのですが,残響はあるものの控えめであり,演出感の少ない生の雰囲気がそのまま伝わってきます。高域の伸びと音の透明感に若干不満はあるものの,やや近めの音像で分離も良く各楽器の質感が感じられる点も良いと思います。中低域の響きも締まっています。優秀録音ではないかもしれませんが好録音です。
2020/09/20

ヴォルフガング・リュプサム Wolfgang Rübsam (Lute-Harpsichord)
18-21 September 2017, Immanuel Lutheran Church, Valparaiso, Indiana, USA
8.573921 (P)(C)2018 Naxos Rights (輸入盤)
好録音度:★★★★★
参考:
リュート・チェンバロ(ラウテンヴェルク)による演奏。演奏者のヴォルフガング・リュプサムは「ヘルムート・ヴァルヒャとマリー=クレール・アランに師事し,二度のバッハ全集を含む膨大な録音を成し遂げたオルガニスト」とのことです。
このリュート・チェンバロですが,通常のチェンバロは金属弦であるのに対し,ガット弦が張ってあるとのことで,その音色はチェンバロとは異なり,その名前の通りリュートに近い感じがします。素朴で温かみのある音色が特徴です。当時の楽器は現存しないそうで,この録音では,製作者キース・ヒルが復元した楽器が用いられているとのことです。
演奏ですが,ゆっくりしたテンポでリズムを大きく崩して弾く独特のスタイルです。ビート感ゼロ,というかマイナス?です。音楽が前に流れていかず,音楽に全く乗れないので私はこのスタイルは苦手です。しかし,半端なく崩しているのでかえって潔く,全く違う感覚で聴ける気はします。
そして録音なのですが,これが大変素晴らしい! 残響は皆無,楽器の音,楽器の響きだけをダイレクトに捉えていて,極めて明瞭,音のヌケも全く問題なく,音色も自然です。こういう録音はあざとい感じになりがちですが,そういう嫌みな感じも全くありません。この珍しい楽器の音色を何にも邪魔されることなく堪能できます。「こういう音で聴きたい!」という見本のような録音です。
ということで,文句なしの好録音です。演奏が苦手なのが残念なのですが,録音が素晴らしいため,聴き入ってしまいます。
あとリュート・チェンバロの演奏では,バッハの平均律クラヴィーア曲集,無伴奏ヴァイオリン編曲版,無伴奏チェロ組曲編曲版があるようですので(ダウンロード販売のみ?),これらも聴いてみようと思います。
2020/09/19

ベートーヴェン:ロマンス第1番作品40,第2番作品50
ダニエル・ミュラー=ショット Daniel Müller-schott (Cello)
リチャード・トネッティ指揮/オーストラリア室内管弦楽団
2001年10月18ー22日 ノンマウスシャー,ニンバス・コンサートホール
C 080 031 (P)(C)2003 ORFEO International Music (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考:
先日ブラームスのチェロ・ソナタ集を取り上げたダニエル・ミュラー=ショットがまだ若い頃にリチャード・トネッティ/オーストラリア室内管弦楽団と共演したディスク。ベートーヴェンの方は演奏者本人の編曲のようです。低音から高音まで柔らかくふくよかで透明感のある美音が素晴らしいですね。惚れ惚れします。
録音ですが,残響はやや多めでチェロの音に被って若干モゴモゴする感じはありますが,ソロの楽器音がフォーカスされていて協奏曲の録音としては好ましい録り方だと思います。全体として悪くはないのですが,ただやっぱりこの残響による音色への影響が気になります。好録音というには少し物足りません。本当に惜しいです。
2020/09/19

ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第4番
アイスリン・ノスキー Aisslinn Nosky (Violin)
ハリー・クリストファーズ指揮/ヘンデル&ハイドン・ソサエティ
録音不明
COR16113 (P)2013 The sixteen productions (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考:

ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第1番
アイスリン・ノスキー Aisslinn Nosky (Violin)
ハリー・クリストファーズ指揮/ヘンデル&ハイドン・ソサエティ
2015年1月23,25日 ボストン,シンフォニー・ホール
COR16139 (P)2016 The Sixteen Productions (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:

ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第3番
アイスリン・ノスキー Aisslinn Nosky (Violin)
ハリー・クリストファーズ指揮/ヘンデル&ハイドン・ソサエティ
2016年1月29-31日 ボストン,シンフォニー・ホール
COR16148 (P)2016 The Sixteen Productions (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
ヘンデル&ハイドン・ソサエティは200年以上の歴史をもつアメリカで最も古いピリオド・オーケストラで,ザ・シックスティーンの創設者・音楽監督でもあるハリー・クリストファーが音楽監督を務めているということです(前任者はクリストファー・ホグウッド)。そのハイドン交響曲ライヴシリーズから,ヴァイオリン協奏曲3曲をApple Musicで聴きました。ヴァイオリンはこの楽団のコンミスであり,ターフェルムジーク・バロック管弦楽団やアイブラー四重奏団でも活動しているアイスリン・ノスキーです。
ノスキーのヴァイオリンは上品で優しくおっとりとしていて,協奏曲の演奏としては押しが弱くちょっと物足りないところはあるものの,どこか懐かしさを感じる古風な雰囲気が良いと思いました。オーケストラの雰囲気に合わせているのかもしれません。
録音ですが,ヴァイオリン協奏曲第4番を収めたディスクは楽器音の捉え方がやや弱く音色がくすんでいて少し劣るのですが,あとの2枚はライヴの生の雰囲気を上手く出しています。少しホール音響を多めに取り入れていて音色への影響は気になるものの,明瞭感や高域の音のヌケもある程度確保されていて,まずまずです。
どちらかといえば快活で躍動感のある刺激的な音楽を求めてしまうのですが,時にはこういう雰囲気のある音楽もいいと思った次第です。
2020/09/17
最近購入したディスクのメモです。
フランツ・シュミット:交響曲全集,歌劇「ノートル・ダム」間奏曲
パーヴォ・ヤルヴィ指揮/フランクフルト放送交響楽団
2013-2018年 フランクフルト
483 8336 (P)2020 Deutsche Grammophon (輸入盤)
参考:
Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Online
,Apple Music
フランツ・シュミットの交響曲は聴いたことがありませんでした。「ノートル・ダム」間奏曲も題名は覚えがありますが,聴いたか記憶にありません。パーヴォ・ヤルヴィの演奏ということで,この機会に聴いてみることにしました。
ベートーヴェン:交響曲第1番,第2番,第3番「英雄」,他
トーマス・アデス指揮/ブリテン・シンフォニア
2017, 2018年 バービカン・センター(ロンドン)
SIGCD616 (P)2020 Britten Sinfonia (C)2020 Signum Records (輸入盤)
参考:
Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Online
,Apple Music
トーマス・アデスはイギリスの作曲家,指揮者,ピアニスト,とのことです。全集に向けての第一弾ではないかと思われます(第4番~第6番の発売が10月に予定されています)。
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ゴセック:17声の交響曲
フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮/レ・シエクル
2017年3月 フィルハーモニー・ド・パリ,2020年2月 ブローニュ=ビヤンクール,ラ・セーヌ
HMM 902423 (P)2020 harmonia mundi musique (輸入盤)
参考:
Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Online
,Apple Music
これもハルモニアムンディによるベートーヴェン・イヤー・シリーズの1枚と思われます。ベートーヴェンはEdition 2019のベーレンライター版の楽譜を使用しているようですが,録音自体は2017年ということでこの点はちょっと謎です。楽しみな1枚です。
ベートーヴェン:交響曲第1番,第2番
C. P. E. バッハ:交響曲ヘ長調 Wq.175, H.650,ト長調 Wq.183/4, H.666
ベルリン古楽アカデミー
2018年9月 テルデックス・スタジオ・ベルリン
HMM 902420 (P)2020 harmonia mundi musique (輸入盤)
参考:
Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Online
,Apple Music
ハルモニアムンディによるベートーヴェン・イヤー・シリーズより。ベルリン古楽アカデミーはこの前に第6番をリリースしています。弦楽器の編成が 5-6-4-3-2 という小編成で指揮者なしでの演奏のようです。ベートーヴェンが演奏した当時の編成を想定したとのことです。
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
ラン・ラン Lang Lang (Piano)
2020年3月15-18日 ベルリン,イエス・キリスト教会(セッション),2020年3月5日 ライプツィヒ,聖トーマス教会(ライヴ)
481 9701 (P)(C)2020 Deutsche Grammophon (輸入盤)
参考:
Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Online
,Apple Music
セッション録音と同時期に行われたライヴ録音の2つの演奏を収めたなんとも豪華なセット(セッション録音だけの通常版も発売されています)。しかも演奏時間がそれぞれ約93分という長時間に及ぶため4枚組になっています。この気合いの入ったせっと,どんな演奏が聴けるのか楽しみです。
シューマン:交響曲全集
グスタフ・クーン指揮/ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
2010年1-4月 ボルツァーノ,ハイドン講堂
WWE 2CD 60021 (P)(C)2011 col legno (輸入盤)
参考:
Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Online
このシューマンの他に,ベートーヴェン,ブラームスの交響曲全集があり,ベートーヴェンは以前取り上げていました(→こちら)。ブラームスも持っているはずなのですがどこにしまい込んでしまったのか見つかりません(涙)。シューマンがリリースされていたとは気づいていませんでした。楽しみです。
バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
リチャード・トネッティ Richard Tognetti (Voilin)
オーストラリア室内管弦楽団
21-24 October 2004 Eugen Goossens Hall
ABC 476 5691 (P)(C)2006 Australian Broadcasting Corporation (輸入盤)
参考:
Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Online
,Apple Music
リチャード・トネッティのディスクをもう一つ。自らが芸術監督を務めるオーストラリア室内管弦楽団をバックに演奏しています。これも先のヴァイオリン・ソナタ集と同時期のディスクですが,こちらはまだ現役盤かもしれません。
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
リチャード・トネッティ Richard Tognetti (Voilin)
ニール・ペレス・ダ・コスタ Neal Peres Da Costa (Harpsichord, Organ)
ダニエル・イアドン Daniel Yeadon (Viola da Gamba)
20-24 May 2005, 3-6 and 10-13 July 2006, 4 April 2007, Eugen Goossens Hall
476 5942 (P)(C)2007 Australian Broadcasting Corporation (輸入盤)
参考:
Tower Records
オーストラリアのヴァイオリニスト,リチャード・トネッティのディスクは結構好きな録音が多いので,たまたま目に留まったバッハのヴァイオリン・ソナタ集を入手しました。ただ廃盤になって久しいようで,あまり見つかりません。無伴奏ヴァイオリン,ヴァイオリン協奏曲,ヴァイオリン・ソナタ集をセットにした5枚組も出ているようですが,これもあまり流通していないようです(→amazon.co.jp)。
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
梯剛之 Takeshi Kakehashi (Piano)
Shinagawa City Gotanda Cualtural Center Music Hall, Tokyo on 7th July 2020
SONARE1049 (P)(C)2020 Sonare Art Office (国内盤)
参考:
Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Online
梯剛之氏の演奏は今まで聴いたことがありませんでしたので,この機会に聴いてみようと思い入手しました。

パーヴォ・ヤルヴィ指揮/フランクフルト放送交響楽団
2013-2018年 フランクフルト
483 8336 (P)2020 Deutsche Grammophon (輸入盤)
参考:
フランツ・シュミットの交響曲は聴いたことがありませんでした。「ノートル・ダム」間奏曲も題名は覚えがありますが,聴いたか記憶にありません。パーヴォ・ヤルヴィの演奏ということで,この機会に聴いてみることにしました。

トーマス・アデス指揮/ブリテン・シンフォニア
2017, 2018年 バービカン・センター(ロンドン)
SIGCD616 (P)2020 Britten Sinfonia (C)2020 Signum Records (輸入盤)
参考:
トーマス・アデスはイギリスの作曲家,指揮者,ピアニスト,とのことです。全集に向けての第一弾ではないかと思われます(第4番~第6番の発売が10月に予定されています)。

ゴセック:17声の交響曲
フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮/レ・シエクル
2017年3月 フィルハーモニー・ド・パリ,2020年2月 ブローニュ=ビヤンクール,ラ・セーヌ
HMM 902423 (P)2020 harmonia mundi musique (輸入盤)
参考:
これもハルモニアムンディによるベートーヴェン・イヤー・シリーズの1枚と思われます。ベートーヴェンはEdition 2019のベーレンライター版の楽譜を使用しているようですが,録音自体は2017年ということでこの点はちょっと謎です。楽しみな1枚です。

C. P. E. バッハ:交響曲ヘ長調 Wq.175, H.650,ト長調 Wq.183/4, H.666
ベルリン古楽アカデミー
2018年9月 テルデックス・スタジオ・ベルリン
HMM 902420 (P)2020 harmonia mundi musique (輸入盤)
参考:
ハルモニアムンディによるベートーヴェン・イヤー・シリーズより。ベルリン古楽アカデミーはこの前に第6番をリリースしています。弦楽器の編成が 5-6-4-3-2 という小編成で指揮者なしでの演奏のようです。ベートーヴェンが演奏した当時の編成を想定したとのことです。

ラン・ラン Lang Lang (Piano)
2020年3月15-18日 ベルリン,イエス・キリスト教会(セッション),2020年3月5日 ライプツィヒ,聖トーマス教会(ライヴ)
481 9701 (P)(C)2020 Deutsche Grammophon (輸入盤)
参考:
セッション録音と同時期に行われたライヴ録音の2つの演奏を収めたなんとも豪華なセット(セッション録音だけの通常版も発売されています)。しかも演奏時間がそれぞれ約93分という長時間に及ぶため4枚組になっています。この気合いの入ったせっと,どんな演奏が聴けるのか楽しみです。

グスタフ・クーン指揮/ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
2010年1-4月 ボルツァーノ,ハイドン講堂
WWE 2CD 60021 (P)(C)2011 col legno (輸入盤)
参考:
このシューマンの他に,ベートーヴェン,ブラームスの交響曲全集があり,ベートーヴェンは以前取り上げていました(→こちら)。ブラームスも持っているはずなのですがどこにしまい込んでしまったのか見つかりません(涙)。シューマンがリリースされていたとは気づいていませんでした。楽しみです。

リチャード・トネッティ Richard Tognetti (Voilin)
オーストラリア室内管弦楽団
21-24 October 2004 Eugen Goossens Hall
ABC 476 5691 (P)(C)2006 Australian Broadcasting Corporation (輸入盤)
参考:
リチャード・トネッティのディスクをもう一つ。自らが芸術監督を務めるオーストラリア室内管弦楽団をバックに演奏しています。これも先のヴァイオリン・ソナタ集と同時期のディスクですが,こちらはまだ現役盤かもしれません。

リチャード・トネッティ Richard Tognetti (Voilin)
ニール・ペレス・ダ・コスタ Neal Peres Da Costa (Harpsichord, Organ)
ダニエル・イアドン Daniel Yeadon (Viola da Gamba)
20-24 May 2005, 3-6 and 10-13 July 2006, 4 April 2007, Eugen Goossens Hall
476 5942 (P)(C)2007 Australian Broadcasting Corporation (輸入盤)
参考:
オーストラリアのヴァイオリニスト,リチャード・トネッティのディスクは結構好きな録音が多いので,たまたま目に留まったバッハのヴァイオリン・ソナタ集を入手しました。ただ廃盤になって久しいようで,あまり見つかりません。無伴奏ヴァイオリン,ヴァイオリン協奏曲,ヴァイオリン・ソナタ集をセットにした5枚組も出ているようですが,これもあまり流通していないようです(→amazon.co.jp)。

梯剛之 Takeshi Kakehashi (Piano)
Shinagawa City Gotanda Cualtural Center Music Hall, Tokyo on 7th July 2020
SONARE1049 (P)(C)2020 Sonare Art Office (国内盤)
参考:
梯剛之氏の演奏は今まで聴いたことがありませんでしたので,この機会に聴いてみようと思い入手しました。
2020/09/15

ジョルディ・サヴァール指揮/ル・コンセール・デ・ナシオン
2019年6月5,6日, 2019年10月5-9日 カタルーニャ,コルドナ城修道院
AVSA9937 (P)(C)2020 ALIAVOX (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
この顔合わせのモーツァルトの後期交響曲集が少し前にリリースされていて取り上げていました(→こちら)。アバウトなティンパニーが味わい深い迷演でした(^^;。ベートーヴェンの交響曲は1994年に録音された第3番がありました(→こちら)。
さて今回の録音は交響曲全集に向けての第一弾と思われますが... またティンパニーが出しゃばりすぎ!モーツァルトほどではないにしても,好き勝手にやらせすぎです。それが指揮者の指示なのかもしれませんが,ティンパニーにばかり耳が行ってしまって曲を楽しむどころではありません。バシッと決まっていればまだしも,微妙にズレているので気持ち悪いことこの上なし。せっかく生きのいいキレのある演奏なのに...(^^;。
録音ですが,残響がかなり多く,残響時間も相当長いため,楽器音への被りが気になります。そしてこれだけの残響量にも関わらず高域寄りの帯域バランスとなっていて,イコライザで高域を無理に持ち上げたような不自然さを感じます。実際にそうなのかどうかはわかりませんが。演出感も強めです。それを除けば各楽器の分離感も良好で,悪くないと思います。残響を許せる方なら問題ないと思います。ただやっぱりスッキリした録音ではないので,その点が引っかかります。四つ星半の好録音としましたが,正直あまり納得していません。
と,いろいろと文句を垂れてしまいましたが,楽しませていただきました。第6番以降は2021年の発売とのことなので,楽しみに待ちたいと思います。
2020/09/14

フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
2018年12月16-18日,2019年6月16-18日 ケルン・フィルハーモニー
MYR028 (P)(C)2020 myrios classics (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
録音との相乗効果もあるとは思いますが,これは超軽量級と言える仕上がりです。シャリーンとガラス片が鳴っているかのようなサウンドも独特です。そして個々の楽器の音像が小さめで分離も良いため,見通しが良い,を通り越してスカスカという感じです。シューマンの交響曲の音数の少なさが際立ちます。天上的サウンドは美しいのですが個々の楽器の質感が希薄で現実感があまりありません。
おそらく狙い通りの演奏・録音なのでしょうし,今までにない透明感のある美しい響きを実現しているとは思うものの,弦楽器が奥まりすぎて生々しさが失われてしまっているのは少々不満に思うところです。好録音とは思いますが,もう少し弦楽器の質感を強めに生々しさを出して欲しかったなと思いました。
いろんな面で考えさせられる演奏,録音でした。
2020/09/13

ロバート・トレヴィーノ指揮/バンベルク交響楽団
2019年1月2-5日, 7月8-12日 バンベルク,ヨゼフ・カイルベルト・ザール
cpo 555 252-2 (P)2020 cpo (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
先に取り上げたベートーヴェン交響曲全集の指揮者ロバート・トレヴィーノつながりで見つけたディスクです。Apple Musicで試聴しました。収録曲は次の通りです。
ブルッフ:
交響曲第1番~第3番
歌劇「ヘルミオーネ」作品40より前奏曲,葬送行進曲,間奏曲
歌劇「ローレライ」作品16より序曲
オラトリオ「オデュッセウス」作品4より前奏曲
初めて聴く曲ばかりなので,今回は録音についてのみコメントします。残響控えめでそれぞれの楽器の音を分離良く明瞭に捉えています。低域の量感があり,フォルテで低域が中高域に少し被って明瞭感を落としているところはありますが許容範囲です。音色も癖が少なく自然です。オーケストラ録音としてバランスが取れていて好ましく,ストレスなく聴くことが出来ました。
cpoは比較的好きな録音が多いのですが,このディスクの録音も良かったです。
2020/09/13

ロバート・トレヴィーノ指揮/マルメ交響楽団
2019年10月 Malmö Live Konserthus, Malmö, Sweden
ODE 1348-5Q (P)(C)2020 Ondine Oy, Helsinki
好録音度:★★★★☆
参考:
ロバート・トレヴィーノはアメリカ出身,30歳代半ばの若手指揮者とのことです。2019年9月にマルメ交響楽団の首席指揮者に就任したばかりの録音とのことです。
演奏は総じて速めで最終楽章は特に勢いよく疾走します。オーケストラのコントロールは行き届いていますが,細やかな表現は求めず,素直にストレートに一気に曲を創り上げていく硬派な演奏であり,個性を前面に出さず現代的な手法で本質を追求する一つの典型例のように思いました。こういうスタンダード志向で引き締まった充実感のある演奏は聴けば聴くほど味わいが深まるように思いますね。
録音ですが,残響感は控えめながら響きが若干音色を濁しているのが気になるものの,明瞭感,楽器の質感は良好です。もう少し左右のステージ感,楽器の分離感と見通しの良さ,ヌケの良さが欲しいとは思いましたが,まずまずの好録音と思います。
2020/09/13

イザベル・ファウスト Isabelle Faust (Violin)
クリスティアン・ベズイデンホウト Kristian Bezuidenhout (Harpsichord)
2016年8月18-24日 ベルリン,テルデックス・スタジオ
HMM 902256.57 (P)2017 harmonia mundi musique (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
前から気になっていたものの,買いそびれていたディスク。レコード芸術誌の2020年5月号の特集「新時代の名曲名盤500」で1位に選出されているのを見て,やっぱりちゃんと聴いておきたいと思い入手しました。
淡々と揺るぎなく地盤を築くチェンバロの上で,バロック楽器の特徴を活かした奏法で,自由に,伸びやかに,ニュアンス豊かに演奏されるヴァイオリンがとても印象的でした。
録音ですが,やや残響が多めで楽器音に被り音色に影響を与えているのですが,音の輪郭は比較的はっきりとしていて音の伸び,楽器の質感も感じられるため悪くありません。もう少し直接音主体に明瞭に録って欲しいところで,私の好みからは外れますが,これならギリギリ許容範囲かと思います。残響が許せる方なら問題ないと思います。オーディオ品質的にも良好と思います。少々オマケですが四つ星半の好録音としました。
2020/09/07

ダニエル・ミュラー=ショット Daniel Müller-Schott (Cello)
フランチェスコ・ピエモンテージ Francesco Piemontesi (Piano)
2018年1月7-10日 ミュンヘン,バイエルン放送第2スタジオ
C979201 (P)(C)2020 ORFEO International Music (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考:
Apple Musicでの試聴。私の中ではジャン=ギアン・ケラスと並ぶ美音チェリストと思っているダニエル・ミュラー=ショットのブラームス。第1番,第2番とヴァイオリン・ソナタ第1番のチェロ編曲版が収録されています。
演奏はふくよかで深々としたチェロの響きが期待通りです。特に低い音の美しさは格別です。彼の美質とブラームスはよく合っていると思います。
録音ですが,スタジオでの録音のようで,残響は控えめに抑えられていて,その点では好感が持てるのですが,少し捉え方が弱いというか,マイクが少し遠いのか,質感が意外に弱い気がします。もう少し寄ってボディ感を強く出して欲しかったところです。悪くはないのですが,好録音と言うには少し物足りません。惜しいです。
2020/09/07

フィリップ・ジョルダン指揮/ウィーン交響楽団
2019年9月25,26,28,29日 ウィーン,ムジークフェラインザール
WS021 (P)(C)2020 Wiener Symphoniker (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考:
Apple Musicでの試聴です。昨年秋にベートーヴェンの交響曲全集をリリースされていて取り上げていました(→こちら)。このベートーヴェンは「快速でメリハリを効かせた小気味よさが気持ちの良い演奏」でしたが,今回のブラームスは堂々とした引き締まった演奏ではありますが,よりオーソドックスにまとめているように思いました。なので,普通に良いと思う一方,印象に残りづらく物足りないという気もしました。もう少し何かこうグッとくるところがあれば...というのは欲張りすぎでしょうか。
録音ですが,中低域の残響感がかなり多く,楽器音がその響きの中に埋もれるような感じがになってややモゴモゴした音になってしまっています。そのため少し遠くで鳴っているように聴こえ,手が届きそうで届かないもどかしさを感じます。ベートーヴェンの録音よりもやや落ちると思いました。私の好みとはかなり遠く離れていて少々残念に思います。残響が許せる方なら問題ないかもしれません。
タグ: [交響曲]
2020/09/06

久石譲指揮/フューチャー・オーケストラ・クラシックス
2020年2月12-13日 東京オペラシティ・コンサートホール(ライヴ収録)
OVCL-00733 (P)(C)2020 Octavia Records Inc. (国内盤)
好録音度:★★★☆
参考:
最初の数秒聴いて,なんじゃこりゃー!と絶句するような下品極まりないティンパニーで開始...(でもまあここまでひどいのは最初の30秒だけでしたが)。全体にもの凄く速く,全曲のトータル時間が39分42秒です。第1楽章は最初のティンパニーもありますが,軍隊の行進かと思うような勇ましいところもあり,いいのかこれ...ブラームスで...というところが随所に出てきます。まあこういう演奏は嫌いではないし,楽しませていただいたのですが,勢い任せでちょっとやり過ぎ,品がないと思いました(もちろん狙い通りなんでしょうけど)。もう少し颯爽と格好良くやってほしいです。なお,第4楽章はこのスタイルがそこそこはまっていて良かったです。
録音ですが,中低域寄りであり,低域楽器が鳴り始めると全体に被って圧迫感がものすごいです。狭い空間を大音響で満たすような密度の高い音作りになっていて疲れます。もっと開放感,音場の広がり,分離感,見通しの良さが欲しいです。そんなに編成の大きなオーケストラではないのに,その特徴を活かすような録音ではないように思います。私としては少々残念です。
さて第2番以降がどのような演奏になるのか楽しみではあるのですが...ちょっと想像がつきません。
タグ: [交響曲]
2020/09/06

フランク・ペーター・ツィンマーマン Frank Peter Zimmermann (Violin)
マルティン・ヘルムヒェン Martin Helmchen (Piano)
September 2019 at the Siemens Villa, Berlin, Germany
BIS-2517 (P)(C)2020 BIS Records AB (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考:
全曲録音に向けての第一弾とのこと。ツィンマーマンの弾く楽器は1711年製のストラディヴァリウス「レディ・インチクイン」で,クライスラーが所有していた銘器,一方ヘルムヒェンの弾くピアノは2013年にダニエル・バレンボイムがベルギーのピアノ製作者クリス・マーネに製作を依頼した平行弦ピアノとのことで,このあたりもちょっと興味深いところです。
演奏は,抜群のキレを誇るテクニックを活かした推進力と躍動感に溢れたもので,これは大変素晴らしい出来ですね。かなり速いテンポでグイグイと進んでいくのですが,直線的にならず,一つ一つの音の表現が細やかで起伏に富みダイナミックかつニュアンス豊かです。ワクワクが止まりません!
録音ですが,残響はかなり多めであとにだいぶ尾を引くのですが,楽器音への被りは少なめで,明瞭感とヌケの良さはなんとかあるため,残響量の割には印象は悪くありません。ただやっぱりこの残響は過剰でまとわりつきが鬱陶しく感じられ,好みの録音とは少し外れます。この録音であれば残響が許せる方には問題ないかもしれませんが。だいぶオマケの四つ星半ですが,好録音というには少し引っかかります。
2020/09/06

ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調 作品22
コリン・デイヴィス指揮/バイエルン放送交響楽団
1970年9月 ロンドン
PROC-1348 (P)1988 Decca Music Group (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考:
タワーレコード企画盤。これも定評のある演奏だと思います。大オーケストラによる豊潤なサウンドが魅力です。演奏はどちらかといえばゆったりと優しく柔らかいのが特徴です。
録音ですが,残響が多くやや遠くで鳴っている印象で,シルクのような質感がある一方,音の輪郭がモヤッとしていて明瞭感に乏しいです。こういう録音が好みの方もいらっしゃるとは思いますが,私の好みからはだいぶ離れている感じです。
なお,下記の曲がカップリングとして収録されています。初CD化とのことです。
ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲 K.620
(以上,BBC交響楽団)
2020/09/06

ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調 作品22
ネヴィル・マリナー指揮/アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
1981年6月19-23日, 1982年2月12-14日 ロンドン
PROC-1788 (P)1982,1983 Decca Music Group (国内盤)
好録音度:★★★★
参考:
Tower Records Premium Classics Vol.2。これもご存じの通り同曲の定番中の定番。チャイコフスキーは一度取り上げていました(→こちら)。また同顔合わせで1968年/1970年にも録音されていました(→こちら)。
改めて聴いてみて,室内管弦楽団の編成にしてはかなり重厚な響きを出しているのに驚きます。それでいてキレがありテンポ良く音楽が進んでいくのが気持ち良いです。機動性のある演奏はさすがです。
一方録音ですが,先ほど述べた重厚な響きは録音によるところも大きいと思います。残響を多めに取り入れて響きを補完しているように思います。これがこの団体の演奏を活かす録音かというと,私は少し疑問に思いますが,まあ弦楽器の音色を楽しむという点では良いかもしれません。私としてはもう少し響きを抑えてスッキリと見通しよく,キレのある演奏を活かす録音にして欲しかったと思いますが。
本盤,タワーレコードの企画盤ですが,レーベルの現役盤はもしかしたらないかもしれません。こういう名盤でも廃盤になってしまうのは残念なことです。タワーレコードに感謝。
2020/09/06

ドヴォルザーク:弦楽セレナーデ ホ長調 作品22
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1980年9月 ベルリン,フィルハーモニー
UCCG-51051 (P)1981 Deutsche Grammophon (国内盤)
好録音度:★★★★
参考:
皆様よくご存じの名盤。久しぶりに聴きました。良くも悪くもカラヤン/ベルリン・フィルの特徴が詰まっていると思います。プレーヤ全員の「俺の音を聴け!」と言わんばかりの自己主張の集合体のような分厚いサウンドを引き出すカラヤンの手腕に感嘆するも,一方で縦の線もバラバラ,音程が悪いどころか,明らかなミスと思える音程外しも放置する雑な仕上げが散見されます(ドヴォルザークの第2楽章4:06など)。この壮麗なサウンドの魅力を感じつつも,粗がどうしても我慢できないのも正直なところ。好き嫌いがはっきり分かれる演奏でしょうね。
録音ですが,残響感はそれほど多くないものの,少し高域の伸びが足らず,音色の曇りは感じられますが,ベルリン・フィルの弦楽器の魅力をキッチリ伝えてくれるだけの明瞭さは確保されていると思います。悪くはないと思いつつ好録音というには少しものたりないので四つ星です。
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プロフィール
Author: 𝕥𝕤𝕪𝟚𝟚𝟟 (@tsy227)
主に音楽とオーディオについて書いています。特に録音にこだわって書いていきます。私の録音に対する考え方を『「好録音」の録音評価のスタンスについて』という記事で表明しました。ご一読いただければ幸いです。
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