バッハ:無伴奏チェロ組曲全š曲(中木健二)

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バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
中木健二 Kenji Nakagi (Cello)
2016年7月24-26日 キング関口台スタジオ 第1スタジオ
KICC 1345/6 (P)(C)2016 King Record Co. Ltd. (国内盤)
好録音度:★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

CD試聴記」からの転載記事です。

モダン・チェロによる演奏。 明るく軽やかであり,どこまでも爽やかな印象を残す好演奏。 技術的にも万全であり,この余裕がこの楽しい演奏を生み出しているのでしょう。 モダン楽器を活かした新しい時代を拓く演奏だと思います。

録音ですが,スタジオで録音したとは思えない残響感が中途半端です。 残響がまとわりついて明らかに明瞭感と質感を阻害しモゴモゴしています。 音楽を豊かに演出する効果はゼロ,音色を濁し不明瞭にする悪影響しか感じません。 明らかにこの素晴らしい演奏に水を差しています。 いったい何のためにスタジオで録音したのか理解に苦しみます。 もし人工的に残響を付加していたとしたら,本当に余計なことをしてくれたもんだと苦情を言いたいです。 演奏が良いだけに辛めの評価とさせていただきました。 本当にこの録音は残念です。

解説書によると,中木氏は,東京藝術大学を経て,2003年からパリ国立高等音楽院で錬磨を重ね, スイス・ベルン芸術大学でさらに研鑽を積み,2010年にはフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団の首席奏者となられ, 2014年に帰国,東京藝術大学音楽学部准教授に着任された,とのことです。

また〈モダン楽器でバッハを弾くこと〉について,「バロック・チェロは弾きません」 「ちゃんと演ろうとしたらモダン楽器を一時辞めないといけませんし,中途半端なバロックは嫌い。 ロマンティックな解釈で演奏はしませんが,ガット弦でピッチを変えて弾く演奏とは一線を引いておきたい。」 と語られたそうです。

タグ: [器楽曲]  [チェロ] 

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