Jethro Tull - The String Quartets

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Jethro Tull - The String Quartets
ジェスロ・タル Jethro Tull
ADA 5053.825747 (P)(C)2017 BMG (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

ジェスロ・タルは1967年に結成され,2011年頃まで活動していたイギリスのロックバンド。その中心メンバーであったイアン・アンダーソン(Ian Anderson)と2007年から参加しているジョン・オハラ(John O'Hara)がバンドの楽曲を弦楽四重奏に編曲して制作されたアルバム。弦楽四重奏はアイルランドのカルドゥッチ四重奏団が担当,イアン・アンダーソンはヴォーカル,フルート,マンドリン,ジョン・オハラはピアノ,チェレスタで参加,編曲(オーケストレーションと記載されている)はジョン・オハラが担当したとのこと。

イアン・アンダーソンはバンドでもフルートを担当,ロックでフルートとは珍しいと思うのですが,イギリスのトラッドをルーツとしているのか,不思議と違和感がありません。プログレッシブ・ロックのジャンルに入るらしいのですが,私の印象はトラッドのロック版で,パトリック・ストリートを想起させるような楽曲もあり,親しみを持ちました。私は全くこのバンドの存在を知りませんでしたが,イギリスでは結構有名なバンドのようですね。

ロックの弦楽四重奏曲への編曲ですが,編曲はどちらかといえばクラシカルなのですが,素直でありトラッドに回帰していったというような趣もあり,また,ケイト・ブッシュ的な不思議な雰囲気もあって面白いと思いました。下手にロック・テイストを出そうとしていないところも良いですね。

録音は教会で行われたようですが,直接音が主体で響きは適度に抑えられており,明瞭で聴きやすく仕上がっています。ポピュラー音楽の録音のやり方が持ち込まれているのだと思います。でもこの音作りなら教会ではなくスタジオで録っても良いんじゃないかなとは思いますけどね。

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