ベートーヴェン:交響曲第4番,第5番「運命」(ニコラウス・アーノンクール指揮/ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス)

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ベートーヴェン:交響曲第4番,第5番「運命」
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
2015年5月8-11日 ウィーン,ムジークフェラインザール
88875136452 (P)(C)2016 Sony Music Entertainment (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music

ピリオド楽器による演奏。アーノンクールにとって2度目の全集になるはずだった録音の第1弾。昨年12月に演奏活動からの引退を表明され,これが最後の録音になったということです。ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとのベートーヴェン録音もこれが最初で最後とのことです。

この演奏,アーノンクールの強烈な個性が炸裂していますね! 大胆なダイナミクスの活用,大きなテンポのゆらぎと至る所にちりばめられた「ため」というか一瞬のパウゼ!? 特に第5番。終楽章で度肝を抜かれるような金管の咆哮があったり,最後の和音の大胆な「ため」があったり(ネタバレですね(^^;)と,本当に気が抜けません。

しかし,次の二つの理由で私はちょっとこの演奏が苦手です。一つ目は,やはり「ため」が多すぎることです。指揮者の呼吸に自分の呼吸を合わせることが出来ないので,「ため」の瞬間に「うっ」と胸が詰まって痛くなります。身体が受け付けてくれないのでどうしようもありません。二つ目は,管楽器主体の音量バランスとなっていてどうしてもやかましく聴こえてしまうためです。弦楽器が添え物程度にしか聴こえてこないのが不満です。これは多分に好みの問題ではあるのですが。

さて録音なのですが,残響はやや多めなのですが,オンマイク的に録られているので楽器音は明瞭で印象は悪くありません。ただ少し音を濃く詰め込みすぎていて混沌として見通しが良くないときがあり,この点が惜しいと思います。残響量の割には良いとは思うのですが。

タグ: [交響曲] 

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