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The Harpweaver (Maeve Gilchrist feat. Aizuri Quartet and Kyle Sanna)

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The Harpweaver
メイヴ・ギルクライスト Maeve Gilchrist (Harp)
2020年10月9日発売
参考: 公式Webサイト,bandcamp,amazon music,Apple Music

大好きなケルティック・ハーピスト,メイヴ・ギルクライストの久しぶりの新譜。アイズリ弦楽四重奏団(Aizuri Quartet)とギタリストのカイル・サンナ(Kyle Sanna)が参加しています。ハープソロ,弾き語りの他に,弦楽四重奏団とのアンサンブルというのが弦楽好きの私としては最高にうれしいです。

Apple Musicやamazon musicでストリーミング配信はありますが,ディスクの取り扱いはbandcampでしか見つかりませんでした。ディスクが欲しかったのでここで購入しましたが,ディスクを購入するとファイルのダウンロードも可能というのが良いです(FLAC(96kHz/24bit)もありました)。

YouTubeにタイトル曲が公開されていましたので載せておきます。最初から素晴らしいのですが,5:00あたりからがとても好きですね。最高です。


(記2021/2/13)



bandcampで注文していたディスクが届きました。裏面に直筆のサインの入ったポストカードも同封されていました。

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共演しているAizuri Quartetですが,藍摺弦楽四重奏団だそうです(→公式Webサイト)。ヴァイオリンのMiho Saegusaさんは北九州出身の日本人で,ヴィオラのAyane Kozasaさんも日本人の名前とおもわれるのですが,よくわかりませんでした。現在ニューヨークを拠点に活動されているそうです。

(記2021/2/28)

タグ: [ハープ]  [YouTube] 

シューマン:交響詩全集(準・メルクル指揮/NHK交響楽団)

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シューマン:交響曲全集
準・メルクル指揮/NHK交響楽団
2006年7月12-15日 東京,すみだトリフォニーホール
OVCL-00321 (P)(C)2008 Octavia Records (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo(Vol.1)/(Vol.2),Apple Music

録音のせいかもしれませんが,骨太の堂々としたシューマンだなと思いました。こういう演奏のためかオーケストラは少し音が粗めです。昨今のスマートなシューマンとは異なる,どちらかと言えば少し古い世代の演奏に聴こえました。これはこれで聴き応えがあり良かったです。また,埋もれがちな内声を少し強めに出して聴こえるようにしているのも面白いです(ヴィオラの努力が報われている!)。

録音ですが,残響はやや長めで,ややまとわりつきが鬱陶しく感じられることと,フォルテでサウンドの密度が高すぎて混沌とし暑苦しく感じられるところはあるものの,弦楽器がしっかりと聴こえること,やや誇張した音作りで聴きたい楽器の音が聴こえてくることなどから,トータルのイメージとしては悪くありません。もう少しスッキリと録って欲しいとは思いますが。少しオマケですが四つ星半の好録音としました。

ベートーヴェン:交響曲全集より(飯森範親指揮/ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団)

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ベートーヴェン:交響曲第1番,第3番「英雄」
飯森範親指揮/ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
2005年5月25-27日, 10月5-6日 ロイトリンゲン,ヴュルテンベルク・フィルハーモニースタジオ
OVCL-00226 (P)(C)2006 Octavia Records (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

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ベートーヴェン:交響曲第4番,第6番「田園」
飯森範親指揮/ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
2005年5月18,19,23,24日 ロイトリンゲン,ヴュルテンベルク・フィルハーモニースタジオ
OVCL-00228 (P)(C)2006 Octavia Records (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

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ベートーヴェン:交響曲第7番,第8番
飯森範親指揮/ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
2005年9月9,10日, 10月4,5日 ロイトリンゲン,ヴュルテンベルク・フィルハーモニースタジオ
OVCL-00249 (P)(C)2006 Octavia Records (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

飯森範親氏がベートーヴェンの全集を録音されていたとは気がついていませんでした。第7番,第8番はディスクを購入,第1番,第3番と第4番,第6番はApple Musicで聴きました。第2番,第5番,第9番は未聴です。単価がちょっと高いのですべて揃えるのは躊躇してしまいました(ごめんなさい)。

演奏は至極オーソドックスです。頭の中にある曲のイメージにかなり近いため,違和感なくすんなりと音楽が入ってきます。なので聴いたあとの印象は薄いのですが,とても良く作り込まれていると思いますし,オーケストラのアンサンブルも整っていて,高い水準で仕上げた良い演奏だと思いました。

録音ですが,残響時間はかなり長いのですが,楽器音への被りは少なく,楽器音と間接音の分離が取れていて,残響の取り入れ方としては好ましいと思いました。中低域のエネルギー感が結構あり中高域とのバランスがやや低域に偏っているので,もう少し高域のヌケ感があると良かったと思います。私の好みの録音とは少し違い不満もあるのですが,それでもまずまず良好と思いましたので四つ星半の好録音としました。

全集のうちの以下の2枚は未聴です。

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ベートーヴェン:交響曲第2番,第5番「運命」
飯森範親指揮/ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
2005年5月20,21日, 9月7,8日 ロイトリンゲン,ヴュルテンベルク・フィルハーモニースタジオ
OVCL-00224 (P)(C)2005 Octavia Records (国内盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

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ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
飯森範親指揮/ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
2006年1月5,7日 ロイトリンゲン,ヴュルテンベルク・フィルハーモニースタジオ
OVCL-00239 (P)(C)2006 Octavia Records (国内盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo

■購入ディスクメモ(2021年2月) その2

最近購入したディスクのメモです。



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ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲集
ドロテー・オベルリンガー Dorothee Oberlinger (Recorder)
ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ
2004年9月24-26日 イタリア北部ヴェネト地方トレヴィゾ近郊コル・サン・マルティーノ,サン・ヴィジリオ教会
ARCANA A910 (P)2005 (C)2020 Outhere Music (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

ARCANAレーベルの廉価盤再発売シリーズの1枚。ヴィヴァルディのリコーダー協奏曲RV.443が聴きたくて入手。この曲はミカラ・ペトリのフィリップス録音が私のリファレンスなのですが,好きな曲なのでこれを超える演奏を探し求めています。さてこれはどうでしょうか。ARCANAレーベルは比較的録音が好ましいものが多いので録音面でも期待。



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リヒャルト・シュトラウス:交響詩全集 (5 CD)
フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮/南西ドイツ放送交響楽団
録音 2012-2015年
SWR19426CD (P)2012-2016 SWR Media Services (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

過去発売されてきた単売をまとめたボックスセット。収録曲は下記の通りです。

交響詩「英雄の生涯」作品40
交響詩「死と浄化(変容)」作品24
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」作品28
交響詩「ドン・キホーテ」作品35
交響詩「マクベス」作品23
交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」作品30
交響的幻想曲 作品16「イタリアより」
アルプス交響曲 作品64
交響詩「ドン・ファン」作品20
家庭交響曲 作品53
メタモルフォーゼン~23の独奏弦楽器のための習作



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ハイドン:弦楽四重奏曲第76番ニ短調作品76-2「五度」
バルトーク:弦楽四重奏曲第3番ハ短調Sz.85
モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番ハ長調K.465「不協和音」

モディリアーニ四重奏団 Quatuor Modigliani
2019年12月14-17日 スイス,ラ・ショー=ド=フォン,市民劇場
MIR506 (P)(C)2020 mirare (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

同団体はドビュッシー/ラヴェル/サン=サーンス弦楽四重奏曲集,ハイドン弦楽四重奏曲集,ドヴォルザーク/バルトーク/ドホナーニ弦楽四重奏曲集などを取り上げてきました。いずれも演奏・録音とも良かったので本作も楽しみです。



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ショパン:前奏曲集作品28,練習曲集作品10,25,他
ラファエル・オロスコ Rafael Orozco (Piano)
1967年 ロンドン,1970,71年 パリ
0190295127404 (P)(C)2021 Parlophone Records (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music(Preludes)/(Etudes)

ショパン練習曲集をもう一つ。ラファエル・オロスコはスペインのピアニスト。2020年にオリジナルテープよりリマスタリングされた音源とのこと。初CD化。



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ショパン:練習曲集作品10,25,3つの新練習曲
藤井亜紀 Aki Fujii (Piano)
2020年10月5-7日 代官山教会
QACK-30019 (P)(C)2021 T&K Entertainment (国内盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

最近見かけると買ってしまうショパン練習曲集。プレイエル社1843年製80鍵フォルテピアノでの演奏。タカギクラヴィア(株)が所蔵するオリジナルの状態が保たれたものということです。A=430で,現代のピアノと機構が異なるため奏法の見直しが必要であったと解説書に記載がありました。



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バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番,第4番,他(ヴィオラ版)
タベア・ツィンマーマン Tabea Zimmermann (Viola)
2018年10月6,7日, 11月24,25日 ベルリン,イエス・キリスト教会
MYR026 (P)(C)2020 myrios classics (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

蒐集盤。ヴィオラによる演奏。クルターグの「サイン,ゲームとメッセージ」より6曲がカップリングされています。"SOLO II"というタイトルで,1作目の"SOLO"は2008年頃に録音されておりバッハ無伴奏チェロ組曲第1番,第2番が収録されていました。



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バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番,第2番,第3番(ギター版)
益田正洋 Masahiro Masuda (Guitar)
17-19 June 2020 Urayasu Concert Hall
FOCD9845 (P)(C)2021 FONTEC INC. (国内盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

蒐集盤。演奏者本人の編曲によるギター版バッハ無伴奏チェロ組曲全曲のVol.1。Vol.2は2021年中に発売予定とのことです。タイトルは"BACH on Guitar 3"ということで,バッハのディスクが今までに2枚発売されています。デビュー30周年記念盤。



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アリアドネの迷宮
アリアンナ・サヴァール Arianna Savall (Harp)
2018年5月23,24日, 10月2,3日 ベルギー,シャトー・ド・フラウィンヌ
AV9941 (P)(C)2020 Alia Vox (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

アンティーク・ハープの弾き語り。アリアンナ・サヴァールはスイス・バーゼル出身。父は指揮者のジョルディ・サヴァールとのことです。収録曲は参考に挙げたサイトをご参照ください。解説書の写真を見ると7種類ほどのハープを使い分けているようです。クラシックに分類されていますが,トラッド的な雰囲気も持っています。



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ボロディン:弦楽四重奏曲第1番,第2番
ロシア弦楽四重奏団 Russian String Quartet
January 1996 Russian Broadcast, Studio 1, Moscow
74321 51633 2 (P)1996 (C)1997 ARTE NOVA (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

ボロディンの弦楽四重奏曲第2番は超有名ですが,第1番はレアというほどレアではないものの,それほど多くの録音があるわけではありません。1980年頃のボロディン四重奏団のディスクが愛聴盤なのですが,その他の演奏も聴いてみたくなり選んだのがこのディスク。すでに廃盤ですので中古にて。

ベートーヴェン:交響曲全集(ロジャー・ノリントン指揮/シュトゥットガルト放送交響楽団)

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ベートーヴェン:交響曲全集
ロジャー・ノリントン指揮/シュトゥットガルト放送交響楽団
2002年8月-9月 シュトゥットガルト,リーダーハレ,ベートーヴェンザール
SWR19525 (P)2002 SWR Media Services (C)2020 Naxos (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,amazon music,HMV Onlineicon,Apple Music

ノリントン2回目のベートーヴェン交響曲全集(1回目は1989-89年 ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ)。拍手の入るライヴ録音。

速めのテンポで攻める演奏。オーケストラも指揮によく追従していて軽快で引き締まっていてキレがありほとんど乱れません。近年は珍しくなくなったスタイルですが,その中でも良く出来ているのではないでしょうか。好きなタイプの演奏です。

録音ですが,残響は控えめに抑えられていて,明瞭感はまずまずです。少し距離感があり個々の楽器の質感は弱めでちょっとまとめすぎかなと思いますが,イコライザで調整されたような不自然さは感じるものの,結果として帯域バランスは整えられていて聴きやすく仕上げられています。ただ,真綿でくるんでダンプしたような質感があって音の伸びが抑えられたように感じるのは距離感のせいかもしれません。もう少し生々しさがあると良かったと思います。とまあ不満はあるものの全体としては音色が整っている点で悪い印象にならなかったので四つ星半の好録音としました。

メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集(エッシャー弦楽四重奏団)

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メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第1番,第4番,他
エッシャー弦楽四重奏団 Escher String Quartet
2014年4月 イギリス,サフォーク,ポットンホール
BIS-1960 SACD (P)2015 BIS Records (輸入盤)
好録音度:★★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

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メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番,第3番,他
エッシャー弦楽四重奏団 Escher String Quartet
2014年9月 イギリス,サフォーク,ポットンホール
BIS-1990 SACD (P)2015 BIS Records (輸入盤)
好録音度:★★★★★
参考: Tower Records,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

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メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第5番,第6番,他
エッシャー弦楽四重奏団 Escher String Quartet
2015年5月 イギリス,サフォーク,ポットンホール
BIS-2160 SACD (P)2016 BIS Records (輸入盤)
好録音度:★★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,e-onkyo,Apple Music

エッシャー弦楽四重奏団は以前にドヴォルザーク「アメリカ」,チャイコフスキー第1番,ボロディン第2番を収録したディスクを取り上げていました。演奏も録音も良い素晴らしいディスクでした。

同団体のメンデルスゾーンの全集が出ているというので聴いてみましたが,同様に溌剌とした躍動感と歌心のある演奏が大変魅力的であり,技術力,アンサンブル力が高く隅々までコントロールが行き届いていますし,各奏者の楽器の音色もニュアンス豊かです。

そしてその演奏を支える録音が良いですね。残響はあるものの楽器音にほとんど影響を与えておらず,明瞭感,音色の自然さ,楽器の質感,各楽器の分離感,ステージ感,見通しの良さ,突出したものはないにせよ,どれをとっても高い水準でバランスが取れています。全くストレスなく気持ち良く音楽に没入できます。こういう録音がもっと増えて欲しいという願いを込めて五つ星評価としました。

■購入ディスクメモ(2021年2月) その1

最近購入したディスクのメモです。



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ハイドン:弦楽四重奏曲集作品76「エルデーディ四重奏曲」
ロンドン・ハイドン四重奏団 The London Haydn Quartet
2020年2月27日-3月3日 ポットン・ホール(サフォーク)
CDA68335 (P)(C)2021 Hyperion Records (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

弦楽四重奏曲全集への第九弾。作品9,作品17,作品20,作品33,作品50,作品54,作品55,作品64,作品71,作品74はレビュー済みです。全集化もいよいよ大詰めで待ちに待ったエルデーディ四重奏曲! じっくりと楽しみたいと思います。



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ハイドン:弦楽四重奏曲集作品76「エルデーディ四重奏曲」No.4-6
キアロスクーロ四重奏団 Chiaroscuro Quartet
2018年1月 ドイツ,ノイマルクト,ライツターデル
BIS-2358 SACD (P)(C)2020 BIS Records (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

エルデーディ四重奏曲のNo.1-3はすでに発売されていました。これで作品76全6曲が揃います。この曲集はハイドンの四重奏曲の中でも大好きなので楽しみです。



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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
ライラ・シャイエーク Leila Schayegh (Violin)
2019年9月9-11日,2020年1月21-23日 TPR音楽ルーム(ラ・ショー・ド・フォン,スイス)
GLOSSA GCD 924205 (P)(C)2021 note 1 music (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

蒐集盤。バロック・ヴァイオリンによる演奏。ライラ・シャイエークはスイスの音楽大学,バーゼル・スコラ・カントルムの教授。彼女自身もここでキアラ・バンキーニに学び,アンサンブル415,ラ・リゾナンサ,コンチェルト・ケルンといった古楽のアンサンブルで活躍してきたとのことです。



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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
Liu Yunzhi (Violin)
録音不明
(P)2018 Ncpa Classics
参考: Apple Music,amazon music

蒐集盤。といってもディスクでの販売があるのか不明です。Apple Musicで見つけました。演奏者もよくわかりませんが,中国の人ではないかと思います(違うかもしれません)。



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バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
木越洋 Yo Kigoshi (Cello)
Yokohama Minatomirai Hall, Kanagawa, 1st, 10th June & 31th July 2020.
MM-4086-87 (P)(C)2021 MEISTER MUSIC (国内盤)
参考: Tower Records,Apple Music,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

蒐集盤。木越洋は1978年より新日本フィルハーモニー交響楽団主席チェロ奏者,1981年より33年間NHK交響楽団主席チェロ奏者を務められたとのこと。少し聴いたところリピートがすべて省略されているようで,聴く前からだいぶ残念な気分になっています(涙)。



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ショパン:練習曲集作品10, 25,3つの新練習曲
上野真 Makoto Ueno (Piano)
2020年3月24-27日 福井県美浜町生涯学習センターなびあす
OVCT-00178 (P)(C)2021 Octavia Records (国内盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo

ショパンの練習曲集をもう一つ。上野真は京都市立芸術大学音楽学部教授,名古屋音楽大学客員教授で,日本音楽コンクール,松方ホール音楽賞などの国内の主要なコンクールの審査員を務めておられるとのこと。解説書で「ショパンの練習曲集… 特に若い学生に向けて… 使用楽譜,使用楽器について,そして目指したもの」というタイトルで10ページにわたって文章を載せておられます(未読)。使用楽器は2012年製のFazioli F308 #2047と記載されています。



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ショパン:練習曲集作品10, 25, ソナタ第2番, 第3番, 即興曲集
ジャニーナ・フィアルコフスカ Janina Fialkowska (Piano)
1997年8月5,6日,1999年6月 トロント,ジョージ・ウェストン・リサイタル・ホール
ACD2 2554 (P)2010 (C)1997,1999 ATMA CLASSICS (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

最近蒐集盤になってきたショパンの練習曲集の収録されたアルバム。ジャニーナ・フィアルコフスカはカナダのピアニスト。Apple Musicで試聴して良さそうだったので入手しました。

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲,ロマンス ト長調,ヘ長調(レナ・ノイダウアー/マルクス・ボッシュ指揮/カペッラ・アキレイア)

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ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
ヴァイオリンのためのロマンス作品40, 作品50
レナ・ノイダウアー Lena Neudauer (Violin)
マルクス・ボッシュ指揮/カペッラ・アキレイア
May 11-13, 2018 Congress Centrum Heidenheim
777 559-2 (P)2019 cpo (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

モーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集が良かったレナ・ノイダウアーのベートーヴェン。比較的好きな録音の多いcpoレーベルからということもあって聴いてみることにしました。

それで演奏なのですが,力みがないというか軽く粘らない弓遣いで,軽やか爽やかですね。押しが強くなくグイグイ来ません。その点が物足りないかもしれませんが,こういう自然体の演奏も良いと思いました。音色も透明感があり美しく,技術的にも安定していて安心して聴けます。

録音ですが,残響はそれなりにありますが,音色や明瞭感を損なうほどのことはなく,十分許容範囲です。オーケストラのサウンドが演出感もほとんどなく自然で好感が持てます。ソロも綺麗な音で録られていて問題ありません。欲を言うと協奏曲の録音としてはもう少しソロにフォーカスして質感強めに捉えても良かったのではないかと思いました。とはいえ十分好録音と言えると思います。

シューマン:弦楽四重奏曲第1番,第2番,第3番(エマーソン弦楽四重奏団)

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シューマン:弦楽四重奏曲第1番,第2番,第3番
エマーソン弦楽四重奏団 Emerson String Quartet
2018年12月19,20日, 2019年1月23,24日, 2018年5月16,17日, ニューヨーク州ブロンクビル,コンコーディア大学,ニュージャージー州マディソン,ドリュー大学
PTC 5186869 (P)(C)2020 Pentatone Music (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

エマーソン弦楽四重奏団はご存じの通りドイツ・グラモフォンに数多くの録音を残してきた弦楽四重奏団ですが,最近あまり録音がなかったように思います。久々の録音ではないでしょうか。また,第1番と第2番は初めての録音というのも意外です。

演奏はさすが一流のベテランです。細部まで表現が練られていて隙がありません。切れ味の鋭さを基調とした直線的な演奏ながら,個々の奏者のニュアンス豊かな音色,歌心のある生き生きとしたフレージングが曲を鮮やかに彩ります。こういったところがドイツ・グラモフォン時代より進化しているように思いました。

そして録音ですが,直接音を主体とし残響はその後でふわっと広がる程度であり,明瞭感,音色の帯域バランス,ヌケの良さなど申し分ありません。ステージ感,個々の楽器の分離感がもう少しあれば見通しが良くなると思いました。また,少し現実感に乏しく商品化された音楽という感じが強いので,もう少し生々しく録って欲しいところです。とはいえ,鑑賞の邪魔になる要素は少なく,まずまずの好録音と言えると思います。

演奏も録音もとても良かったので,今後も録音を続けて欲しいと思います。

シベリウス:交響曲第1番,第3番(オーウェイン・アーウェル・ヒューズ指揮/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団)

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シベリウス:交響曲第1番,第3番
オーウェイン・アーウェル・ヒューズ指揮/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
2019年8月5-7日 セント・ジョンス・スミス・スクエア(ロンドン)
RCD 1055 (P)(C)2020 Rubicon Classics (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

オーウェイン・アーウェル・ヒューズは1942年生まれ,ウェールズのカーディフ出身。ボールト,ハイティンク,ケンペらに指揮を学んだとのこと。ロイヤル・フィルとのシベリウス・サイクル第一弾。

大オーケストラで演奏されるスケールの大きな音楽が良いです。第3番はどちらかというとこぢんまりと演奏されることが多いように思いますが,第1番同様のスケール感で演奏されるのもかえって新鮮に聴こえたりします。どことなく漂うおおらかさもこの演奏の魅力になっていると思いました。

録音ですが,若干録音会場の響きが多めに取り入れられていて,楽器音がわずかにくすんでしまっていますが,明瞭感と楽器の質感はそこそこ保たれています。もう少しクリアーでヌケの良い音で録ってくれていれば良かったのですが。惜しいと思います。

録音はあと一歩というというところでしたが,演奏は良かったので,今後のリリースも楽しみに待ちたいと思います。

タグ: [交響曲] 

ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」,他(アンドリス・ネスソンス指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団)

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ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(1878/1880年版)
ワーグナー:「ローエングリン」第一幕への前奏曲
アンドリス・ネスソンス指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
2017年5月 ライプツィヒ
479 7577 (P)2018 Deutsche Grammophon (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

ブルックナーの交響曲はどちらかと言えば苦手であまり聴かないのですが,この第4番は大学オーケストラで一度演奏したことがあって(ヒドイ目に遭ったのですが...),時々聴きたくなります。その時々がやってきましたので,先日チャイコフスキーの後期交響曲のBru-rayを手に入れたネルソンス/ゲヴァントハウス管弦楽団で聴いてみました。

で,聴いてみて,おぉ!なんかすごく颯爽としてカッコいいブルックナーではないですか! 今まで聴いてきた演奏とは少し違う新しい時代のスタンダードを志向した演奏に思いました。一般的な評価がどうなのかわからないのですが,私としては結構気に入りました。

録音ですが,ドイツ・グラモフォンらしく綺麗にそつなくまとめている印象です。まとまり過ぎていて録音としてのインパクトはほとんどなく,それが良い点でもあり,物足りない要因にもなっています。ブルックナーにしては残響は抑えめかと思いますが,もう少し抑えてスッキリと生々しい質感を出して欲しいと個人的には思いました。ただ,ブルックナーの録音としてはこれ以上響きを抑えるのは一般的に受け入れ難くなってくるのだろうなとは思いましたが。不満は残るものの悪い印象ではなかったので四つ星半の好録音としました。

この演奏・録音なら他の曲も聴いてみようかなと気になってきました。

あと,併録のローエングリン第一幕への前奏曲が美しく,こちらも素晴らしかったことを付け加えておきます。
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