ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(チョン・キョンファ/キリル・コンドラシン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)

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ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
“Kyung-Wha Chung Complete Decca Recordings[19CD+DVD]”より
チョン・キョンファ Kyung-Wha Chung (Violin)
キリル・コンドラシン指揮/ウィーン/フィルハーモニー管弦楽団
1979年9月録音
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
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チョン・キョンファがデッカに残した全録音集から聴いたものを少しずつ載せていきたいと思います。まずはベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。ちなみに,オリジナルのジャケット写真は左のようなものだったそうです。

オーソドックスで個性を強く出そうとする演奏ではありませんが,堂々としているだけでなく,艶めかしささえ感じる薫り高い音色が何とも言えず素晴らしいです。ヴァイオリンという楽器のそのものの魅力が最大限に引き出されています。ヴァイオリン協奏曲はこうでなきゃ,と思わせますね。さすがです。

録音ですが,この当時のデッカ録音の良い例ではないかと思います。かなり多くの残響を伴っているものの,密度が高くタイトでスケール感がありながら明瞭さ,見通しの良さを失わないサウンドが実に気持ちの良い好録音です。ソロとオーケストラのバランスも自然さを失わないぎりぎりのところまでソロにフォーカスしていて聴きやすいです。ソロの響きをもう少し抑えていれば申し分なかったのですが。惜しいところです。残響が気にならない方には全く問題ないでしょう。

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