バッハ:ゴルトベルク変奏曲(D. シトコヴェツキー編曲 弦楽三重奏版)(Pacificmodern)

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バッハ:ゴルトベルク変奏曲(D. シトコヴェツキー編曲 弦楽三重奏版)
Pacificmodern
山下美音理(Violin),佐々木友子(Viola),山下いずる(Cello)
Recorded at Sengawa avenue hall "ve quanto ho.....", 3-4 January 2013
HPM-8501(P)(C)2013 Pacificmodern (国内盤)
好録音度:★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jp

見つけるとついつい手を出してしまうゴルトベルク変奏曲のシトコヴェツキー編曲弦楽三重奏版。とても真面目できっちりした演奏です。技術的にも優れていますし,細部まで丁寧に美しく仕上げています。このあたりはさすがと思います。欲を言うならばもう少し歌心,遊び心,そしてノリの良さとワクワク感が欲しいというところでしょうか。教科書的というか模範演奏的なんですよね。

リピートですが,ゆっくりした変奏はリピートが省略され,さらにいくつか省略されています。結構ちゃんとリピートをしている方なのですが,ここまでやったのなら全部やって欲しかった...

演奏時間 約71分
リピート表
Aria ○○
Var.01 ○○ Var.02 ○○ Var.03 ○○
Var.04 ○○ Var.05 ○○ Var.06 ○○
Var.07 ○○ Var.08 ○○ Var.09 ○○
Var.10 ○○ Var.11 ○○ Var.12 ○○
Var.13 ×× Var.14 ○○ Var.15 ××
Var.16 ○○ Var.17 ×× Var.18 ○○
Var.19 ○○ Var.20 ○○ Var.21 ××
Var.22 ○○ Var.23 ○○ Var.24 ××
Var.25 ×× Var.26 ○○ Var.27 ××
Var.28 ○○ Var.29 ○○ Var.30 ○○
Aria da capo ××

録音ですが,ディスク紹介の中で「日本を代表するエンジニア,オノセイゲン氏によるマスタリングが施されています。オノセイゲン氏の耳と,24bit/96kHzを越える圧倒的な高音質を誇るDSDによるマスタリングが弦楽三重奏の響きをより美しく際立たせています。」とあります。確かに録音自体のクオリティは高いかもしれません。しかし,残響はあまりないものの部屋の響きが勝ちすぎて楽器の音色がものすごく濁って透明感が全くありません。楽器本来の美しい音色が大きく損なわれています。録音のクオリティ以前の問題です。響きが音色を損なう悪影響だけで全く音楽的に貢献しない典型例です。これは本当に残念でなりません。

公式Webサイトがあります。Pacificmodernはヴァイオリンの山下美音理とチェロの山下いずるの姉弟を中心に活動するグループとのことです。

タグ: [室内楽曲] 

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