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ハイドン:弦楽四重奏曲全集より第3集,第4集,第9集(フェシュテティーチ四重奏団)

このエントリを書いた後,他のセットも購入し,全集を揃えました。全集のエントリを新たに起こしていますので,併せてご参照ください。


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ハイドン:弦楽四重奏曲 作品20 「太陽四重奏曲集」
(ハイドン:弦楽四重奏曲全集 第3集)
フェシュテティーチ四重奏団(Quatuor Festetics)
2005年9月29日~10月5日,ブダペスト,ハンガリー国立フィルハーモニーホール練習室
Arcana A 413 (P)2006 (輸入盤) 輸入販売元:株式会社マーキュリー
好録音度:★★★★★
参考url: HMV Onlineicon

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ハイドン:弦楽四重奏曲 作品33 「ロシア四重奏曲集」
ハイドン:弦楽四重奏曲 作品42
(ハイドン:弦楽四重奏曲全集 第4集)
フェシュテティーチ四重奏団(Quatuor Festetics)
2006年4月28日~5月3日,ブダペスト,ハンガリー国立フィルハーモニーホール練習室
Arcana A 414 (P)(C)2009 (輸入盤)
好録音度:★★★★★
参考url: HMV Onlineicon

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ハイドン:弦楽四重奏曲 作品76 「エルデーディ四重奏曲」
ハイドン:弦楽四重奏曲 作品77 「ロブコヴィッツ四重奏曲」
ハイドン:弦楽四重奏曲 作品103
(ハイドン:弦楽四重奏曲全集 第9集)
フェシュテティーチ四重奏団(Quatuor Festetics)
1996年4月8-12日,1997年5月1-3日,1997年8月28-31日 ブダペスト技術産業大学図書館
Arcana A 419 (P)1998 (輸入盤) 輸入販売元:株式会社マーキュリー
好録音度:★★★★☆
参考url: HMV Onlineicon

ピリオド楽器による演奏。ピッチはA=421Hz。ガット弦の素朴な音色が独特の魅力を放っていますが,ピリオド楽器だよと言われなければ気がつかないほど自然です。テンポを揺らしたりリズムを崩したりするようなことはほとんどなく,そのためもあってか縦の線が綺麗に合っています。16分音符が連続するようなところでも一つ一つの音をちゃんと意識できるほどに見事にアンサンブルが決まっています。それでいて,とても表情が豊かでどこかほのぼのとしたところも感じさせるのがとてもいいですね。充実感のある素晴らしい演奏だと思います。

それで録音なのですが...これがまた本当に素晴らしかった! 特に2005年にホールの練習室で録音された第3集が最高です! この練習室がどういう部屋なのかよくわかりませんが,残響はほとんどと言っていいほどなく,全く演出臭のない,自然で親近感のある,室内楽としてはもうこれ以上望めないんじゃないかと思うくらい文句なしの録音です。第9集は図書館で録音されたということで,これもホールの響きはほとんどありませんが,ほんの僅かに曇った感じがあって第3集の素晴らしさには及びません。とはいえ基本コンセプトは変わらず,これも室内楽の録音としてなかなかの出来だと思います。でもこちらも第3集と同じ録音だったら...と思うと残念でなりませんが。

残りのセットがどこで録音されたのか気になるところです。情報が得られればまた追記していきたいと思います。

それにしても,この素晴らしい演奏と録音で全集が出ているというのが本当にうれしいのですが,残念ながら安くないのでなかなか手が出ません。ぼちぼちと揃えていけたらなぁと思ってはいますが。

なお,団体名は“フェステティチ四重奏団”と表記されることもあるようです。HMV Onlineではそう表記されていました。
(2009/12/25追記)


いつもお世話になっているK.N.さんから情報をいただきました。レコード芸術誌に付属の「レコードイヤーブック」によると,Op.33がブタペストフィルハーモニーホールリハーサル室,Op.9, 17, 50, 64がブタペスト技術産業大学図書館ということでした。同じOp.20と同じ場所はないようです。Op.33のリハーサル室での録音は気になるところです。

それにしても,このOp.20の録音は,室内楽に必ずしも残響は必要ではないこと,むしろ,こういう残響のない環境で録音することの価値を見事に証明していると思います。これを見習う録音が増えて欲しいものです。

(2009/12/26追記)


コメントで情報をいただきました。有り難うございます。Op.20とOp.33+Op.42は,どちらも同じ場所での録音とのことです(Salle de Répétition de la Philharmonie)。時期が少し違うので,同じ音質かどうかはわかりませんが,期待が持てるかなと思います。

ところで,第9集の解説書を読み直していたのですが,「前半・後半の繰り返し記号については,今回参照した正統的な楽譜資料の記述通りを守って弾いている。」とありました。確かに,「おやっ,こんなところにリピートがあったのか」と思うところもありました。そういう点でも新鮮な発見のある演奏でした。

(2009/12/27追記)


第4集 作品33, 作品42を加えました。結局,やっぱりご教授の通り録音場所は第3集と同じでした。録音時期が違うせいか第3集と比べてほんの僅かに録音レベルが低く,また,よりドライな感じが強くなっています。しかし,それでも十分に素晴らしく★★★★★に値する期待通りの好録音でした。

この素晴らしい録音のお蔭で,今まであまり聴いてこなかった比較的初期の作品も聴くのが楽しくなってきました。録音が良いことがいかに大切かを改めて感じています。

(2010/01/09追記)
[ハイドン][室内楽曲][弦楽四重奏]

■ この記事へのコメント

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009.12.27 at 02:05 # [Edit]
T.S.
コメント有り難うございます。いただいた情報は早速本文の方に反映させていただこうと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。
2009.12.27 at 10:35 #- URL [Edit]

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