ベートーヴェン:交響曲第2番,第8番(小澤征爾指揮/水戸室内管弦楽団)

seiji_ozawa_mito_co_beethoven_symphonies_no2_8.jpg
ベートーヴェン:交響曲第2番,第8番
小澤征爾指揮/水戸室内管弦楽団
2015年1月,5月 水戸芸術館
UCCD-1421 (P)2015 Universal Classics (国内盤)
好録音度:★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
小澤征爾指揮/水戸室内管弦楽団によるベートーヴェンの第2弾。第1弾は第4番,第7番でした。

今回は録音についてのみコメントします。というのも,録音があまりにも残念すぎて音楽に集中できず楽しめなかったからです。第4番,第7番の録音と傾向は同じですが,さらに悪化しています。音色が濁り,くすみ,透明感も伸びも輝きもなく,まったく精彩のない音です。それぞれの楽器の音色はもっともっと魅力的なはずなのに,まったく伝わってきません。分離感もスケール感も全然なく団子状態です。

“DECCA”のレーベルを冠してこの録音とは... 小澤征爾さんの貴重な貴重なライヴをこんなショボい録音で出すとは... 怒りを通り越して悲しくなってしまいました。素晴らしい音楽を台無しにする録音,残念でなりません。

(記2015/08/25)


上記のように本録音は私にとってはまったく良くない好録音とは程遠いものでしたが,レコード芸術誌およびSTEREO誌10月号を拝見すると,どちらも優秀録音として賞賛されていました。おそらく他の雑誌でもこのような評価がなされるのでしょう。私がまったく感心しなかったアルティ弦楽四重奏団のベートーヴェンも優秀録音として取り上げられていたほか,安田謙一郎さんのバッハ無伴奏チェロのマイスター・ミュージックの録音も確か優秀録音と扱われていたと思います。

このような録音が雑誌等において優秀録音と持ち上げられる限り,少なくとも私にとって国内の録音は絶望的な状況だと思わざるを得ません。今に始まったことではありませんが,何ともやるせない気持ちでいっぱいです...

(記2015/09/21)


いつも参考にさせていただいているClassical CD Information & Reviewsを運営されている加藤さんよりコメントをいただきました(有り難うございます)。本ディスクの音源はe-onkyoでも配信されており,CDと比較してDSDの音質は大変素晴らしいとのことでした。CDの感想もアップされていますので,併せてご参照いただければと思います。

(記2015/09/30)

タグ: [交響曲] 

■ この記事へのコメント

こんんちは。

私もこのCDを聴いたときには,キレやスピード感はあるものの,淡泊で薄い音質だと思いましたし,演奏も確かに良いとは思いました。

それが,e-onkyoからDSDファイルをDLして聴いたところ,音質も演奏も,仰天し,狼狽してしまうほどの素晴らしさで,思い出すだけでも心穏やかでいられないほどの,空前絶後の素晴らしさでした。

CD感想も書き込んでいますのでご参考まで。
http://bit.ly/1KPIpQm
2015.09.29 at 22:59 #Y23relw6 URL [Edit]
T.S.
こんにちは。コメントを有り難うございます。また,CDの感想も興味深く拝見しました。

DSDとCDとでそんなに違うとは驚きです。フォーマットの違いだけではなくマスタリング,音作り自体が違うということはないでしょうか。本当のところはわかりませんが,CDも手を抜かずにキッチリと制作してほしいですね。
2015.09.30 at 00:28 #- URL [Edit]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015.10.02 at 16:14 # [Edit]
T.S.
管理者宛にいただいたコメントに対し返信する手段がこれしかないのでご了承ください。おそらく私の感覚は貴殿の感覚に近いのではないかと思います。おっしゃることは良く理解できますし,同意いたします。

価値観は人それぞれですので同じものに接しても着目点が違うために受け取り方もまったく異なってきますよね。
2015.10.03 at 10:48 #- URL [Edit]

■ コメントの投稿

:

:

:

:

:

管理者にだけ表示を許可する