ビートルズ・ゴー・バロック(ペーテル・ブレイナーと彼の室内オーケストラ)

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ビートルズ・ゴー・バロック Beatles Go Baroque
ペーテル・ブレイナーと彼の室内オーケストラ
1992年2月, 3月 スロヴァキア,ブラティスラヴァ,モイゼス・ホール
8.990050J (P)(C)1995 HNH International (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
クラシック演奏家によるロックの編曲版にはついつい手を出してしまうのですが,満足いくものがほとんどありません。これについては1966カルテットの“ノルウェーの森~ザ・ビートルズ・クラシックス”“ウィ・ウィル・ロック・ユー~クイーン・クラシックス”,モルゴーア・クァルテットの“21世紀の精神正常者たち”などのエントリーで繰り返し述べてきました。一言で言うと,内容がクラシック演奏家のお遊び,余興レベルにとどまってしまっていて面白くないのです。もちろんご本人達が真剣に取り組んでおられることは承知しているのですが(ゴメンなさい)。

前置きが長くなってしまいました。このディスクでは,タイトルからもわかる通り,ビートルズの音楽をバロックの合奏協奏曲風にアレンジしています。4つの組曲から成り,それぞれ「ヘンデル・スタイル」,「ヴィヴァルディ・スタイル」,「J. S. バッハ・スタイル」といったバロックの名作曲家のパロディになっています(ヘンデルはメサイア?,ヴィヴァルディは協奏曲集「四季」,バッハは管弦楽組曲第2番,ですかね)。なかなかよくできた編曲で,単にバロック調にするだけでなく大まじめにパロディをやっているところが面白いですね。理屈抜きに楽しめます。これもまた余興みたいなものですが,ユーモアがこの余興を救っています。

今のところロック編曲ものの中で手に取る機会の多い,数少ないアルバムの一つです。

録音ですが,特に何の工夫もない何気ない普通の録音だと思うのですが,逆にこれがまた良いのです。残響は少なめで,各楽器が自然に,かつ,クリアに分離良く録られていて好感が持てます。こんな録音がどれだけ気持ちよく音楽を楽ませてくれるかということを改めて教えてくれます。世の中の多くの録音は,なぜわざわざあんな音を濁して音楽を楽しめなく録るのか全く理解できません(^^;。なんでこんな風に録れないんですかね... なお,オーディオ・クオリティは普通です。

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