FC2ブログ

シューマン:交響曲全集(マーラー編曲版と通常版)(リッカルド・シャイー指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団)

riccardo_chailly_gewandhausorchester_schumann_the_symphonies_mahler_edition.jpg
シューマン:交響曲全集(マーラー編曲版)
リッカルド・シャイー指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
2006, 2007年 ライプツィヒ,ゲヴァントハウス
478 0037 (P)(C)2008 Decca Music Group (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考:Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

riccardo_chailly_rco_schumann_symphonies_1_4.jpg
シューマン:交響曲第1番「春」,第4番
リッカルド・シャイー指揮/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音 1990年代前半?
好録音度:★★★★
参考:Apple Music

riccardo_chailly_rco_schumann_symphonies_2_3.jpg
シューマン:交響曲第2番,第3番「ライン」
リッカルド・シャイー指揮/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音 1990年代前半?
好録音度:★★★★
参考:Apple Music

いずれもApple Musicでの試聴です。おそらくいずれも現役盤はないと思います。マーラー編曲版のほうは若干在庫があるようですが,アムステルダム・コンセルトヘボウとの通常版?の方は入手不可能ではないにせよ手に入れにくいように思います。こういうものが気軽に聴けるというのは有り難いことです。

さてマーラー編曲版を第1番から聴いてみて,のっけからあれ?あれ?音の高さが低い?楽器が違う?という感じだったのですが,聴き進めていくと,いろいろと違うのはわかるのですが,何がどう違うのか具体的に示せと言われると困ってしまうというところです。まあこのあたりは分析的に聴く能力のない素人の限界ということで(^^;。

シューマンは一般的にオーケストレーションが下手と言われていると思います。マーラー編曲版を聴くと,確かに響きが整理されていたり,厚みを増して下支えがしっかりとしていたり,などと感じるところはありました。ただ,それは録音によるものかもしれないですし,オーケストラの違いによるものなのかもしれないし,その本質を感じ取れているのかはよくわかりません。また,マーラー編曲版と明記されていない演奏であっても,部分的にマーラー編曲版の成果を取り入れていたり,指揮者独自の判断で改変を加えているということも普通に行われていると聞きます。

まあいずれにしてもこれらの演奏を,わかる・わからないはあるにせよ,あれこれ考えながら聴くのがクラシック音楽の楽しみなのであって,個々人がそれぞれの思いで楽しめばいいんだよね,と思いました。この演奏に関してWebを検索すると,かなり細かく違いを考察されている方もいらっしゃるので,そういうのも拝見しながら聴くといろいろと発見があって楽しめました。

音楽愛好者の立場から勝手に言わせていただくと,出来ることなら,全く手を加えていない素の演奏と,マーラー編曲版の演奏を,同じ指揮者,同じオーケストラで,同時期に,同条件で録音するというような酔狂な企画があるとうれしいんだけど,どなたかやってくれないですかね?

最後に録音ですが,通常版の方は1990年代前半の録音と思われますが,残響が多めで各楽器の分離も良くなく,全体のまとまりはあるかもしれませんが,明瞭感に乏しくあまり良い印象ではありませんでした。その点,マーラー編曲版の方がやや分離感,楽器の質感は良くマシではあるのですが,かつての最も良い頃のデッカの録音からすると,それほど録音に魅力を感じません。特にマーラー編曲版と銘打ってリリースするような企画なのですから,明瞭で分離感の良い録音のほうがより楽しめると思うのですが。

タグ: [交響曲] 

■ この記事へのコメント

■ コメントの投稿

:

:

:

:

:

管理者にだけ表示を許可する

-->