FC2ブログ

バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲(ゴールドベルク/オランダ室内管弦楽団)

cover picture

バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲
シモン・ゴールドベルク指揮(Szymon Goldberg)(Conductor)
オランダ室内管弦楽団(Netherlands Chamber Orchestra)
1958年4月(No.1-3),7月(No.4-6)
UCCD-4207/8 (P)1961/63 Decca Music Group Limited (国内盤)
発売・販売元:ユニバーサル・ミュージック合同会社
好録音度:★★★★~★★★★☆
参考url: HMV Onlineicon

これも最初にお断りしておきますが,1958年の録音ですので,オーディオクオリティはやはり年代相応で,マスターテープの劣化による歪み,粗さが感じられるのは否めません(「音源が古いために,一部お聴き苦しい箇所があります。」という注意書きもあります)。

しかし,この録音にはそのクオリティの悪さを忘れさせるくらい魅力のある音の捉え方をしています。マイクがおそらく各楽器の近くに配されていて,それぞれの音を分離良く明瞭に捉えています。小細工なく生録っぽく録っているという感じです。そのため,極めて明瞭でかつニュアンス,質感もしっかりと感じられ,各パートの動きもそれぞれきちんと聴こえてきます。

全曲の中では,第五番,第六番が特に良いです。クオリティが良くないとはいえ,高域もそれなりに出ているのでこもった感じもなく,十分鑑賞に堪えると思います。

演奏の方ですが,旧世代に属する厳格仕様かつちょっとおっとり系です。昨今の颯爽とした流動感ある演奏とは趣が全く異なり,遅めのテンポできっちりとしています。これがまた実に味わい深い。技術的にも現代のキレのある演奏に慣れた耳には若干甘いというか,あまり上手くないというのが正直なところですが,時代を考えるとこんなものかなとも思いますし,この演奏においてはあまり欠点になっていません。

なお,第二番と第四番はフルートが使われています。

■ この記事へのコメント

■ コメントの投稿

:

:

:

:

:

管理者にだけ表示を許可する

-->