ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集(ラサール四重奏団)
2017/10/29

ラサール四重奏団 LaSalle Quartet
1972年12月-1977年3月 ハノーファー,ベートーヴェン・ザール
PROC-1370/2 (P)1973/76/77 Deutsche Grammophon (国内盤)
※Tower Records VINTAGE COLLECTION +plus Vol. 17
好録音度:★★★★
参考:
タワーレコードの企画盤で言わずと知れた名盤中の名盤。私なんぞがコメントするのもおこがましいのですが,一言だけ。今となっては技術力だけで言えば高い楽団は他にもたくさんありますが,この不器用なまでの愚直さで演奏される分析的で芯の強い,心を揺さぶる音楽が支持され続ける要因なのであろう,と勝手に思いながら聴き入っています。
録音ですが,各楽器を比較的近いイメージで明瞭に,濃厚に捉えていて,すこし暑苦しさというか息苦しさを感じるのですが,悪くありません。ドイツ・グラモフォンの室内楽録音の標準的な範囲と思います。クオリティは時代相応というところでしょうか。録音年が少し開きがありますが,気になるほどのばらつきはありませんでした。もうわずかにすっきりと,ヌケが良ければ好録音と言えるのですが,わずかに足りない気がします。でも悪くないですよ。
このディスク,現在現役盤はないのでしょうか? 一時期ブリリアントから復刻されていたようですが。大分前に輸入盤を買っていたのですが,どこかにしまい込んでしまって見当たらず,タワーレコードの店頭で見つけて思わず買ってしまいました。「オリジナル・アナログ・マスターよりハイビット・ハイサンプリング(24bit/192kHz)化したマスターを使用」と記載されていましたので,多少の音質改善があるものと思いますが...
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