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ユージン・オーマンディ・コンダクツ・チャイコフスキー&シベリウス(ユージン・オーマンディ指揮/フィラデルフィア管弦楽団)

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ユージン・オーマンディ・コンダクツ・チャイコフスキー (12 CDs)
ユージン・オーマンディ指揮/フィラデルフィア管弦楽団
録音 1950年代~1970年代
88883737162 (P)(C)2013 Sony Music Entertainment (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

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ユージン・オーマンディ・コンダクツ・シベリウス (8 CDs)
ユージン・オーマンディ指揮/フィラデルフィア管弦楽団
録音 1950年代~1980年代
88875108582 (P)(C)2015 Sony Music Entertainment (輸入盤)
好録音度:★★★★~★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon


オーマンディがフィラデルフィア管弦楽団を指揮し,SonyとRCAに残した音源からセレクトされた音源を収録したボックスセットです。チャイコフスキーはオーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団の得意とするレパートリーとのことで,録音は多くの曲で複数回行われているとのことですが,この2つのレーベルに残された最も遅い時期の録音をセレクトしているとのことです。一方シベリウスの方は時期の違う録音を複数収録している曲がいくつもあります。同じようなボックスセットですが収録のポリシーが少し異なるようです。

収録曲は下記の通りです。

●チャイコフスキー
交響曲全集 (1968-76年)
交響曲第7番(ボガティレフ補筆完成版) (1962年)
マンフレッド交響曲 (1976年)
ピアノ協奏曲第1番(テッド・ジョセルソン(P)) (1974年)
ピアノ協奏曲第2番,第3番(ゲイリー・グラフマン(P)) (1965年)
ヴァイオリン協奏曲(アイザック・スターン(Vn)) (1958年)
バレエ音楽「白鳥の湖」ハイライト (1972年)
バレエ音楽「眠れる森の美女」ハイライト (1973年)
バレエ音楽「胡桃割り人形」ハイライト (1972年)
弦楽セレナーデ (1960年)
大序曲「1812年」(1970年)
スラヴ行進曲 (1972年)
イタリア奇想曲 (1972年)
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 (1976年)
幻想序曲「ロミオとジュリエット」 (1973年)
ロココ風の主題による変奏曲(レナード・ローズ(Vc)) (1965年)
アンダンテ・カンタービレ (1966年)
ただ憧れを知る者だけが (1966年)
「四季」より「舟歌」 (1968年)
ワルツとポロネーズ(エフゲニー・オネーギンより) (1965年)

●シベリウス
交響曲第1番 (1962年)
交響曲第1番 (1978年)
交響曲第2番 (1957年)
交響曲第2番 (1972年)
交響曲第4番 (1978年)
交響曲第5番 (1975年)
交響曲第7番 (1960年)
交響曲第7番 (1975年)
ヴァイオリン協奏曲(アイザック・スターン(Vn)) (1969年)
ヴァイオリン協奏曲(ディラーナ・ジョンソン(Vn)) (1980年)
交響幻想曲「ポホヨラの娘」 (1976年)
交響詩「トゥオネラの白鳥」 (1960年)
交響詩「トゥオネラの白鳥」 (1973年)
交響詩「フィンランディア」合唱あり (1959年)
交響詩「フィンランディア」 (1968年)
交響詩「フィンランディア」合唱あり (1978年)
交響詩「大洋の女神」 (1978年)
交響詩「エン・サガ」 (1963年)
交響詩「エン・サガ」 (1975年)
交響詩「タピオラ」 (1976年)
「カレリア」序曲 (1977年)
「カレリア」組曲 (1968年)
「カレリア」組曲 (1975年)
悲しきワルツ (1959年)
悲しきワルツ (1973年)

オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団というと,「ゴージャスなオーケストラ・サウンド」と言われることが多いと思います。良い意味でも悪い意味でも使われているのではないかという気がします。私自身はこの顔合わせの演奏は今まであまり意識して聴いてこなかったので,今こうして聴いてみると,確かにそうだなと思います。

演奏でいうと,オーケストラを気持ち良く存分に鳴らしているところ,そして,聴かせどころのツボをきちんと押さえて少々誇張気味に表現しているように思いました。こういったところが好かれるところであり,これが鼻につく人もいるということなのでしょう。私は好意的に受け取りました。

録音ですが,音源の中心はチャイコフスキーが1970年代前半,シベリウスは1970年代後半です。シベリウスの方は1950年台後半から1960年台前半の音源も含まれています。演奏もさることながら,録音の面でも少しデフォルメして「ゴージャスなサウンド」を演出しているように思いました。

ただ不思議なことに,チャイコフスキーとシベリウスで音質の傾向が若干異なり,チャイコフスキーの方はやや派手めでキツい割にナローレンジの感じがしますが,シベリウスの方はそれからすると少し大人しめでフラットな印象です。音作りとしてはシベリウスの方が私の好みに合いました。特に1975年録音の「エン・サガ」や1976年録音の「タピオラ」あたりが最もバランス良く録れていて,普段あまり聴かない楽曲を楽しむことが出来ました。

まだそれほど聴けていないので,もう少しじっくりと聴いてみたいと思います。

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