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ベートーヴェン:交響曲全集,荘厳ミサ曲,序曲集~「NHK交響楽団ベートーヴェン生誕200年記念ツィクルス1970」から(ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮/NHK交響楽団)

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ベートーヴェン:交響曲全集,荘厳ミサ曲,序曲集
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮/NHK交響楽団
1970年4月15日~5月13日 東京文化会館
KKC2127 (P)2018 King International (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

1970年4月14日から約1ヶ月間かけて行われた「NHK交響楽団ベートーヴェン生誕200年記念ツィクルス1970」から。曲の始まりでちょっとずっこけるところがいくつかあるのですが,始まってしまうと熱い演奏が繰り広げられてグイグイと引き込まれていきます。当時のNHK交響楽団の演奏の様式や技術水準を垣間見ることが出来るという点でも興味深く聴かせていただきました。こういう演奏を聴くと,現代の演奏は良くも悪くも随分と変わったのだなと実感します。

録音ですが,これはあくまで想像ですが,メディアでの発売を想定した録音ではなく,記録のために残しておいた録音ではないかと思います。指揮者の上方の天吊りマイクのみのような生録的な音質です。本当にそうなのかどうかはわかりませんが,良くも悪くもワンポイント録音的な特徴があるように思います。

残響感はあるものの比較的控え目なので,その点での鬱陶しさはあまりありませんが,ホール,ステージの響きの癖がそのまま録音に入り込んでいるので,ある意味リアルですが,今ひとつすっきりとしません。低域は必要十分ですが,高域の伸びがなくナローレンジです。全体のまとまりは良いのですが,個々の楽器の質感が希薄でもどかしさを感じるのもワンポイント録音的です。

演奏会の記録として残されていたものを掘り起こした音源と思いますのでこういった欠点は仕方ないところですね。純粋にベートーヴェンの音楽を楽しみたいと思うと不満が残る録音ですが,貴重な歴史的録音として楽しむ分には十分に許せる水準にはなっていると思います。

タグ: [交響曲] 

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