ベートーヴェン:交響曲第6番(カルロス・クライバー指揮/バイエルン国立管弦楽団)

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ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
カルロス・クライバー指揮/バイエルン国立管弦楽団
1983年11月7日 バイエルン国立劇場
C 600 031 B (P)(C)2003 ORFEO International Music (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
先日取り上げた第4番,第7番に続いて,Orfeoから発売されているもう一枚ある第6番です。HMV Onlineでは150件ものレビューが付いていて賛否両論ですね。欠点はいろいろとある演奏であるのは確かですが,私自身はライヴの熱気がストレートに伝わってくるこの演奏はけっこう楽しめました。

録音ですが,オーディオ的なクオリティはまったく良くありません。1950年代の録音かと思ってしまうような音質です。やはり帯域は狭いですし,歪感がすごくあります。この点では第4番,第7番よりだいぶ劣ります。単なる演奏会の記録であって,後にライブ録音としてリリースすることを前提としていなかった音源ではないかと推測します。クオリティの観点ではまったくお薦め出来るものではありません。

しかし,やはりこの録音に私は魅力を感じています。理由は第4番,第7番の録音と同様で,特に弦楽器の魅力をよく捉えていると思うからです。最新の録音でもまったく楽器の音に魅力を感じないものが多くありますが,そんな録音よりもずっと音楽を楽しめます(あくまで個人の感想です(^^;)。そういう意味で好録音度は四つ星評価です。

なおこのディスクはCCCD(コピーコントロールドCD)でした。私のPCではリッピングが出来ませんでした。もう絶滅したかと思っていたのですが,こんなところで生き残っていたとは...



いつも参考にさせていただいているClassical CD Information & Reviewsを運営されている加藤さんよりコメントをいただきました(有り難うございます)。このディスクの音源は,カルロスの息子のために制作されていたカセットテープからマスタリングされたものとのことで,正規音源が経年劣化で使えなかったため,とのことです。この音質も納得です。

加藤さんもこのCDの感想をアップされていますので,併せてご参照ください。発売当初はCCCDではなかったようですね。

(記2015/10/03)

タグ: [交響曲] 

■ この記事へのコメント

この演奏の録音はバイエルン国立管による正規の記録録音があったのですが,経年劣化で使用できず,カルロス・クライバーの息子のためのカセットテープがあって,これからCD化したものと伝えられています。

経緯も含めて感想を書いていましたのでよろしければご覧下さい。
http://bit.ly/1VtPAb7

私が所蔵しているのは通常のCDですが,この録音のCCCDが存在するというのは初めて知りました。ちょっとビックリです。

CCCDだと妙なテカリがあって,音色感が失われ,音像定位の曖昧な音になってしまうので,いかにカセットテープ音源とはいえ,通常のCDならもう少し聴いた印象は良くなるのではないかという気がします。
2015.10.03 at 12:35 #Y23relw6 URL [Edit]
T.S.
そういうことだったのですね。この音質も納得です。有り難うございます。

ジャケット写真の右下の隅に白い部分がありますが,ここに"Copy Controlled"と書かれたロゴが入っています。加藤さんの載せられている写真にはこれがないですね。途中からCCCDに変えたということなんでしょうね。
2015.10.03 at 14:18 #- URL [Edit]

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