バッハ:ゴルトベルク変奏曲(弦楽五重奏版)(松原勝也(Vn),山崎貴子(Vn),柳瀬省太(Va),菊池知也(Vc),吉田秀(Cb))

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バッハ:ゴルトベルク変奏曲(弦楽五重奏版 松原勝也編)
松原勝也(Vn),山崎貴子(Vn),柳瀬省太(Va),菊池知也(Vc),吉田秀(Cb)
2012年10月15日 品川区民文化センター(セッション録音)
LIVE NOTES WWCC-7724 ナミ・レコード (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
解説書には礒山雅氏による次のような文が書かれています。「(前略)3声ではカバーできない音ももれなく拾い,重なり合う音型を多彩に配分し,コントラバスの参与によって通奏低音に基づく合奏の効果を再現するなど,種々の工夫が盛り込まれた新機軸の編曲である。」そして,「リズムを優先することの多いピアノによる《ゴルトベルク》に対し,本CDに聴かれる演奏は,弦楽器の美感を生かしながら作品の旋律性をていねいに引き立てている点で,異彩を放っている。(後略)」。

演奏を聴いてみて,実際その通りでした。良くも悪くもユル~イ演奏ですねぇ。確かに全曲を通してリズミカルに演奏される変奏はただの一つもありませんでした。酔っぱらいがヨロヨロよたっているように崩して演奏される変奏もあります(もちろん意図的な崩しだと思いますが)。また,リピートや前半から後半に移行するときに,必ず休止が入って「うっ!」となります。身体でリズムを感じようとしたり,呼吸を合わせて聴こうというのは困難で,そんな風に聴こうとすると呼吸が乱されて息苦しく胸が痛くなり,苦痛でとても音楽を楽しむどころではありません(→自分)。私には<生理的に>受け付けられませんでした。とても残念です。

なお,アリアは全てリピート実行,変奏は前半のみリピートあり,で統一されていました。

録音ですが,ホールでのセッション録音のようですが,残響はあまりなく,演出色のない生録的な素朴で素直な音作りでこの点は好感が持てます。録音会場の空間を意識させるような閉空間の響き(残響ではない)がわずかにあってこれが音色を少し濁しているのが残念です。ドライで潤いがないと思われる方もおられると思いますが,私はどちらかといえば好ましく思っています。

演奏時間 約76分
リピート表
Aria ○○
Var.01 ○× Var.02 ○× Var.03 ○×
Var.04 ○× Var.05 ○× Var.06 ○×
Var.07 ○× Var.08 ○× Var.09 ○×
Var.10 ○× Var.11 ○× Var.12 ○×
Var.13 ○× Var.14 ○× Var.15 ○×
Var.16 ○× Var.17 ○× Var.18 ○×
Var.19 ○× Var.20 ○× Var.21 ○×
Var.22 ○× Var.23 ○× Var.24 ○×
Var.25 ○× Var.26 ○× Var.27 ○×
Var.28 ○× Var.29 ○× Var.30 ○×
Aria da capo ○○

タグ: [室内楽曲] 

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