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チャイコフスキー:交響曲全集,他(ドラティ/ロンドン交響楽団)

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チャイコフスキー:交響曲全集,他
第一番,第二番,第三番 (Watford Town Hall, 26-30 July 1965)
第四番 (Wembley Town Hall, London, 12 June 1960)
第五番 (Walthamstow Town Hall, London, 6 June 1959)
第六番 (Wembley Town Hall, London, 17-18 June 1960)
ロメオとジュリエット (Watford Town Hall, 20 June 1959)
フランチェスカ・ダ・リミニ,スラブ行進曲,エウゲニ・オネーギンよりワルツとポロネーズ(*) (Northrop Auditorium, Minneapolis, 22 December 1958)
アレンスキー:チャイコフスキーのテーマによる変奏曲(**) (Grosser Saal, Konzerthaus, Viena, 8 June 1958)
ボロディン:イーゴリ公序曲 (Walthamstow Town Hall, London, 6 June 1959)
アンタル・ドラティ(Antal Dorati)(Conductor)
ロンドン交響楽団(London Symphony Orchestra)
(*)ミネアポリス交響楽団(Minneapolis Symphony Orchestra)
(**)フィルハーモニア・フンガリカ(Philharmonia Hungarica)
Mercury Living Presence 475 6261 (P)(C)2004 Decca Music Group Limited (輸入盤)
好録音度:★★★★☆~★★★★★
参考url: HMV Onlineicon

ブラームスの交響曲全集の録音が良かったので,チャイコフスキーも聴いてみました。1958-65年という古い録音なのに,これは本当にすばらしい! 音を濁す残響はほとんどなく,明瞭感,音の自然さは抜群,楽器の質感がよくわかり,奏者の存在が見えてくるようです。

古い録音なのでやや音が粗かったりサーッというノイズが背景にあったりとクオリティ面でのハンデがあるのは仕方ありませんが(そういう前提で読んでください),それでも帯域も十分にありますし,音の自然さは全く問題ありません。何より音の捉え方は文句なし! 特に弦楽器の質感は最高です。

この中では,ミネアポリス交響楽団と録音した1958年のスラブ行進曲やエウゲニ・オネーギンなどが最も良く,次いで1965年の交響曲第一番~第三番,やや劣るのが第四番~第六番というところです。よく聴く第五番,第六番がちょっと落ちるのが残念ですが,それでも納得できる録音です。

なんでこういう素晴らしい録音の考え方が廃れてしまったのか,残念でなりません。

演奏ですが,良い意味で職人的に曲を仕上げていく上手さがあると思います。質実剛健といいましょうか,骨太といいましょうか,変に芸術的に傾くことなくストレートに曲のエッセンスを聴かせてくれます。

[チャイコフスキー][交響曲]

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