ブラームス:交響曲全集(サー・エイドリアン・ボールト指揮/ロンドン交響楽団/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団)

adrian_boult_lpo_lso_brahms_four_symphonies.jpg
ブラームス:交響曲全集
サー・エイドリアン・ボールト指揮
ロンドン交響楽団/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音 1970年,1972年
HR 705412 (P)(C)1999 Disky Communications Europe (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

第3番がロンドン交響楽団,それ以外がロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。Diskyの解説書には明記されていませんが,参考に挙げたEMIのボックスセットのWebページを見ると,第3番が1970年,それ以外が1972年で,いずれもロンドンのキングズウェイ・ホールでの録音となっています。Disky盤は1988年のデジタル・リマスタリングと記載されていました。

このボールトのブラームス,端正で引き締まった品格のある素晴らしい演奏ですね。誇張がなく地味なくらい控えめですが,それがこの演奏の魅力だと思います。

さて録音なのですが,残響は少し多めにあるものの,それぞれの楽器の質感を大きく損なわない適度な範囲であり,また,弦楽器の豊潤な響きを中心に全体の音響が構成されているので印象は良いです。EMIにしてはかなりうまくまとめていると思います。でもオーディオ的な品質はやはりEMI...1970年代の録音ならもう少しスカッとしていて欲しいところです。とはいえ十分に鑑賞に堪えうる録音ではありますが...惜しいです。

なお,Disky盤はすでに廃盤で入手は難しい状況です。参考に挙げたボックスセットは11枚組で価格も安価ですね。音質が改善されているかどうかは定かではありませんが,このディスクを聴いていると,もっとボールトの録音が聴きたくなって,手に入れるかどうか,今とても迷っています(^^;。

タグ: [交響曲] 

■ この記事へのコメント

パスピエ
おはようございます

イギリス紳士による上品で心暖まるようなブラームスと思いました。

おっしゃる通り録音は年代相応のEMIなのですがマイルドで聴きやすいですね
2016.02.21 at 06:28 #U6bnLAn6 URL [Edit]
T.S.
いつも有り難うございます。ブログも拝見しました。全くその通りですね。
2016.02.21 at 16:32 #- URL [Edit]
ルコナン
いつも興味深く拝見させて頂いています。
言及されたBOX所持しておりますが、ブラームスに関してはDisky盤と同じく1988年のリマスターとのクレジットがありますので音質の向上はないと思います。ただブラームス以外は2010年以降に新たにリマスターされた音源が多いので、ブラームス以外を聴きたいというのであれば十分買う価値はあるかと思います。
ブラームスは元々の録音が70年代のキングスウェイホールでエンジニアがクリストファー・パーカーですから悪いはずはないです。その片鱗は2007年に東芝EMIから出た決定盤1300シリーズで窺えます。こちらはBOXに比べて数段上の素晴らしいリマスターです。もちろんオリジナルアナログには及ばないでしょうが。
2016.02.22 at 12:49 #- URL [Edit]
T.S.
こんにちは。貴重な情報有り難うございます。

東芝EMIの決定版1300というシリーズで良いリマスターがされているのであれば,BOXセットでそれを採用して欲しかったですよね。そのシリーズはもうとっくに廃盤になっているようですね。Amazonで1枚だけ新品が出ていたので聴いてみることにしました。入手したらまたレポートしますね。

では今後ともよろしくお願い致します。
2016.02.22 at 23:48 #- URL [Edit]

■ コメントの投稿

:

:

:

:

:

管理者にだけ表示を許可する