ブラームス:ヴァイオリン協奏曲,弦楽五重奏曲(弦楽合奏版)(アンティエ・ヴァイトハース/カメラータ・ベルン)

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ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
ブラームス:弦楽五重奏曲第2番ト長調作品111(弦楽合奏版)
アンティエ・ヴァイトハース(Voilin),カメラータ・ベルン
2014年12月 ベルン,カジノ(Op.77),チューリッヒ放送スタジオ(Op.111)
4260085533282 (P)2015 Decca Music Group Ltd. (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music

Apple Musicでの試聴です。

ヴァイトハースはアルカント四重奏団の第1ヴァイオリン奏者で,1962年に設立された弦楽オーケストラのカメラータ・ベルンの音楽監督も務めているとのことです。ヴァイトハースのヴァイオリンはとてもクールな印象があるのですが,抜群の技術のキレで奏でられるきめ細やかなフレージングに力強く情熱的な表現が加わり,協奏曲としてとても魅力的な音楽に仕上がっています。

カップリングの弦楽五重奏曲第2番は,ヴァイトハースとカメラータ・ベルンのコントラバス奏者ケーティ・シュトイリによる弦楽合奏版とのことで,小編成の弦楽オーケストラの緻密なアンサンブルと,小編成とは思えないスケール感が素晴らしい秀演です。ヴァイオリン協奏曲が目的で聴いたこのアルバムですが,これは思わぬ掘り出し物です。

さて録音ですが,残響感はそれほどないものの,マイク位置が遠いのか,全体に響きが被って音色をくすませているのですが,それでも不思議なことに音は綺麗な印象を保っています。しかし,ソロ,オーケストラとも下支えの希薄でどことなく浮ついた音であり,楽器のとらえ方も弱く,ソロはオーケストラと同化して聴き取りづらく,欲求不満が募る音作りです。少なくともソロはもう少しボディ感・実体感のある音で録って欲しいところです。演奏が素晴らしいだけにこの録音はすごく惜しいと思います。

これに対して弦楽五重奏曲の方はオーケストラを豊潤に,濃く捉えていて,やや残響は多めですが,こちらの方がわずかながら良い印象です。弦楽合奏の録音としてまずまずだと思います。

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