ヨアヒム・ラフの協奏曲を聴く

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ラフ:ピアノ協奏曲作品185, 春への頌歌作品76
ピーター・アロンスキー Peter Aronsky (Piano)
マティアス・バーメルト指揮/ヨスト・マイアー指揮
バーゼル放送交響楽団
TUDOR 7035 (P)1995 TUDOR (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconiTunes Store
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ラフ:チェロ協奏曲第1番,第2番,他
ダニエル・ミュラー=ショット Daniel Muller-Schott (Cello)
ハンス・シュタットルマイア指揮/バンベルク交響楽団
TUDOR 7121 (P)2004 TUDOR (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconiTunes Store
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ラフ:ヴァイオリン協奏曲第1番,第2番,他
ミハエラ・パエッツチ Michaela Paetsch Neftel (Violin)
ハンス・シュタットルマイア指揮/バンベルク交響楽団
TUDOR 7086 (P)2000 TUDOR (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考: Tower recordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconiTunes Store
弦楽四重奏曲で興味を持ったラフというスイスの作曲家の協奏曲を聴いていました。

ピアノ協奏曲は緩徐楽章の叙情的な曲調が印象的ですし,両端楽章の技巧的で堂々とした音楽も聴き応えがあり,今回試聴した中では一番良かったです。そしてカップリングの春への頌歌作品76(Wikipediaではヴァイオリンと管弦楽の曲とされている)も同様に親しみやすく聴きやすい曲で好印象でした。

次いでチェロ協奏曲。特に第2番が楽しいのですが,どちらも美しい旋律に溢れた佳作だと思います。名手ダニエル・ミュラー=ショットのチェロがこれまた素晴らしい! 深みのある低音から透明感のある高音まで,この人のチェロの音は本当に魅力がありますし,技巧も完璧です。

そしてヴァイオリン協奏曲。どちらも短調ですが,美しい旋律と輝かしい技巧に彩られたこれも良い曲です。録音の加減もあると思いますが,ヴァイオリンがやや線が細く印象が薄いのが残念です。技術的にも上手いのですが。

ラフの音楽は親しみやすいのですが,アクがないため印象に残りにくい面があります。埋もれてしまったのはそのためかもしれません。

録音ですが,ピアノ協奏曲とチェロ協奏曲は,オーケストラのスケール感と,そこから一段浮き上がるソロが心地よく,協奏曲として標準的ながらバランスの良い良好な録音です。

一方ヴァイオリン協奏曲は特にソロが奥まっていて弱く,曲の印象を弱めてしまっています。こぢんまりとして広がり感の弱い点も残念なところです。やはり録音は大切であるということを感じますね。

これらのディスクは入手困難ではないと思いますが時間がかかりそうということもあって,Apple Musicでの試聴しました。こういうマイナーなディスクを聴きたいときに聴けるというのは有り難いです。クラシックファンにとってApple Musicはほんとに宝の山ですね。また,こうやって私たちが聴くことによって,演奏者や著作権者に適正に視聴料が配分され行き渡ることを願いたいです。(→こういうことから,すでに廃盤になったものに関しては,中古ディスクを買い求めるよりもApple Musicで聴く方が良いかもしれない,と考えているところです...)

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