メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲全集(アヒム・フィードラー指揮/ルツェルン祝祭弦楽合奏団)

fiedler_festival_strings_lucerne_mendelssohn_complete_string_symphonies.jpg
メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲全集
アヒム・フィードラー指揮/ルツェルン祝祭弦楽合奏団
January 26-29 & March 20, 2009, Stalden, CH
OC 740 (P)(C)2009 OehmsClassics (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music

オルフェウス室内管弦楽団のメンデルスゾーンを聴いてもっとこの曲を聴きたくなり,だいぶ前に買って棚の奥底に眠っていたのを引っ張り出してきました。

ルツェルン祝祭弦楽合奏団は1956年にヴォルフガング・シュナイダーハンとルドルフ・バウムガルトナーによって創設されたスイスの団体とのことで,1998年までバウムガルトナーが音楽監督を務め,その後,本盤の指揮をしているアヒム・フィードラーが後を継いだということです。この弦楽のための交響曲は,メンデルスゾーンが12歳から14歳にかけて作曲した作品で,中学生くらいの年齢でこれだけの作品を残したということが本当にすごいと思います。第1番から第12番まで少しずつ作曲が進化してきているのも感じられて興味深い作品です。

モダン楽器による小編成の弦楽合奏による演奏で,キレの良い整った見通しの良いアンサンブルが素晴らしいと思います。速めのテンポで溌剌としていて実に気持ちの良い演奏です。モダン楽器ですが,ヴィブラートは控えめで透明感のある響きを作り出していて,ピリオド的な奏法も取り入れているようです。

録音ですが,録音会場の響きの影響が強く出て音色はかなり癖があります。ただ音色の曇りは少なく,また,弦楽器の質感はよく感じられるため,癖が強い割には弦楽器の魅力を上手く捉えられていると思います。中低域の締まりがある,キレの良いサウンドもこの録音を救っています。ただやっぱりもっとすっきりと綺麗な音色で録って欲しかったなと思いますね。惜しい録音です。

なお本ディスクはやや入手しづらい状況のようですが,Apple Musicで聴くことができます。有り難いことです。

■ この記事へのコメント

■ コメントの投稿

:

:

:

:

:

管理者にだけ表示を許可する