バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番,他(ティボー・ノアリ Thibault Noally)

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バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番,他
ティボー・ノアリ Thibault Noally (Violin)
2013年6月 サン・レミ教会(ベルギー)
AP068 (P)2013 Aparté (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music
CD試聴記」からの転載記事です。

ティボー・ノアリは,指揮者のマルク・ミンコフスキ率いるルーヴル宮音楽隊(レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル・グルノーブル)のコンサートマスターで, 「マンゼやオノフリの後世代で最も期待できるバロック・ヴァイオリンの若手」とのことです。バッハ以外の併録曲は次の通りです。

ヴィルスマイヤー/パルティータ第5番ト短調
テレマン/幻想曲ニ長調TWV40:23,TWV40:25,TWV40:15,TWV40:17
ヴェストホーフ/組曲第5番ニ長調
バルツァー/前奏曲ハ短調 アルマンド ト短調
ビーバー/ローゼンクランツ・ソナタ~パッサカリア

バロック楽器による演奏で,粘りのある弓遣いがいかにもバロック楽器ですが, 淡々と整然として揺るがないテンポ感で淀みなく流れる音楽が気持ちよく, この点ではあまりバロック的ではないかもしれません。 音色も透明感があり美しく,技術的にも隙がなく大変優れています。 これは素晴らしい出来だと思います。 いずれ全集を出してくれることを大いに期待したいです。

録音ですが,残響がものすごく多く,しかも残響時間がかなり長いです。 しかし,直接音比率が結構高く,残響成分は広がり感があって楽器音とある程度分離して聴こえるため, 「豊かな残響」として何とかぎりぎり鑑賞に堪えうるというところです。 残響の質は良い方で,残響が許せる方なら優秀録音かもしれませんし,雰囲気に浸りたい方には好適と言えそうです。 残響のまとわりつきが気になるので私としてはもちろん好きな録音ではありませんが。

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