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シベリウス:ヴァイオリン作品集「アイノラの音楽のゆうべ」(クーシスト/カルッカイネン)

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シベリウス:ヴァイオリン作品集「アイノラの音楽のゆうべ」(Musical Soirée at Ainola)
5つの小品 Op.81
4つの小品 Op.78
5つの田園舞曲 Op.106
4つの小品 Op.115
3つの小品 Op.116
ペッカ・クーシスト(Pekka Kuusisto)(Violin)
ヘイニ・カルッカイネン(Heini Kärkkäinen)(Piano)
Recorded at Ainola, Järvenpää 03/2004
ODE1046-2 (P)2004 Ondine Inc. (輸入盤)
好録音度:★★★★★
参考url: HMV Onlineicon

これも拙Webサイトの編集日録 2005年10月11日で取り上げたものです。

このヴァイオリン作品集は「アイノラの音楽のゆうべ(Musical Soiree at Ainola)」と題され,シベリウスがアイノラに移り住んで100年になったことを記念して制作されたものとのことで,シベリウスが住んでいたイェルヴェンパー自宅アイノラで録音され,ピアノもシベリウスが使っていたもので演奏されたということです。

家の一室での録音なので,残響は全くありませんし,部屋自体の響きもほとんど感じられません。コンサートホールや教会の録音とは全く異質の音響です。サロン・コンサート,あるいはホーム・コンサートといった雰囲気です。

このように全く響きのない環境での録音なので,演奏者の発する音の全てがストレートに伝わってきます。音のかすれや弓の震え,ホールや教会の録音ではなかなか聴こえてこないこういった音も,全部大切な音楽,芸術の一部なんだという気がしてきます。親しみ溢れる雰囲気,仲間内で楽しんでいるようなそんな気持ちの良さがあります。室内楽は家族や仲間で気軽に演奏して楽しむための音楽でもあるはずで(もちろんそうでない音楽もあるのですが),改めてそういう音楽の楽しみ方を思い出させてくれる好録音です。

演奏の方ですが,「おぉ,シベリウスでここまでやるんかぁ」と,ポルタメントを多用し,まるでトラッドを聴いているようなフィドルっぽいくだけた箇所もあり,もう少しちゃんと弾いて欲しいなぁ,と思うところも多々あります。このような環境で,粗も音楽として積極的に聴かせる腕前は大したものだと感心しますが,私としてはちょっと馴染めないところもありました。

[シベリウス][器楽曲][ヴァイオリン]

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