モニターヘッドホン Sony MDR-CD900ST 周波数特性 & レビュー

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ヘッドホン Sony MDR-CD900ST

密閉ダイナミック型,インピーダンス63Ω,ケーブル2.5m片だし,ステレオ標準プラグ
参考: SonyAmazon.co.jp

ヘッドホン・イヤホン 周波数特性 測定結果にも掲載しています。本機については過去にも測定データを公開していましたが,今回,新しい治具での再測定しましたので再度掲載し,レビューを追記しました。

プロの現場でも最も使われている有名な定番モニターヘッドホンなので,ご存じの方が多いと思います。 ソニーとソニー・ミュージックエンタテインメントとの共同開発品とのことで,ソニーのWebサイトには製品情報がありません。 「原音(この場合は信号に含まれている音)を出来るだけ忠実に再現する」ことに注力されており, 「録音のノイズや粗を見つけるのに最適であり,音楽鑑賞には向かない」と一般的には言われているようです。

確かに聴いてみると,音が耳のすぐ近くで鳴っているようで,音場は広くありませんし,圧迫感が強く開放感はほとんどありません。 聴感上はフラットで,密閉型にしてはこもった感じもなく,中高域が極めてクリアで音の輪郭がくっきりしています。 低域は,量感はありませんがレンジが広く,空気の振動,圧力変化まで感じ取れるようで,空気感がリアルに感じられます。 こういった音質がスタジオモニターとして好まれる要因なのでしょう。

全体の質感は,良いとは言えませんが,いかにも実用本位という感じです。 イヤーパッドの表面の材質が薄く安っぽい人工皮革?というのが今ひとつです。 また,プラグが標準プラグのみというのもプロ用らしいですね。

イヤーパッドが薄めで,大きさもそれほど大きくないため,耳が少し押さえつけられ, 側圧はそれほど強くないにも関わらず長時間装着していると耳が痛くなります。 私の場合,連続使用は1時間程度が限度です。 位置決めも,しっくりくるポイントがなかなか見つからず苦労します。 装着感は残念ながら少なくとも私にとっては最悪の部類です。

一時期,装着感の悪さを我慢して使っていたのですが,フラット感があるとはいえ, ほんのわずかな中域の癖が気になって次第に使わなくなってしまいました。 私自身はこの音質は音楽鑑賞に向いていないとは思わないのですが...

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図1 Sony MDR-CD900ST 周波数特性
■SPL ■SPL[1] ■2nd D ■3rd D ■Impedance ■Impedance[2]
[1]人工耳アダプターなし / [2]非装着状態 / 測定環境

タグ: [ヘッドホン] 

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