バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲(ナタン・ミルシテイン) 1973年2回目の全集

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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
ナタン・ミルシテイン Nathan Milstein (Violin)
London, Conway Hall (Wembley, Brent Town Hall), 2, 4, 9/1973
POCG-3305/6(423 294-2) (P)1975 Polydor International GmbH (国内盤)
※(1)初期の頃のCD
好録音度:★★★★
参考: Amazon.co.jp

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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
ナタン・ミルシテイン Nathan Milstein (Violin)
London, Conway Hall (Wembley, Brent Town Hall), 2, 4, 9/1973
457 701-2 (P)1975 Polydor International GmbH (C)1998 Deutsche Grammophon GmbH (輸入盤)
※(2)Deutsche Grammophon THE ORIGINALS (OIBPリマスター盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
ナタン・ミルシテイン Nathan Milstein (Violin)
1973年2月,4月,9月 ロンドン,コンウェイ・ホール
PROC-2010/1 (P)1975 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin (国内盤)
※(3)TOWER RECORDS VINTAGE SA-CD COLLECTION Vol. 3 (タワーレコード企画盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records

CD試聴記」からの転載記事です。

ミルシテインが70歳になる頃に録音された2回目の全集。 もしかしたら技術的な衰えがあるのかもしれませんが,そんなことは全く感じさせません。 紛れもなくヴァイオリンによって奏でられている音楽なのに,ヴァイオリンが意識からふっと消え,純粋に音楽だけが鳴り響く感じがするのです。 ヴァイオリンという楽器の持つ制約から音楽を解き放っているとでも言いましょうか。 数多の演奏とは明らかに違う次元・高み・深みに達していると思います。 私が言うまでもありませんが,本当に素晴らしい演奏ですね。

録音ですが,やや多めに残響が取り込まれており,楽器音に被って音色を濁しており, 鮮度やニュアンスを損なう要因になっていますが,それでも楽器音をしっかりと捉えているので許容範囲です。 この程度であればむしろ好む方がいらっしゃるとは思いますが,私としては1回目の全集のようなストレートで生々しい録音でないのが本当に残念でなりません。

なお,(1)の初期の頃のCDに比べ,(2)のOIBPリマスター盤は鮮度が改善され,良い状態になりました。 タワーレコードの企画盤として2017年にSACDハイブリッドで発売された(3)は,さらに付帯音的な雑味が軽減われ,わずかですがさらに改善がみられました。 まあ(2)のOIBPリマスターがそこそこ良い品質でしたので,欲を言わなければ(2)でも十分かもしれません。 とはいえ,最良の状態で復刻されたことは喜びたいと思います。 タワーレコードに感謝!

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