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ベートーヴェン:交響曲全集(尾高忠明指揮/札幌交響楽団)

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ベートーヴェン:交響曲全集
尾高忠明指揮/札幌交響楽団
2011年9-12月 札幌コンサートホールKitara
FOCD6023/7 fontec (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

札幌交響楽団の50周年記念事業のまとめとして開いた「ベートーヴェン・ツィクルス」のライヴ録音と本番前日のセッション録音をまとめたものとのことです。札幌交響楽団の演奏は以前聴いたディスクでの技術面での不満があったのと,価格が1万円以上と高価なことから躊躇していたのですが,このたび清水の舞台から飛び降りる思いで入手しました(崖じゃないですよ(^^;)。

さて最も心配していた技術面ですが,全く問題ありませんでした。オーソドックスで特筆すべき特徴はないものの,速めのテンポで小気味よく引き締まった好演奏でした。起伏やニュアンスは乏しく感じられることもありますが,無理のない素直な演奏と受け取りました。50周年記念事業の記録としてふさわしいと思います。

そして録音なのですが,残響はそれなりに多く入っているものの,個々の楽器の直接音を主体に全体の音作りがされていて明瞭感,分離感があり,また中低域のサウンドも締まりがあって良好です。音色も癖がありません。弦楽器を中心に組み立てられているのにも好感を持ちます。個々の奏者の音が溶けあいすぎず,ザクザク?とした質感が感じられる点も好きです。すっきりしたサウンドではありませんし,オーディオ的にも標準的で特に良いとは思わないのですが,演出感が少なく楽器の音を大切に扱っているので私としては結構気に入りました。

演奏も録音も良好で,これはなかなか良い全集であったと満足しました。思い切って正解でした。

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